このごろ十六 - 過去の部(10年07月〜10年12月)

 ちょっと前に香川県の副知事が「讃岐」商標問題で訪中したという記事があった。日経なんかで、もてはやしている、いわゆるブランド戦略が本当に有効かどうか私には分からない。千円高速のGWに有名店の近くの美味しくない店にまで行列ができたという事実はあるが、 首都圏とかお土産うどんには効能があるとしても、香川で食べるうどんにはあんまり関係がないと思う。人は讃岐うどんを求めてではなく、 中村や蒲生や山越のうどんを目指して集まっているのだから。
 その高速、無料化も見直しもされず週末千円は続くが、先月28日からは無料化社会実験も始まった。高速・橋通行料の話題では、よくうどん屋が取材を受けている。千円高速で香川のうどん屋が恩恵を受けたのは事実である。 でも、それ以前、高い橋の通行料・飛行機代を使ってやってくる人たちでいわゆるブームが形成されていた事実を知っての質問なのだろうか?たとえ客が増え続けていっても、その特長であった生活うどんが観光うどんに変ってしまえば、それは我々の自慢だったうどんではないはずだ(10年7月1日記す)。
  2002年11月〜2003年3月はこっち、2003年4月〜2003年9月まではこっち、2003年10月〜2004年9月まではこっち、2004年10月〜2005年3月まではこっち、 2005年4月〜2005年12月まではこっち、2006年1月〜2006年6月まではこっち、2006年7月〜2006年9月まではこっち、2006年10月〜2006年12月まではこっち、 2007年1月〜2007年6月まではこっち、2007年7月〜2007年12月まではこっち、 2008年1月〜2008年6月まではこっち、2008年7月〜2008年12月まではこっち、2009年1月〜2009年6月まではこっち、2009年7月〜2009年12月まではこっち、 2010年1月〜2010年6月まではこっち、2011年1月〜2011年6月まではこっち、2011年1月〜2011年6月まではこっち

2010年12月31日(金) 沖縄じゃなく、何年振りかで自宅で年末休みを過ごしている。一昨日は高松のとある行列が出来る一般店へ何年か振りかで行った。開店が11時だから、それに間に合うようにと、家を9時前に出た。まずは製麺所で軽く腹ごなしの一杯を食べて、10時半過ぎに到着。6,7人並んでいる。しまった少し早すぎたかと思いつつゆっくり車を止めて列に並ぶ。ラーメン界はいざ知らず「うどんの一番釜は美味しくない」との、がもむすの言葉がある。座れてかつ一番釜じゃないという微妙な順番、ここはそこそこ広いから、みんな何玉食べるかなぁ、観光客かなぁ、安心できるのは10番くらいからかなぁ、と計算しつつゆっくり歩いた効果で14番目といういい感じの位置取り!開店時には40人くらいの行列になっていた。年末ということでツアーより食べ納めという人が多かったようで2回ほど上がるのを待った。鶏天が美味しかった。食べ終わっても行列は同じくらい続いていた。昨日は今年出来たセルフ店でない一般店へ。これも腹ごなしの一杯を食べて向かう、客は1組だけ、前日に続きまた鶏、鶏唐を食べる。今日は2軒午前中に回った。大晦日ということもあってか空いている。今日はどちらも野菜天だ(笑)。今年一年で県外100玉、県内420玉食べた。
 で、今夜は年越しに、沖縄がつかないただの「そば」の予定である。我が家では記憶があるときから、年越しはそばだった。私は、うどん屋のそば、どうも好きになれなかったので、どん兵衛や緑のたぬきが登場したときはうれしかった。インタレストの調査によると讃岐でも年越しはうどん派よりそば派が多かったと新聞に書いてあったが、感覚としてそうだと思う。そしてそのかなりを、うどん屋のそばが占めていると思う。
 12月の備忘録。百名城1城(箕輪城)。歌舞伎3舞台(南座・日生)。文楽2舞台(国立小)。国宝1件(刀 金象嵌銘正宗本阿花押:文化庁)。一応ノルマ達成。来年はちょっと条件をゆるめよう(笑)。 

2010年12月28日(火) 昨日は高松で忘年会。昼から用事もあったので、商店街に出来た綿谷に寄った。街中は行きづらくて、初めて。そう言えば移転したまいぶんにも行かずじまいだ。南新町とだけ聞いてたので、セルフのうどんやらしくない外観に危うく通り過ぎるとこだった。大と天ぷらで340円!量も結構あり、高松の真ん中でこの値段は近所の飲食店には迷惑だろう。用事を済ませてもまだまだ時間があったので本屋で立ち読み。ふと『現代の赤ひげ 人生とうどん:文芸社』という本に目がとまる。丸亀の開業医さんのエッセイらしい、パラパラとめくりうどんの章、「雑誌みたいな冊子をくれました…店が汚いとか、駐車場の有無、おでんがあるかないか、などとコメントが付いていて、七店満点だったのは『田村』だけでした。今話題の『なかむら』のうどん屋は六点いくつだったと思います。『奥さんは綺麗だ』というコメントが付いていたのが印象的でした」!?俺の本か?昔からなかむらの美人の奥さんは知られていたけど田村は知ってる人でもそんなに評価してなかったからなぁー。でも、微妙に点数が違うし、「印刷屋のおじさんに貸してあげると…活字にして返してくれた」のでもない。「税務署の皆さんが手分けして…作ったもの」、「印刷物をホッチキスで留めただけ」とあるから、ひょっとして情報交換してたO田氏メモ(麺聖は冊子と言えないコピー状態のをもらったことがある)のバージョンアップ編か?メモ何処にやったかなぁ?参考文献に記載がないので謎は深まる。
 えっ忘年会?さわらの白子が美味しかったです!

