このごろ十八 - 過去の部(11年07月〜11年12月) 

 3.11の前と後とで時代は分けられるのだろう。地震と津波だけだったら今頃は復旧復興に希望を持って歩んでる時期なのだろうが、原発事故が重くのしかかっている。その後の電力不足キャンペーンで全国運動に発展した「節電」、電力不足それ自体が胡散臭いのに今では節電しない者は非国民にされる。これを狂信的宗教活動と考える私は間違っているのか?
 新規開店が続いているが、チェーン店、移転、うどん屋の跡のうどん屋の開店が多い。ある意味開店しづらい時代になったのだろうか。居抜きの店は設備に金もかからず、安く借りられるはずだから失敗すれば、よっぽど客が来ない開店してはならない立地だったとことになる。
 2002年11月〜2003年3月はこっち、2003年4月〜2003年9月まではこっち、2003年10月〜2004年9月まではこっち、2004年10月〜2005年3月まではこっち、 2005年4月〜2005年12月まではこっち、2006年1月〜2006年6月まではこっち、2006年7月〜2006年9月まではこっち、2006年10月〜2006年12月まではこっち、 2007年1月〜2007年6月まではこっち、2007年7月〜2007年12月まではこっち、 2008年1月〜2008年6月まではこっち、2008年7月〜2008年12月まではこっち、2009年1月〜2009年6月まではこっち、2009年7月〜2009年12月まではこっち、 2010年1月〜2010年6月まではこっち、2010年7月〜2010年12月まではこっち。2011年1月〜2011年6月まではこっち。2012年1月〜2012年6月まではこっち

2011年12月31日(土) 石垣島に滞在中。
 12月の備忘録。百名城1城(備中松山城)。歌舞伎3舞台(南座、日生)、文楽2舞台(国立小)、国宝1件(孝恩寺観音堂)でした。
 今年一年で百名城12城、歌舞伎49舞台、文楽19舞台、国宝26件。うどん県外107玉、県内407玉でした。

2011年12月24日(土) 昨日は100名城のスタンプを押しに高梁まで遠征。大手門跡付近から見る石垣は何度見てもいい!一月一城のノルマがきつくなってきたので、来年はちょっとゆるめよう(笑)。
 帰りに、倉敷で途中下車し、商業施設内に出来た「竹清」の支店に寄った。12時半を過ぎていたが、30人以上並んでいる。看板の横に「香川で初めてセルフを採用した」とあったけど、知らなかった、そうだったの?(私が初めてセルフを経験したのが昭和40年代半ば30円だったと思う)列の後ろにつき、周りの会話を聞いていると香川県内のうどん屋で食べたことがある人達が連れに自慢げにしゃべっている。結局並んでから食べ終わるまで40分かかった。天ぷらや玉取のスピードが遅いから回転が悪いと書く素人評論があるが、それらは進歩する。最大の要因は客の食べるスピード!驚いたのは同じ商業施設のフードコートにうどん屋があり、その値段が竹清よりずっと高いこと、これってありなのかなぁ?
 地元の四国新聞のお馬鹿記事を何度か書いてる私、どこが良いのと聞かれれば文化欄なら日経が一番と答えている。なのに、昨日の日経「四国経済」欄、丸亀町商店街の高松城の外堀に架かっていた常盤橋の石碑の設置に関して「『江戸の面影』次世代に」、「町の歴史大切に」と副題の付いた記事。丸亀町は「京極家が居住していた丸亀城から商人を招いた」、「常盤橋は明治後期に堀の埋め立てとともに撤去されたが、周辺に高い建物が建つ以前は橋ごしに天守閣を望めた」この2つの文章どこか変?前者は通説では二代前の生駒時代の話だし、後者は文章の組み立てがどこか変。天守閣は権威の象徴だから、平城ならよほど悪条件が重ならない限り普通外堀の橋からは見えなきゃいけないものだろう(笑)歴史を遡った雰囲気を醸し出したいが勉強不足で天守閣の取り壊し時期を知らないまま書いたので、珍妙な文章になったのだろう(通説では天守閣の取り壊し明治17年)。日経の文化欄担当の記者がこんな記事書くはずない、多分、数々のミスリードで日本経済に害を与えている日経の誇る経済記者の一人が書いたのだろう。こそっと電話で教えてあげたかったが、昨日今日と祝日土曜で、休みだった。

