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◆ カナヤマ人類学ハンドブック。
KANAYAMA’S ANTHROPOLOGY HANDBOOK.
カナヤマ 古人類学辞典
日本語版
見出し語 『 け 』。
メ ニュー (目次)。
■ 次の項目を選び、クリックして下さい。
□ 古人類学 辞典 (総合)。
□ け ● 五十音順 (アイウエオ順)。
□ 見出し語 けん。
□ 見出し語 げんぞん。
□ 見出し語 げんだい。
□ 見出し語 げんちゅう。
□ 見出し語 げんにほんじん。
〇 けに ケニアントロプス属(類)。
(けにあんとろぷすぞく(るい))。
Genus Kenyanthropus.
GENUS KENYANTHROPUS.
(= ケニヤントロプス属(類)) 。
《猿人の人類》。
(= ケニアントロプス属(類)の人類)。
(= ケニアントロプス・プラティオプス) 。
(⇒ 人類の分類)。
(⇒ 猿人)。
(約350万年前〜約320万年
前に、アフリカで生存)。
○ (5) ケニアントロプス属(類)
は、人類の、猿人の、1属・1種
である。
○ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類は、1種のみであり、
(5) ケニアントロプス・プラティ
オプス のみである。
■ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類は、
人類の1タイプ・猿人の一部、
1属、1グループ(1類)、1種。
<人類の4タイプ、7属、10グ
ループ(10類)、29種。
■ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類は、人類29種の、1種ある。
○ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類は、人類4タイプ(猿人、
原人、旧人、新人)の1つ・猿人の
一部である。
○ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類は、 人類 7属のうちの
1属・ケニアントロプス属である。
○ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類は、 人類10グループ(10
類)の、1グループ(1類)・ケニア
ントロプス類である。
■ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類は、 人類の、 猿人の、1
属、1グループ (1類)、1種である。
○ 人類の1属・1種。
○ 人類7属・29種の、1属・1種。
○ 人類の、 猿人の、ケニアント
ロプス属(類)の、1属・1種。
○ 人類7属の1属・ケニアントロ
プス属の1種。
○ 人類(= ヒト亜族)の、 猿人の
1種。
○ 人類(= ヒト亜族)の4タイプ
(猿人、原人、旧人、新人)の1つ・
猿人の一部。
○ 古生人類1種。
■ (5) ケニアントロプス 属(類) (け
にあんとろぷすぞく(るい)、Genus
Kenyanthropus) の人類は、人類
(= ヒト亜族)の、猿人である。
■ (5) ケニアントロプス属(類)の人
類は、 1種のみであり、 (5) ケニアン
トロプス・プラティオプス (Species
Kenyanthropus platyops )の1種の
みの人類である。
■ (5) ケニアントロプス属(類)の人類
は、 約350万年前〜約320万年前に、
アフリカで生存していた人類である。
■ (5) ケニアントロプス属(類)の人類
は、 人類の 4タイプ、7属、10グループ
(10類)、29種のうちの、 人類の1タイ
プ・猿人の一部、1属、1グループ(1類)、
1種の人類である。
■ (5) ケニアントロプス 属(類) (け
にあんとろぷすぞく(るい)、Genus
Kenyanthropus) の人類は、 人類
29種の1種であり、 人類の1属・1種で
あり、 人類(= ヒト亜族)の、猿人 の一
部の、 ケニアントロプス属(類)の、1属・
1種である。
■ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類。
<猿人。
<人類(= ヒト亜族)。
■ (5) ケニアントロプス属(類)
の人類。
Genus Kenyanthropus .
<猿人の人類。
<人類(= ヒト亜族) 。
<ホミノイド(= ヒト上科、類人猿と人類)。
<狭鼻猿類 (きょうびえんるい)。
<直鼻猿類 (ちょくびえんるい)、
または、真猿類 (しんえんるい)。
<霊長類 (れいちょうるい)。
<有胎盤哺乳類(ゆうたいばん ほ
にゅうるい)(=真獣類)。
<哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
<地球生物。
〇 けに ケニアントロプス・プラティ
オプス。
Species Kenyanthropus platyops .
(= ケニアントロプス・プラティオ
プス種)。
(= ケニヤントロプス・プラティオ
プス)。
《猿人の人類》。
(ケニアントロプス属(類)の人類)。
(⇒ 人類の分類)。
(⇒ 猿人)。
(⇒ ケニアントロプス属(類))。
(約350万年前〜約320万年
前に、アフリカで生存)。
○ ケニアントロプス・プラティオ
プスは、
人類の、猿人の、ケニアントロプ
ス属(類)の、1種。
■ ケニアントロプス・プラティオプス 種
(= ケニ ヤントロプス・プラティオプス、
Species Kenyanthropus
platyops) は、人類(= ヒト亜族) の、
猿人の、ケニアントロプス属(類)の、
1種である。
■ ケニアントロプス・プラティオプス 種
(= ケニ ヤントロプス・プラティオプス、
Species Kenyanthropus
platyops) は、約350万年前〜約
320万年前に、アフリカで生存してい
た人類である。
■ (5) ケニアントロプス属(類)の人
類は、1種のみであり、 (5) ケニアント
ロプス・プラティオプス種 (Species
Kenyanthropus platyops)の1種
のみの人類である。
■ ケニアントロプス・プラティオ
プス種。
<ケニアントロプス属(類)
<猿人
<人類(= ヒト亜族) 。
■ ケニアントロプス・プラティオ
プス種。
(= ケニヤントロプス・プラティオプス)。
Species Kenyanthropus platyops .
<ケニアントロプス属(類)の人類。
<猿人の人類。
<人類(= ヒト亜族) 。
<ホミノイド(= ヒト上科、類人猿と人類)。
<狭鼻猿類 (きょうびえんるい)。
<直鼻猿類 (ちょくびえんるい)、
または、真猿類 (しんえんるい)。
<霊長類 (れいちょうるい)。
<有胎盤哺乳類(ゆうたいばん ほ
にゅうるい)(=真獣類)。
<哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
<地球生物。
〇 けに ケニヤントロプス・プラティ
Species Kenyanthropus platyops 。
(= ケニアントロプス・プラティオ
プス) 。
(⇒ ケニアントロプス・
《猿人の人類》。
(ケニアントロプス属(類)の人類)。
(⇒ 猿人)。
(⇒ ケニアントロプス属(類))。
○ ケニヤントロプス・プラティオ
プス (= ケニアントロプス・プラ
ティオプス)は、
人類の、猿人の、ケニアントロプ
ス属(類)の、1種。
■ ケニヤントロプス・プラティオプス (= ケ
ニアントロプス・プラティオプス、Species
Kenyanthropus platyops) は、人類
(= ヒト亜族) の、猿人の、ケニアントロプ
ス属(類)の、1種である。
■ ケニヤントロプス・プラティオ
プス。
Species Kenyanthropus platyops 。
(= ケニアントロプス・プラティオプ
ス)。
<ケニアントロプス属(類)の人類。
<猿人の人類。
<人類(= ヒト亜族) 。
<ホミノイド(= ヒト上科、類人猿と人類)。
<狭鼻猿類 (きょうびえんるい)。
<直鼻猿類 (ちょくびえんるい)、
または、真猿類 (しんえんるい)。
<霊長類 (れいちょうるい)。
<有胎盤哺乳類(ゆうたいばん ほ
にゅうるい)(=真獣類)。
<哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
<地球生物。
〇 げん 原猿類。
(げんえんるい)。 《霊長類》。
(⇒ 霊長類)。
■ 原猿類。
<霊長類。
■ 原猿類 ( げんえんるい)は、 メガネ
ザル類(現存)1種、 キツネザル類(現
存)1種類、 ロリス類(現存)1種類、 シ
バラダピス類(絶滅)1種類 の合計4種
類の霊長類である。
原猿類には、 メガネザル類(現存)
1種類を含む。
■ 霊長類の分類法には、 (霊長類を直
鼻猿類と曲鼻猿類に分ける)新分類法 や
(霊長類を真猿類と原猿類に分ける)旧分
類法がある。
〇 げん 原始人類。
(げんしじんるい)。 《先史人類》。
(= 古人類、化石人類、先史人類)。
(⇒ 人類)。
○ 原始人類は、
過去に生息(生存)した人類。
■ 原始人類 (げんしじんるい、= 古人類、
化石人類、先史人類) とは、 化石人類、
先史人類、古人類であり、 過去に生息 (生
存)した人類である。
〇 げん 原人。
(げんじん)。
The Homo erectus Group of
the genus Homo.
