このごろ十一 - 過去の部(08年01月〜08年06月) -

 原油の値上がりに起因する物価高でうどん屋にも影響が及んでます。値段を上げたところ、量を減らしたところ、その他のサービスを縮小したところと対応は分かれています。香川県人はうどんの値段には敏感です。昨日までの行列店も値上げした途端、並ばずに食べられる店になりました。うどんがあることが香川県人の貯蓄額の高さと、今ひとつ経済成長出来ない理由と聞いたこともあります。もちろん麺聖は今年もうどん代と交通費は(無駄づかいはしませんが)惜しまず飛び回ります!
 麺聖はうどんに関して真実を追究しています。たとえそれが誰であっても遠慮なく書きます。相手が望むのなら訴訟だって受けて立ちます。なお、麺聖あて(から)のメール、私信を承諾なく公開することがあります。(08年1月1日記す)
 2002年11月〜2003年3月はこっち、2003年4月〜2003年9月まではこっち、2003年10月〜2004年9月まではこっち、2004年10月〜2005年3月まではこっち、2005年4月〜2005年12月まではこっち、2006年1月〜2006年6月まではこっち、2006年7月〜2006年9月まではこっち、2006年10月〜2006年12月まではこっち、2007年1月〜2007年6月まではこっち、2007年7月〜2007年12月まではこっち、2008年7月〜2008年12月まではこっち

2008年6月28日(土) マイレージ問題の続き。民間企業には認めてなくても国の要求には屈するはずとの、お上意識丸出しの国によるマイレージ一括管理要求に関し、ANA株主総会では質問に社長が「『マイレージは顧客を囲い込む手段。(省庁別カードを認めない)方向で頑張っている』と述べた」、JAL社長も同様なことを会見で話した(23日付け毎日jp)。そらそうだ、あと2回乗ろう!という顧客の行動もなくなるし、航空会社にメリットは何一つないから。私は、この争い結局は、羽田発着枠という切り札を持つ国が勝つと思っているが、航空会社が勝ったときこそ真の「規制緩和」は実現するのだろう。
 オープンな個人客獲得手段のマイレージ制度を居酒屋タクシーと同一視された航空会社はいい迷惑だろうが、言い出しっぺらしい江田何とかいう国会議員のサイトには「民間会社では、航空機利用による出張では、『コーポレート(会社)カード』を利用する例も多いという。そのカードで航空券を買えば、その特典は会社に帰属する。次回出張時にそのマイレージポイントを使えば、会社の経費も助かるというものだ」という記載があったが、ANAもJALもマイルの会社帰属を認めてないから、省庁カードを認めないと抵抗しているのであって、この国会議員の勘違いによる作り話(それともどこか遠い国の話)から騒動が始まったのなら悲しいことだ。同じサイトに引用されていた「厳密に言えば、たまったマイルを私的に使えば税金の横領に当たる(五十嵐敬喜・法大教授:読売)」なんていう専門家もいるらしいが、支給されたチケットの場合はグレーゾーンであり横領になる場合があっても、旅行費用の現金支給を受けて自分で購入したチケットで獲得したマイルは法定果実の原則に従い個人のものになる、法律のどこをどう読んでも横領には当らない。法律家なら場合分けをきちんとすべきと浅学非才の私は思うのだが。この点を意識した運用が、国会議員のマイル自粛を打ち出した立法府である国会。航空券引き換えクーポン利用のマイレージ取得自粛、現金で航空券を購入する場合は自粛しないとしている。
 国であろうが、民間企業であれ、航空会社に対し個人のマイルを組織に帰属させろと要求するのは傲慢である、また自粛は妬みの解決だけで、誰の利益にもならない。組織が必要とするなら私的利用させないとの就業規則(それが労働法上可能かどうかは知らない)をそれぞれが勝手に定めればよい、それだけのことと考えている。
 囲い込みのメリットがない値引制度になれば1マイル0.1円くらいの経費削減は出来るかもしれない。0.1円も貴重な税金だろうが、そんなことにだけ拘るのは、真鍋香川県知事とさしてレベルの違わない経営センスと香川県民である私は笑ってしまう。大きな、急ぐべき優先順位の高い無駄や課題がいっぱいある、そこに手を付けるべきであり、それが国と国民に選ばれた国会議員の仕事と考える。航空会社に圧力をかける国や、それをさも手柄のようにサイトに掲載する国会議員なんかは無用の長物である。マイラーとしては、理不尽な騒動に巻き込まれてマイレージ制度が縮小されることを一番恐れている、それでつい長文になった。

2008年6月24日(火) 雨が降って霧がでると飛行機は飛ばない。進路予報のある台風よりこっちの方がやっかいである。特に地方空港の1日1便しかない路線、使用機材が飛んでこなければ欠航になる。到着便の運行状況に「*」なんかついてたら…。
 そんなこんながあったが、無事那覇に着いた。乗継ぎの合間にダッシュでゆいレール壺川駅、こどらへ。今から宮古島へ飛ぶのにわざわざ、本島で宮古そばなんか食べなくても…。具は隠れていなかった、何となく食べやすい麺。行きつけの?寿し正で泡盛を飲み、牛を食べる。昨年10月に会った「ないちゃーの若造」さん最近来てる?と尋ねたら、那覇にいるのか宮古にいるのか今晩来るとの電話があったそうである。結局ニアミスで終わったが、偶然とは恐ろしいものだ。まあ、バーゲン期間なので必然かも?
 昨日は、沖縄「慰霊の日」。航路と言えばそれまでだが、那覇を飛び立ったANA458便、上昇後、左に旋回し左手前方に摩文仁の丘を見た後、真上を飛んだ。63年前のこの日、6月23日に沖縄での日本軍の組織的戦闘は終わった(第32軍司令官牛島満中将が自決したといわれる日)。
こどら 宮古牛 嘉手納方面

2008年6月20日(金) 昨日の四国一面トップ「うどん店排水規制 日量10トン以上が対象」とある。うどん玉で500玉から600玉製造に相当し、製麺業者やうどん店44事業所が対象だそうだ。讃岐うどんが全国的に有名になったのは、県産小麦のおかげじゃなく、小さな店の努力による。おいしいうどんのためには、ふるさと納税の活用方法に挙げるさぬきの夢2000の作付面積の拡大より、うどん店をいじめない施策の方がずっといい。たかだか44軒の、それも排水の大半はデンプンといううどん店が、本当に水質を悪化させている犯人なのか?
松江城
 城下町には雨が似合う。梅雨のさなか松江へ行ってきた。仕事である。もちろん自由時間はあるわけで、昼は割子そばを食べた。夜はアゴ刺しを食べた。やっぱり食べなきゃとうどんを食べたら、さくかった。お堀端の感じが弘前にどこか似ている、弘前でもお堀端で津軽そばを食べた。そばつながりか?城へ登ると日差しがでた。和菓子屋と和服の店が平然と商いをしている伝えられた豊かさを感じさせる町である。
割子そば アゴ刺し ぶっかけうどん

2008年6月18日(水) 羽生永世六冠、残りは竜王だけですか!すごいものです。でも、これだけ先手の勝率が高いと、七番勝負も最終局の振り駒だけ行えばいいようになったりなんかして??