2010年12月26日(日) クリスマスだというのにケーキも食べず新規店を追っかけるのに忙し毎日。つぶれてはできる繰り返し。改めて思うが、何故この程度の味で開店するのかが理解できない。
 瀬戸芸に関する田尾団長の問題提起には県庁から何か送られたようだが、麺聖には何もこない(笑)。でも、歴史を経た文化財を粗末に扱う御仁が舵取りをする芸術祭という名の税金を使った商業イベントに、税を納めている立場から反対している私、県民のためになると信じて書き続ける。昨日付の朝日文化欄によると、「あいちトリエンナーレ2010」という現代美術の催しが愛知県でも夏から秋にかけて行われ57万人集めたそうだ。チケットの実売は18万枚だったそうだ。瀬戸芸の実売9万枚で94万人がいかに恣意的な数字だったかがよく分かる。当然成功を印象づけようとした経済効果の試算も過大となる。賛否いろいろあろうが議論には正確な情報が必要だ。県庁の広報誌にして子供新聞の四国と経済活動第一主義の日経が成功という記事を流すのはある意味理解できるが、日頃少数意見を採り上げ権力や官に厳しい朝日(記事自体は的外れなことが多いが、そう言う目で読むとためになる)までもが県庁の提灯持ちだけで、事実を正確に伝えない理由が分からない。能力の問題?利権の問題?一番は報道する人達のやる気の問題だと思っている。純粋な気持ちで協力した県民に対する配慮ならば、誤りの附けは県民に帰ってくるから、その姿勢は間違っていると言える。誰かが何も言わなきゃ、成功という言葉とうちの島にもという要望だけが膨れて、芸術の仮面を被った儲からない商業イベントが 三年後には善意の県民を巻き込んで県下全域で行われるのだろう。

2010年12月21日(火) 土日は、新規店3軒ほど回ったが、またまたうどんやの開店ラッシュが起こっている。これも不況が原因なのだろうか?好みはあるとして、これじゃだめだろう?って店があるのが不思議だ。誰も助言しないの?
 さて、昨日瀬戸内国際芸術祭の3年後の開催を実行委員会という誰も責任を取らない組織が決めたそうである。今回の収支については田尾さんが、団長日記に詳しく書いてあるので繰り返さない。私も団長とほぼ同意見である。そもそも行政とは赤字であっても行わなければならないことをするところと私は考えている。芸術祭は芸術の仮面を被った商業イベントであるから、行政が行うことではない。やりたい人が出資して開催すべきものである。
 で、何故か同時に明らかになった日銀が試算した経済効果111億円。閉幕直後に美人支店長さんが発表した150億円より大幅に減額している。私のそんなはずないやろ?という意見が届いた訳ではなかろうけど。日経、朝日どっちにも詳細な推計の基礎数値は書かれていないが、来場者25万人、一人あたり県内日帰り客1万5千円など、何とかバレずに100億を上回らせたかった苦労のあとが見て取れる(笑)。だって実来場者数の推計値が(個別チケットや無料展示があるとしても)パスポートの売り上げ枚数88,437枚の3倍ってのは変だし、入場無料の子供達を含めての一人あたりの支出額だと、支出者割では香川県人の素朴な感覚から高すぎる値である。ひょっとして日銀さん来場者数の数え方を目標の30万人のときから知らなかったのでは?と思ってしまう。ついでだけど、経済効果は、芸術祭が行われなくても、県内で使われたであろう県内客分のお金と、芸術祭がなくても直島に来て使われたであろう県外客のお金を調整した純増額ではないし、芸術祭のためにマイナスになった他のイベント等の調整を行ったものでもない。ところで仮に111億円だとして、それでどうなるの?我々の暮らしになんかプラスになったの?

2010年12月14日(火) 100名城の箕輪城へ行った。20年以上昔、伊香保温泉に行ったとき、箕輪城跡の看板と水沢うどんの店々を発見したが、箕輪城には行かないままだった。100名城に選ばれなければ、多分行くことはなかった、と思う。時々感じるが、100名城の選定かなりマニアックである。
 高崎からバスに乗り、ボランティアさんがいないとスタンプが押せないので、田町で降りて支所を目指した。結果的にはボランティアさんはいたし、バス停も手前の四谷の方が距離も変わらず安いみたい。馬出や大堀切は立派だったし、案内柱も各所にあったが、部分的にも復元されるともっといいなぁ!雲はないし、暖かかったし、平山城といった程度のアップダウンなので、何時間も滞在したかったが、水沢まで近い…。
 で、水沢うどん街道到着。昔食べた店は、観音様に近かったからと、田丸屋と清水屋。庶民的だった(笑)記憶のある清水屋に。うどんのメニューはざる大中小のみ、庶民的でも讃岐うどんに比べると値段的には高い。先に出てきた黄金色の出汁をみて、昔といっしょですねぇ、20年ぶりになりますと、店員につぶやいたら、しばらくして奥から大将と若大将がサービスの一品を持って出てきて挨拶された。
 ちょっと中を見せてもらったが一袋以上の30キロを一気にこねるというから驚きであるとともに、いまだに手打ちを守っている。嘘をつかないことが商売で一番大切なこととおっしゃっており、手打ちと偽る店があることを嘆いていた。
 なかなかいい一日だったが、正月海老蔵がだめになったので、10時きっかりにトライした志の輔のチケット、ID入力までは進めたが、即完売で討ち死にした。歌舞伎のチケットよりずっと取りにくい。

2010年12月10日(金) 先日、京都の河原町で食べたセルフのうどんはまずかった。「讃岐うどんの素晴らしさをお伝えすることができれば幸いです」なんて張り紙があったが、香川県人に恨みでもあるのかと思ってしまった。ひょっとして、昔麺聖が質問のメールを送ったのに返事もよこさなかったチェーン店か?
 ところで「さぬき」うどんの定義だけど、(1)香川県で生産されたのを讃岐うどんとすることには―麺聖はそれに美味しいというのを加えて欲しいが―あまり反対はないと思う。(2)香川県の会社が県外で作ればどうなるのか?香川県人が他県で作るのはいいのか?この場合、香川県の会社、香川県人の定義は?(3)-1香川県の会社の技術援助を受けた会社なら?(3)-2香川県で修行した人は?
 で、台湾の商標問題。とりあえず今回は商品についてだけだけど「台湾の消費者は『讃岐』がうどんで有名な日本の地名と認識しており、産地を誤認、誤信させる」と判断したそうだ。香川県ってそんなに有名か?讃岐が旧国名なんて日本じゃほとんどの人は知らないぞ、香川県=讃岐国を知ってる香川人もあまりいないぞ(笑)そのあたりは置いとくとして、今回の争い、そもそも(3)-1の会社と(3)-2の店主の争いだったと記憶しているけど、この理屈だと、香川県内で生産されたもの以外は讃岐うどんと名乗れないのじゃないかなぁ。そうなればある意味画期的なことである。多分、商標登録させるかさせないだけのことだろうから、台湾にも、まずい讃岐と関係もない讃岐うどんが、あちこちに出来るんだろうなぁ。