(= ホモ・エレクト
ス類)。
(⇒ ホモ・エレクト
ス類)。
THE HOMO
(= ヒト属・ホモ・エレクト
ス・グループの人類)。
《ヒト属の人類》。
《原人(= ホモ・エレクトス
類の人類) 》。
(約190万年前〜約1万
8000年前に、アフリカ
やアジア、ヨーパロッで
生存)。
■ (注意)。
猿人、原人、旧人、新人
という名称は、日本のみ
の古人類学上の名称で
あり、また、猿人、原人、
旧人、新人がどの種の
人類を示すかについて
は、諸説がある。
○ 原人(= ホモ・エレク
トス類の人類) は、
(b) 猿人、原人、旧人、
の4タイプの人類のうち
の、1タイプの原人であ
り、
(c) 人類・29種のうち
の、5種のホモ・エレクト
ス類 の人類である。
○ 「ホモ・マウリタニク
ス」は、 通常は、 ホモ・
エレクトスに含める。
(⇒ ヒト属(= ホモ属))。
(⇒ ホモ・エルガステル)。
(⇒ ホモ・ゲオルギクス)。
(⇒ ホモ・フローレシエ
ンシス)。
(⇒ ホモ・マウリタニクス)。
○ (8) 原人 (= ホモ・
エレクトス類 、ヒト属・ホ
モ・エレクトス・グループ)
の5種の人類 :
(8a) ホモ・エルガステル
(別名: ホモ・エル
ガスター)、
(別名:ホモ・エレク
トゥス)、
(8c) ホモ・ゲオルギクス
(別名:ドマニシ
原人)、
(8e) ホモ・フローレシエ
(別名: フローレス
原人)、
(8f) ホモ・マウリタニ
クス。
■ ホモ・マウリタニクス種は、
通常は、ホモ・エレクトス種に
含める。
■ 原人 (げんじん、= ホモ・エ
レクトス類の人類、英:The
Homo erectus group of
the genus Homo) は、
ホモ・エレクトス類 (ほも・えれ
くとするい)の人類であり、
ヒト属・ホモ・エレクトス・グルー
プの人類である。
■ 原人(=ホモ・エレクトス 類)
は、
人類(= ヒト亜族) の、ヒト属(=
ホモ属)の人類(5種)である。
■ 原人(=ホモ・エレクトス 類)
は、
約190万年前〜約1万8000
年前に、アフリカやアジア、ヨー
ロッパで生存していた人類で
ある。
■ (8) 原人(= ホモ・エレクト
ス類、ヒト属・ホモ・エレクトス・
グループ)の人類は、5種あり、
(8a) ホモ・エルガステル
(別名: ホモ・エルガスター)、
(別名:ホモ・エレクトゥス)、
(8c) ホモ・ゲオルギクス
(別名:ドマニシ原人)、
(8e) ホモ・フローレシエンシス
(別名: フローレス原人)、
(8f) ホモ・マウリタニクス、
の5種の人類 である。
■ 原人(= ホモ・エレク
トス類)の人類。
<ヒト属(= ホモ属)。
<人類(= ヒト亜族) 。
■ 原人(= ホモ・エレク
トス類)の人類
(= ヒト属・ホモ・エレクト
ス・グループの人類)。
The Homo erectus group
of the genus Homo.
<ヒト属(= ホモ属)の人類。
<人類(= ヒト亜族) 。
<ホミノイド
(= ヒト上科、類人猿と人類)。
<狭鼻猿類 (きょうびえんるい)。
<直鼻猿類 (ちょくびえんるい)、
または、真猿類(しんえんるい)。
<霊長類 (れいちょうるい)。
<有胎盤哺乳類(ゆうたいばん
ほにゅうるい)(=真獣類)。
<哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
<地球生物。
〇 げん 現生人類。
(げんせいじんるい)。
the species Homo sapiens.
(= 現在生存する種
の人類) 。
(= ホモ・サピエンス種
の人類) 。
(= 新人)。
(= ヒト属に属す) 。
(= ヒト属の1種) 。
(= ヒト属のホモ・サピエンス種) 。
《ヒト属の人類》。
THE EXTANT HUMAN
THE SPECIES HOMO
THE PRESENT HUMAN
SPECIES.
(⇒ ホモ・ サピエンス種、
新人) 。
(⇒ ホモ・サピエンス・サピエンス)。
(⇒ ホモ・サピエンス・イダルツ)。
THE HOMO SAPIENS
GROUP.
○ 現生人類(= 新人、ホモ・
サピエンス種の人類)は、
(a) 古生人類と現生人類の
2種類の人類のうちの、
1種類の現生人類であり、
(b) 猿人、原人、旧人、
の4タイプの人類のうちの、
1タイプの新人であり、
(c) 人類・29種のうちの、
1種のホモ・サピエンス種
の人類である。
■ ホモ・サピエンス種の亜種には、
ホモ・サピエンス・サピエンス と、
ホモ・サピエンス・ イダルツとがある。
《ヒト属の人類》。
(現生人類 (= ホモ・サピエンス
種、新人)。
(⇒ 人類の分類)。
(⇒ ヒト属(= ホモ属))。
(⇒ 現生人類 (= 新人、
拡大)。
(約20万年前〜現在、アフリカ
や世界各地で生存)。
○ 現生人類 (= ホモ・サピエ
ンス種、新人)には、 ホモ・ サ
ピエンス・サピエンス と、 ホモ・
サピエンス・ イダルツの2亜種
がいる。
○ 現生人類 (= ホモ・サピエン
ス種、新人)は、 私たちであり、
約20万年前から現在まで、アフ
リカや世界各地で生存する人類。
○ ホモ・サピエンス種 (= 現生
人類、新人)は、 約7万4000
年前の絶滅危機時に、「困難時
に助け合う人類」に進化。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)は、
○ 人類の、ヒト属の、現生人 類
(= 新人、ホモ・サピエンス種)の
1種。
○ ホモ・サピエンス種の1種の
みであり、 2亜種に分かれる。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)は、
○ 人類の7属・29種の、1種
(2亜種)。
○ 人類の、ヒト属の、1種。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)は、
○ 古生人類 と 現生人類(= 新
人、ホモ・サピエンス種)の人類
の2種類の1つ。
○ 現生人類 ・1種。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)は、
○ 人類の1タイプ、1グループ、
1属・ヒト属の一部、1種。
<人類の4タイプ、10グループ、
7属、29種。
○ 人類の4タイプ (猿人、原人、
旧人、新人)の1つの新人。
○ 人類の10グループの1つ。
○ 人類の7属の1つのヒト属
の一部の、1種。
○ 人類の29種の1種のホモ・
サピエンス種。
■ 現生人類 (= ホモ・サピエンス種、
新人 、英:the species Homo
sapiens、THE EXTANT HUMAN
SPECIES)には、
ホモ・ サピエンス・サピエンス亜種 と、
ホモ・サピエンス・ イダルツ亜種(= ヘル
ト人、 ホモ・サピエンス・イダルトゥ) の
2亜種がいる。
■ 現生人類 (= ホモ・サピエンス種、
新人は、
人類(= ヒト亜族)の、ヒト属(= ホ
モ属)の、 人類 (1種・2亜種)である。
■ 現生人類 (= ホモ・サピエンス種、新
人)は、 私たちであり、 約20万年前か
ら現在まで、アフリカや世界各地で生存す
る人類である。
■ 現生人類 (= ホモ・サピエンス種、新
人)は、 約7万4000年前の絶滅危機時
に、「困難時に助け合う人類」に進化する。
■ 現生人類 (= ホモ・サピエンス種、
新人、Species Homo sapiens) は、
1種のみであり、 2亜種に分かれる。
現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス
種)の2亜種は、 ホモ・サピエンス・イダ
ルツ(= ヘルト人、ホモ・サピエンス・イダ
ルトゥ、Subspecies Homo sapiens
idaltu、絶滅人類) と、 ホモ・サピエン
ス・サピエンス (Subspecies Homo
sapiens sapiens、現存人類 ) である。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サピエンス・
種)は、 人類の 7属・29種の、1種(2亜
種)である。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サピエンス・
種)は、 現生人類(= 新人、ホモ・サピエ
ンス種) と、 古生人類 の人類(= ヒト
亜族)の2種類の1つである。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サピエンス・
種)は、 人類の 4タイプ、10グループ、
7属、29種のうちの、 人類の1タイプ、
1グループ、1属・ヒト属の一部、1種の人
類である。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サピエンス・
種)は、 人類(= ヒト亜族)の4タイプ (猿
人、原人、旧人、新人)の1つ であり、 人
類の10グループの1つの現生人類であり、
人類の 7属の1つのヒト属の一部の、1種
であり、 人類の 29種の1種のホモ・サピ
エンス種である。
◆ 現生人類(= ホモ・サピエンス種、
新人) と ネアンデルタール人との
比較。
■ ネアンデルタール人滅亡の理由。
● 人類が農耕・牧畜生活を始める
約1万年前以前の、食べるため獲物を
追いかける原始狩猟・採集生活にお
いて、旧人のネアンデルタール人は、
小集団で孤立して生活し、コミュニケ
ーション能力も低かったため(話す言
語能力が低く)、生きるための食べ物
を確保できず、滅亡する。
■ 現生人類が生き残これた理由。
一方、人類が農耕・牧畜生活を始め
る約1万年前以前の、食べるため獲物
を追いかける原始狩猟・採集生活に
おいて、 私たち現生人類(= ホモサ
ピエンス種、新人)は、大集団で生活
し、技術や情報を他の集団に伝え、
コミュニケーション能力が高かったた
め(話す言語能力が高く)、滅亡せず、
生き残る。
● 獲物をとるより良い道具や獲物
のいる場所を他の集団に伝えたり、