 私は、仕事で飛行機にはほとんど乗らない(というより出張があまりない)マイラーだけど、ちょっと気になる記事を見つけた。「政府は国家公務員のマイレージ取得を自粛させ、政府が一括管理する協議を始めた」そうである。居酒屋タクシーの影響だろうが、国の果実なら自粛は国に損害を与えることになるし、個人の果実なら航空会社以外誰の得にもならない感情論になる。そのうち飛行機でドリンクを飲むことも音楽を聴くことも自粛させるかもしれない。メディアに大きく扱われているところを見れば本質から目をそらさせる高等戦術って気もしてくる。ところで世界にはいっぱい航空会社があるが協議の相手はどの航空会社なのだろうか?
 「個人客囲い込みの手段」というマイレージ本来の目的からすれば、この政府の提案では、航空会社にメリットはない、このままマイルを積算しないで公務員に搭乗していいただく方がいいので、応じる可能性も低い。ただ、生殺与奪の権を握っているお上には逆らえないと、国内航空会社が公務員専用割引運賃で妥協することは考えられる。その場合民間企業も導入を要求するので、ただでさえマイルの引当金が重荷になりつつある航空会社はこれを機会にマイル制度を廃止することも?社畜のささやかな楽しみを奪うことより、政府にはもっと大きな直ちにやらねばならないことがいっぱいあると思うけど!
 私が昔、上司に業務上横領罪の構成要件に該当する支給チケット分のマイル(果実)の管理の必要性を説いたとき、そんな手間のかかることは出来ない、と却下された。それ以来ひそかに、1マイル=1.25円(換算率はこんなところでしょ、ただ修行でなった上級会員分のマイルがどっちの果実か不明なので検討中)での精算時の返還を企んでいるのだが、その機会が来ないまま、時代は明後日の方向へ進んで行く。で、今回のニュースで一番気になったのは、PPやFOPはどうなるのか?修行僧はみんな同じこと考えたと思う。

2008年6月15日(日) 週末家にいるのは久しぶり、で、金曜の夜持ち込みの泡波を置いてあるスナックへ行った。しばらくして数人連れが入って来た、隣で歌ってた客が、突然その中の一人に握手を求めた。有名人らしいが、男性なので興味はない。家にテレビはないし、元々目が悪いこともあって人の顔を覚えないことにしている、日常生活ではだいたい先方が私のことを覚えてくれるので困らないし。知らないのも失礼かなと思いママにこっそり聞いてみると嘉門達夫とアナウンサーという。嘉門?鼻から牛乳の?そうらしい、麺フェスタ関連で来たみたい。2、3曲カラオケで歌って帰って行った。家に戻って聞くとちょっとは自慢できる事件のようだ。翌土曜、話の流れでは五重塔前のコンサートに行くべきだろうが、人が多いところは苦手なので。空いているうどん屋でうどん食べ、12時過ぎ宮武の前を通ると行列がない、何故?
 家でチャリに変えて麺フェスタ善通寺エリアの学術フォーラム「小麦から麺へ」へ。閑散としているとの予想に反し老人大学か何かを兼ねてるようで、席は8割以上うまっている。あっ、市民の声を聞かずに花公園を強引に推し進める将軍様も出席あそばしている。市長を辞めた暁には花公園の管理人を無償で死んだ後までやってもらわねば!
 近畿中四国農業研究センタ−の高田さんのうどんに適した小麦はアミロースを作るB遺伝子が働かないタイプ、香大の三木教授の冷凍うどんの腰は、タピオカと真空ミキサー、冷凍によるデンプンの老化と水分移動の防止、による、腰とは「柔らかいが、噛み切るには強い力が必要な物性」という定義の話などなかなかよかった。ASWも初めて見た。それにしても講演の途中、携帯の電源を切り忘れ着信音を鳴らし、あたふたしてたが何のことはない、早く電話に出ようと焦ってただけで平然と電話の受け答えした男性、老人大学のメニューに携帯のマナーを加えることを熱望する。
ASW構成品種のうちのEradu,Cadoux
 駄々っ子のように記者会見を終え真鍋武紀君、ドバイ経由でアルゼンチン、ブラジルをただいま外遊中。財政危機の中、本当に必要な外遊か?貯まったマイルくらいはきちんと県庁に返すのだろうか?知事がいない間に採血器の使い回し、香川県庁の発表がいい加減だったことが判明! 昨日の読売の「(真鍋)知事の姿勢が改めて問われそうだ」、こういう人ごとのような書き方は新聞の価値を落とすだけ。公共の電波を使い中立性が要求されるテレビなら仕方ないのだろうが、「真鍋知事の姿勢を問う」とか「真鍋知事の反省を求める」とかはっきり書いてこその新聞。
 真鍋香川県知事も宮下善通寺市長もともに昭和10年代の生まれ、真鍋君は高級官僚、宮下君は将軍様、こういう経歴の人って他人の話を聞く能力を持たないのか?お二人ともご自宅を東京にお持ちで、任期を終えれば、香川を離れると聞く。だからいい加減な仕事をしているとは思いたくはないのだが…。
 学術ファーラムのオープニング演奏で歌われた「ふるさとへもう一度」懐かしかった、20年ほど昔NHKの番組で河島英五がバイクに乗って善通寺に来たときの曲だったっけ?結局麺フェスタでの消費支出はゼロ円のまま!

2008年6月11日(水) 使い回し採血器に関する真鍋武紀君の月曜日の記者会見、想像力の欠如としかいいようがない、こんな人物が知事という現実を悲しく思う。公表は法律で否定されてない、感染の可能性はある、すべての対象者と連絡が取れてない、この前提であれば公表する、それは行政がやらねばならないことである。真鍋君を知事に選んだ香川県民(自慢と言うか当然の行動だが私は真鍋君にいまだかって一票も入れたことはないし、口をきいたこともない)は猛省しなければならない。真鍋君には「県民の目線に立って、業務を推進してください」と申し上げよう(もっとも真鍋君がいつも使っているこの言葉、行政を家計に例える馬鹿な識者と同様、行政がしなければならないことを放棄するようで、私は嫌いである)。

 枝葉末節という言葉がある、よく否定的に使われてるが、私は、枝葉にこだわると、全体が見えてくるし、末節から化けの皮がはがれることもある、もっと大切にとらえるべきと思っている。
 昨日のテレビせとうち『ガイアの夜明け』の中で「高松市人口42万人にうどん店1000軒」高松市と香川県の区別もついてない、このナレーションを聞いたとき、シナリオを書いた人のセンスと知識のなさを感じた。ガイアの夜明けってなかなかの番組と思っていたけど、この程度のものだったのか。当然「讃岐うどん店に救世主」推して知るべし、視る必要はなかった。需要の5%しかまかなえないさぬきの夢2000が、小麦高の救世主になれないのは明らか。それより笑ったのは、収穫量1割アップの改良品種、開発の是非は別として今、夢2000に求められてるのは、収穫量のアップではなくブレンドも選択肢に入れたASWに負けない品質の確保である!優先順位を誤ってはいけない。
 品質の劣る夢2000の価格がASWより安いのは市場原理が働いている世界なら当然のことであった。これをゆがめてきたのが農業政策だが、衰退が止まらない農業(商店街なんかも同じ)、結果から見れば今までの補助金はその場しのぎの利権確保、壮大な無駄だった。ひねくれた見方をすれば、香川県庁のふるさと納税まで持ち出す夢2000への過度の梃子入れも、農水省出身で農協を支持母体とする真鍋君の選挙対策に見えてしまう。
 技量に対する正当な対価を支払う、小麦高で苦労しているうどん屋さんへ我々が出来る応援である。それが讃岐うどんの今後につながる。

2008年6月10日(火) 飛鳥美人と対面したのは最終的に3763人、当選者の4分の1ちかくが欠席、見学時間を日にちと午前午後という漠然とした区分にしたのが響いたのか?今後は歩留まりを計算せざるを得ないと思う。

 いつものように歌舞伎座、身替座禅、仁左衛門の山陰右京に段四郎の奥方玉の井。さぞ無骨で怖い奥方と想像してたが、旦那様思いのかわいい奥さまだった。それにしても芸というのは恐ろしい、外面お世辞にもかわいいとは言い難い澤瀉屋が、かわいく見えてくるから不思議。松嶋屋の右京は、上品でそれでいておかしい!
  
 メトロでたまたま見かけた中吊り「ブレイク太くて硬い『武蔵野うどん』」そうそう香川県人じゃあごが疲れるほど武蔵野うどんは太くて硬い。週刊プレイボーイという響きもどこか懐かしいが、この歳になって買うのも何なので、どっちが恥ずかしいかは別として、立ち読みをした。
 昔、県産小麦を使っていたとき、讃岐うどんも太くて硬かった。品質に勝るASWを使いこなし洗練された今のような細く粘りと弾力を持った讃岐うどんが誕生した。国産小麦の一大産地の関東では、昔ながらの太くて硬いうどんが、残ってるということか。
 それにしてもやっと来た!9年前、長野県中条村で囲炉裏を囲んで「おやき」を食べながらあるスポーツ新聞の記者さんに、次にブレイクするのは「武蔵野うどん」と語ったことがあった。麺聖は10年流行を先取りしていたのか?

