キャラウェイ（ヒメウイキョウ）

学名	Carum carvi
英語名	Caraway（キャラウェイ）
和名（日本語名）	ヒメウイキョウ（姫茴香、ひめういきょう）、カルム
分類	セリ科　一年生または二年生
原産地	ヨーロッパ、北アフリカ、アジア
特徴	草丈30～60cmになる、一年生または二年生の草本です。全草に芳香性の強い香りを漂わせます。茎は突起部があります。葉は細く羽状に分かれ、ニンジンの葉に似ています。葉色は涼しさが感じられるソフトグリーンです。真夏に小さな白い花が傘状に咲く、散形花序です。主に種子（シード、たね）を使用（利用）します。 はじける蒴果は二つの小さく幅の狭いキャラウェイシード（ヒメウイキョウの種子）を含みます。キャラウェイシード（ヒメウイキョウの種子）は夏の終わりに収穫します。キャラウェイシード（ヒメウイキョウの種子）は一般的に料理に使用（利用）されます。キャラウェイ（ヒメウイキョウ）はアニスやフェンネル（茴香、ウイキョウ、小茴香）に似ており、使用（利用）しやすいハーブ（香草、薬草、植物）の一つです。 キャラウェイ（ヒメウイキョウ）は古くから使用（利用）されており、中石器時代の遺跡から化石化した種子（シード、たね）が見付かったという記録があります。このハーブ（香草、薬草、植物）が少なくとも5000年以上に渡って使用（利用）されていたことが分かります。 古代ギリシャ、ローマ時代は健胃効果が知られ、使用（利用）されていました。 キャラウェイシード（ヒメウイキョウの種子）は「頭や胃の感冒症状に有効です。…そして緩和作用を有し、呼吸を整え、利尿作用があります」（イギリスの医師。1652年）より。
成分	フラボノイド、多糖類、タンパク質、シュウ酸カルシウム、揮発油（アロマオイル、精油、エッセンシャルオイル）（カルボンを多く含む）、不揮発油、色素、樹脂等。
効能（効果、効用、薬効、作用）	利尿作用、去痰作用、鎮痛作用、消化作用、抗痙攣作用、緩和作用、強壮作用の他、 ○おならを出しやすくする。 ○吐き気を抑える。 ○食欲を増進させる。 ○母乳の出を良くする。 ○気管支炎と咳等。
使い方（利用法、利用方法、活用法）	若い葉はサラダやスープの浮き実等に使用（利用）します。キャラウェイシード（ヒメウイキョウの種子）はクッキーやパン、ピクルスの香り付けに使用（利用）します。
注意！	○揮発油（アロマオイル、精油、エッセンシャルオイル）を使用（利用）する場合は医師や専門家にご相談ください。 ○妊娠中の揮発油（アロマオイル、精油、エッセンシャルオイル）の使用（利用）は避けてください。 ○キャラウェイシード（ヒメウイキョウの種子）をそのまま乳児、幼児に与えないようにしましょう。
育て方（栽培方法、管理方法）	日当たりの良い場所から半日陰と生育範囲は広いですが、夏の直射日光には弱いです。水はけの良い場所を好みます。腐葉土を十分耕した土に春と秋に直播し、間引きを重ねます。肥料を切らさないように注意しましょう。茎が倒伏しやすいので支柱を準備します。