他の集団と共同で獲物をとったりして、
生きるための食べ物を確保し、
私たち現生人類(= ホモサピエンス種、
新人)は、飢えをしのぎ、生き残る。
■ 人類の狩猟・採集の原始時代に
おいて、 現生人類(= ホモ・サピエ
ンス種、新人)は、弱く痩 (や)せた体
をもち、複雑な言葉を話し、ア トラトル
(投槍器)のような工夫した補助道具を
使い、飛び道具の投擲具(とうてきぐ))
の 槍の後方にアトラトルを付け遠く
から獲物を狩猟し、 約150人の血縁
のない他人同士の集団で生活し、他の
集団ともよく交流し、情報を共有し、
革新した道具(アトラトル、石刃(せき
じん)、縫い針(ぬいばり)等)を共有し、
食べ物を分け合い、協力し生き残る。
■ 人類の狩猟・採集の原始時代
において、 現生人類(= ホモ・サピ
エンス種、新人)は、 原始宗教を
もち、それが人々の結びつきを強め、
連帯感をもたせ、同じ原始宗教で結
びつきを強め協力しあう集団を形成し、
また、同じような原始宗教をもつ他の
集団とも交流 を深め、協力し生き残る。
● 一方、人類の狩猟・採集の原始
時代において、ネアンデルタール人
(= ホモ・ネアンデルターレンシス)は、
頑丈な体をもち、単純な言葉を話し、
接近し力まかせに体当たりして槍等
の道具で獲物を狩猟し、 約20人の
家族単位の集団で生活し、他の集団
とあまり交流せず孤立していた。
■ 人類の狩猟・採集の原始時代に
おいて、 環境の変化で獲物が少な
くなり食料不足となった時、他の集
団とよく交流していた現生人類(= ホ
モ・サピエンス種、新人)は、 他の 集
団と交流し協力し助け合い飢えをし
のぎ、かろうじて生存することができ
た。
一方、人類の狩猟・採集の原
始時代において、他の集団とあまり
交流せず孤立していたネアンデルタ
ール人は、飢えて人数を減らした。
■ 人類の狩猟・採集の原始時代
において、 現生人類(= ホモ・サピ
エンス種、新人)は、更に、集団内
の人数を約150人より増やし、約
400人の集団となり、集団内で同
じ原始宗教をもち強い連帯感をも
ち団結し、 また、同じような原始
宗教をもつ他の集団とも交流し助
け合い、人数を増やしていった。
一方、人類の狩猟・採集の原
始時代において、ヨーロッパやアジ
アに住んでいたネアンデルタール人
は、徐々に人数を減らしていき、絶
滅した。
◆ 現生人類(= ホモ・サピエンス
種、新人) と ネアンデルタール
人との 少量混血。
■ 人類の狩猟・採集の原始時代
において、現生人類(= ホモ・サピ
エンス種、新人)は、グレート・ジャ
ーニー (= 現生人類(= ホモ・サピ
エンス種、新人)の 原住地・アフリ
カからの拡散) の初期に、原住地
のアフリカを出た後、 ヨー ロッパ、
アジア方面に向かう途中の西アジ
ア地域で、約5万5000年前に、
ネアンデルタール人 (= ホモ・ネア
ンデルターレンシス)と出会い、少し
混血したと思われる。
従って、現生人類(= ホモ・サピ
エンス種、新人)は、サハラ以南 アフ
リカの人を除き、約2%の遺伝子が
ネアンデルタール人のDNAの遺伝
子を受け継いでいる。
■ 現生人類(= ホモ・サピエンス
種、新人)がネアンデルタール人か
ら受け継いだ遺伝子には、日射量
の少ない地域に適応する遺伝子の
高緯度適用遺伝子(= BNC2、白
い肌の遺伝子)などがある。
■ 現生人類(= ホモ・サピ
エンス種、新人)。
Species Homo sapiens 。
<ヒト属(=ホモ属)
<人類(= ヒト亜族) 。
■ 現生人類(= ホモ・サピエ
ンス種、新人)。
Species Homo sapiens 。
<ヒト属(=ホモ属)の人類。
<人類(= ヒト亜族) 。
<ホミノイド(= ヒト上科、類人猿と人類)。
<狭鼻猿類 (きょうびえんるい)。
<直鼻猿類 (ちょくびえんるい)、
または、真猿類 (しんえんるい)。
<霊長類 (れいちょうるい)。
<有胎盤哺乳類(ゆうたいばん ほ
にゅうるい)(=真獣類)。
<哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
<地球生物。
〇 げん 現生人類と他の霊長類・
(げんせいじんるいとほかのれいちょうる
い・どうぶつとのそうい)。
《現生人類(= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)》。
● 現生人類と他の霊長類・動
物との相違は、
○ 人間と猿との相違。
○ 現生人類(= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)と他の霊長類・動物
との相違。
■ 現生人類と他の霊長類・ 動物との相違
(げんせいじんるいとほかのれいちょうる
い・どうぶつとのそうい) とは、 人間と猿
との相違であり、 現生人類(= 新人、ホモ・
サピエンス種)と他の霊 長類・動物との相違
である。
〇 げん 現生人類と 他の人類との
相違。
(げんせいじんるいとほかのじん るい
とのそうい)。
《現生人類(= 新人、ホモ・サピ
エンス種)》。
○ 現生人類と他の人類との相
違は、
現生人類(= 新人、ホモ・サピエ
ンス) と、 古生人類(= 旧人、
原人、猿人) との相違。
■ 現生人類と他の人類 との相違 (げ
んせいるいじんえんとほかのじん るいと
のそうい) は、 現生人類(= 新人、ホ
モ・サピエンス) と、 古生人類(= 旧人、
原人、猿人) との相違である。
〇 げん 現生人類に直系する人類。
(げんせいじんるいにちょっけいするじんるい)。
■ 現生人類 (= ホモ・サピエンス種、新人)
は、 (1)⇒(2)⇒(3)⇒(4)⇒(5)⇒(6)⇒
(7)⇒(8)のように、進化して、出現(誕生)
した。
■ (1) アルディピテクス・カダバ。
↓↓ Species Ardipithecus ramidus
↓↓ kaddaba。
↓↓ (別名: アルディピテクス・ラミダス・
↓↓ カダバ、カダバ猿人)。
↓↓ ○ 約580万年前〜約520万年
↓↓ 前に、アフリカで生存。
■ (2) アルディピテクス・ラミダス。
↓↓ Species Ardipithecus ramidus
↓↓ ramidus。
↓↓ (別名: アルディピテクス・ラミダス・
↓↓ ラミダス、ラミダス猿人)。
↓↓ ○ 約440万年前、アフリカ
↓↓ に生存。
↓↓ ● 「一夫一婦の家族をもつ人類」
↓↓ に進化。
■ (3) アウストラロピテクス・アナメンシス 。
↓↓ Species Australopithecus
↓↓ anamensis。
↓↓ (別名:アナム猿人、
↓↓ アナメンシス猿人)。
↓↓ ○ 約420万年前〜約390万年
↓↓ 前に、アフリカで生存していた
↓↓ 人類。
■ (4) アウストラロピテクス・アファレンシス。
↓↓ Species Australopithecus
↓↓ afarensis 。
↓↓ (別名:ルーシー、アファール猿人、
↓↓ アファレンシス猿人)。
↓↓ ○ 約380万年前〜約300万年
↓↓ 前に、アフリカで生存していた
↓↓ 人類。
↓↓ ● 「大きな集団で行動する人
↓↓ 類」に進化。
■ (5) ホモ・ハビリス。
↓↓ Species Homo habilis 。
↓↓ ○ 約200万年前〜約160万
↓↓ 年前に、アフリカで生存していた
↓↓ 人類。
↓↓ ● 「道具の石器をつくる人類」
↓↓ に進化。
■ (6) ホモ・エレクトス。
↓↓ Species Homo erectus。
↓↓ (別名:ホモ・エレクトゥス)。
↓↓ ○ 約170万年前〜約2万7000
↓↓ 年前に、アフリカ、アジア、ヨーロッ
↓↓ パで生存していた人類。
↓↓ ● 「狩猟をする人類」、「思いや
↓↓ りの心をもつ人類」に進化。
■ (7) ホモ・ハイデルベルゲンシス 。
↓↓ Species Homo
↓↓ heidelbergensis。
↓↓ (別名:ハイデルベルク人)。
↓↓ ○ 約50万年前〜10万年前に、
↓↓ アフリカ、ヨーロッパ、アジアで生
↓↓ 存していた人類。
■ (8) 現生人類。
Species Homo sapiens。
(別名:ホモ・サピエンス種、新人)。
○ 約20万年前〜現在、アフリカ
や世界各地に生存する人類。
● 約7万4000年前に、「困難時
に助け合う人類」に進化。
〇 げん 現生人類(= 新人、ホモ・サピ
(げんせいじんるいの いでんしぶんるい
(でぃえぬえいぶんるい))。
《現生人類(= 新人、ホモ・サピ
エンス種)》。
〇 げん 現生人類(= 新人、ホモ・サピ
(げんせいじんるいのいどう・かくだい)。
《現生人類(= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)》。
〇 げん 現生人類 (= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)の分類 。
(げんせいじんるい(= しんじん、ほも・さ
ぴえんすしゅ)のぶんるい)。
《現生人類(= 新人、ホモ・サピ
エンス種)》。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サ
ピエンス種)の分類は、
遺伝子分類 と、 人種分類。
● 遺伝子分類は、
現生人類(= 新人、ホモ・サピエ
ンス種)の遺伝情報のDNA に
よる分類。
● 人種分類は、
現生人類(= 新人、ホモ・サピエ
スン種) の容姿・外見(体色・体
型)による分類 。
(⇒ 人種) 。
■ 現生人類 (= 新人、ホモ・サピエンス
種)の分類 (げんせいじんるいのぶん
るい)には、 遺伝子分類 と 人種分類
がある。
● 遺伝子分類とは、 現生人類(= 新人、
ホモ・サピエンス種) の遺伝情報のDNA
による分類である。
● 人種分類とは、 現生人類(= 新人、
ホモ・サピエンス種) の容姿・外見(体色・
体型)による分類である。
〇 げん 現存人類。
(げんぞんじんるい)。 《人類》。
the subspecies Homo
sapiens sapiens .