2008年6月3日(火) 「いつもより痛い」昨日の日経に掲載された、採血器の使い回し記事、今頃、こんなことがあるとは驚きだが、痛いというのはよく分かる。昔、小学生の頃、予防接種のとき、針が何時交換されるかが一番の関心事だった。当時は使い回しで、後の方になると痛かったから。使い回しと言えば回転式のマシンガンのような注射機もあったっけ。この使い回し、県内でもあったようだが、香川県庁は医療機関の名前を公表しなかった。県民の不安を取り除くためには分かった段階で公表すべきと思うが、「してはならない」法でもあるのだろうか?ないのなら積極的に公表すべき。

 同じく昨日の日経『景気ウオッチ 香川のうどん店、粘りも限界』から。冒頭の「香川県でコンビニエンスストアの数より多い讃岐うどん店」、取り合えず東京も「そば・うどん店」の方がコンビニより多いのだけど、と突っ込みを入れておこう。まあ記事は先日の四国新聞のような分別のないさぬきの夢2000礼讃ではないが、根本的なところがどうも。元々ハレの日の食べ物だった。もしASWがなかったら、日常的にうどんをに食べる習慣はできなかった。庶民に縁の遠い高級伝統料理として伝えられていた。それは高級そば屋の現状からも明らかだろう。讃岐うどんが今の讃岐うどんの地位を築いたのはASWのおかげである。

 調査月報5月号(財団法人香川経済研究所発行)に麺フェスタの経済波及効果が37億円という研究があった。その前提条件、来場者10万はよしとして、来場者消費支出の会場における支出5,000円、会場外支出(日帰り客)10,785円の採用は過大すぎないか?ちなみに麺聖は会場に行ったが、シンポジウムは入場無料、行くのは定期券で只、消費支出は0円だった。これは極端としても、大半の県民中心の日帰り来場者は、車か電車で行き、模擬店の麺を何品か食べた程度であろう。だとしたら、常識的に考えて、支出は前提の半分?あるいはその半分?当然、経済波及効果は10億円以下になる!
 
 JR高松駅が自動改札になった。でも、IC対応でない古い方式なので、定期券ケースから、いちいち定期券を取り出さなねばならず、亡くしそうで不安だ。顧客サービスとためとの触れだが、ICじゃないので、処理速度は遅いし、定期を「入れ」、「取る」時間も余分にかかる、出入り口の数を増やしたくらいでは、慣れの問題でなくラッシュ時は今までより混雑している気がする、人件費が減らしたいJR自身のためでしょ!それとキセル防止との効能、入場と出場の記録がそろってとキセル防止になるので、高松駅だけの自動改札化では物理的にキセルは防止出来ない。どうでもいいことだが、昔、関東の私鉄の入社面接で、関東では相互乗り入れがあるから自動改札はできないと言われたことを思い出した。

2008年6月1日(日) 想像以上に痛んでいた、でも緑色はきれいだった。1万3000通を超える応募があり参加証がヤフオクに出品されたと話題になった高松塚古墳の壁画を昨日ガラス越しに見てきた。当った4873人、初日384人の1人である。全16枚の石が修理施設内にあるが、手前に置いてあるのは「玄武」、「西壁女子群像」、「東壁男子群像」だけ、もう少し近寄れれば。壁画が発見されたのは、私が小学校高学年のとき、寄付金付切手も人気を集め、深く記憶に残っている。毎日新聞のネット版の岡山県から参加した47歳の男性と同じ世代「小学生の時に壁画の発見を知り、歴史に興味を持った。思ったより色の残りが良く、飛鳥美人は全体がふっくらしていて、細い線のタッチまで感じられた」同じ時代を生きてきた人の感想だ。
 高松塚古墳本体は覆いがされていた、内では古墳は破壊されているのだろう。明日香村も20数年前行ったときとと比べ、現代が進入したありふれた田舎町になっていた。歴史的風土を守るのは、住民の努力に加え、積極的な行政の関与がやはり必要なのであろう。
参加証 高松塚古墳遠景 仮設修理施設
 東京では、日光・月光菩薩立像が背面から観られると東博の展覧会(6月8日まで)が盛況のようだ。私は会期前半のまだ人気になる前に観てきたが、光背を取り除いた後ろ姿、ラインをとにかく観て!欲しい。東博の「パスポート」を買ってれば700円弱で観られることになる、こういう展覧会が、常に開催される東京と田舎、地方の努力だけでは、決して追いつけない格差の実例でもある。会期前、浅はかなことに私は、奈良ではいつでも観られる(吉祥天像とかは限定です)し、東塔も一般の写経で復元なった境内も持ってこれないのだからそんなに評判になるとは思ってなかった。
 メディアをうまく使い、奈良でも観られない360度の視野、を伝えたことが大きかった。でもやはり菩薩像の魅力、観て損はないし、大きいから、いつもの展覧会のように人の頭だけ観てきたってこともないし、ダヴィンチ展を越える?勢いももっともだ。観音菩薩立像もお忘れなく。
 
 文化や文化財は、我々自身が守り育てていくものだろう。先祖から預かったものを、子孫に伝えるのは最低限の我々の義務である。でもそれを可能にする場を作るのは、行政の役割である。橋下大阪府知事の「最終的に残るものが文化だ」論なんかは仕事放棄のいい訳に過ぎない。金がないから人を減らすとか事業をやらないというのでは行政でなくなる。やらなければならないことはやるそれが行政だ。大阪の文化を担ってきた道頓堀の五座も今は昔、大阪発祥の世界無形遺産の文楽も最近の国立文楽劇場の空席を思うとかなり危ない。もっとも危ないから世界遺産なのだが。

 私は国立博物館の独立行政法人化は、民間に出来ない国がやらなければならないことを数あわせで放り投げたものと考えている。展覧会は、集客のためにより一般受けする企画になるだろう。でも、なってしまった以上は、集客に努めて欲しい。幸か不幸か、民間になり、民間と連携しやすくなったことだけは事実だから。そして、もうけた資金で一般には受けにくい展覧会を少しでも多く開いて欲しい。文化庁には、飛鳥美人に限らず国の宝、国民の宝の公開を、今後も積極的に行って、サポーターを増やし広げる努力をお願いしたい。そしてみなさん、国立博物館のパスポート(友の会)はお得ですので是非買って足を運んで下さい!今だけ見られる本物がいっぱいありますよ。

2008年5月31日(土) サマータイム導入の動きが活発になっている。省エネに経済効果も期待してのようだ。これだけ人々の活動が多様化している現在、ずらしても24時間は24時間ほんとうに省エネになるのだろうか?賛成の意見を読んでいたら、どう考えても1日の長さが増えると勘違いしてような意見もあった。いっそのこと江戸時代のように、夜明けと日暮れで昼夜をくぎり、それぞれを等分する不定時制を採用しては!地球にも人にも優しいことは間違いない!?
 5月末までに県内182玉、県外50玉食べました。

2008年5月28日(水) 学生時代、マックのハンバーガーと吉野家の牛丼を腹一杯食べられるようになりたい!と思ってたことは何度も書いた。幸いにしてというか、一株ではあるが株主となり、優待券のシーズンには、只でと言うより少しでも含み損の解消につなげようと、メガとかLを腹一杯食べている。反省を求めたいのは、最近のトップの言動。まずはマックの管理職問題、明らかに人を軽視している。株主総会で質問しなければ!と思ってたら、26日の日経全面広告(5日連続のよう)、社長の写真が真ん中にあって「マクドナルドは人に投資する企業です」、ここまでくるとパロディである。従業者を只で長時間働かせないと、利益を上げられない、そんな会社では株価の回復は見込めない。もうひとつはアメリカ産牛肉の安全性、社長がどう言おうが信じられない、吉野家では豚丼を食べている。
 で、その代わりと言っては何だが、石垣島やまもとの焼き肉である。奥さんに顔を覚えられたようである。嘘のようだが、香川のうどんやで顔を覚えられてるのは、宮武、がもう、山越くらい。あと県外は築地の寿司大、虎杖、高円寺のさぬきや。それがこんなことになったのは、さとなお君のせいである。一度連れてってもらわなければと思っている。 
やまもと
 竹本伊達大夫さんが東京公演千秋楽の日に亡くなりました。歌舞伎では何回観てもしっくりこなかった『夏祭浪花鑑』を私が好きになったのは、伊達大夫さんの「長町裏の義平次」を聴いてです。今でも歌舞伎の夏祭はもの足りないままですが。夏休み大阪公演の配役の中に名前があったのに、残念です。ご冥福をお祈りいたします。

2008年5月24日(土) まだ四国新聞から返事が来ない。でも2度も無視されたからと腹いせに書くのではない。香川県のかなりの家庭が購読しているという新聞がこのような記事を載せるのであれば、お金を払っている読者は不買運動を起すべきだ。麺聖は生まれてから一度も四国新聞を定期購読したことはないので残念ながら不買運動をしたくてもできない。
 それにしても、四国昨日の『食再発見 変化のかたち 讃岐うどん 県産小麦を生かす技磨く』はひどい!書き出しの「辺り一面を緑に染める小麦の穂。春には点々と白い穂を付け…」、さぬき麺業の香川社長まで登場して、NHKプロジェクトXの焼き直し。誰もが知っているように外国産のASWも季節により塩分濃度を当然調節する。ASWをおとしめ無理やり食の安全と絡めただけ、新たな創作とはとても思えない、こういう讃岐うどんにとって何の足しにもならない記事を麺聖は憎む、盗作と呼ぶことも躊躇しない、呼ばれても仕方ないはずだ。
 一応記事と思って、苦言を呈しました、児童・生徒の研究発表なら言いすぎましたお許し下さい。でも、考察がプロジェクトXと同じで偏っています、もう少しまともな先生について勉強して下さい!と言っても子供は先生を選べないか、麺聖が教えましょうか?