2011年12月13日(火) 東京で文楽を観てきた。長老抜きの公演だったが、津國、文字久、千歳、呂勢となかなか見応えがあった。
  帰りの高松空港で荷物受け取りのターンテーブルを見た。天ざる、キツネ、月見うどんの鉢が回る。世間では「釜たま」と言ってるが、どう見ても月見うどんだ(笑)。

2011年12月6日(火) また大臣が一人辞めそうだ。オフレコ発言を公にするのは国民の知る権利から考えると、今はいいかもしれないが長い目で見れば、知る権利を確実に狭める。それに経済相の時は発言の正確な再現が出来なかった(通説は言っていないということになっている)し、今回も怪しい。一人の記者が聞いたというだけでその場で確認も取らなかった、つまり事実確認があいまいなまま記事にしてるけどこんなこと許されるのか?危機管理の専門家が書いてあった「脇が甘い」、これも違う。外面を世間受けするように指南するのが、今風だが、その結果が、何をやったかが分からない小泉政権や国民が選んだことを悔やんでいる民主党政権につながってるとは考えないのだろうか?
 昨日無事関西うどん巡礼33軒達成!ツルツルッと食べられない麺のはしごは大変!オプションのアジフライがある店1軒ありました!

2011年11月30日(水)  橋下氏当選です。週刊誌のネガティブキャンペーン、結果から見ると応援キャンペーンだった疑いを持ってしまいます。大阪、府市民がリーダーを欲している気持ちは分かりましたが、私は民主主義は無駄が多い、だけどそれが民主主義ということを知らない橋下氏を支持できません。
 11月の備忘録。百名城1城(篠山城)。歌舞伎1舞台(八千代座)。文楽2舞台(文楽劇場)。国宝1件(住吉大社本殿 )。
 今年に入って、今月末までで県外92玉、県内371玉食べました。

2011年11月21日(月)  一昨日、昨日と坂出商店街で開催されたお雑煮祭に。全国の雑煮10種類が集まる。大盛況でチケット売り場も各ブースも長蛇の列。でも、提供数は、200食×10=2000だから、賑わったと言っても各日1000人未満だろう。初日は2時間で完売だったようだ。6種類食べた、クルミのたれで食べる「くるみ雑煮(岩手)」とイクラや鮭の具が入った「しばた雑煮(新潟)」がいい。私の一番は、しばた雑煮!
 あまりにも早い完売なので、これ以上増やせないのかと聞く?と、手伝っているいる坂出一高の生徒は朝5時から起きて準備してて手一杯とのこと。改めて考えると一品で数千食を提供するB−1は驚異的だ。ケチをつけるつもりはないけど、このイベントの目的は何なんだろう?あん餅雑煮をキーとしたいろいろな雑煮を食べさせるというのであれば、成功だろう。が、商店街が主催したのは何のため?

2011年11月15日(火) 関西に行ってきた。好きなもんだから苦労や難行と言うのもなんなんだが、B-1グランプリ、文楽、100名城、国宝、正倉院展、関西うどん巡礼(5軒以上)を3日間でこなさなければならない。
 まず、B-1、プレ大会の時はそれほどでもなかったのに、さすが本大会、1時間以上前から姫路駅の前は人がいっぱい歩いているだ。天守閣の覆いが見える三会場、2日間で51万5千人が来場。最初にプレ大会の時美味しそうだった府中焼きに並んだが、1時間前で既に行列!うどん関係を中心に計6種類食べたが、クルミが入った岩手の久慈まめぶ汁が私一番のお気に入り。来年は10月に小倉で。
 早々に切り上げて、会場に向かって人の塊が押し寄せている11時過ぎに駅に向かう。100名城の篠山城。天守台から続く石垣が雄大!こぢんまりとした城下町と言いたいが、歩くのにはちょっと広い。このあたりが観光ではちょっと弱点なんだろう。馬出は必見!もちょっと昔の姿に近づけてくれればなぁ。大阪へ帰る途中巡礼。
 正倉院展は文楽の開演前にちょっとだけ見に行く。開場1時間前から長蛇の列。何か昨日から並んでばかり。ちょっと早めに開場したので9時ちょうどくらいに入場。ダッシュで蘭奢待を見た後、誰も見ていない金銀鈿荘唐太刀をじっくりと見て満足して文楽に向かう。源さんと嶋さんがいないのがちょっと寂しいし、観客も夜の部は半分もいない。文楽のあと巡礼。
 手軽に行ける国宝を見渡して、もしもの時に取っておいた、住吉大社に詣でることにした。その後うどん屋3軒で食べ無事帰ってきた。計6軒。 