(= 現在 現存する
亜種の人類)。
(= ホモ・サピエンス・
サピエンス亜種の
人類)。
(= ヒト属(= ホモ属)のホモ・
サピエン ス種に属す)。
(= ホモ・サピエン ス種の1亜種)。
(ヒト属のホモ・サピエンス種
の 1亜種の人類)。
《ヒト属(= ホモ属)の人類》。
(現存人類(= ホモ・サピエン
ス・サピエンス亜種の人類) 。
THE EXTANT HUMAN
THE SUBSPECIES
(⇒ ホモ・サピエンス・
(⇒ 絶滅人類)。
(⇒ 人類)。
○ 現存人類は、
(a) 現存人類と絶滅人類の
2種類の人類のうちの、
1種類の現存人類である。
○ 現存人類は、
ホモ・サピエンス種の人類
(= 現生人類、新人)の1亜
種の人類であり、
ホモ・サピエンス・サピエン
ス亜種である。
■ 現存する人類。
● 現存する唯一の人類は、ホモ・
サピエンス・サピエンスである。
● 人類は、 絶滅人類 と 現存
人類 の2グループに分類される。
■ 人類は、 絶滅人類 と 現存人類 の
2グループに分類される。
■ 現存人類は、 ホモ・サピエンス種(= 現
生人類、新人)の1亜種のホモ・サピエンス・
サピエンスである。
■ 現存人類 (げんぞんじんるい、= 現
存する人類、ホモ・サピエンス・サピエン
ス、Subspecies Homo sapiens
sapiens) は、 現存人類 と、 絶滅人類
の2つの人類の1つである。
■ 人類は、 絶滅人類 と 現存人類の2
グループに分類される。
■ 現存人類とは、 現存する唯一の人類
のホモ・サピエンス・サピエンスであり、
絶滅人類とは、 絶滅したすべての人類、
即ち、ホモ・サピエンス・サピエンス以外の
すべての人類である。
■ 現存人類 (げんぞんじんるい)
(= ホモ・サピエンス・サピエンス)。
Subspecies Homo sapiens sapiens 。
<現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス種)。
<ヒト属(=ホモ属)の人類。
<人類(= ヒト亜族) 。
<ホミノイド(= ヒト上科、類人猿と人類)。
<狭鼻猿類 (きょうびえんるい)。
<直鼻猿類 (ちょくびえんるい)、
または、真猿類 (しんえんるい)。
<霊長類 (れいちょうるい)。
<有胎盤哺乳類(ゆうたいばん ほ
にゅうるい)(=真獣類)。
<哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
<地球生物。
〇 げん 現代人。
(げんだいじん)。 《人類》。
ホモ・サピエンス)。
(⇒ ホモ・ サピエンス・
○ 現代人は、
約200年前の産業革命により、
機械文明で生活する、現生人
類(= 新人、ホモ・サピエンス)。
■ 現代人 (げんだいじん)は、 約200
年前の産業革命により、 機械文明で生
活する、現生人類(= 新人、ホモ・サピエ
ンス)である。
○ げん 現代日本人 。
(げんだいにほんじん)。
《日本常住民の日本人》。
(日本人のルーツ)。
(人類学上の分類・特徴)。
(⇒ 現代日本人(日本史辞典))。
THE PRESENT-DAY JAPANESE
PEOPLE.
● 現代日本人 = 現代日本地域土着・常
住民。
○ 現代日本人は、
「本土日本人」、「琉球人」、「アイ
ヌ人」 の3グループの現代 日本人。
● 「本土日本人の現代日本人」、
「琉球人の現代日本人」、
「アイヌ人の現代日本人」。
● 現代日本人とは、 現代日本地域土着・
常住民であり、 現代日本の時期に、 日
本地域に居住している、「現代日本人の本
土日本人」、 「現代日本人の琉球人」、
「現代日本人のアイヌ人」 の3グループの
人類 である。
■ 現代日本人
(= 現代日本地域土着・常住民)。
<日本人 (= 日本地域土着・常住民)。
<モンゴロイド。
<現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス種)。
<ヒト属。
<人類(= ヒト亜族))。
● 現代日本人の 地域的 ・文化的特徴
(人類学上の分類・特徴)。
● ほとんどの現代日本人は、「本土日本
人」である。
現代日本人の「琉球人」や「アイヌ人」
は、極めて少ない。
● 現代日本人とは、 現代日本の時期に
(昭和・戦後時代と平成時代に)、 日本地
域(日本本土、北海道、南西諸島の日本列
島)に居住している、「現代日本人の本土
日本人」、「現代日本人の琉球人」、「現代
日本人のアイヌ人」の3グループの人類で
あり、
日本本土(本州、四国、九州)・南西諸
島・北海道に土着・居住する「本土日本人」
の現代日本人であり、
南西諸島を中心に土着・居住する「琉
球人」の現代日本人であり、
北海道を中心に土着・居住する「アイヌ
人」の現代日本人である。
■ 「本土日本人」は、 古・新モンゴロイド
混血の縄文・弥生渡来・混血系の人類であ
る。
「琉球人」は、 古・新モンゴロイド混
血の縄文・弥生渡来・混血系の人類である。
「アイヌ人」は、 古・新モンゴロイド混
血の縄文・北アジア諸民族・混血系の人類
である。
■ 現代日本人(日本常住民)への進化表。
ス類)⇒ 旧人(= 前ホモ・サピエンス類)
■ 日本人(日本常住民)への進化表。
ス類)⇒ 旧人(= 前ホモ・サピエンス類)
(⇒ 日本人)。
(⇒ 縄文・弥生渡来・混血系)。
(⇒ 本土日本人(= 本土人))。
(⇒ 琉球人)。
(⇒ 縄文系)。
(⇒ アイヌ人)。
(⇒ 原日本人)。
(⇒ 日本人ルーツ・ガイドブック)。
○ げん 原中国人。
(げんちゅうごくじん)。
(⇒ 中国歴史ガイドブック)。
○ 原中国人は、
漢人の中国人の祖先の人類。
■ 原中国人とは、 華北の黄河流域の人
々 と、 華中の長江流域の人々 の2グ
ループの人類である。
■ 原中国人には、 古モンゴロイド (= 南
方モンゴロイド) の人類 と、 新モンゴロ
イド(= 北方モンゴロイド)の人類 と 古・
新モンゴロイドの混血の人類 がいた。
● 原中国人が中心(中核)となって、 他
の諸族と混血、文化融合して、漢人の中
国人が形成され、出現した。
● 2グループの原中国人の、華北の黄河
流域の人々 と、 華中の長江流域の人
々が、 中心となって、 漢人の中国人を形
成する。
● 2グループの原中国人は、 秦代から
漢代までに、 華南の諸族と混血、文化
融合して、 中国本土(華北、華中、華南)
で、 漢の時代に、 漢人(漢族、漢民族)
の中国人が、出現した。
○ げん 原日本人。
(げんにほんじん)。
(= 縄文人と渡来系弥生人)。
(⇒ 原日本人(日本史辞典))。
○ 原日本人は、
日本人の祖先の人類。
■ 原日本人 (げんにほんじん)は、
日本人の祖先の人類であり、 縄文人と
渡来系弥生人である。
■ 日本人の祖先である、原日本人 は、
縄文系・古モンゴロイド(= 南方モンゴロイ
ド)の「縄文人」 と、 弥生渡来系・新モン
ゴロイド(= 北方モンゴロイド)の「渡来系弥
生人」 の2グループの人々 である。
■ 主に、 縄文人とその子孫の「縄文系」
の人々 と、 渡来系弥生人とその子孫の
「弥生渡来系」の人々が、 日本人を形成
する。
● 原日本人が中心(中核)となって、他の
諸族と混血、文化融合して、現在の日本
人が形成され、出現した。
● 原日本人は、 中世日本(鎌倉〜室町時
代)より、 「本土日本人」、「琉球人」、「アイ
ヌ人」 となる。
(⇒ 縄文系)。
(⇒ 弥生渡来系)。
(⇒ 日本人)。
(⇒ 日本人ルーツ・ガイドブック)。
(⇒ 古モンゴロイド(= 南方モン
ゴロイド))。
ゴロイド))。
(⇒ モンゴロイド)。
〇 げん 元謀原人。
(げんぼうげんじん)。
Subspecies Homo
erectus
yuanmouensis。
(= ホモ・エレクトス・
ユアンモウエンシス)。
(⇒ ホモ・エレクトス・
(⇒ ホモ・エレクトス)。
《原人 (= ホモ・エレクトス類)
の人類》。
(ホモ・エレクトス種の人類)。
(約170万年前、アジア東部で
生存)。
○ 元謀原人 (= ホモ・エレク
トス・ユアンモウエンシス)は、
人類の、ヒト属の、原人(= ホ
モ・エレクトス類)の、ホモ・エ
レクトス種の、1亜種。
○ 元謀原人 (= ホモ・エレク
トス・ユアンモウエンシス)は、
ホモ・エレクトス種のアジア・
グループの人類。
○ 元謀原人 (= ホモ・エレク
トス・ユアンモウエンシス)は、
ホモ・エレクトス種の1亜種。
■ ホモ・エレクトス・ユアンモ ウエンシ
ス (= 元謀原人(げんぼうげんじん)、
Subspecies Homo erectus
yuanmouensis) は、 人類(= ヒト亜
族)の、ヒト属(=ホモ属)の、 原人(= ホ
モ・エレクトス類)の、ホモ・エレクト種の、
1亜種である。
■ ホモ・エレクトス・ユアンモ ウエンシ
ス (= 元謀原人)は、 ホモ・エレクトス
種のアジア・グループの人類であり、
ホモ・エレクトス種の1亜種である。
■ ホモ・エレクトス・ユアンモ ウエンシ
ス (= 元謀原人)は、 約170万年前に、
アジア東部で生存していた人類である。
■ (8b) ホモ・エレクトス種 (= ホモ・エ
レクトゥス、Species Homo erectus)
には、 アフリカ・グループ、ヨーロッパ・
グループ、アジ ア・グループの人類がいて、