2008年5月17日(土) 今までの経緯。四国新聞の4日付けの一日一言がラグマンを讃岐うどんのルーツと書いた。出典を聞こうと6日(火)の夜遅くに四国新聞にメールを送った。画面上にメールを受け取ったのとの表示がでた。週休二日として、営業日で一週間が過ぎた今日になっても、回答が来ない。 四国新聞のことだからどうせ返事は来ないだろうと思っていたが、やはりだった。マスメディアは他者に対して、ちょっとしたことがあると、情報公開や法令遵守ができていない、顧客への対応が悪いろくでもない会社(人・組織)のように大袈裟に厳しく書くが、一番遅れているのは、長年書く側にいて書かれることがなかったマスメディア、自分には甘い事例の一である。もっとも四国新聞は、新聞を数紙取るのは無駄とか、ハウステンボスを見ずしてハウステンポスが駄目と分かったと書く媒体だから、そもそもマスメディアとは呼べない、駄目な例にあげるのが相応しくないという意見もあるが。
 このラグマンルーツ説は2006年秋に香川県観光協会の使節団が、シルクロード周辺へ行き、ラグマンが、麺が太いこと、麺に具材をのせること、茹でた後冷水で締めること、住民が毎日食べていること等で讃岐うどんと似ていると、話したのがそもそもらしい。物的証拠は佐藤洋一郎総合地球環境学研究所教授が使節団の報告会でウイグル自治区で見つかった三千年前の小麦と、さぬきうどんの小麦のDNAが一致したと発表したこと。県観光協会の事務局はラグマンルーツ説を否定している(麺聖がメールで照会、電話で回答)ことや、当時のめりけんや便り(2006年11月号)などから、使節団の団長であった梅原氏(県観光協会会長にしてJR四国会長)周辺が広めたようだ。この説はこのあと2008年2月テレビ朝日系列放送の『うどん王子ナンチャンの讃岐うどんのルーツ中国まで行っちゃいましたスペシャル』でも取り上げられ、ウィキペディアに載るほど広まってるらしい(麺聖はテレビが壊れて見られなかったので、あくまでらしい)。
 ここら辺までは分かったが、何故ルーツなのか?ただ似ているからそう思っただけ以上のことは分からなかった。あり方論でルーツを探すと、沖縄そばと讃岐うどんなんかそれぞれの県民の思い入れなどから判断すると、双生児と言ってもいいくらいの間柄になってしまう。なお、先日の麺フェスタのシンポジウムでは文化麺類学の石毛先生もDNA考古学の佐藤洋一郎教授も、小麦はメソポタミアで今のような小麦となりシルクロードを経て東へ伝わって中国で硬水と出会い、麺が生まれた、そしてシルクロードを経て西へ伝わりスパゲッティに、東へ伝わりうどんとなったとおっしゃっていた。

2008年5月9日(金) JALとANAどちらのサービスがいい?と聞かれたら、SFCを持っていながら、羽田で高松便の乗り降りが近くて楽なのと機内誌で『つばさよつばさ』が読めることからJALの勝ちだと答えている。そのJALの機内誌『SKYWARD』5月号『ニッポン御当地ランチ食遊記』は讃岐うどん。ちょっと気になる表現見っけ!「雨量が少なく、稲作よりも小麦栽培に向く瀬戸内の気候」。確かに少雨は小麦の栽培に適し、旱魃で稲作に苦労したから向くといえば向くんだろうけど、讃岐米は江戸時代には庄内米、近江米と並び3大ブランド米と評価されていたし、香川の特産品を表した讃岐三白は、普通は砂糖・塩・綿を指すが、綿に変わって「米」や「小麦」入れることもある。年貢と危機管理が主な理由であろう、決して米が取れなかったから小麦栽培が発達したのではない。「少雨の瀬戸内海式気候を活かした稲作の裏作としての小麦栽培が盛んだった」くらいが適切だと思う。

 GW中の人出についての昨日付け四国新聞記事から、麺フェスタの来場者数は実行委によると4日間で想定の8万人を上回る約14万人と盛況だったそうだ。それはそれでめでたいことだが、「要因として(中略)ファッションショーやシンポジウムなど無料イベントに満員の千五百人を動員できたことも数字を押し上げた」シンポジウムは一番観客が多かった基調講演のときでも1階部分にまだまだ余裕があったけど?それに大ホールの定員は千五百人なんですけど?別時間に開催されたファッションショーとシンポジウムを合せ「延べ満員」か?一般にはそれを満員とは言わないよなぁ、実行委の発表が説明不足だったのか記者が勘違いしたのか、こういうところをきちっとしないと数字に信頼性はなくなる!

2008年5月6日(火) 3日は麺フェスタのシンポジウム「シルクロードは麺ロード」に。梅原会長のラグマンルーツ説がどこで否定されるのか楽しみに待っていたが、石毛先生の『文化人類学ことはじめ(講談社学術文庫で『麺の文化史』と改題)』にそって讃岐うどんのルーツは中国にあると淡々と進んでしまった。翌日の四国新聞(記事はネットでも読める)には「讃岐うどんのルーツ探る」と副題までつけて「石毛直道国立民族学博物館名誉教授が講演で、『小麦は紀元前三、四世紀ごろ、シルクロードを通じて中国に伝えられたが、製麺法は中国から日本やイタリアなど各地に広まった』と説明。」と報じた。ルーツに祭り上げられた「ラグマン」をどうするんだ!そこはそれ四国新聞ちゃんと突っ込みどころを用意していた。一面コラムの一日一言「うどんのルーツ、新疆ウイグル自治区の『ラグマン』も味わえる」、仕方ない!さっそく四国新聞に出典を聞いてみよう。
 麺聖はちゃんと考えた説なら、通説と違うといって排除しようという狭い心は持っていない。でも影響力のある人が何も考えずにいい加減なことを言うのは嫌っている。だって、食感が讃岐うどんに近いからラグマンがルーツって、それだけだったら、ラグマンのルーツが讃岐うどんという仮説も成り立つんですけど?少なくともラグマンがいつからラグマンだったかすら検討していないのでは?

2008年5月1日(木) 「世界麺フェスタ2008inさぬき」がサンポートで開幕する。先日から朝夕の通勤時に高松駅でチラシを配っているが、渡される機会があった3回とも、私は何故かスルーされた、梅原会長の麺のルーツについての考えがおかしいと書いたことがばれてるってことはないだろうが。3日のシンポジウム「シルクロードは麺ロード」、パネリストは吉村さん?どうしようかと迷っていたが、石毛先生が来る!ことが分かったの行くことに決めた。

 携帯を使う最新のコインロッカーは苦手だ。皆さんのロッカーを使い方を思い浮かべて欲しい。扉を開け、中が空なことと荷物が入る大きさを確認し、扉を一旦閉じ、荷物を下に置き、入れる物をよりわけ、再度扉を開けて荷物を入れようとした。扉はロックされていた。一度扉を開けて閉めるとロックされるみたい。こんな経験ありませんか?