2011年10月31日(月) 雨の予報が外れた土曜日、関西うどん巡礼の兵庫県を攻めてきた。寄る年波には勝てない、取り敢えず3軒!各店1玉のみ、オプションは極力避けることにする(笑)。常々思っているのだけど、セルフのうどん屋オプションの定番アジフライ、香川県以外のうどん屋では見かけたことがない。どっかにあるのかなぁ?尼崎の寺町、兵庫県公館などで時間をつぶし、結果5軒5玉、オプションは大根おろし、鶏天、竹天。おやつにタコ焼(笑)。やっと3分の1。先は長い。
 10月の備忘録。百名城1城(小谷城)。歌舞伎6舞台(日生劇場、御園座、演舞場、国立大)。国宝2件(石幢:普済寺、史記 夏本紀:東洋文庫ミュージアム )。
 今年に入って、今月末までで県外82玉、県内339玉食べました。

2011年10月29日(土) 「うどん県」動画、32K環境の私は静止画のみの閲覧になる(笑)。どこだと明確に指摘できずもどかしいが麺聖の思いとは乖離してる。まっ、話題作りが目的だったのなら大成功と言える。で、その先は何を目指してるんだろうか?
 日経28日付け四国経済欄には「『うどん県』動画反響生かせ」という記事が載っている。記者はきっと若くて似たような論評が昔あふれていたことなど知らないのだろう(笑)。いわゆるブーム以後の香川県庁の数々の便乗商法は、地道にうどんを打ち続けてきたうどん屋さんの貢献を忘れようとしてきたし、うどんを食べ続けているうどん食いの視点を無視してきた。
 「うどん県。それだけじゃない香川県」より「うどん県。それだけでいいじゃない香川県」を提唱する方が、ずっと「うどん県民」に優しい施策になるし、きっと美味しいうどんがもっと食べられるようになる!

2011年10月18日(火) 香川県がうどん県になったと世間で話題になってるらしい。田尾さんはコメントを求められたらしいが、私のところにはどこからも何も言ってこない。仕方ないのでここに書いておこう(笑)。
 昔、香川県の知名度アップはどうしたらよいか?に県庁所在地の郡名から取った県名なんて変えてしまってうどん県にしたらいい!と思っていた私、別に困らないけど興味はない。それで美味しいうどんがもっと食べられようになるのだったらいいのだが、今回のプロモーションにはそんな視点はないようだ。
 ついでに今の讃岐うどん隆盛の一番の功労者だけど、いろいろ言われているが、多分「バブルの崩壊」だ。決して大阪のおばちゃん社長や映画のおかげではない(笑)。私が本格的にうどんに、はまったのは、ある製麺所で食べたら美味しかったから。ただそれだけだったんだが誰かに伝えたかったし、自慢したかったので『うどんグルメの旅』作った。それが1990年。田尾さんが中北に行ったのは1989年だったらしい。バブルの崩壊は1991年。その後の、失われた10年にブームが来た。
 これ以後、讃岐うどんブームが終わった終わると言われながらいまだに続いているのは、景気が回復する回復したと言われながら、いつまでたっても我々の実感として景気がよくならなかったからである。そう考えるとうまく説明がつくし、行政や団体が失敗しようがしまいが、トレンドが変わる訳じゃないからブームは続くことになる。

2011年10月16日(日) 嫌みを2題、反論は受け付ける。

 団長日記に授業の内容を毎年毎年修正するという記述があった。ちょっと聞くと良心的な先生に思えるが、よく考えると長年通用するような原理原則を教えるのが大学だから、大学という名の専門学校?教授が週10〜12本の授業体制というのも…。

 四国新聞が無料キャンペーン中とのことで我が家にも届いた。県内シェアが高いことや、精鋭の執筆陣という名の金を払って書いてもらったコラムを自慢しているがどうかなぁ。
 司馬遼太郎さんが好んだ大阪のうどん店の紹介で「讃岐うどん、中でもてんぷらやきつねが好きだったという」まとめ方、およそ金の取れる新聞とは思えない。香川県民、もとい、うどん県民はシェアが高いことを恥と思わなければならない。

2011年10月11日(火) 三連休いい天気だった。暑くなく寒くない晴れの日、山城攻略日和である。で、小谷城を攻めてきた。大河ドラマの影響で、山上まで5分のバスがある。「且元」班で登る。ガイドと一緒に本丸まで1時間弱歩いて降りてくるのだが、途中分かれて、大堀切を渡り、中丸、京極丸、山王丸と歩き大石垣まだ行った。広大な山城、浅井長政に思いを馳せる。帰りは真柄峠、出丸と見て徒歩で降りてきた。
 熊注意とかカモシカが出るとか、人が多い時じゃないとちょっと不安だろうな!