次のような亜種がいる。
● ホモ・エレクトス種のヨーロッパ・グル
ープの亜種 :
(8b-ta) ホモ・エレクトス・タウタベレン
シス亜種。
● ホモ・エレクトス種のアジア・グループ
の亜種 :
(8b-er) ホモ・エレクトス・エレクトス亜種
(別名:ジャワ原人)。
(8b-pe) ホモ・エレクトス・ペキネンシス
亜種
(別名:北京原人)。
(8b-so) ホモ・エレクトス・ソロエンシス
亜種
(別名:ソロ人 、 ホモ・エレク
トス・ソレンシス)
(8b-la) ホモ・エレクトス・ランティアネン
シス亜種。
(別名:藍田原人(らんでんげん
じん))。
(8b-na) ホモ・エレクトス・ナンキネンシス
亜種
(別名: 南京原人)。
(8b-pa) ホモ・エレクトス・パラエオヤワ
ニクス亜種。
(別名: メガントロプス、 ホモ・
エレクトス・パレオジャワニクス)。
(8b-yu) ホモ・エレクトス・ユアンモウエン
シス亜種
(別名:元謀原人(げんぼうげん
じん))。
■ ホモ・エレクトス・ユアンモウ
エンシス(= 元謀原人)。
<ホモ・エレクトス種のアジア・
グループの人類。
<ホモ・エレクトス種。
<原人(= ホモ・エレクトス類)。
<ヒト属 (=ホモ属)。
<人類 (= ヒト亜族) 。
■ ホモ・エレクトス・ユアンモウ
エンシス(= 元謀原人)。
Subspecies Homo erectus
yuanmouensis。
<ホモ・エレクトス種のアジア・グループ
の人類。
<ホモ・エレクトス種の人類。
<原人(= ホモ・エレクトス類)の人類。
<ヒト属(= ホモ属)の人類。
<人類(= ヒト亜族) 。
<ホミノイド(= ヒト上科、類人猿と人類)。
<狭鼻猿類 (きょうびえんるい)。
<直鼻猿類 (ちょくびえんるい)、
または、真猿類 (しんえんるい)。
<霊長類 (れいちょうるい)。
<有胎盤哺乳類(ゆうたいばん ほ
にゅうるい)(=真獣類)。
<哺(ほ)乳類。
<脊椎(せきつい)動物。
<動物。
<真核(しんかく)生物。
<地球生物。
● 五十音順 (アイウエオ順)。
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生存地域。
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★ : 現生人類に直系する人類,
現代人に直系する人類。
□ 古人類学辞典・英語版 へ。
◆ 派生見出し語サイト。
■ 「け」 基本・見出し語WEBサイト( ja−ke)
の、派生見出し語サイト。
■ No. ja−ke−2211。
● 見出し語の項目 け に あ ( に 22 / あ 11
付近 第1部・に・ア行グループ )。
〇 けに ケニアントロプス類(属)
(けにあんとろぷするい(ぞく))。
〇 けに ケニアントロプス・プラテ
ィオプス。
■ No. ja−ke−4733。
● 見出し語の項目 げ ん じ ( ん 47 / じ 33
付近 第1部・ん・サ行グループ )。
〇 げん 原人 (げんじん)。
■ No. ja−ke−4737。
● 見出し語の項目 げ ん せ ( ん 47 / せ 37
付近 第1部・ん・サ行グループ )。
〇 げん 現生人類 (げんせいじんるい) 。
〇 げん 現生人類 (= 新人、ホモ・サピ
エンス)の移動・拡大 (げんせ
いじんるいのいどう・かくだい)。
■ 現存人類。
(げんぞんじんるい)。
■ 現存人類。
■ 名称 : 現存人類
(げんぞんじんるい)。
■ 現存人類とは、
現在存在する亜種の人類であり、
ホモ・サピエン ス・サピエンス亜種 の人類
である。
■ 人類には、
(a) 現存人類 (= ホモ・サピエンス・サピエンス
亜種の人類)、
と
(b) 絶滅人類 (= ホモ・サピエンス・サピエンス
亜種以外のすべての人類)、
の2群の人類がいる。
■ 人類には、
(c) 現生人類 (= 新人、ホモ・サピエンス 種)
(= ホモ・サピエンス・サピエンス亜種の人類 や
ホモ・サピエンス・イダルツ亜種の人類)、
と
(d) 古生人類 (= 現生人類(ホモ・サピエン
ス種、新人)以外のすべての人類)、
の2種類の人類がいる。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典 31739。
■ 現存人類。
■ 現存人類とは、
現在存在する亜種の人類であり、
ホモ・サピエン ス・サピエンス亜種の人類
であり、 ヒト属(= ホモ属)のホモ・サピエン ス種
に属し、 ホモ・サピエン ス種の1亜種である。
◆ 現存人類(= ホモ・サピエン
ス・サピエンス亜種の人類)
の学術分類。
■ 現存人類(= ホモ・サピエ
ン ス・サピエンス亜種の
人類)の学術分類表。
〇 THE SCIENTIFIC CLASSIFICATION
TABLE OF THE SUBSPECIES
HOMO SAPIENS SAPIENS OR
THE EXTANT (PRESENT) HUMAN
BEING.
ドメイン: 真核生物域
the domain Eukaryota
界: 動物界
the kingdom Animalia
門: 脊索動物門
the phylum Chordata
亜門: 脊椎動物亜門
the subphylum Vertebrata
綱: 哺乳綱
the class Mammalia
下綱: 真獣下綱 (正獣下綱)
the infraclass Eutheria
目: 霊長目 (サル目)
the order Primates
亜目: 直鼻猿亜目
the suborder Haplorrhini
下目: 真猿下目
the infraorder Simiiformes
小目: 狭鼻小目
the parvorder Catarrhini
上科: ヒト上科
the superfamily Hominoidea
科: ヒト科 Hominidae
the family Hominidae
亜科: ヒト亜科
the subfamily Homininae
族: ヒト族
the tribe Hominini
亜族: ヒト亜族
the subtribe Hominina
(= 人類・7属29種)。
(ヒト亜族→属→種→亜種)。
属: ヒト属(= ホモ属)
the genus Homo
(= ヒト属の人類・15種)。
種: ホモ・サピエンス種
the species Homo sapiens
(= 現生人類、新人、1種・2亜種)。
■ 現存人類 7属・29種の1種の中の1亜種。
the extant human being
● ホモ・サピエンス・サピエンス亜種 。
ヒト属(=ホモ属)・15種の中の1種で
あるホモ・サピエンス種(= 現生人類、
新人)の中の1亜種。
the subspecies Homo
sapiens sapiens
of the species Homo sapiens
of the genus Homo.
(= 現存人類)。
亜種: ホモ・サピエンス・サピ エンス亜種
the subspecies Homo
sapiens sapiens
(= 現存人類)。
● TKKI カナヤマ著 人類学ハンドブック。
□ 古人類学辞典・英語版 へ。
#thegenetictaxonomyofhomosapiens
■ 現生人類の遺伝子
分類(DNA分類)。
(げんせいじんるいのいでんしぶんるい
(でぃえぬえいぶんるい))。
■ 現生人類の遺伝子分類
(DNA分類)。
■ 名称 : 現生人類の遺伝子分類(DNA分類)
(げんせいじんるいのいでんしぶんるい
(でぃえぬえいぶんるい))。
■ 現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス 種) の
遺伝子分類(DNA分類 )。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典 31534。
■ 現生人類の分類。
容姿・外見(体色・体型)・分類 (⇒ 人種)
などがある。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 現生人類の遺伝子分類
(DNA分類)。
■ 現生人類の遺伝子分類(DNA分類)とは、
現生人類を遺伝子により分類 る方法である。
■ 現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス)の
遺伝子分類。
の、人類は、 遺伝子により (遺伝情報の
DNAの塩基配列により)、
アフリカ人、
東ユーラシア人 (東アジア人とポリネシア人
など)、
西ユーラシア人 (ヨーロッパ人とインド人
など)、
サフール人 (オーストラリア先住民とニュー
ギニア人)、
アメリカ人 (アメリカ先住民)
等に分類される。
■ 東ユーラシア人 と 西ユーラシア人を1つ
にして、ユーラシア人と呼ぶ。
● TKKI カナヤマ著 古人類学 辞典。
♪♪ 現生人類(= 新人、ホモ・サピエン
ス種)の遺伝子分類(DNA分類)
が登場する、興味深い、ドキュメ
ンタリー、ドラマ、映画。
★ 現生人類(= 新人、ホモ・サピエン
ス種)の遺伝子分類(DNA分類)
が登場する、興味深い、ドキュメン
タリー。
■ サイエンスZERO
『 シリーズ ヒトの謎に迫る 』。
● 第1集 「1.DNAが解き明かす!