2010年12月9日(木) 海老蔵の話、世間はいろいろ言っているが、歌舞伎役者は舞台での評価がすべてであり、プライベートなんかどうでもいいと私は思う。まっ、重大な法律違反は、今の世の中では許されないのでしょうが、昨日まで報じられている範囲では、大騒ぎする内容ではない。「『心の勉強』を重ね、荒々しく戻ってきて欲しい」と9日付けの天声人語は書くが、心の勉強なんかどうでもいい、荒々しく戻ってきて欲しい、人間的に成長した大根役者なんかにならずに。1月のテアトルも2月の御園座のチケットも押さえていた私はそう思っている。復帰までにまずすべきは、松竹が危機管理能力を学ぶことじゃないかなぁ。暴走族より劣る発信力じゃどうにもならない。

2010年12月6日(月) 土曜日曜は南座。高速バスの三番街到着が遅くなったため、昼夜通しができず、夜昼での観劇。 そのため時間ができて松園展が観られた。「舞仕度」がよかった。それにしても京都は人が多い。5番のバスは積み残し続出。夜の部は休憩を含めて6時間25分、終演が10時40分の顔見世らしい長さ。通して観たら半日劇場にいることになる。翌朝はちょっと遅めの紅葉を求めて真如堂へ。JRのポスター以来人気スポットになって今では三脚禁止になっていた。紅葉の永観堂は写真に撮り辛らく、写真になり易い上に人がいない真如堂によく三脚を据え写真を撮ったものだ。昼の部南座へ着いて驚いた。昨日まであった海老蔵のまねきがない。聞くと番附の変更に合わせて深夜に下げられたそうだ。跳ねた後、河原町に出来てたセルフのうどん店に。昔の讃岐うどんブームの時の京都でも何軒かの讃岐を名乗る店が出来たが、ことごとく撤退した。もし長続きするようなら、味はともかく儲け方は知りたいものだと思う。味は?本当にともかくでした(笑)。

2010年11月30日(火) 明日から師走、本当に一年が早い。今月まで順調にノルマ達成中!
 11月の備忘録。百名城1城(人吉城)。歌舞伎5舞台(八千代座・丸亀・新橋・国立)。国宝6件(青井阿蘇神社、餓鬼草紙:京都国立博物館、太刀無銘一文字(山鳥毛)、太刀銘吉房・太刀銘備前國長船住左近将監長光造:林原美術館、短刀無銘正宗(九鬼正宗)。
 今年に入って11月末までに県外92玉、県内374玉。

2010年11月29日(月) 先日、岡山に国宝を見に行った。県立博物館から林原美術館まで岡山城の周りを歩くことになるが、旭川沿いは河川改修で止むを得ないと思うが、せめて石山門から西の丸のあたりでも、堀とか残せなかったのだろうか?学校、市民会館、病院、放送局工夫できなかったのだろうか? もう少し城跡の風情を残していれば、岡山城も後楽園のオマケじゃなかったのに。名物デミカツ丼を食べようと思っていたが、うどんの暖簾を見て条件反射でうどん屋に入ってしまった。それにしても見かけたうどん屋三軒ともにさぬきを名乗っていたのには笑った。
 更新が滞っているが、これはパソコンの調子が悪いことによる。買うにしても、PCカードでエアーエッジというネット環境の制約があって、迷っている。ウイルコムさんに聞くとエクスプレス、USB、PCカードの各1機種しかない。経営危機はこんなところにも現れている。で、エクスプレスはそんなスロット今のパソコンにはないし PCカードは新古品なのに高い。USBはデータをネットから取り込まなければ使えないという鶏が先か卵が先かみたいなもので、決断できないでいる。とりあえずは、中古パソコンを買って急場をしのぐことにしたが、昔だったら、本体だけでなく接続環境からソフトまですべて新しくしていたのに。不況で貧乏になったのかな?このアップが成功すれば取りあえず初期設定は成功したということで(笑)。

2010年11月22日(月) 昨日は、朝から家で母の25回忌の法事。もう25回忌ということもあって、遠くにいる親戚を呼ぶのもお手間をおかけするということで、近くの親戚だけのこじんまりとした法要だ。まずは法事には欠かせないうどんを食べる。いなりやの麺だ。いなりやはだいぶ前から飲食は止めているが、玉売りは行っている。法事が終わったあと食事をしたが、94歳になる伯母の食欲の旺盛なことには目を見張る。私とほとんど同じくらい食べた。聞くと歯は21本だったか22本だったか、やはり歯は長生きの秘訣だ。

2010年11月16日(火) 土日月と休みに東京。歌舞伎は置いといて、まずは志の輔の落語。東京国際フォーラム ホールC、日の出寄席夜の部、先行予約で蹴られようやく手に入れたチケットは3階最後部いわゆる天井桟敷。座ってみて驚いた、舞台が遠い、客席数1500だから歌舞伎座の1957より小さいのに舞台は驚くほど遠い。いかに歌舞伎座が歌舞伎に特化した優れた劇場だったかが分かる。「ディア・ファミリー」と「柳田格之進」だったとネットで調べ後で知る。次に、源氏物語絵巻、いつも空いている五島美術館が長蛇の列。最後がゴッホ展。「アルルの部屋」って、ついこの前のオルセー美術館展でも観たよなぁ?と不思議な思ってると全部で3枚あって、あれはオルセー所蔵のもの(接収された松方コレクションの一枚)で今回のがオリジナルだそうだ。
 久しぶりの東京麺通団では団長日記の通り、太くない、伸びる麺に変っていた、今の讃岐人の好みならこうなるよぁ。個人的には宮武の麺を目指して欲しけどそれは無理というものだろう。あとオプションの天ぷらのバージョンアップも希望する。はなまるにしても麺通団にしても、天ぷら小さすぎ。コスト的に無理なのか、需要がないからなのか分からないけど。

2010年11月8日(月) 土日に観劇仲間6人で八千代座へ行った。夏頃に行く?と聞かれたとき、人吉に行くなら行くと答えていた。土曜の早朝に発ち、日曜の夜に帰る行程。恩恵を受けてて言うのも何だが、千円高速はやはり変だ。
 八千代座で玉三郎を観たあと馬刺を食べ一路人吉へ。泡が体にまとわりつく温泉に入り、翌朝、青井阿蘇神社で国宝の社殿を見、人吉城で百名城のスタンプを押した。人吉城は御館の刎出し石垣が有名だが、詰の城に当る部分の石垣も立派。
 そうそう山鹿ではいつも見るだけだったうどん屋に勇気を出して入ったが、博多に似た軟らかい麺だった。