 4月末までに県内146玉、県外39玉食べました。

2008年4月25日(金) 昨日の読売香川版に『輸入小麦また引き上げ  うどん業界悲鳴』、昨年4月、10月に続いてこの4月から3回目の値上げだそうである。その記事に約90社が加盟するさぬきうどん協同組合の理事長が「うどんブームに水を差さないか心配」と、ちょっと違うと思う。いわゆるブームで他県からやって来る人たちにとって、うどん1杯と天ぷらで500円以内ならば充分安く感じるはず。先日も書いた名古屋と東京のセルフ店は、千円でちょっとおつりが来るだけ、私ならお得感のある吉丼を選びたいと感じる、が都会ではそうでもない。その証拠といってはなんだが私にはすごく高くて行けないおか泉はいつも行列だし、ちょっと高くても毎月行っている宮武も客は多い。そもそも高い交通費を使って県外から来る客が50円やそこらの値上げで減るとは考えにくい。悲鳴を上げているのは、日常的にうどんを食べる県民。特に私のようなサラリーマンは給料がここ何年も上がらず、手当はカットで実質賃下げ、これに値上げが追い打ちをかける。昔の昼食は喫茶店、いつの間にかうどん屋に!この変化に合わせてオフィス街に相次いでセルフのうどん屋ができた。今や昼食はうどん屋から262円の弁当になっている。会社の近所のうどん屋が2軒無くなったのは、このためかとにらんでいる。
 いわゆるブームが時代に取り残されたうどん屋から始まったことを思い起こせば、讃岐うどんの持続的発展のためには、この機会に減価償却や人件費を考えない経営からの脱却を図ることが必要であろうし、客も受け入れるべきと思う。

2008年4月23日(水) いろいろ差し障りもあるので、うどん屋の悪口は店名をぼかして書くことが多い。でも、それがJR四国関連のフランチャイズ店でかつ香川県のイメージアップを図るさぬき大使館に認定されてる店なら名前を挙げても問題あるまい、いや挙げるべきだろう。
 先日、上野駅構内のめりけんや上野2号店に行った。いつものように「かけ大、麺そのままで!」と告げたが、店員はかけ大まで聞いて、麺をテボで温め始めた。あわてて麺を温めなくていいと叫んでも彼には、私が何を言っているかすぐには理解できなかった。まずいうまいは、人それぞれの好みだから問わない。しかしぬるいうどんは、熱いものを熱く、冷たいものを冷たく、という料理の基本に反する讃岐のうどん文化の神髄である。百歩譲って店の方針としてそんなうどんは認めないという信念ならそれもよしとしよう。
 ただ、そんな食べ方があるのを店員に教えずして堂々と讃岐うどんを名乗るめりけんやとその程度の店を分別もなくさぬき大使館に認定する香川県庁には猛省を促したい。君たちの行動は讃岐うどんを衰退させることにつながっている。

 月曜日に休みをとり、TAK−HND(泊)−FUK−OKA(泊)−TAKと飛んできた。代休や有休は可能な限り月曜日にしてきた。金土日と休むと次の一週間がしんどいが、土日月と休んだ火曜日は一週間が一日短いので、精神的にも肉体的にもリフレッシュした状態で過ごせる。最近会社で、月曜日に朝礼をしろとの通達があった。一週間の始まりに連絡事項、目標を伝え共有する趣旨だろうが、間が抜けているのは、御前会議、課長会議、グループ長会議と順に行われてきて、我々末端は月曜日の朝礼ならぬ終礼になっている点。いかにも第一線を見ずに仕事をしている人たちの思いつきらしい。朝礼までの間、社員は無為とは言わないまでも朝礼が中途半端に入ることでリズムをつかみづらくなるだろう。
 私自身は、週ごとに段取りを立てると、仕事のリズムをつかむのに時間がかかることから、翌週の段取りは金曜日の昼までにつけ、そのまま翌週の仕事の一部に手をつけ中途半端なまま週明けを迎えることにしている、休み明けでも朝一からダッシュがきく、経験上これが自分にあっている。私にとっては害になる月曜日の朝礼が今後も続くのならば、今まで以上に積極的に休むことにする!

2008年4月18日(金) さとなお君の「さなメモ」と違って私の「このごろ」はアクセスが少ない、政治ネタでも社会ネタでも自由にコメント出来る。まずは全国ネタから。昨日の名古屋高裁の「空自のイラク空輸違憲判決」はひどい。裁判官がそう信じるなら主文で正々堂々と国を敗訴させるべきだ。脇道でこそこそ違憲と述べるのは司法の役割を逸脱している。そんな判決を評価する新聞も変だ。
  教育ネタから。入学金を納めず入学式に出られなかった話。入学金の納付期限を入学式の前日にし、納付しない場合、合格を取り消すように定めれば、未納などおこらないのに。ルールを曖昧にしておくから、訳の分からない意見が飛び交うことになる。もちろん免除規定が入ったルールである。
 最後に香川ネタから内海ダムの事業認定申請の話。私自身は土地収用法をもっと使い易くして事業認定を積極的にできるようにすべきとのスタンスである。だらだら訳の分からない交渉をするよりもオープンになりすっきりする。ただ、国の借金つけ回しと真鍋武紀君の失政でほとんどつぶれかけた香川県庁にたとえ理論的根拠があったとしても、今、内海ダムを作るべきでないと思っている。それにしても香川県庁も反対派住民に申請したことくらい知らせればいいのに、そして科学的証明に基づき意見を述べ合えばいいのに、知らせたらいけないという規定でもあるのだろうか?

2008年4月14日(月) 週末遠征。土曜日は名古屋、御園座通し。幕間にセルフの讃岐うどんの店で大にてんぷら2ツで720円、かなり高い。夕方食べた、ヨコイのスパゲティ1,000円の方がずっとお得!日曜日は朝鈍行で大阪へ、松竹座通し。2時過ぎにも関らず千とせも釜たけも行列。茹で待ちがないであろう、千とせで肉うどんを食べた、肉はやっぱり美味しいが。また角力場を観た、やはり濡髪のキャラが、あとの難波裏や引窓とつながらない。夜はお好み焼き、考えてみると粉モンばっか。

2008年4月9日(水) 写真はタイムマシンである。何年かたって見たときそのときの情景が鮮やかによみがえってくる。外食時、マックや吉牛みたいな店以外では食べたものの写真を撮るようにしている。ストロボも炊かず、落ち着いた店では携帯を見る振りしてさりげなく撮っている、
 昨日残念なことがあった。円座にあるあるうどん屋に行ったところ撮影禁止、店主に食べたものの記録を残していると言っても取り合ってもらえなかった。元々写真が趣味だったこともあり、合理的理由のない禁止には拒否反応がある。理由を聞くと多分怒りを抑えれなくなると思い、聞かなかったが、あの店からすると物理的に支障はないはず、マナーの悪い撮影者がいて他の客に迷惑がかかるという、カメラマンを侮辱する理由だと推測している。私の中では写真を撮ることも食べる楽しみの一部になっている。うどんに手をつけずそのまま出ようかと迷ったくらい辛かった。店主が再考してくれることを願っている。

2008年4月6日(日) よほどのことがないと、同じうどん屋には1月に1回しか行かない。月も替わったことで、土曜日の朝8時半ごろ宮武に行った。春休みということもあってか、大盛況。食べ終わって数えると、18台中15台が県外車。その後ちょっと用事で、中村の前を通ったら、既に大行列。そのまた後は、金丸座のこんぴら歌舞伎大芝居、午後の部(夏祭浪花鑑、供奴)を見たが、浪花鑑ちょっと若いかな!翌日曜日は金丸座午前の部(双蝶々曲輪日記の角力場、太刀盗人、暫)。角力場、いつ観ても思うが濡髪が理不尽なことを言っている、無理がある。長吉のほうがどう考えても正しい。席はちょっと奮発して平場花道脇、暫にはこの席でしょう。午前午後どちらか一つを選ぶなら、私は夏祭は文楽のもんという意識もあるけど、演目に変化のある午前の方が、お薦めか?それにしても大盛況完売御礼、若干のキャンセル分がでるだけ、海老蔵人気はすごい!

