-TUZIE-
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特製工具:辻永の工具箱
5.続 銀スリ器
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前回のTUZIEの工具箱で銀スリ器を紹介した3日後の朝、急に別の物が思い浮かんだので作りました。
どこかで見たことのあるような、色と形ですね。これは、「別たち」という商品名で販売されている替え刃式の刃物を加工したものです。柄の部分が邪魔なので切りました。もう少し背の高い道具にしたかったのですが、柄が中空なためかなり短く切断することになりました。
銀を荒らす幅の調節が、前回の物よりもやりやすいようです。 |
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左の写真が、ばらした部品の一覧です。左上のプレートを作っただけですね。このプレートが幅決めガイドになります。
右の写真は刃ですが、左の刃はグラインダーで削ってあります。革の端を残して内側を荒らすためです。 |
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幅決めようのプレートは、刃の幅と同じくらいに作ってあり、刃と同じ位置に合わせると刃のカバーのようになります。 |
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左側の写真は、今回一番最初に作ったものです。欲張って刃の両端を使うように作りました。でも、道具は単機能が良いですね。一石二鳥タイプはかえって使いにくいことが少なくないような気がしますが、これもまさにそのタイプでした。
両端の刃がむき出しになるので、右のような革のカバーを作りました。 |
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今回作ったのは、このプレートです。なんだか革包丁の形に似ていますね。アルミの板を加工したものです。糸鋸でぎこぎこと切って、ヤスリをかけただけです。厚さ1.5ミリの板を使いました。プラスチックの板などでも良いような気がします。 |
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