2010年11月4日(木) 一昨日からさぬきの夢2009を使ったうどんの提供が始まった。従来の夢2000は、お世辞にも美味しいとは言えず、たまたま夢2000限定提供の日なんかに当ったら、はずれクジを引いた思いだった。
 で、夢2009、昨日の吉原食糧の「さぬきうどんタイムカプセル・4」で昨秋の2品種食べ比べ以来食べてみたけど、今のうどんの流行りの伸びる麺ではなく、どちらかと言えば、さくい感じ。
 数%の需要しかまかなえないこの夢2009でブランド戦略というか差別化を目指していくのだろうけど、私としては、粉は大切だろうが、県内のうどん屋さんには腕で、関西の讃岐うどんに負けないうどん、再び日本で一番の讃岐うどんになることを目指して欲しい。

 美人支店長と評判の日銀の支店長さんが、瀬戸内国際芸術祭の経済効果は150億と言っていた。本当にそうかなぁ?美人かどうかはある程度は好みもはいるからなぁ、じゃなくて、150億円はおかしいだろう。もともと日銀は50億円と試算していた。その前提の来場者(計算の方法から実数じゃなきゃ変)は10万人だった。目標の3倍になった90万余りの観客は芸術祭の数え方、実数の10万人にそれほどの変化はないはずだ。もちろん私は、善通寺に住む私の周りに芸術祭に行った人などいないし、話題になったこともないから、もともとの10万達成すら怪しいと睨んでいるし、うどんに500円以上支出できないケチな香川県民が1万3千円も消費などしないと踏んでるが。
 幸いなことにチケット販売数はあるだろうし、島への交通手段も船しかないので、かなり正確な実数の計算は可能なはずだ。それに基づいた、過大でない数値を希望したい。最近のイベントでは、経済効果を多めに算出するのが流行っているが、そのうち経済効果の数値を誰も相手にしなくなるのならまだしも、それを元にいろんな計画が立てられることが恐ろしい。

2010年10月31日(日) 昨日から「Twitter DE おかやまB級グルメラリー」が始まったらしい。デミカツ丼、ホルモンうどん、カキオコ、ひるぜん焼そば、たまごかけごはんの5種類、計78店舗を回るもの。紙のスタンプラリーよりコストがかからないことと話題性からツイッターを採用したそうだ。ツイッターが出来ない私、比較することは出来ないが、百名城のスタンプをコツコツ集めている経験から言えば、紙のスタンプラリーはとても楽しい!第4回関西讃岐うどん巡礼がツイッターにならないことを祈っている(笑)。

 10月の備忘録。百名城3城(岡崎城・松代城・松本城)。歌舞伎5舞台(御園座・中村座・国立・新橋)、文楽2舞台(文楽劇場)。国宝11件(太刀 銘 長光・光忠・来孫太郎作:徳川美術館、七条袈裟横被:東寺、無準師範像:東福寺、延喜式神名帳:金剛寺、葡萄唐草文染韋・花鳥彩絵油色箱:東大寺、楽焼白片身変茶碗:サンリツ服部美術館、越中国官倉紊穀交替記残巻・淳祐内供筆聖教悉曇字母:石山寺)。
 今年に入って10月末までに県外83玉、県内341玉。

2010年10月29日(金) 昨日の朝、彦江でうどんを食べた。うどんブームのずっと前、あれはいつのことだったっけ?どこのうどん屋が好きか?と聞かれ、田村と宮武と彦江と答えたことがあった。S級店なのに立地条件からか、土曜日でもそんなに混んでいない彦江は貴重な存在だった。以前にも書いたが同じうどん屋にはひと月に2回は行かないようにしているが、今月2回目である。廃業の情報が広がり平日の午前なのに遠方からの客もいて混んでいた。これから仕事に行くというB府君もいた(笑)。
 有名店の客は確実に増えたが、うどんは昔に比べて発展しているのだろうか?宮武はもうないし、彦江もこの土曜日まで、時代の流れとはいえ寂しいことだ。

2010年10月27日(水)週末 いつものようにスタートは東京で歌舞伎、そしてうどん。結構有名な讃岐系のうどん店の話。「ぬるめ」ってのがあったので尋ねると麺が熱くだしが冷たいという。逆でお願いした(笑)。
 その後、休みを取って、松代、松本、高島と城巡りをしてきた。 松代城は門、土塁の復元があるが何か足りない。 冷静に考えると百名城に選ばれたのは川中島の戦いのおかげだろう。 街にも古い武家屋敷が残るが、どこかバラバラの感じが、真田邸から城までの道を整備すればかなり印象が 違ってくるかも。ただ、象山地下壕と文武学校は見もの。松本城は何年かぶりだが平日にも関わらず天守閣はラッシュ状態、本物はさすがにいい。門も復元されているし、内・外・惣(総)堀とかなり残っている。 それなのにちょっと物足りないのは天守への道がないというか唐突に天守が現れるからだろうか?城の風格を決めるのは石垣だが、風情を醸し出すのは堀のような気もする。 枡形、馬出が復元されたらなぁと感じる。同じように諏訪湖に浮いた城だったのにポツンと町中に取残された高島城も少し残念。浮城だったら、間違いなく百名城に選ばれていただろうに。 サンリツ服部美術館で見た光悦の茶碗、何時までも見飽きない姿。そうそう上諏訪の居酒屋で一人で飲んでいるとき話しかけてきた人、子どもの頃 小豆島のユースに泊まったら500円でおつりがあった、波照間にも何度か行ったことがある、泡波が…などなど、 類は友を呼ぶというか…彼が勧めてくれた横笛、彼が飲み干して飲めなかったのが残念(笑)。

2010年10月18日(月) ビギンのコンサートへ行ってきた。 去年も行った、一昨年も行った、三年連続でビギンは香川県に来ている。いつも思うが、子どもからお年寄りまで文字通りの老若男女!途中のカチャーシー、前の方の観客は体全体で踊っていたが、私のは手だけがぎこちなく動く(笑)。 そうそう、コンサートに行くと言うと、ちょっとしか歳の違わない妹がライブねと言う。無理に若者みたいな言葉使わなくても。