2011年10月4日(火) 東京、前進座のさん喬・喬太郎親子会夜の部に行ってきた。落語初心者の私、喬太郎を知ってから師匠のさん喬を知った。面白いのは喬太郎だが、さん喬の方が私には会っているかな。さん喬の文七元結、歌舞伎でも人気狂言になっているが、みすぼらしさと華やかさの対比が歌舞伎向きと思う。でも一人でここまで演じられる落語家ってすごい!
 翌日は10倍の難関を乗り越えて、国立劇場の「開幕驚奇復讐譚」の公開稽古に。菊五郎のガガ風衣装の宙乗りを観た。皆さんセリフもばっちり入って、欲を言えばもっと稽古稽古らしいのが見たかった。

2011年9月30日(金) 9月の備忘録。百名城1城(千早城)。歌舞伎3舞台(松竹座、新歌舞伎座)。文楽2舞台(小劇場)。
 国宝3件(刀 金象嵌銘光忠/光徳(花押):個人、短刀 無銘貞宗:文化庁、短刀 名物桑山保昌:個人)。
 今年に入って、今月末までで県外69玉、県内308玉食べました。

2011年9月20日(火) 三連休、今度は大阪。台風の影響で、高松道志度〜鳴門間が通行止めになり、やや遅刻。海老蔵はやっぱり海老蔵だった!存在感が違う。彼の言動を批判する人は一度舞台を観て欲しい、きっと考えが変わる。
 日曜は天気予報が晴れに変わり、100名城の千早城を目指す。想像力をたくましくしなければ、何も感じないそんな城跡。もちょっと見せ方が必要だろう。下赤坂城から上赤坂城と炎天下徒歩で巡る。100名城はセットで認定すればよかったのでは?
 初めて行った繁昌亭で、初めて聞いた雀松さんが印象に残った。
 えっ、うどん?巡礼を観劇と城の合間に5つほど、このペースでは達成は?

2011年9月11日(日) 地震から半年。マスコミの言葉狩りにあって経産相が辞めた。私は民主党に批判的な人間だが、辞める必要はなかったと考えている。「死のまち」要旨(朝日)を読む限り、真実でありどこを問題にしているのか分からない。日経の社説がいう「配慮に欠ける」発言ではない。現に人が住んでない、何十年も住めない町、他にどう表現するのか?言葉を言い換えても目を背けても何も変わらない。厳しい現実も時には言葉にするのが政治家の仕事だし、それを正しく伝えるのがマスコミの役割なのにネタのためにはなりふり構わない。「放射能つけちゃうぞ」なんか記者クラブとのいわゆる「オフレコ」、大臣にセンスがなかったのは事実だが、結果から見るとマスコミが意に沿わない大臣を辞めさせるために共同で仕組んだ「オフレコ」になってしまってる。
 私の感覚間違っているのかなぁ?と思っていたら、最近ほぼ毎日読んでいる「友里征耶の辛口日記」も同趣旨だった。このブログ「さとなお」で検索しててたどり着いたグルメページにしてさとなおに批判的なのだが、原発事故以後の推測はマスコミより正確である。グルメ評論家としての実力は、私が行くような店がないので、残念ながら分からないが、これだけ洞察力がある人なので、信頼できると考えている。

2011年9月6日(火) 土曜に東京に行く予定が、台風で金曜の昼から土曜の夕まで四国から脱出出来なかったので、演舞場の襲名披露歌舞伎観劇は出来ず文楽のみ。でも沖縄からの飛行機は2日とも無事高松に降り東京に飛び立っている。あれは何故なんだろう?紀伊半島の被害を思うと、善通寺の真上を通過したのに雨も風もそれほどでもなかったことを感謝しなければならないのだが。どうも台風が大きいと中心付近はそんなにでもないのだそうだ。それが分かっているのだったら、確かに前日は風は強かったが、警報まで必要だったのだろうか?今回の災害で避難勧告や指示を出さなかったことが問題になっているが、狼少年にならない工夫は必要だ。
 えっ?うどん!東博で空海を観たあと文楽まで時間が出来たので、石神井公園のエン座に行ったが、5組待ちということで、あきらめました。

