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■ベニタケ科、ベニタケ属
■採取場所：北軽井沢
■時期：2005年８月中旬 |
実家の方でもけっこう食べられていたキノコですが、クロハツとクロアツモドキ、それにニセクロハツと似たキノコがあって、ニセクロハツは猛毒なので注意が必要です。大型のキノコで、１本で十分食べでがあります。夏から秋にかけてアカマツやクロマツなどのマツ林、ブナなどの広葉樹林の地上に出るキノコですが、北軽井沢でも夏の終わりごろから見られます。傘は、中央部がへこんだまんじゅう形ですが、開いてくるとじょうご形にそり返ってきます。色は汚灰褐色や汚白色の汚れた感じのキノコで、古くなると黒っぽい色になります。ひだは白色で、古くなると黒褐色になります。並び方は疎く柄に直生しています。柄は傘とほぼ同じ色で、太くてしっかりしています。
クロハツモドキと猛毒のニセクロハツは、外見上ほとんど区別がつかない時もあります。しかし、クロハツには大きな変色の特徴があり、それで区別できます。クロハツは傷つけると赤変し、その後さらに黒変しますが、ニセクロハツは傷つけても赤変するだけで黒くなりません。クロハツモドキも、同様に赤から黒変しますが、こちらも食用なので、変色によってニセクロハツを見分けます。毎年、同じ場所に出たりするので、思いこみで食べるのはとてもキケンです。
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＜食＞
クロハツは、生で食べると中毒を起こすと言われているので、生では食べません。猛毒のニセクロハツは、とても似ているので要注意です。包丁で切ってしばらく置いておき、赤から黒へ変色することを確認するというのがクロハツを食べる時の常識です。黒になるまである程度（１日くらい）時間がかかります。ただし、古いものは変色が怪しいようで、開ききったクロハツは食べない方がいいと思います。クロハツモドキも食用になり、同様に赤から黒に変色します。
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ベニタケ科、ベニタケ属 |
| 大きさ |
中型～大型菌 |
| 出る時期 |
夏～秋 |
| 出る場所 |
アカマツ、クロマツなどのマツ林やブナなどの広葉樹林の地上 |
| 傘 |
中央部がへこんだまんじゅう形で後には開いてじょうご形にそり返る |
| 傘の色 |
灰褐色や汚白色だが後にはほとんど黒 |
| 裏 |
ひだは白色で後に黒褐色に。並び方は疎で柄に直生 |
| 柄 |
傘とほぼ同色。太くてかたい |
| 変色 |
傷つけるとまず赤変し、さらに黒変 |
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