2010年10月12日(火) 三連休、バスに乗り名古屋へ向かう。バスは高松駅を経由する。まだ7時なのに島に渡る船のチケットを求め売場に並ぶ大勢の人を見た、雨の中御苦労なことだ。数え方はともかく30万の目標に60万で船は積みのこし、イベントは多く集めれば成功というものではない。大幅な予測の誤りはそれが多い方にはずれても失敗である。バス停ごとに乗客が増えバスほぼ満員、法隆寺、亀山を通り大雨の中15分遅れで名古屋到着。徳川美術館、市博物館と回り国宝を観る。その後、御園座の顔見世夜の部、山城屋さんの政岡がよかった。先代萩ってあまり好きじゃなかったが、とても楽しめた。跳ねた後大雨で遅れていたJRに乗って刈谷で泊まる。5千円で朝食付きとは宿も安くなったものだ。 翌日、前線が通過し終わって晴れ間がのぞく。正保城絵図が残る刈谷城址へ行く。公園化されてて城を感じさせるのは堀くらい。
 と、この調子で3日間書いても何なんで、あとは簡単に。岡崎城で100名城スタンプゲット。近鉄で大阪まで戻り、平成中村座夜の部を安い桜席で観て感激!天守閣は見えなかったけど中村座はやはり幕の内側がのぞける桜席が一番。春菜で醤油うどんを食べる。日曜の夜大阪で芝居が跳ねた後はいつも春菜だが、他にもいいうどん屋ないかなぁ?またしても朝食付き4,480円という格安の宿に泊まる。翌日は京博で国宝を観て、TKUでひやかけを食べ、大阪城の金蔵・千貫櫓に入り、市立美術館で国宝を観て、満員のバスで 帰った。合計舞台2、博物館4、城3 、うどん3玉、人からは若いですねぇと言われた。旅ってある程度習慣なんだよなぁ!

2010年10月7日(木) 昨日の朝日の社会面に「B-1GP効果が36億円」という記事があった。 厚木市によると食事チケット1億2千万円、宣伝効果7億2千万円、交通費、宿泊代などで2日間の経済効果計36億円という内容。 これから販売した食数が、約35(120,000,000/350)万食、来場者が12万(120,000,000/1,000)人くらいと分かった。 でも、1億2千万円と7億2千万円からどうやったら36億円を導き出すのかが分からない。 ネット上にも詳しい積算はない。仕方ない自分で考えてみよう!最大値で推測して交通費は6千万(12万人*500)円、 宿泊費は関係者が2千3百万(46団体*25人/団体*1万円/人泊*2泊)円、来場者の1%が宿泊するとして、 1千2百万(120,000*0.01*1)円くらいだろう。 このうち、今のところ現実に動いたお金でないので回らない宣伝効果を除く2億1千5百万円がグルグルグル… と回って10億円としよう(笑)。 これに宣伝効果を足して17億3千5百万円。物販もあったので…これでやっと36億の半分だ! まさか厚木市役所や関連団体が助成金を億単位で…(笑)。
 そうそう来場者数や経済効果と税金の話では、田尾団長が日記で、瀬戸内国際芸術祭は、来場者数を作品ごとにカウントしている、 投資額(税金)に応じたリターンとなる値より目標数が低いのではないか?イベントが終わったら地元マスコミは検証して!と書いていた。 でもねぇ、うどんに対する冒涜としか思えない『UDON』とか夢2000とかに、 考えなしの提灯持ちの記事を書いただけのマスコミにそれを望むのは無理というもの。
 昔、会社からチケットをもらったけど瀬戸大橋博には行かなかった。 UDONは満員の県内の劇場を避けガラガラの県外の劇場で観た。夢2000は可能な限り食べないように心がけている。 瀬戸内国際芸術祭には行かない。どうも私は、香川県庁の主導するイベントとの相性が悪いようだ。

2010年9月30日(木) このまま暑さが続くのか?と思われたが、彼岸を境に無事秋らしくなり9月も終了。このまま新規開店が続くのか?との思いを残して10月へ。
 9月の備忘録。百名城1城(駿府城)。歌舞伎6舞台(新橋・高松・南座・新歌舞伎座)、文楽2舞台(国立小)。 国宝4件(根本百一羯磨:根津美術館、毛詩・文選集注:東洋文庫、両部大経感得図(龍猛):藤田美術館)。 今年に入って9月末までに県外77玉、県内305玉。

2010年9月29日(水) 先週の水曜、パソコンに充電ができず、只の箱に。ということで、その間暫く使っていなかったCE機を引っ張り出してきた。ところでON、OFF自在のこのモバイル機何故普及しなかったのだろうか?さて、通販主体の会社製なのでサービスセンターに電話を掛けるが、つながるまで何回もボタンを押すというまどろっこしいことに。多分アダプタの不具合ということで、すぐの交換を依頼すると、見積りをメールかFAXか郵送で送り、内容確認し入金すれば送付とのこと。パソコンが起動しないのでメールはだめ、FAXもない、郵送は時間がかかる、仕方なく携帯メールを選択した。金曜日に届いたメールは、案の定添付ファイルに見積りがあり何も読めなかった。再び電話を掛けると金額を口頭で教えてくれて、カードでの引落とし完了。どうせ電話は録音しているのだろうから希望者には最初から口頭確認に改めればいいのに。でもここからがまた、時間がかかった。金曜の16時発送のはずなのに土、日には届かず、月曜夕方の不在配達票が届いていた。配送センターに電話を掛けると、今日は無理、じゃ明日の19時半と言うと、確認しますとのこと。折返しの電話で、善通寺にその時間には配達に向かう車がないとの回答、少しは早くできるが、昼間は仕事なので無理、それでは仕事先へは?、外出もするので交換は無理、との問答ののち相手が再度の折返すとのこと。結果火曜の19時半配達となった。配送センターは香川町にある。確かに善通寺に夜の配達は難しいのかもしれないが、こっちも香川町に平日取りに行くのは無理だ。一応往復の送料を千円も支払っているから、個人向けの配送に夜間の時間指定ができない運送業者を選択したメーカーの未熟さになると思う。動き出すまで、まる7日もかかった、ちょっと工夫をすれば、発注までに2日、配送で2日短縮できるはずだ。次の購入は別の会社を選びたいというのが今の正直な感想。

2010年9月26日(日) 尖閣の船長釈放の話。これを検察が単独でやったのなら、検察は解体しなければならない。FD書換えより、大きな問題である。 内閣が指示したのなら、衆議院を解散して国民に信を問うべきである。違う価値観の相手に平和平和と叫んでも無意味であることが証明された。時代小説の中の古代中国、政治と軍事の能力は同じものと 書かれていた。