人類の旅」。
(NHKテレビ・2008年10月10日・本放
送・科学ドキュメンタリー番組)。
● ミトコンドリアDNA、Y染色体のDNA、言語
等により、現生人類(= 新人、ホモ・サピエン
ス)の起源・移動ルートや日本人の起源を知
る。
● 現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス)の、出
アフリカと世界への拡散と移住を知る。
● 太平洋地域への人類の移動。
■ サイエンスZERO
『 日本人の起源に迫る 』。
(NHKテレビ・2007年12月2日・本放送・
科学ドキュメンタリー番組)。
● ミトコンドリアDNAにより、現生人類(= 新人、
ホモ・サピエンス)の起源・移動ルートや日本
人の起源を知る。
■ サイエンスZERO 『 700万年
の歩み 人類進化の謎を追う 』 。
(NHKテレビ・2006年3月 8日・本放
送・科学ドキュメンタリー番組)。
● 初期人類(= 猿人)、ホモ・エレクトス類(= 原
人)、前ホモ・サピエンス類(= 旧人)、現生人
類(= ホモ・サピエンス種、新人)へと進化する、
人類の進化を追う。
● トゥーマイ猿人、フローレス原人(ジャワ原人
の子孫)が登場する。
● 人類の脳の大きさを述べる。
初期人類(= 猿人)約500ml、ホモ・エレクトス
類(= 原人)1000ml、現生人類(= ホモ・サピ
エンス種、新人)約1400mなどを述べる。
● 文法をもつ完璧な言葉を話すこと(約10万年
前)、絵・デザインを描く(約8万年前)ことなど
を述べる。
#genseijinruitotanoreichoruitonosoi
■ 現生人類と他の霊長
類・動物との相違 。
(げんせいじんるいとほかのれいちょ
うるい・どうぶつとのそうい)。
■ 現生人類と他の霊長類・
動物との相違。
▲ 名称 : 現生人類と他の霊長類・動物との相違
(げんせいじんるいとほかのれいちょう
るい・どうぶつとのそうい)。
▲ 別名 : 人類と他の霊長類・動物との相違、
人間と猿との違い。
■ 現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス)と他の霊
長類・動物との相違。
▲ 自発的協力行動をとり、集団行動に優 れる。
▲ 火の使用。
▲ 文字の使用。
▲ 飛び道具を使う。
▲ 大規模に過剰に、植物を育て、動物を飼う。
▲ お金を使う。
▲ DNAの相違。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典 31735。
■ 現生人類と他の霊長類・動物と
の相違。
■ ここでは、 人類と他の動物、人類と他の霊
長類(人間と猿との違い)との相違を述べてみ
よう。
また、私達・現生人類(= ホモ・サピエン
ス種、新人)と他の霊長類との相違を述べてみ
よう。
■ 自発的協力行動をとり、集団行動
に優れる。
■ 類人猿は、 集団で受動的・消極的な協力
はしても、 相手の意思を汲み取り、積極的
な自発 的協力行動をとることはない。
現生人類は、集団の中で、積極的な
自発的協力行動をとり、 他の 霊長類・動物
とは異なっている。
■ 現代と異なり、狩猟・採集の先史時代では、
現生人類は、他の動物と異なり、 集団で行
動して、 集団の中で、乏(とぼ)しい食べ物
を分かち合い、 集団で協力して子育てを行
った。
人類は、 各自孤立していたのではなく、
集団の固い絆で、自然界の厳しい天候に適
応し、 他の動物との激烈な生存競争に勝ち
残り、 生き延びた。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 人類は、直立二足歩行となり、胎盤の出口が
狭くなり、母親一人では、出産時、胎児を出す
ことは難しく、 他の人の力をかりる必要があ
った。
また、食料も乏(とぼ)しくなると、 草木
の1つの根の芋(ねのいも、アフリカで乾季に
今でも食べられる)を、5人で分けて食べるよ
うな状況も多かった。 人類は、先史時代の
長い期間では、 乏(とぼ)しい食料を分け合
い、集団生活で助け合って、生き残った。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種、新人)
は、特に、積極的な自発的協力行動をとった。
● 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種、新人)
は、 集団の絆(きずな)を強めるため、同じ集
団に属する部族では、 同一意識を高めるため、
顔や体に同じ化粧(ペイント)をし、 首輪(ネッ
クレス)などの装飾品を交換したりした。 原始
社会では、 人類は、他人が作った首輪を首に
かける。 他人が作った首輪を沢山プレゼント
され、 首輪を沢山かけている人は、自分を助
けてくれる人が多いことを示している。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 火の使用。
■ 人類も、他の霊長類も、道具を使うことはでき
るが、 他の霊長類は、 火を使うことはでき
ないし、火を熾(おこ)すこともできない。
人類は、火を使うことにより、 他の霊長類や
動物との生存競争で、非常に有利となった。
■ 人類は、 肉食をし高カロリーのたんぱく質を
得て脳の容量が増加し考えて工夫をするよう
になり、 約80万年前から、人類は、火を使
用することを覚え、 野火など自然発火した
火を使用する。 そして、私達・現生人類
(= ホモ・サピエンス種、新人)は、 遂に、
約20万年前には、火を熾(おこ)し始める。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 文字の使用。
■ 人類も、他の霊長類も、 簡単な言葉を話す
ことはできるし、簡単な絵を描くこともできる
が、他の霊長類・動物は、言葉を文字にし、
それを記録することはできない。
■ 約5000年前から、 私達・現生人類(= ホ
モ・サピエンス種の人類、新人)は、話す言
葉を文字にし、 文字を使い始めた。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人)は、
言葉を文字にし、 文字を使うことにより、 現在
の他の仲間のヒト(人間)や未来の子孫に、
現在の内容(科学技術、文化、制度等)を伝え
ることができるようになったため、 他の霊長
類や動物との生存競争で、 非常に有利とな
った。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 道具の使用。
■ 他の霊長類や動物は、 地球の生命の誕生
以来、 気の遠くなるような長い時間をかけた、
DNAの突然変異による体(からだ)の進化に
より、 地球の激しく変わる環境に適応して、
生存してきた。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 例えば、 新生代(6550万年前〜現在)の
初期に、海沿いの陸上を足で歩き生活してい
たクジラは、
海中にある豊富な生物を捕(つか)まえて食べ
て生き残るため、 海の中でうまく泳ぐため、
何千万年も かけて、DNAの突然変異により
体(からだ)の構造を変化させ、 足を鰭(ひ
れ)に変化させて、 海中で生きる生物へと
進化した。
■ 一方、 人類は、 海中にある豊富な生物を
捕(つか)まえて食べるため、 手足を鰭(ひ
れ)に変えず体(からだ)の構造を変化させず、
脳を使い網(あみ)を 作り、 海中にある豊富
な生物を捕(つか)まえて食べ て、 生存してい
る。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 言葉の使用。
■ 人類は、 変わる環境に適応するため、 他
の霊長類や動物のように、体(からだ)の構造
を変えて進化させず、脳を発達させ、脳を使っ
て、変わる環境に適応した。
人類は、 脳を使って複雑で完璧な言葉
を話し、 現在の他の仲間のヒト(人間)との間
で意思を通じさせ、 言葉の文字により、現在
の内容(科学技術、文化、制度等)を、未来の
子孫に残せるようにし、 変わる環境に適応し、
他の霊長類や動物との生 存競争に勝ち抜き、
現在、生存している。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 飛び道具を使う。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人) と 他の霊長類や動物 を比較す
ると、 他の霊長類や動物は、道具をつかうが、
飛び道具は、使わない。
私達・現生人類(= ホモ・サピエンス 種の人
類、新人)は、 投擲具(とうてきぐ)や弓矢など
の飛び道具を使うことができた。
■ 投擲具(とうてきぐ)とは、飛び道具で、飛距
離を延ばす補助具をつけた槍(やり)であり、槍
(やり)の後部につけて投げると飛距離も伸び、
命中率もあがり、ウサギなどの小動物も狩猟で
きる。 例として、現在でも残る、オーストラリア・
アボリジニが使うウーメラも投擲具(とうてきぐ)
の1つである。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 両刃の剣(もらはのつるぎ)の飛び道具。
● 飛び道具により、 狩猟採集生活では、
私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人類、
新人)にとって、 獲物を捕(と)り生活をささえ、
また、集団を統制し人々が協力する大きな集
団をつくることができた。
しかし、現生人類が農耕・牧畜生活に
移ると、狩猟で獲物をとる必要はなくなったが、
飛び道具は、引き続き集団を統制するために
使われ、 更に戦争にも使われることになって
しまった。
私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の
人類、新人)は、 飛び道具の投擲具(とうてき
ぐ)を使い、狩猟をし、小動物から大きな動物
まで狩(かり)をし、世界各地で、生存し生活が
可能となった。
また、私達・現生人類(= ホモ・サピエンス
種の人類、新人)は、 この飛び道具の投擲具
を使用し、 集団の秩序を維持した。 飛び道
具の投擲具は、 集団のルールを破る人間を
威嚇(いかく)し、罰するためにも使用され、
大きな集団を統制でき、 約1000人単位以
上の大きな集団をつくることができた。
しかし、私達・現生人類(= ホモ・サピエン
ス種の人類、新人)は、 狩猟採集生活で、限
定的ではあるが、集団同士の争いに、狩猟用
の飛び道具を使用するようになった。
更に、農耕・牧畜生活に入ると、 私達・
現生人類(= ホモ・サピエンス種の人類、新人)
は、 色々な飛び道具を、人と人が争う、戦争
の道具として頻繁に使用するようになった。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 大規模に過剰に、植物を育て、動
物を飼う。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人) と 他の霊長類や動物 を比較す
ると、 他の霊長類や動物は、大規模に、余剰
生産物がでるほど、自分達の食べる分を超え
て、植物を育てず、動物を飼わない、即ち、大
規模な過剰(余剰)生産の農耕・牧畜を行わな
いのである。
■ 一方、私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種
の人類、新人)は、 大規模に、余剰生産物が
でるほど、植物を育て、他の動物を飼うことを
行い、即ち、大規模な過剰(余剰)生産の農耕・
牧畜を行う。
■ 他の動物の例では、主に熱帯地域に生息す
るハキリアリは、葉を切って、巣に運び、巣でキ
ノコの菌(きん)を育て、食べて、一種の農耕を
行っているが、自分達の食べる量だけである。
サンゴも体外にサンゴ虫を常駐させ(飼
い)、サンゴ虫から栄養分をもらい、一種の牧
畜を行っているが、自分の食べる量だけの必
要な数のサンゴ虫を常駐させている(飼ってい
る)だけである。
他の霊長類や動物は、大規模な過剰
(余剰)生産の農耕・牧畜を行わない。
● TKKI カナヤマ 著 古人類学 辞典。
■ 余剰生産物の争奪。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人)は、 農耕・牧畜を行い、 余剰生産
物が生まれ、生活が安定し、人口も増加した。
しかし、私達・現生人類(= ホモ・サピエ
ンス種の人類、新人)は、 農耕を始め、 争い
が限られていた狩猟採集の移動生活から定住
生活に移り、 農地(農作物の土地)の縄張り・
境界をめぐり隣人と争い、 また、その余剰生
産物の争奪をめぐり、 大規模な争い、即ち、
戦争を繰り返し起こすことになってしまった。
■ お金を使う。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人) と 他の霊長類や動物を比較す
ると、 他の霊長類や動物は、 ものの交換
手段としての「お金」を使用しない。 一方、
私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人)は、 お金を使用する。
「猫に小判」のように、他の霊長類や動
物は、 お金を理解できない。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ DNAの相違。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人) と 他の霊長類や動物 とのDNA
を比較すると、 DNAは異なっているが、
類人猿のチンパンジーが一番、人類に近い
DNAのパターンを示す。
遺伝子では、 両者に約1%の違いがある。
■ 人類もチンパンジーも、 同じ人類共通祖先
の化石類人猿(= 中新世ホミノイド)から分岐
し(分れ)、 両者の分岐時期が、最も近いか
らである。
■ 人類が、化石類人猿(= 中新世ホミノイド)
から分岐したのは、約700万年前〜約350
万年前であり、 チンパンジーが、化石類人
猿(= 中新世ホミノイド)から分岐したのは、
約700万年前〜約500万年前である。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
♪♪ 現生人類と他の霊長類・動物との
相違が登場する、興味深い、ドキ
ュメンタリー、ドラマ、映画。
★ 現生人類と他の霊長類・動物との
相違が登場する、興味深い、ドキ
ュメンタリー。
■ 『 ヒューマン 人間らしさ
誕生の謎 - ヒューマン
なぜ人間になれたのか 』 。
(NHKテレビの2012年1〜2月
ドキュメンタリー、第1〜4 集)。
● 第1集 「旅はアフリカからはじまった〜
分かち合う心を携えて〜」
(2012年1月22日)。
● 第2集 「グレートジャーニーの果てに〜
飛び道具というパンドラの箱〜」。
(2012年1月29日)。
● 第3集 「農業革命〜未来を願う心〜」
(2012年2月19日)。
● 第4集 「そしてお金が生まれた」。
(2012年2月26日)。
■ 『 ヒューマン・ジャーニー
〜遥かなる人類の旅〜 』。
‘‘ HUMAN JOURNEY ’’
(2009年・イギリスBBC制作テレビ・
科学ドキュメンタリー番組、第1 〜5回)。
● 第1回 「始まりの地 アフリカ」
‘‘ OUT OF AFRICA ’’。
● 第2回 「アジアへの広がり」
‘‘ ASIA ’’。
● 第3回 「ヨーロッパ さらなる変遷」
‘‘ EUROPE ’’。
● 第4回 「アメリカ 最後のフロンティア」
‘‘ THE AMERICAS ’’。
● 第5回 「オーストラリア アボリジニの謎」。
■ サイエンスZERO
『 シリーズ ヒトの謎に迫る 』。
● 第1集
「1.DNAが解き明かす!