2011年8月31日(水) うどん屋跡のうどん屋、やはりブームなんでしょうか(笑)。残念ながら上戸観音寺店は更地になりました。
 8月の備忘録。百名城1城(湯築城)。歌舞伎3舞台(新橋)。文楽2舞台(杉本、内子座)。国宝2件(観心寺縁起資財帳、薬師如来坐像:獅子窟寺)。
 今年に入って、今月末までで県外57玉、県内275玉食べました。

2011年8月22日(月) 日本人らしさ2題。
 金が高騰している。家に眠った金を売ろうとする人たちで貴金属店の窓口が混雑しているそうな。世界的には金を買おうとする人たちで混雑しているのだが(笑)。
 なでしこ活躍の根底にあるとささやかれてる勝ち残り式トーナメント制。外国ではリーグ戦が主流だが、一発勝負の好きな日本ではトーナメント制が優位。若い頃からトーナメントに慣れてるスポーツエリートが、国際試合で強いのはこのためだそうだ。ところで、甲子園の高校野球で準優勝って表彰されるけど、トーナメントって、一番は決められるけど2位は決めれないよなぁ。
 内子座文楽、咲さんの笑い、嶋さんの熱演!今年もいなり寿司は臨時休業で食べられなかった。

2011年8月16日(火) お盆、東京に行った。歌舞伎、落語、文楽の三日間、久々にいいものを観たという気分に今も浸っている。でも、盆休みということもあろうが東京は暗かった。道路の照明灯まで消されていた。何のために夜消灯するのだろう。その節電がピーク時の余裕電力を生むわけでないし、危ない、理解しがたい行動である。
 まずは演舞場の歌舞伎。若手中心の花形歌舞伎。新作の「東雲烏恋真似琴」も筋に違和感が残るがそこそこ楽しめたし、三部を通してちょっとうるさいけど若手らしさがよかった。そうそう勘太郎君がお父さんそっくりの声で(笑)がんばっていた。
 次が落語。鈴本夏まつり。最後まで集中して聞き続けられるくらいよかった。トリが、さん喬さんの死神、狂言で茂山あきらの死神観たことあったっけ、!!!
 最後が文楽。神奈川芸術劇場の「杉本文楽 曾根崎心中」。震災の影響で中止になった3月公演の代わり。助成か補助がない公演のためチケット代金がむちゃくちゃ値上がりした公演。嶋さんの前の席希望だったのだが、床がどこにあるのか分からないのと、座席がコンピュータ選択なので、清水の舞台から飛び降りる思いで買った、4列23番。これが何と花道のスッポン?脇の席!嶋さんは遠かったが、清治さんが三味線を弾くのも、簑助さんと勘十郎さんが心中するのも目の前。初めて文楽に観る楽しみもあるのだと知った(笑)。舞台装置はシンプルなものでそれはそれでよかったが、派手派手バージョンも観てみたい。今でもこの感動誰かと共有したいと思ってます。
 うどん?お盆にかかわらず営業してた、おにやんま、で食べました。

2011年7月31日(日) 夏休みに入ったばかりの土曜日ということで高速無料化廃止の影響を確かめに、昨日、がもうに9時過ぎに行った。駐車場が7分くらいの入りで、行列もそこそこの長さ。がもむすによると暑かった昨年の方が客は少なかったそうだ。これくらいなら、生活うどんとして、ちょくちょく食べに行ける!
 7月の備忘録。百名城1城(高遠城)。文楽3舞台(文楽劇場)、歌舞伎4舞台(新橋・松竹座)。国宝2件(短刀 銘来国俊・朱銘貞宗 本阿花押:黒川古文化研究所)。
 今年に入って、今月末までで県外51玉、県内242玉食べました。