2010年9月21日(火) 厚木で行われた第5回B-1グランプリに行ってきた。三連休で安い飛行機がないので土曜日は南座で海老蔵を観て2日目の日曜、新幹線で9時過ぎ厚木到着。第一会場混雑との案内にちょっと遠めの第二会場へ向かう。9時半に並んだ「たまごふわふわ」は9時45分の繰り上げオープンから45分待ち、他の列は順調に進んでいるようなので、何人かで行って分かれて並ばないと人気のブースで食べるのは難しいようだ。次は回転のよさそうなところを探し、「奥美濃カレーひっちゃく棒」にたまごふわふわを食べながら並び食べ終わった頃にゲット。ひっちゃく棒、工夫の跡は後は認めるが、カレーがうまく付かずちょっと食べにくい。そうこうしているうちにどんどん人口密度が高くなってきたので第一会場へ向かうこの頃早くも第二会場現金取り扱いOK。第一会場は入場制限をしていたようで、入ろうとするとこっちと言われ、長蛇の列にめまいがしそうになったが、手にしていたチケット見せれるとすぐ入れてもらえた。入場制限のおかげで混雑はあまりなく、「油麩丼」、「豊川いなり寿司」、「佐伯ごまだしうどん」、「あいがけ神代カレー」とほとんど並ばずに食べられた。案内・取材と汗だくの三年連続二位の八戸せんべい汁の木村会長に御挨拶をし情勢を伺うと、初出場の、蒜山が頑張っている、○○は手順が悪くて行列が出来ているだけ。何れにしろ僅差で激戦とのこと(残念ながら今年も優勝ならず三位、三位でも立派だが暑さがマイナスだったかも)。今年から厳格に一人一膳になった投票を気にされてたが、私が投票した時、第二会場はそうでもなかったが、第一会場は余分な箸を取り上げられた。100円余ったので、飲み物を買って終了。数えてみると46出展のうち、まだ食べてないもの16、現地に行って食べたたことあるもの10、B-1他のイベントで食べたことあるもの20。
 結果は2日間で43万人ほどの人を集め「甲府鳥もつ煮」がゴールドグランプリに輝いた。2回目の富士宮大会から行っているが、メディアにも取り上げられ大成功のイベントになったが、落ち着いて掘り出し物を探したり、ブースの人たちと話をするということが出来辛くなった。ふと思ったのだが、来場者数ってどうやって数えたのだろうか?たまごふわふわは1時間に頑張っても300食くらい作るのが限度だろう。ここを平均として、46団体52ブースで、300食/時間*6時間/日*2日*52=187,200食。鉄板系・大鍋系は時間千食はいけそうだから上方修正の意味で、ロコーフードフェスタ39ブースもB-1と同じだけ販売したとして加え、提供数として33万食程度、43万人は物販も含めた述べ提供数だろう。で、人の数に換算すると1000円チケット分1人3食食べるとして10数万人というところか?
 そう言えば19日には、うどん学会が高知で開かれたようだが、これも昨年の横手・五島に引き続きB-1と重なり欠席、別に学会員でないから、日程にケチをつけるつもりはないが…。来年のB-1は11月に姫路で開催予定、学会も11月に移動ってことはないよな?月曜日は、大阪上本町で新歌舞伎座のこけら落し公演を観て、寿命を延ばした後バスに乗る前に食べたうどん屋で正体がバレた。香川のうどん屋では私のこと山越の奥さんとがもむすと三好さん以外に知られていないのだが、関西でもこれで3軒(笑)。

2010年9月16日(木) 昨日映画を観てきた。浜村さんのラジオで気になっていたけどなかなか来なくて 来たら来たらで2週間だけ上映される『ちょんまげぷりん』。 劇場に入って驚いた。水曜日とは言え男性は私1人!あとは10代、20代、30代までの女性が20人ちょっと。 主役がジャニーズだったらしい。 小ネタ満載のいわゆるB級映画だが、ちょっと考えさせるところもある秀作。 あまりにおもしろかったので原作買いに行こっ!でも、2週間だけの上映はもったいない(追記:予定通りか変更か分からないが4週間目に突入)。

2010年9月11日(土) ちょっと前の、日経新聞の記事だったかなぁ?デジタルネイティブを対象にITエリートを育成するって内容。でもねぇ、ネイティブってそんなにすごいのかなぁ?自慢じゃないけど私日本語ネイティブ(笑)。でも某ネイティブじゃない外国人作家さんのような素晴らしい文章は書けない。

 昨日は県民ホールでの勘太郎・七之助の錦秋公演。チケットを求めて、昼に電話したら、直接会場にとの素っ気ない対応。何とか仕事が片づいて最後の18きっぷを使って夜の部に。安い席1枚と言うと、いい席があるから3000円のしてと売り場のお兄さん。1階20列28番、ちょっと後方だけど真ん中だ。定価6500円のところが3000円、昼の素っ気ない対応の理由が分かった。で、会場に入ると、予想に反してそこそこ入っている、老若男女、若いカップルもちらほら。2回公演の夜、踊りだけでこの入りはなかなかのものだ。途中に挟まれた芸談は公演全体の流れを切ったみたいで??だったが、勘太郎君の踊り、きまった線がきれいで上出来だった。跳ねたあとせっかくの高松、車じゃないから、まだ行ってなかったうどん茶屋でうどんを食べた。
  
 最近のニュースから感じたこと。厚生労働省の局長さんの無罪事件。検察が悪いってことは置いとくとして、証明書を部下が不正発行した監督責任はどうなるの?厚労相は復職に言及したそうだが、逮捕されなければ、左遷すべき案件のはず。誰が行為者に仲介したの?そこに庇うべき存在がいるの?
 薬物中毒の女性を救わなかった芸能人。彼には責任がある。でも、彼女は被害者というより共犯者であろう。亡くなった女性の関係者の彼への非難、彼女の行為を考えたとき道義的にそんなこと言うべきなのかなぁ?
 善と悪、この2つの事件の報道、納得いかないなぁ。

2010年8月31日(火) ついに200歳も登場ですか!まぁ亡くなった人の戸籍なんて相続の時くらいしか必要ありませんから騒ぐこともないんですが、簡単に発見できるのはコンピュータのおかげですね。

 8月も終わりなのに暑い。必要は発明の母。ネットの日経によると74年間日本一暑かった山形発の「冷やし」が人気だそうな。冷やしラーメン、冷やしシャンプー、冷やしシェービング…肉そば、玉こんにゃく。そう言えば、田尾団長が書いていた(今日付の一日一言が後追い)冷やし釜玉うどん、これも赤城山脈からのフェーン現象と東京からのヒートアイランドの熱風により、40℃を超えることもある日本一暑い街を名乗る群馬県館林市のもの(地元紙によれば今夏は埼玉県熊谷市に圧勝とのこと)。
 かき氷を混ぜたとあったので、釜上げ麺に直接氷を混ぜたのか!と興味が湧いたけど暑かったので普通の麺にイベント限定で載っけただけみたい。地元の名産品の醤油をかけたこっちで言う醤油うどん、オプションに天かすと半熟玉子が実態らしい。では「釜」は?器も普通の丼のように見えますけど(笑)、名物分福茶釜の「釜」かららしい!
 こうしてみると、讃岐うどんのメニューは日々の営みの中から生まれたものだけに必要かつ的確だ。釜が付けば釜上げ麺を使ったもの。ひやあつ・ひやひやなんてこれ以上簡潔には言えない。で、讃岐で「冷やし」と言えば、スタンダードなのはガラス製の鉢に麺と水と氷を入れ、つけだしで食べるものでしょうか?