2008年4月1日(火) 今日から4月だ!と思った途端に体調不良、早退して医者に、帰りの電車は辛かった。何かあると通勤が苦痛に感じる距離である。何故か急に表示されるようになったANAの生涯マイル、51,783マイル。3月末までに県内111玉、県外27玉食べました。

2008年3月30日(日) 午前9時前宮武の駐車場には県外ナンバーの車が続々と集まってくる。ナンバーから土曜日に香川で泊まったのが大半と推測するが、実際はどうなのだろうか?
 新しい『全店制覇』が発行された。ある店の紹介に「麺は足踏み、包丁切りしたものを使用。讃岐うどん特有のしっかりとしたコシを持つ、力強いうどんが味わえる」。で、行ってみたらテボが何個か湯煎器に掛けられてる、横には冷凍庫が、まさか?そう、冷凍うどん!紹介文に嘘はないかもしれない、でもちょっとネェー。
 香川県庁が現地企業にお願いしたとかなんとか馬鹿なことを言っていた台湾での「讃岐」商標問題。香川県のメーカーと提携し、経費をかけ台湾に広めたことと、香川県で修行した手打ちうどん、どちらもちょっとだけ正当性を持ついわゆるブーム以後の便乗組、いっそ美味しさで判定すれば!で、29日付けの朝日によると、台北の讃岐うどん店の経営者が商標登録の無効審判を起すことにしたそうだ。「地名を一企業が独占して使うのはおかしい」当然である。有名な地名は当然だが、無名な外国の地名であろうと勝手に登録が出来る制度はおかしい。ところで、無効となれば、今の日本みたいに誰でも「讃岐うどん」を名乗れるってことになるのか?どっちにしても香川県民の心は痛むこととなる。

 このあいだどこかの新聞に国宝の数が1,075件と書いてあった。今まで見た数はっと?しばらく整理してなかった。ざっと数えて640件以上、6割といったところ。今までに200回ほど観た歌舞伎を死ぬまでに1,000回観るという目標の方が国宝を全部見るより達成の可能性が高い!うどん屋もそうだけどこの1,000という数字、目標にするには手頃でかつ達成感のある数字である。

2008年3月20日(木) 日銀総裁、空席ですか、法制度の不備、ある意味危機管理のなさです。それにしても福田内閣と自民党もなさけないけど、反対するのが仕事の野党はともかく、参議院第一党の民主党には自覚というものはないのでしょうか?日銀総裁を政局にしてはいけません。私のなかの、民主党は米ドル以上に価値が下落しています。それにしても思い起すのは、小泉元首相のけんか強さです。何も成果を上げなかった政権があれほど長続きしました。喧嘩のタイミングと方法を間違わないことは宰相の重要な資質ですか。私が首相だったら?候補者が最適だと信じるなら、日銀法を改正してでも通す、との強い決意を野党に伝えますが、それより先に総裁の待遇を上げて、官僚OBだけでなく民間人でもなれるようにします。

 日銀と言えば、最近、『調査月報No.252(香川経済研究所)』で、日銀高松支店総務課長さんの「『へらこい』香川県で『モノ』の値上げは浸透するか」という寄稿文を読みました。総務課長さんに限らず高松支店長のお話(朝日3月3日付けの)などから日銀高松支店さんは、この県民性を形作ったのは「うどんが価値判断基準になったため」との解釈のようです。うどんが現在のようになったのは、早くても1970年ごろ、セルフが一般的になったのはいわゆるブーム以降です、少し無理があると思います。総務課長さんもご指摘の「渇水に悩まされ続けた歴史から、倹約意識が自然と身に付いたのかもしれない」を仮説として採用し、「干ばつに備える溜池による農業生産活動」としておきます。余談ですが、寄稿の中で触れられていた、日銀高松支店のレポート「『さぬきうどん』からみた食料品価格の動向(2007年11月30日)」さぬきうどんの安さの背景の3点(セルフ方式・家族経営による人件費抑制、郊外立地による取得運営コストの安さ、全国的知名度による広告宣伝費の節減)は、微妙にストライクゾーンからズレてるような気がします。今を切り取るとそうかもしれませんが、出発点の、うどん玉を買って食べるのが基本で、店で食べるのはおまけという基本形態を忘れています。  
 
 ところで、数字というのは、用い方で印象が変わってきます。先ほどの寄稿のなかにも「『さぬきうどん協同組合』に加盟する8割の事業者」という表現がありました。多そうですが、さぬきうどん協同組合に加盟する事業者は102です。香川県の、そば・うどん店にめん類製造業者を加えると約1000軒、つまり10分の1です。「組合に加盟する」というフィルターでは、かなりいびつなサンプルになると思います、これで全体を代表させていいのでしょうか?
 日経新聞20日付けの四国経済面に「香川県は県土の森林比率が47%と山林が多い割に林業の存在感が小さい。林野庁の統計によると05年度の香川県の木材生産額は一億六千万円。最も多い北海道の0.4%という少なさだ。」という記事がありました。47%や0.4%という数字を用いて少なさを強調しようと努力してますが、森林率の全国平均は67%(林野庁H14.3.31現在)です。47%の何を持って高いというのでしょうか?香川県の森林面積は北海道の63分の1、木材生産額は245分の1、つまり面積を当たりにすると、北海道の4分の1になります。これを高いというか低いというかは意見が分かれることと思いますが。

 閑話休題といっても、考えてみればほとんど無駄話です。昼に最近開店したチェーン店に行きました。カウンターで「そのまま中」と頼むと、カウンターのおばちゃんは、そのまま奥へ伝えました。そして、奥から出てきた鉢に入れた麺を「そのまま」渡してくれました。初めて行った店なので、自分でだしを入れるんだったんか?と一瞬戸惑いましたが、カウンターの内には、ひしゃくがあります。おばちゃんが、「そのまま」の意味を理解していなかっただけのようでした。そのまま、ひやあつ、だいぶ普及してきたと思ってたのですが、まだまだです!
 先ほどの日銀さんの話に戻りますけど高松支店さんはどちらかといえば、うどんに好意的な分析なんです、けど本当に讃岐うどんは香川の経済にプラスなんですか?もし讃岐うどんがなければ、みんなが昼食に金をかけることになる。つまり、今まで以上のお金が県内で流通することになる、結果経済成長する、こんな話を聞いたことがあるんですが!

2008年3月15日(土) 家にいる。修行だと体調はいいのだが、家にいると気がゆるんで、結果、風邪気味。仕方なく?移転したばかりのうどん屋に行き、山城少掾の道明寺のCDを聴いている。

 JRダイヤ改正で銀河が消えた。私も何度か利用したが、今の乗車率では老朽化した客車の更新も出来ないのだろう。JR四国のチラシには「3/15(土)、ダイヤ改正で、四国内の移動がさらに便利に。」とあり、便利になった点だけ書いてるが、私は、不便になった。仕事が終わって帰宅するのに、1つ電車を逃すと、30分以上待たねばならなくなった。通勤時間帯が30分間隔、それより遅くなると1時間間隔、マイカーに流れるのも当然だ。儲かるところに集中的に投資するのは経営の基本だが、だまっていても年間20万円以上払ってくれる客を軽視するダイヤ編成思想は誤っている。正当派クレーマーとしてJR四国に抗議のメールを送ろうと考えております。

 14日付け日経の四国経済「人口減社会 四国の挑戦 第9部再生への提言4」の認識の浅さに笑ってしまった。大和総研のチーフエコノミストさんは、地方へ企業、才能を地方へ引き寄せるのに「極端に言えば、東京で十億円の家が一億円で買えるほどの魅力を提示できればよい」なんて宣ってるが、高松市の番町の公示価格が242千円、東京の番町の公示価格(高いところ)は290万円、100坪の土地を買えば、高松で8千万円、東京で9億6千万、エコノミストさんのいう魅力には到達しているが、誰もやって来ない。
 また、「地方の中堅・中小企業が有能な人材を集めにくい背景に、役所や電力会社、地方銀行との賃金格差がある。これも地価と同じように地方における価格のゆがみのひとつ。役所などの相対的に高い給与水準を抑え、民間で活躍する人材を増やすべきだ。」と宣わってるが、仮に、高い給与水準のため役所や、銀行に優秀な人材が集まっていたとする、押さえると、それ以外の民間に人材は流れるであろう、ここまでは正しいとしよう。でも、絶対的には安いのである、行く先の民間が四国以外の企業ってことを防ぐ手段はお持ちなのか?田畑等を維持しなければならないような長男は安くても、帰ってくるだろうが、ただでさえ中央志向が高い田舎の若者たち、生活を考えますます帰らなくなるのは、私の経験からも明らかである。
 地価を下げ、給与を下げ、企業を誘致するだけでは四国は植民地となり富を吸い上げられるだけだ。先ほどの、1億円の家を買うためには、金利ゼロ、20年で支払、年収の4分の1として、年俸2000万円は必要になる。四国から見れば明治時代のお雇い外国人のように高い年棒だが、都会から見れば普通未満。その程度で支払う価値がある人材が、わざわざ著者の言う「所得水準が高い研究者や就職希望の学生にとって、東京近郊の方が生活が楽しいという現実」を捨てて四国に来るのか疑問である。