2011年7月28日(木) 原発と節電の疑問。誰も責任を持って答えてくれないけど、本当のところどうなの?その1、福島原発は津波で壊れたの、それとも地震の揺れで壊れたの?その2、原発がなくて電力は本当に不足するの?不足するとしたら、年間何日のうち、何時間程度?これらの事実が明らかにされないまま、原発賛成や反対を言うのも、いわゆる節電を要求するのも無責任だと思うが如何。
 ネットを見てたら、関西讃岐うどん西国三十三ヵ所巡礼の告知に出会った。開催期間は2011年9月1日〜2011年12月25日。対象店舗50の中から33店で達成。 リストを見たが、営業開始の一番早いのが10:00、ここが、県外からの巡礼の困難なところ。
 四国の鉄道懇談会が「四国に(スーパー特急方式で)新幹線を」という提言をまとめたそうだ。昨日のNHKローカルニュースでは理由のひとつに今回の地震で新幹線の方が、早く復旧したとあったが、東北本線と東北新幹線に関しては、在来線の方が早かった(4月下旬仙台まで新幹線で直行できなかったので私は飛行機を使った)。内陸部の震源から比較的遠い場所を走ってただけで新幹線が特に丈夫なわけではない。災害に強く、スピードが出るよう線形改良を求めるのなら理解できるが、新幹線導入にすり替える根性が分からない。新幹線だ、フリーゲージトレインだという前に、瀬戸大橋線の全線複線化に力を注いで欲しいなぁ!そうそう日経の今日付け四国経済欄の中「四国では特急列車でも最大時速80キロメートルで走行している状況」とあるが、ディーゼルの南風でもメーターは金蔵寺駅あたりで常に100キロ超だから、80キロって表定速度でしょうけど、目的を持って最大時速と発表した、と考えた私は穿ちすぎ?新幹線だって、つばさ(在来線区間)なら80キロ程度ですよ!いしづちは、高松坂出間21.3キロだけなら13分だから、表定速度98キロの営業最高速度130キロ。試作車160キロ達成済(笑)。「将来的に時速150キロ以上に高速化し」、この時速はスーパー特急方式なら表定速度ではあり得ないから、懇談会が遅さと早さを目立たせたくてこっそり定義の違う速度を混在させたのを日経の記者が、何も考えず、数値だけ写したのでしょうけど。NHKも日経もこんな初歩的な事実確認もできないようだから、政府や東電にころりとだまされるんですね(笑)。

2011年7月25日(月) いつものように文楽と歌舞伎のため大阪に行った。歌舞伎はほぼ満席だったが、文楽は初日にも関わらず、1,2,3部と客が段々減っていく寂しい入り。2部から3部にかけて、源大夫、咲大夫、住大夫(切場でないので切は付かない)、嶋大夫と切場語りが4人続くのと、3部の簑助、勘十郎師弟コンビは圧巻!だまされたと思って観に行って欲しい。8月8日まで。食事は玉出の格安(どうしたらこんな値段になるのかな?)弁当と白庵!

2011年7月17日(日) 菅君の先日の記者会見、6時から会見があると聞いた私、ついに辞任発表かと思ったら、よく分からないことをしゃべって、質問をはぐらかして終わった。脱原発は個人的には突っ込みどころがあるがそれはそれで評価できると思ったが、「個人の考え」と後退したのを聞いて、やはり人気とりを考えた小人は面を革むに過ぎなかった。記者会見など無理せず興味のない者が読みもしないTwitterでつぶやくだけでよかったのに。
 昨日は久しぶりに丸亀の綿谷にほぼ昼に行った。駐車場は満車、店には行列、客はナンバーからほぼ県内客。香川県のうどん屋にしては量が多い。
 夜は三木町でBEGINのパイナップルコンサート。駐車場に止められないといやなので、ちょっと早めに行った。喫茶店で時間をつぶしたが、その店のほとんどの客が開演の6時前に店から会場に向かった。老若男女、どちらかと言えば平均年齢が高く、少し女性が多い客層。何とも言えないゆるさがいい。沖縄に住む栄昇が節電について、協力したくても沖縄は電力が完結しているので東京の助けにはならないし、暗くて危険なところでは1戸に1つは灯りをつけようという運動もあることを紹介していた。
 節電でよく言われる設定温度28℃、この温度を決めた根拠らしい事務所の衛生基準から考えても室の気温が28℃以下が求められていることは明らか。つまり常に温度計確認し、低すぎるだけでなく高すぎるのも注意しなければなりません!コントローラの設定が26℃で室温が28℃は正解だが、設定28℃で室温が29℃は間違い。電力に余裕のある夜間に電力消費を抑制するのは何の意味も持たないし、道路照明を消すなんか、安全の点からも誤りだ。節電節電と呼びかける一方で、地デジ地デジと大合唱する整合性のなさ。どうせなら菅君もアナログ放送停止、地上デジタル昼間休止の緊急記者会見でも行ったら歴史に名前を残せるかも(笑)、緊急時に困るって?ラジオがあるでしょ。