 8月の備忘録。百名城1城(広島城)。歌舞伎4舞台(新橋・国立大亀治郎の会)、文楽1舞台(内子座)。国宝4件(浄土寺本堂・多宝塔・黒韋威矢筈札胴丸:春日大社・薬師如来座像:奈良国立)。
 今年に入って8月末までに県外72玉、県内270玉。

2010年8月22日(日) 昨日は内子座文楽。昼食に「いなりや」でうどんを食べようと思っていたが、暖簾はあるものの、準備中の看板、ひょっとして名物のいなり寿司が売切れて閉めた?三度目の正直もならず、下芳我邸の蕎麦にした。呂勢大夫がよかった、ひょっとしたら清治さんの三味線がよかったせいかもしれないが…。
 休みにほとんど家にいない私、知事選は期日前で投票している。誰に?って、そら松本明子でしょうが(笑)。4人のポスターを先入観なく眺めれば、一番いきいきとしている。これって、不幸なことなんでしょうが…。選挙でもよく言われる「地産地消」、江戸時代の幕藩体制は地方分権というより完全な独立国、地産地消だった。その中で、江戸や大坂などの消費地に送る特産品を持った藩が栄えた。歴史は繰り返すと言うか、振り子のように揺れるというか、で地産地消は本当はどうなの?と思っていた。昨日、人口が減少し市場が縮小する高知県は「地産外商」に活路を見いだそうと銀座にアンテナショップを開店した。

2010年8月15日(日) 昨日のお盆で賑わうある有名うどん屋での客と店員の会話。持って帰る麺ありますか?お土産用ならこれが、自分で茹でるんですか?12分くらい茹でます、茹でてるのはないですか?お持ち帰りできません。うどんが生ものって知らないのかな?
 高齢の行方不明者の問題「住民登録の管理のずさんさが、大勢の高齢者不明問題につながった形だ」と四国新聞のWebにあったけど、筆者氏が住民登録の正確さを求めているのならそのとおりだけど…住民票上解決するだけで、別の所で登録されるか、死亡が確認されるかしない限り行方不明である事実に変わりはない。現実に毎年千以上ある身元不明の遺体と住民票を一致させることは不可能だろう。原因のひとつであることが間違いない個人情報保護法、内容はともかく結果的にネーミングミスだった。法の趣旨から、個人情報適正化法にでもしておけば、過保護法にならなかったのにねぇ(笑)
 香川県庁がふるさと納税のパンフレットを夢2000のこだわり店などに置いたというニュースがあった。当然使い道は県産小麦の振興。それより目的と手段が不可解な排出規制で困っている美味しいうどん屋への助成の方が、ずっと讃岐うどんのためになると思うけど…。

2010年8月11日(水) 昨日付け四国の地域経済面に「本場のうどん味わう」という見出があった。内容は栃木県の国分寺町の児童が、香川県の国分寺町を訪れ児童らと「本場のうどんを味わう」など交流を図ったというもの。
 ちょっと考えてしまった。栃木県は小麦栽培の盛んな関東平野にある。うどん博士の加藤先生は群馬県から栃木県に通じる日光例幣使街道の沿道は粉食文化が盛んと書いていた。両毛線沿いには、ラーメン・うどん・そばが名物の街が多い。葛生には耳うどんもある…。
 国分寺町のある下野市はちょっと東寄りだけどこの児童たちも普段からうどんに親しんでいると考える方が普通である。あっちからすれば、こっちのうどんは外国産の小麦で打った、やたら白っぽいうどんに過ぎないと思っているかもしれないし。うどんをあまり食べないと記者は確かめたのかなぁ。私だったら、うどんの違いをしゃべる声を集めての交流の記事にするけど…。
 どこまで知ってて考えて書いたかは分からないけど、どこか傲慢さを感じさせる文章である。本場、本場と言うのはいいけど、本場さぬきうどんが関西さぬきうどんに、追い抜かれたという現状を知らないんだろうな多分。

2010年8月8日(日) あるうどん屋で県外客が、宅配便で送るんだ、と玉を求めていた。店員が「生」でなく「茹」なんですけど、と説明したが、その人は冷凍だから大丈夫、地元の人が美味しいというのを買うんだ、と主張。店員も困っていた。そんな間違った情報を誰かが流してるんでしょうかねぇ。送られた麺がどうなったかは知らないが、それと比較すれば、ほとんどの店の半生麺の方がずっとずっと美味しいのに!
  昨日は、飛行機に乗るためだけでなく、蛇口を利用するために空港に行った。初めてこの手の都市伝説を聞いたのは「愛媛では蛇口をひねるとポンジュースが出る」だった。これは2008年に松山空港のイベントで実現され、以後もイベント限定ではあるが実施されている。二番煎じの「香川では蛇口をひねるとうどんの出汁が出る」が遅ればせながら、先月、高松空港に設置された。香川県民にとっては利用しづらい昼間の時間帯だが目的から考えれば仕方ないか。続くのは徳島がスダチで、高知がユズか文旦か?で、蛇口より気になったのは、路上駐車のマイカー。3車線の2車線を占領している、駐車場から出るのに危ない。危険箇所の違法駐車は県警さんもどしどし取り締まるべきだ。

2010年7月31日(土) とにかく暑いです。この半月間に熱中症で亡くなれた人の数は、新型インフルの累計を上回ってます。ついでに言うと例年季節性インフルエンザの死者は約1万人でした。
 ある通販会社のカタログに「本場香川では行列が出来る有名店『せい麺や』の絶品うどんがご自宅で手軽に食べられます!!」とあった。ところで「せい麺や」って何処にあるの?ちなみに私は善通寺に住んでいます(笑)。
 ネットで、立派な事業であっても時間には勝てないから業務を遂行する上で、改革は不断に行わなければならない、という立派な文章に出会った。多分正しいのであろう。でもね、時代の流れに取り残された街や物が、何年も経ってから評価され、世界遺産や文化財になっている。不断の改革が行われていたら、多分それらは跡形もなかったに違いない、とひねくれている私は思った。
 7月の備忘録。百名城2城(郡山城・山中城)。歌舞伎7舞台(松竹座・南座・国立大・赤坂・新橋)、文楽3舞台。国宝7件(太刀 銘正恒・銘吉房・銘則房・銘国宗・銘筑州住左・短刀 銘国光・銘左/筑州住:ふくやま美術館寄託)。
 今年に入って7月末までに県外67玉、県内232玉。

