|
|
■採取場所:北軽井沢
■時期:2005年8月中旬 |
|
イグチ科 ニガイグチ属 |
大きさ |
|
出る時期 |
夏〜秋 |
出る場所 |
針・広葉樹林 |
傘 |
湿時粘性有、径5〜9cm、表面は湿ると粘性を帯び、こげ茶色〜暗赤褐色 |
傘の色 |
菅孔、離生、孔口暗色 |
裏 |
管孔は離生し、帯紫褐色。孔口は管孔より暗色 |
柄 |
中実、ワイン色の細 |
その他 |
多少紅変 |
食毒 |
△要注意 |
|
◇チョコレートのようなキノコ
夏から秋にかけてブナ科の広葉樹の根もとや、針葉樹林内の地上に多く発生するようです。ココアをまぶしたようなビロード状のこげ茶色〜暗褐色の傘を持つ中〜大型のキノで、見方によってはチョコレートのような美味しそうな色合いです。半球形のキレイなまんじゅう型からほぼ平らに開いていくようです。名前からしてニガそうですが、苦みはまったくありません。以前は美味しいキノコとして紹介されていて、まわりに食べたている人もいるのですが、人によって下痢を起こしたりするらしく、最近の図鑑では毒キノコに分類されています。
|

|
◇裏もチョコレート色
柄は太くしっかりしていて、一面に黒い粒点があります。傘の裏もチョコレート〜灰色っぽい暗色です。肉は切ってみると、淡い灰色で多少紅変するようです。光の加減や傘の色が薄いものだと、ニガイグチモドキに見えなくはありません。でも裏を見て黒ければウラグロニガイグチ、オリーブ色ならニガイグチモドキと考えています。
|
 |
<食>
食べるのは要注意キノコですが、美味という評判があります。風味には癖がなく、極めて口当たりが良いそうで、汁物や鍋物にはうまみが出るらしいのですが……。確か、子供のころ食べたと思うのですが、調べたところによると中毒例が出たために近年の図鑑ではほとんどが毒きのことして扱われていますので、今はムリして食べようとは思っていません。
|
|
|
■2005年9月
小降りでしまっていて美味しそうなウラグロニガイグチを見つけました。これなら食に挑戦してみようと思ったのですが、切ってみると、かなりの虫食いでした。残念!
|
 |

|
 |