学名 |
Pimpinella anisum |
英語名 |
Anise(アニス) |
分類 |
セリ科 一年草 |
原産地 |
東地中海、西アジア |
特徴 |
草丈50〜60cmに育つ一年草です。
全草、種子(シード、たね)に香りがあります。
葉は羽根状です。
花は黄色味をおびた白色で、小さな花をたくさんつける散形花序です。
夏から秋に傘状に白い花をつけます。
その花が結実し、灰緑色の種子(シード、たね)をつけます。
使用する部位は種子(シード、たね)で、ハーブティー(ハーブ茶、お茶)やお菓子の香り付け、スパイス(香辛料)として、色々な料理に使用(利用)されます。
アニスという名で混同しがちなのがスターアニスですが、全く別物で、日本では八角と呼ばれています。
間違わないようにしましょう。
スターアニス(八角、大茴香、ダイウイキョウ、トウシキミ)の詳細はこちらをご覧ください!
4000年前のエジプト最古の医薬書エーベルス・パピルスに種子(シード、たね)を使用(利用)していたと記されています。
古代ギリシャでも薬用植物(薬草)として使用(利用)され、紀元1世紀頃、ディオスコリデスは「暖め、乾かし、分解する」と書物に書き記しています。
1551年ウィリアム・ターナーは著書「A New Herball」の中で、「アニスは、呼気を湿らせ、痛みを取り去る」と書いてします。 |
成分 |
クマリン、フロクマリン(フラノクマリン)、フラボノイド、脂肪酸、フェニルプロパノイド、ステロール、タンパク質、精油(アネトール成分を多く含む)等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
去痰作用、消化促進作用、整腸作用、鎮痙作用、催乳作用、利尿作用、抗胸部感染作用等。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法) |
花は切り花やブーケ、コサージュに使用(利用)します。種子(シード、たね)はハーブティー(ハーブ茶、お茶)やお菓子の香り付け、スパイス(香辛料)として、色々な料理に使用(利用)されます。ピクルスの他、クリームチーズに混ぜてもおいしいです。 |
注意! |
○ハーブ(香草、薬草、植物)としての使用(利用)では余り問題ありませんが、使い過ぎには注意しましょう。
○アロマオイル(精油、エッセンシャルオイル)は極めて強力なので、使用(利用)の際には医師や専門家にご相談ください。
○妊娠中は使用(利用)を避けてください。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
日当たりがよく、水はけの良い、強い風を避けた土地を選びます。移植を嫌うので、種子(シード、たね)は20〜30cmの間隔をあけて、春に点播きし、丈夫なものを1本残します。苗の場合は、根を切らないように植えつけます。収穫した種子(シード、たね)は、熟すまで数か月必要です。 |