2010年7月27日(火) 週末東京へ行った。国立劇場では壱太郎君がきれいだったし歌舞伎のみかたも挑戦的でよかった。演舞場では馬盗人の馬と背景の絵がよかった。芝居の合間に、六本木新美術館のオルセー展に行ったら、何故か行列も何もなかった、場所間違えた?思わずチケットを再確認した。中に入りラッシュ時並に混雑していた(帰りには行列も出来ていた)ので少し安心した(笑)。私美術とかに疎いので、瀬戸内国際なんとかなんかには全然興味が湧かないが、ゴッホの絵ならもらってもいいと思ったし、ゴーギャンの「タヒチの女たち」迫力があった。そうそう瀬戸内国際なんとかの総合ディレクターさんの特徴ある名前何故か気になっていた。現代アートに縁のない私、どうしてだろうと思ってたら国宝ウォッチャーとして国宝の展示情報つながりで記憶してたのだった!なんと管理の悪さのため文化庁から国宝中宮寺仏像の展示許可をもらえなかった新潟市の美術館のその時の館長さんでは!いくら実績があってもねぇ…。マスコミはそういう情報って報道しないのね、というより記事のほとんどがイベントの提灯持ち、実は島民は困惑しているとか、アートとか言ってるけどただのがらくたじゃないかとか、税金の無駄遣いって記事もある方が健全だと思うけど。福武さんの広告費に目が眩んでたりして(笑)。夜は某大使や某政治家などの著名人が通うという高円寺のさぬきやで冷カレーを食べたが、なかなかのものだった。
 日曜は東京駅から18きっぷで三島へプチ旅行、100名城の山中城へ。一部改修中だったが、見所の障子堀はやはり見所。この堀だけで100名城に値する。国道1号沿いの茶屋でうなぎを焼いていたが、30分待ちと言われ、バスに乗るので30分が確実なら待つと答えたら、もっとかかるかもしれないと言われあきらめた。街でB−1でおなじみのコロッケを食べようと案内所に聞くも、日曜で精肉屋は休み。子どもの頃おやつに肉屋の1個10円のコロッケを食べていた私、コロッケをレストランなんかで食べる気分にはならず、駅前の弁当屋の1個130円のをかじったが、もう少し販売方法考えられないものかなぁ。
 月曜朝、寿司大は4時45分にすでに2巡待ちくらい、あきらめてカレー屋に、たけだが休みなので今回の築地はマグロ丼、カレー、ラーメン、うなぎ弁当。帰りの飛行機は富士山の真上を飛んだが、ちょっとだけそれたので火口が見えた、緑の裾野が広く美しかった。

2010年7月23日(金) 来年度の国の予算が組めないとの報道があるが、参議院選挙で、こども手当も高速無料化も否定されたのだから、そこを削ったら簡単だろうに…。お金って集まるほど力を発揮するものだから、ばら撒き予算より目の敵にしている無駄遣い予算の方がお金の使い方としては真っ当だと思う。
 長らく閉まっていたはずの善通寺駅前の四國に暖簾がかかっていたように見えたのは錯覚だったのだろうか?昨日車で通り過ぎたとき開いているように見えたけど。40年ほど昔小学生のとき、出来たばっかりの四國うどんに家族で食べに行ったことを覚えている。自分で温める完全セルフで、小30円、大50円、玉10円、家の近くの大衆食堂では一杯40円だった時代だ(正しいかどうかは別として そう記憶している)。そうそう、人生最初のうどんの記憶は、通っていた丸山町(家からはかなり遠い)の保育所横のうどん屋。 名前は当然覚えていないし、記憶として残っているのは食べている場面でなく、(前に食べて美味しかったらしく) 楽しみにしてた土曜日の帰り(多分昼食がなかったのだと思う)食べられなかって残念だったという思い出。いつも食べていたのは、家の近くのベビーセンターのうどん、よく妹がお使いに行かされていたが、常に何玉かのサービスがあった。

2010年7月16日(金) レオマが再びリニューアルオープンするそうだ。元々テーマパークを後背人口の少ないところに作るのが無謀だったのだが、それは置くとして、一体運営から分割運営を経ての再びの一体化、どこか中央集権と地方分権の争いに通じるところがある。

 相撲も芸能も現代において、暴力団との関係を断つべきである、という考えに反対はしない。ただ、今話題になっている賭け事は本当に悪いことなのか?暴力団の資金源になるから悪い。その論理構成は違うだろう。暴力団が悪いのであって賭け事が悪いのではない。その理屈なら一部が北朝鮮の資金源になっているといわれるパチンコは大罪になる。日本の刑法では賭博は犯罪、それも事実である。でも、世界共通での罪ではない、つまり、天下を揺るがす大罪ではないはずだ。

 かなり前だったか、本屋で某うどん本を立ち読みしたとき、とても読みにくいと感じたことがあった。自費出版ではなさそうだし、情報を伝えるのが主目的のWebでもないんだから、読み易くするというのは基本と思うけど。これじゃ内容に入る前に、拒否されるよなあ、どういう考えで出版したんだろうと思っていた。
 最近、『瀬戸内国際芸術祭2010公式ガイドブック』にも同じ思いを抱いた。乱視と近視と遠視が混在する私なのでそう思ったのかもしれないし、あまりなじみのない横書だったからかもしれないが、出版元は美術出版社という、いかにもという名前だったので、これが、現代風で、私の感覚が時代遅れだけなのかもしれない(笑)。

2010年7月6日(火) 同じうどん屋にはひと月に一回だけ行くようにしている。平日の昼休みに歩いて行けるうどん屋は数軒しかない。ひと月に30玉を食べるためには、県外に行かない土日の昼にうどんを食べ損なうと、月末には朝晩、朝晩とうどんを食べ続けることになる。この土日は田村・良・なかむら・めん吉と回った。ここんところうどん屋あとのうどん屋も含め新店オープンが多い。
 明日は七夕。そうめんを食べる日!昔は七夕に、うどんの祖先の一つと考えられている索餅を食べたという。

2010年7月1日(木) 今日から7月、1年の後半!明日は、太陽黄経100度=半夏生、蛸を食べる日ですね(笑)。

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