人類の旅」。
(NHKテレビ・2008年10月10日・
本放送・科学ドキュメンタリー番組)。
● ミトコンドリアDNA、Y染色体、言語等により、
現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス)の起源・
移動ルートや日本人の起源を知る。
● 現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス)の、出
アフリカと世界への拡散と移住を知る。
■ サイエンスZERO
『 日本人の起源に迫る 』。
(NHKテレビ・2007年12月2日・本放送・
科学ドキュメンタリー番組)。
● ミトコンドリアDNAにより、現生人類(= 新人、
ホモ・サピエンス種)の起源・移動ルートや
日本人の起源を知る。
■ 『 地球大進化 』。
(NHK2004年放送テレビ・ドキュメン
タリー番組、 第6集、第7集)。
● 人類を詳しく述べる。
■ 『 人類のオデッセイ ヒトはどこ
から来たのか 』。
(2002年ドイツZDF制作テレビ・ドキ
ュメンタリー番組、第1 〜3回)。
● 第1回 「アフリカからの旅立ち」。
● 第2回 「アジア・オーストラリアへ」。
● 第3回 「アメリカ大陸への道」。
■ 『 病の起原 (やまいのきげん) 』 。
(NHKスペシャル・2008年放送
テレビ・ドキュメンタリー番組、
第 1集〜第6集)。
● 病(やまい)と人類進化との密接な関係に
ついて述べている。
● 現代人が悩まされている、睡眠時無呼吸症、
骨と皮膚の病(骨粗しょう症、皮膚ガン等)、
腰痛、読字障害、糖尿病・肥満・ダイエット、
アレルギー症(花粉症、喘息(ぜんそく)等)
などの病気の原因 と 人類の進化との関係
を解き明かす。
#thedifferencebetweentheextantandextincthumans
■ 現生人類と他の
人類との相違
(げんせいじんるいとほかの
じんるいとのそうい)。
■ 現生人類と他の人類との
相違。
■ 名称 : 現生人類と他の人類との相違
(げんせいじんるいとほかのじ
んるいとのそうい)。
■ 別名 : 現生人類と古生人類との相違。
■ 現生人類(= ホモ・サピエンス種の人類、新人)
と、 古生人類(= 旧人、原人、猿人)との相違。
▲ 特に、自発的協力行動をとり、集団行動に優
れる。
▲ 人為発火の使用。
▲ 完璧な言葉と文字を使い、コミュニケーション
能力に優れる。
▲ 高度な道具を使う。
▲ 大規模に余剰生産して、植物を育て、動物を
飼う。
▲ お金を使う。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典 91428。
■ ここでは、 私達・現生人類(= ホモ・サピエ
ンス種の人類、新人) と 古生人類(= 旧人、
原人、猿人)との相違を述べてみよう。
■ 「特殊な協力行動」。
特に、自発的協力行動をとり、
集団行動に優れる。
■ 現代と異なり、 狩猟・採集の先史時代では、
私達・現生人類は、 集団で行動して、集団の
中で、乏(とぼ)しい食べ物を分かち合い、集団
で協力して子育てを行った。 人類は、 各自孤
立していたのではなく、 集団の固い絆で、 自
然界の厳しい天候に適応し、 他の動物との激
烈な生存競争に勝ち残り、 生き延びた。
人類は、直立二足歩行となり、胎盤の出口
が狭くなり、母親一人では、出産時、胎児を出
すことは難しく、 他の人の力をかりる必要があ
った。 また、食料も乏(とぼ)しくなると、草木の
1つの根の芋(ねのいも、アフリカで乾季に今で
も食べられる)を、同じ集団の中で、5人で分け
て食べるような状況も多かった。 人類は、先史
時代の長い期間では、乏(とぼ)しい食料を分け
合い、 集団生活で助け合って、生き残った。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人)は、他の古生人類より、 特に、
積極的な自発的協力行動をとり、集団行動に
優れる。
私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人)は、 集団の絆(きずな)を強めるため、
同じ集団に属する部族では、 同一意識を高め
るため、顔や体に同じ化粧(ペイント)をし、首輪
(ネックレス)などの装飾品を交換したりした。
原始社会では、人類は、他人が作った首輪を首
にかける。 他人が作った首輪を沢山プレゼン
トされ、かけている人は、自分を助けてくれる人
が多いことを示している。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人)は、 約74,000年前にアフリカで
起こった大飢餓以後、 特に、積極的に相手の
意思をくみとり(他人の気持ちを察し)相手が望
むことを行う、自発的協力行動の意識をもつよ
うになった。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ トバ火山の巨大噴火による、大飢餓(きが)。
私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人)は、 約74,000年前に、アフリカ
で、絶滅寸前まで追い込まれた。
約20万年前に、私達・現生人類(= ホモ・サ
ピエンス種の人類、新人)は、 アフリカで、
ハイデルベルク人から進化して出現した。
その後、アフリカで、約13万年間、生活し、
人口も増えた。
しかし、今から約74,000年前に、アフリカ
で、食料がほとんどなくなり、 私達・現生人類
(= ホモ・サピエンス種の人類、新人)は、人口
が約20,000人(2万人)にまで減少し、 絶滅
寸前まで追い込まれたが、 現生人類の間で積
極的な自発的協力行動をとり、生き残ることが
できた。
約74,000年前に、インドネシアのトバ火
山が巨大噴火を起こし、 大気中に舞い上が
った灰が地球の大気を覆(おお)い、 約2年間
以上、太陽光が遮(さえぎ)られ、 地球上の
多くの地域で、多くの植物が絶滅し、植物を食
べる多くの草食動物も絶滅し、草食動物を食
べる多くの肉食動物も絶滅し、 「火山噴火の
冬」の現象が起きる。
アフリカでも、約2年間以上、太陽光が遮
(さえぎ)られ、アフリカの多くの地域で、多くの
植物が絶滅し、植物を食べる多くの草食動物も
絶滅し、 草食動物を食べる多くの肉食動物も
絶滅し、 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス
種の人類、新人)は、食料がほとんどなくなり、
大飢餓で、多くの人類が死去した。 現生人類
は、 アフリカの各地を放浪し、 食料が少しで
もありそうな場所へ移動し、 赤の他人の血縁
関係のない人々と、乏(とぼ)しい食料を分け合
った。 食料は1箇所に少ししかないため、食料
を独り占めしようとした人々は飢え死にした。
一方、枯(か)れた草木にある根の芋(いも)1本
を見つけた人は、通りすがりの赤の他人にその
半分をあげて、別の人が、根の芋(いも)1本を
見つけたら、また、通りすがりの赤の他人にその
半分をあげるというように、 見ず知らず赤の他
人同士で、食料を分け合い、積極的な自発的協
力行動をとった、現生人類が、 かろうじて、アフ
リカで、生き残った。
この大飢餓以後、 私達・現生人類(= ホモ・
サピエンス種の人類、新人)は、 特に、積極的
に相手の意思をくみとり相手が望むことを行う、
自発的協力行動の意識をもつようになった。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 人為発火の使用。
■ 他の古生人類は、 自然発火の火を使用して
いたが、 私達・現生人類(= 新人、ホモ・サピエ
ンス)は、 人為発火の火を使用するようになっ
た。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 人類は、 肉食をし高カロリーのたんぱく質を
得て脳の容量が増加し考えて工夫をするように
なり、 約80万年前から、人類は、火を使用す
ることを覚え、 野火など自然発火した火を使
用した。 そして、私達・現生人類(= ホモ・サ
ピエンス種の人類、新人)は、 遂に、約20万
年前には、 火を熾(おこ)し始める。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 完璧な言葉と文字を使い、コミュ
ニケーション能力に優れる。
■ 他の古生人類は、 単純で不完全な言葉を話
し、文字も使わなかったが、私達・現生人類(= 新
人、ホモ・サピエンス)は、 複雑で完璧な言葉を
話し、他の仲間の 人との間で意思を通じさせ、
更に、言葉を文字にし、それを記録することが
できるようになった。 現在の内容(科学技術 、
文化、制度等)を、未来の子孫に残せるようにし、
変わる環境に適応し、現在、生存している。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 文字の使用。
● 約5000年前から、 私達・現生人類(= ホ
モ・サピエンス種の人類、新人)は、話す言葉
を文字にし、 文字を使い始めた。
私達・現生人類(= 新人、ホモ・サピエンス
種)は、 言葉を文字にし、 文字を使うことに
より、現在の他の仲間のヒト(人間)や未来の
子孫に、現在の内容(科学技術、文化、制度
等)を伝えることができるようになった。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 古生人類のネアンデルタール人は、狩猟・採
集の生活をしていた。 しかし、声帯の骨が短く
複雑な言葉を話せず、 集団でのコミュニケーシ