2011年7月11日(月) 日曜は、JCさんが詫間で行う何かのイベントで富士宮やきそばの渡辺さんの講演があるみたい?ということをうどんツアーに出かける頃に思い出して、方向を変えて詫間に向かった。着いてみて分かったが講演は12時50分からで、着いたのが10時半頃なので、2時間以上もある。地元グルメも11時からで、暑い中木陰で涼みつつ開会まで待ち、その後、かっしゃ焼き、ぴっぴ飯、かき氷を食べ、橙家でうどんを食べ、他の講演を聴き待った。宣伝がほとんどなされてないようで、地元のB級グルメ屋台も、閑散としてるし、子供ダンスの応援に来たマナーの悪い親や祖母さんたちが陣取っているだけで、子供1人に3人くらい父兄が来ているので動員という意味では意味があったのかもしれないが、講演もあまり人が集まっていない。渡辺さんと詫間町出身の高島さんの30分ほどの話。B-1のモデルは讃岐うどんってしゃべりもあったが渡辺さんが言ってように、30分じゃもの足りなかった。
 NHKテレビで自覚を持って節電に取り組みましょう!なんて叫んでいた(運転中に聞いた)が、へそ曲がりな私は今の節電運動に疑問を持っている。電力会社のお先棒担いで国民に叫ぶ暇があったら電力会社に取材して本当に足らないのかどうかちゃんと調べるのがマスコミでしょ?と叫びたい。ピーク時が危機的な日は一夏に何日もないはずだから、揚水でも買電でもして凌げばいい。その時に協力してという程度では何故駄目なのだろうか?ピーク時以外に節電してもそれをピーク時に使うことはできないのだから節電したい人は積極的にすればいいが他人に強制すべき性質のものではないだろう。
 教えてもらいたいのだけど、消費拡大が叫ばれている現在、不要不急であろうと、電気を多く使うことも復興に役立つのではないのだろうか?仮に安定供給のためにみんなの節電が必要としても、家庭で、エアコンの設定温度を少し下げる、とかプラグを抜くとか程度で十分なのではないのか?自分は節電しているつもりでも実は無駄なことだったり、サマータイムのように社会全体では、最大量を押し上げる可能性があるものもある。会社や工場は快適な作業環境で生産性を上げて復旧復興に取り組むべきだから、汗をかきながらというのは、無意味な精神論かつ対外向けポーズで害の方が多い行動と思う。交通機関や公共施設、デパートなどの集客施設はどうせ冷房が必要なのだからいっそのことガンガンに冷やすと人が家から出てきて、家庭の電力使用量は減るし、内需は拡大するし、と考える私はどこか誤っているのだろうか?
 なお、節電しない私を非国民と非難する人に言っておくが、私自身は自宅にテレビがない、風呂は深夜電力と太陽風呂で沸かせているので、エセ節電家よりずっと電気を使っていない。ここまで書いてきて思いついたが、電力消費量が多い時間帯のテレビ放送を自粛すれば、解決するのでは?

2011年7月5日(火) 国宝と100名城も段々ノルマ達成が困難になってきた。もうついでじゃなくある程度計画しなくては無理だ。その計画の合間に12年ぶりくらいでローメンも食べた。B級グルメとして全国に打って出るには個性がありすぎる味だ。ノルマをクリアした後、演舞場の海老蔵の復帰公演の2日目3日目を観た。メディアは海老蔵を名門に生まれた実力のないただのぼんぼんのように書くが、歌舞伎好きの評価は高い。震災後の売り上げ減で苦戦する松竹が復帰を急いだのが分かる。で、復帰公演。メディアは初日待ってましたの掛け声と拍手で包まれたと書くが、私が観た日は沸き上がるような拍手ではなかった。どこかよそ行きの温和しい演技と感じたのは私だけか?私生活や人間性などどうでもいい、海老蔵であって欲しい! 
 新宿南口のうどん屋に行った。水切りを関西の讃岐うどん店のように丁寧にすれば一味進化する。惜しい。

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