2008年3月12日(水) 何気なく新聞を眺めていたら、昨日の高校入試の問題が載っていた。数学は出来そう、理科は出来ん、英語は?うん!問題4の文章題は、うどんの映画を見た東京の高校生が香川にうどんを食べにやってきたと想定してのレポートだ。監督の功名心から作られ、香川県内の動員のおかげでなんとか観客数を取り繕った映画がかってあったが、東京で見た人って本当に存在したのか?という皮肉は置いとくとして、There were many kinds of udon in the restaurant.I did not know how to oder udon.なんて店本当にあるのか、矛盾してないか?
 それにしても、雨が降ってきたら、ご婦人が傘を貸してくれたと続き最後は、I will never forget delicious udon and the scenery in Kagawa.はまだ許せるが、But the best memory in Kagawa was the warm people I met.I will go back to Kagawa to meet those people again.はやりすぎであろう。 

2008年3月4日(火) 29日朝、がもうと田村でうどんを2玉ずつ食べ、TAK−OKA−ISG−OGNと乗継ぐ。どなんの花酒を飲み、舞富名の古酒10年を買い、海底遺跡を見た。海底遺跡見学船では、東京から島の診療所に代診に来ていた本物のDr.コトーの先生と一緒になった。先生の話では、テレビのようなことはないが、患者さんは多く忙しい、観光も何もできなかったので、帰りの飛行機の便まで見学することにした、そうだ。でも、遺跡や先生よりずっと気になったのは、小さな子供と二人だけで乗船した若いお母さん、お父さんはどこに?
花酒 日本最西端 海底遺跡
 OGN−ISG、着いたらもう我が家に帰った気が、昔は先島から那覇に戻ったら感じていたのに。日本で一番南かつ西にあるうどんやの可能性が高いひらのやでうどんを食べ、ラーメンのような八重山そばとコーヒーぜんざいをはしごした。ISG−MMY、寿し正が休みだったので、知らない居酒屋でニコニコして泡盛を飲んでいたら、地元の人に三杯もごちそうになった。03年の台風14号で壊れた西平安名崎の風車が直ったのを確認。赤組の予定が機材故障で青組に振替えてMMY−OKA、空港のそばの一日100食限定といういしぐふーで肉抜きのそばを食べた。おいしいが530円とちょっと高い、それより100食限定で週休2日、採算は合うのだろうか?OKA−TAK、山下(善通寺)で2玉を3日夕方に食べた。
 2月末までに県内73玉、県外20玉食べました。
ひらのや 西平安名崎 いしぐふー

2008年2月28日(木) 何気なく時事通信の配信を見てたら、「B級グルメの祭典、11月に開催」とある。そうか、秋に久留米で開催予定だった3回目のB−1グランプリが11月に決定したのか。1(土)、2日(日)、えっ?三連休の最初の2日間!微妙。京都の秋の特別拝観、大阪文楽、ただでさえ11月は予定がたくさんあるのに、もし中村座や八千代座があったら、仕事する暇がなくなってしまう。
 私のスケジュール帳は歌舞伎と文化財と修行優先で埋まってく、親にも親戚にも死ぬときは3ヶ月前に連絡してくれと周知している。先日も4月の休日出勤を打診されたが、既に観劇予定が、瞬時に空間移動出来るわけなく物理的に無理。会社が代わりのチケットを用意してくれるならOKするが、当然そんなことはしてくれない、チケット代を無駄にしてまで奉公するほど会社によくしてもらってないし。久留米のグランプリ市と県が200万ずつ助成するそうである。
 今年は2月が1日多い閏年、サラリーマンは1日分ただ働きである。そう言えば旧暦から新暦に切り替わったのは閏月のサラリーの支払いを財政難の明治新政府が嫌ったから、と聞いたことがある。ということで今月の修行の成果は明日以降に! 

2008年2月24日(日) 香川県の広報誌『みんなの県政 THEかがわ3月号』、真鍋武紀君の連載コラムは「香川の品格」という題。ある県会議員に聞いたことがある。自分に備わっていないことを議員は質問しがちである、道徳を質問する議員がいれば道徳が身についてない人と、教育を質問する議員がいれば教育が身についてない人と思えばいい。今、香川に求められてるのは「知事」の品格なんですね!

 新聞を読むのは社会人として身につけるべき習慣である。5紙を読む価値と暇がないと思う人には読む暇も気力もなくなるのでしょうが、テレビが壊れて以来もっぱら新聞がたよりな私、読売、朝日、毎日、日経、産経と普通の香川県人が読む新聞には目を通している(何度か書いてきたように四国新聞はレベルが学級新聞なので新聞のジャンルには入れない)。
 イージス艦が漁船と衝突したメディアの報道、ちと違うと思う。漁船すら発見できないレーダーで低空から来る戦闘機やミサイルを捉えることが出来るのか?漁船すら発見できない見張りで擬装して来る海賊やテロに対処できるのか?命は重いが、こっちの方から運用・装備を検証することが重大なことである、責任云々よりも。
 5紙のうち一応、うちで取ってる新聞は、20年くらい前から「朝日新聞と日経新聞」という組み合わせになっている。どちらも突っ込みながら読んでるとなかなかおもしろい。
 その朝日の19日付香川版「県 お金がなくても118事業」、これに対する意見を書いていない、テレビと違い自らの意見を述べてこそ新聞である。評価するのか、しないのか、それすら書く力がないのか?何をするにも、人件費とか、光熱費とかはかかる、もちろんこれらは何もしなくてもかかっている。でも、少額でも(少額なわけないし、人のみが資産の県庁の人件費が少額であっては困る)費用はきちんと計算すべきで、そうすることで無駄も分かる。「ゼロ予算事業」なんて名付けることこそが、コスト意識のない裏返しであり、莫大な借金を抱えた遠因でもある。なんて意見が書ければ朝日新聞も一廉の新聞になれるのに。
 21日付日経一面特集の「カイゼンは業務か」、トヨタのQC(品質管理)サークル活動を自発的活動でなく、業務と地裁が判断したという(ということは、私の会社の研修も立派な業務に昇格だ!)。でもこの特集、日経が書くと、QCサークル活動も派遣も偽装管理職ももう駄目、経済界に、あとはホワイトカラー・イグゼンプションしか残されてないぞと助言しているように読める?

2008年2月19日(火) 昨年末は休日にかなり出勤した。昔だったら残業代をがっぽりもらえたのだが、今は会社にお金がないので、自分で都合をつけて振替えろ!との命令、どうせ有休は余るし3月初めまでにあと3日も休まないかんし…。で、東京いつものように、歌舞伎座・国立・新橋観劇ツアー。貧乏性なので、幕の内弁当なんかはどうも苦手、歌舞伎座ではこんなもんで腹をおこす。
 