ョン能力に欠け、 体格は頑丈で筋肉質で力が
強く、長い(約3m)の槍を使って力任せに大型
の獲物を捕(と)っていた。 しかし、 投擲具 (と
うてきぐ、飛距離を延ばす補助具)をつけた槍
(やり)を使わず、小物の獲物はうまくとれず食
糧不足となり、 また、 小集団で狩猟・採集をし、
同じ仲間(同種の)の他の集団とのコミュニケー
ションをあまりせず、孤立して生活し、 厳しい
自然環境の中での食料の確保ができず、自滅
してしまった。
一方、私達・現生人類(= ホモ・サピエンス
種の人類、新人)は、 声帯の骨が長く複雑な
言葉を話し、 集団でのコミュニケーション能力
に優れ、 投擲具 (とうてきぐ、飛距離を延ば
す補助具)をつけた槍(やり)を使い大小の獲物
を楽にとり、 また、 同じ仲間(同種の)の他の
集団とコミュニケーションを多く持ち、多くのアイ
ディアを試して、よい方法を皆が真似するように
なり、 大きな集団で狩猟・採集を行い、 厳しい
自然環境の中で食料を確保し、生き残ることが
できた。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 高度な道具を使う。
■ 投擲具(とうてきぐ)付槍(やり)や弓矢など
の高度な飛び道具を使う。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人)と他の古生人類を比較すると、
他の古生人類は、道具、槍などの飛び道具をつ
かうが、 投擲具(とうてきぐ) 付槍や弓矢などの
高度な飛び道具は、使わなかった。 私達・現生
人類は、 投擲具(とうてきぐ)や弓矢などの高
度な飛び道具をつくり、使った。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 網をつかう。
● 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人類、
新人)は、 網(あみ)を作り、 海中にある豊富
な生物を捕(つか)まえて食べて、生存している。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 古生人類のネアンデルタール人(= ホモ・ネ
アンデルターレンシス) は、 私達・現生人類
(= ホモ・サピエンス種の人類、新人)の脳の
容量・約1400mlより大きい脳の容量・約
1500mをもち、石器の道具もうまく利用して
いた。
ネアンデルタール人は、狩猟・採集の生活を
していた。 しかし、声帯の骨が短く複雑な言葉
を話せず、 集団でのコミュニケーション能力に
欠け、 体格は頑丈で筋肉質で力が強く、長い
(約3m)の槍を使って力任せに大型の獲物を
捕(と)っていた。 しかし、 投擲具(とうてき
ぐ、飛距離を延ばす補助具)をつけた槍(やり)
を使わず、小物の獲物はうまくとれず食糧不足
となり、 また、小集団で狩猟・採集をし、 同じ
仲間(同種の)の他の集団とのコミュニケーショ
ンをあまりせず、孤立して生活し、 厳しい自然
環境の中での食料の確保ができず、 自滅して
しまった。
一方、私達・現生人類(= ホモ・サピエンス
種の人類、新人)は、 ネアンデルタール人
(= ホモ・ネアンデルターレンシス) と同じよう
に狩猟・採集の生活をし、 石器の道具を利用
した。
しかし、私達・現生人類は、 声帯の骨が
長く複雑な言葉を話し、 集団でのコミュニケー
ション能力に優れ、 投擲具(とうてきぐ、飛距
離を延ばす補助具)をつけた槍(やり)を使い大
小の獲物を楽にとり、 また、同じ仲間(同種の)
の他の集団とのコミュニケーションを多くもち、
多くのアイディアを試して、よい方法を皆が真
似するようになり、 大きな集団で狩猟・採集を
行い、 厳しい自然環境の中で食料を確保し、
生き残ることができた。
私達・現生人類は、 ネアンデルタール人
と同じような石器を使っていたが、 同じ仲間
(同種の)の他の集団とのコミュニケーション
を多くもち、 ネアンデルタール人は使わない
石刃(せきじん)や動物の骨の縫い針(ぬいば
り)もつくり使うようになった。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 投擲具(とうてきぐ)は、 飛距離を延ばす補
助具で、槍(やり)につける飛び道具であり、
あり、 投擲具を槍(やり)の後部につけて投げ
ると飛距離も伸び、命中率もあがり、ウサギな
どの小動物も狩猟できる。
オーストラリア・アボリジニーが使うウーメ
ラも投擲具(とうてきぐ)の1種である。
私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の
人類、新人)は、 投擲具(とうてきぐ)を使い、
狩猟をし、小動物から大きな動物まで狩(かり)
をし、世界各地で、生存が可能となった。 また、
私達・現生人類は、この投擲具付槍を使用し、
集団の秩序を維持した。 投擲具付槍は、集団
のルールを破る人間を威嚇(いかく)し、罰する
ためにも使用され、 約1000人単位以上の
大きな集団をつくることができた。
私達・現生人類は、 投擲具(とうてきぐ)
以外にも弓矢やその他の狩猟用の飛び道具を
つくり、使うようになった。
更に、私達・現生人類は、 集団同士の争
いに、投擲具付槍や弓矢などの狩猟用の飛び
道具を使用するようになった。
農耕・牧畜生活に入ると、私達・現生人類
は、 色々な飛び道具を、人と人が争う、戦争の
道具として頻繁に使用するようになった。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 大規模に余剰生産して、植物を育
て、動物を飼う。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人) と 古生人類と比較すると、
古生人類は、狩猟・採集生活を行ない、農耕・
牧畜生活を行なわず、即ち、大規模に、余剰
生産物がでるほど、自分達の食べる分を超え
て、植物を育てず、動物を飼わず、 大規模な
余剰生産の農耕・牧畜を行わない。
一方、私達・現生人類は、狩猟・採集生活
から農耕・牧畜生活に移り、大規模に、余剰生
産物がでるほど、植物を育て、他の動物を飼う
ことを行い、即ち、大規模な余剰生産の農耕・
牧畜を行う。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の
人類、新人)は、 農耕・牧畜を行い、 余剰生
産物が生まれ、 生活が安定し、人口も増加
した。
しかし、私達・現生人類は、 農耕を始め、
争いが限られていた狩猟採集の移動生活から
定住生活に移り、 農地(農作物の土地)の縄
張り・境界をめぐり隣人と争い、 また、その余
剰生産物の争奪をめぐり、 大規模な争い、即ち、
戦争を繰り返し起こすことになってしまった。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
■ お金を使う。
■ 私達・現生人類(= ホモ・サピエンス種の人
類、新人) と 他の人類の古生人類とを比較
すると、 古生人類は、お金を使用しない。
一方、私達・ 現生人類は、 お金を使用する。
● TKKI カナヤマ著 古人類学辞典。
♪♪ 現生人類と他の人類との相違が
登場する、興味深い、ドキュメン
タリー、ドラマ、映画。
★ 現生人類と他の人類との相違が
登場する、興味深い、ドキュメン
タリー。
■ 『 ヒューマン 人間らしさ誕生
の謎 - ヒューマン なぜ人間に
なれたのか 』。
(NHKテレビ・2012年 1〜2月放送
ドキュメンタリー番組、第1〜4 集)。
● 第1集 「旅はアフリカからはじまった〜
分かち合う心を携えて〜」
(2012年1月22日)。
● 第2集 「グレートジャーニーの果てに〜
飛び道具というパンドラの箱〜」。
(2012年1月29日)。
● 第3集 「農業革命〜未来を願う心〜」
(2012年2月19日)。
● 第4集 「そしてお金が生まれた」。
(2012年2月26日)。
■ 『 ヒューマン・ジャーニー
〜遥かなる人類の旅〜 』。
‘‘ HUMAN JOURNEY ’’
(2009年 イギリスBBC制作テレビ・
科学ドキュメンタリー番組、第1 〜5回)。
● 第1回 「始まりの地 アフリカ」
‘‘ OUT OF AFRICA ’’。
● 第2回 「アジアへの広がり」 ‘‘ ASIA ’’。
● 第3回 「ヨーロッパ さらなる変遷」
‘‘ EUROPE ’’。
● 第4回 「アメリカ 最後のフロンティア」
‘‘ THE AMERICAS ’’ 。
● 第5回 「オーストラリア アボリジニの謎」。
■ 『 地球大進化 』。
(NHKテレビ・2004年放送ドキュ
メンタリー番組、 第6集、第7集)。
■ 『 人類のオデッセイ ヒトは
どこから来たのか 』。
(2002年ドイツZDF制作テレビ・
ドキュメンタリー番組、第1 〜3回)。
● 第1回 「アフリカからの旅立ち」。
● 第2回 「アジア・オーストラリアへ」。
● 第3回 「アメリカ大陸への道」。
■ 『 病の起原 (やまいのきげん) 』 。
(NHKテレビ・2008年放送テレビ・
NHKスペシャル・ドキュメンタリー番組、
第1集〜第6集)。
● 病(やまい)と人類進化との密接な関係
について述べている。
● 現代人が悩まされている、睡眠時無呼吸
症、骨と皮膚の病 (骨粗しょう症、皮膚ガ
ン等)、 腰痛、 読字障害、 糖尿病・肥
満・ダイエット、 アレルギー症(花粉症、
喘息(ぜんそく)等) などの病気の原因と
人類の進化との関係を解き明かす。
□ 古人類学辞典・英語版 へ。
『 あなたのハートには
何が残りましたか? 』
以 上。