歌舞伎そば たいやき アイスクリーム
 土曜朝、築地に行く。6時前なのに6号館前は大混雑、寿司大も長蛇の列、24人以上はいたらから、2回転待ちか?あきらめて、裏から来たよ!と挨拶だけして、人が比較的少ない1号館へ。岩佐寿しの貝づくし。貝って苦手だったけど最近いいかもと。後は定番井上のラーメン。場外ではこれも定番瀬川のヅケ丼がお勧め。赤身の800円といつもあるとは限らない今だけ丼1500円(中トロ)とがある。
場内:岩佐寿し 場外:井上 場外:瀬川
 日曜赤組で札幌へ。本当は(青組のプレミアムポイントも気になるので距離が稼げる)沖縄に飛びたかったけど、昼の部を見終わったあとでは微妙な時間なのでほぼ1時間に2本以上飛んでいる札幌へ!花畑牧場の生キャラメルのリクエストもあったしまあいいか。
 さとなお君が書いてあった駅ビルの回転寿司、根室花まるへ、20時すぎ行列、30分以上待った。 寿司大以外の寿司屋にあまり行ったことがない私、オホーツク、根室と北海道らしい旗が立っているのを次のジンギスカンに備えて、遠慮しつつリクエスト。でも真たちだけは我慢しきれずにお代わりした。ちょっと休んで深夜零時過ぎにだるまへ。秋には長蛇の列ができるここも、さすがに真冬のこの時間帯では、店は空いている。
 翌日は大通りあたりでグルメして空港へ。割引がある航空会社関連の店で小物をチェック。こんなところで少額の節約し大きな節約ができないのはさおだけやで書いてた貧乏人の典型だと妙な納得をする。生キャラメルは大半の店で普通に買えることを確認、一安心。他に何かめぼしいものはないかと歩いていたら、じゃがポックル完売の張り紙、まだ品薄なんだと!でも横の店では行列もなく山積みにされていた、この前も買ったけど、まっいいかと買ってしまった。耳にした待合室の会話では販売再開なった白い恋人と花畑牧場の人気が高いようだった。 
根室花まる だるま 生キャラメルとじゃがポックル
 えっ、うどんは?一応札幌では2軒食べたけど美味しくなくて。もう1軒と思ったが、うどん(2玉天ぷら2つ)+うどん+ラーメン+スープカレーで腹20分目で苦しい、胃袋も年を取ったものだ。
 そうそう驚いたのは高円寺さぬきやで若大将に確か1年ぶりくらいですかと声をかけられたこと。客商売とはいえすごい!会話で思い出すとかシーンとかで思い出すとか言ってた人もいたけど、酒の注文の仕方で思い出したのかな?

2008年2月14日(木) 土日月三連休に博多座で歌舞伎を観てきた。浅草歌舞伎の若手の座組だ。蜘蛛絲梓弦は亀治郎さん考案らしい博多座バージョンで7人総出演。一所懸命さが伝わってきて、観客も大感激!拍手拍手、不自然でないカーテンコールがあった。昼、夜とも観たが、昼は最初義経千本桜が2時間、ちょっと眠たくなる。
 
かろのうろん 福岡麺通団 屋台あや
 昨日高松ソウル便が、月・水・土から火・金・日に変更になると発表になった。「週末を利用した旅行が便利になる」とのことだが、今の運航日でも土日月の2泊3日は可能じゃなかったっけ?そもそも土日月より金土日の方を利用者が好むデータってあるのだろうか?私は一日休みを加えた三連休なら、前の週はうれしくて早く過ぎ、疲れた翌週は一日短くなる土日月の方が好きだ。東京に行くなら土曜より月曜の朝の築地がゆっくりできるし、ホテルは格安だし。それに金土日だとハッピーマンデーや振替休日の三連休に利用できませんけど…。

2008年2月3日(日) 又々雪が積もった。こう何度も雪が降ると、 次は『重ね重ね』か、『明けても』か、ひょっとして『晴れても』だったりして?まるで『パイプのけむり』状態である。この時期に冬型の気圧配置が弱まり、 太平洋岸を低気圧が東進して雪が降るってことは、 地球温暖化の立派な証明になるのか!
 昨日は大阪のNHKホールで文楽(桂川連理柵)を観た。 最近躍動的な立役が多い勘十郎さんの道行でのお半、 帯屋の段での蓑助さんのお半そっくり! 師弟ってこんなにも似るもんか。 2,000円は安い、2時間ちょっと4時過ぎに跳ねて、 最終の南風(接続のN700系)まで時間が余った、文の里のうどん屋へ。 『極楽』の時間より開店が30分遅かったので商店街をぶらぶらした。 東京にしろ、大阪にしろ 香川県ではずっと前に消滅した昔ながらの商店街がまだ残っている。 人口が違うってこともあるが、最大の違いは公共交通機関のみで生活が成り立つか、 マイカーに依存しなければならないってことか? ということは、今の中心市街地活性化策は原因に踏み込まない対症療法に過ぎないのか? えーと、うどん屋に、別P君の色紙があった!
瀬戸香 別P君の色紙 磯辺うどん大盛り

2008年1月31日(木) 『明日の広告(佐藤尚之著:アスキー新書)』をアマゾンに注文し読んだ。佐藤尚之氏はさとなおの名で『うまひゃひゃさぬきうどん』を書いている。今回うどんでなく、本業の広告について書いてるのだが、なんせ文体が同じなので、ついつい讃岐うどんのことを考えた。
 各自がご贔屓店を持っていた、香川県人は『恐るべき』以前は雑誌を含めマスメディアの記事なんか信用してはいなかった。口コミで穴場を共有したが、今のように遠距離を食べ歩くことは少なかったので狭い範囲内にとどまっていた。田尾さんのタウン誌のコラムも口コミの延長と位置づけることが出来る。そしてネット時代、名もない個人(名のある人も単なる個人として)の横のつながりで情報が行き交った。店とも双方向なのが以前のブームのように味が落ちなかった一因かも?ネットの寄与度は高かった。失われた10年とともに讃岐うどんブームが「あの時代」に起こった2大要因だったと思う!それに比べたら、何処ぞの誰かが仕掛けたとかいうプレスツアーのブームへの寄与度は有名店への集中化に貢献したくらいのもの?

 今月、松竹座・南座・浅草・国立・歌舞伎座と観てきたが特に浅草歌舞伎がよかった。獅堂君と亀鶴君の舞台挨拶でははっきり亀鶴君の勝ち!亀鶴君には今後も注目。獅堂君も義太夫のセリフをもっと勉強すればいい歌舞伎役者になれるのに!よかった中でも金閣寺(ところで文楽では三階の金閣寺、歌舞伎では二階なのね)の亀治郎君は絶品、2,000円でこれだけのものが観られるのは超お得!この座組、次は博多か。
 
 今年に入って県内36玉、県外7玉食べました。

2008年1月28日(月)  また雪かよ、という状態である。先週の雪がまだ庭の日陰に残っているのに。香川の冬は温暖ではない。京急の車内で見た香川県庁の観光ポスターに「地中海のように気候が穏やかで」なんてあったけど、冬に仕事で瀬戸内の島々に何度か行った私、あんな寒風吹きすさぶ中観光には行きたくない、と思っている。
 
 昨年青組で50回搭乗を達成した私、今年は赤組へ組替えである。赤組のよいところは羽田での歩く距離が短いこと!今回ダブルトラッキングは赤組で、TAK−HND、HND−CTS、CTS−HND、HND−OKA、OKA−TAKと5回搭乗、これに4日もかける中途半端なマイラーである。−10℃から+17℃まで日本も広いものだ、でも、札幌の−10℃の屋外を歩く方が、会社の+17℃のデスクワークより体感的には暖かい?
五丈原 かがわ軒 てぃしらじ(汀志良次)そば
五丈原 かがわ軒 A&W

 ところで仕事はどうしてるの?私は常々、会社が傾いたのは仕事を趣味と思っている連中の所為である、仕事と○○どっちが大切か?と問われればローマ帝国の皇帝や軍団長以外は間髪いれず「○○」と答えなければならないと主張している。この説あんまり周りから賛同を得られなかったが、JALの機内誌『スカイワード』に養老孟司さんが次のように書いてあった。「自分の仕事にヘンな執着をもちすぎる人が多いのではないか」、「世間様からお預かりした仕事を、たまたま私が受け持っている、という認識でいないとおかしなことになる。長い目で見ると、預かった仕事のやりすぎは禁物」、「ある意味ではイヤイヤやるべし」、私と同じ意見でしょ!

2008年1月18日(金) 古紙配合率偽装で昨日17日の日経「一連の食品偽装と異なり、消費者は公称より古紙比率の低い『高品質』のはがきを購入した形となる。」を読んで、夢2000偽装事件を思い出した。企業の倫理観の問題というより高品質でない物を提供するという物作りへの矛盾が根底にある(もともと古紙配合率を高めるほど環境に負荷をかけるという矛盾もあるんだけど)。

 先日の、自分は社会のルールを守らないけど、その結果招いた他人のルール違反は追求する真鍋武紀君が殺されかかったことを書いたら、あんなことを書いていいんですか?との質問があった。昔、大河ドラマ(だったと思う)で、井伊直弼が桜田門外で殺され坂本龍馬が喜んでいるとき、勝海舟は涙を流していた。龍馬が「直弼に反対の立場だったのでは?」と尋ねると海舟は幕府の大老が殺されたんだ、こんなシーンだったと思う。もう一度、よく読んで欲しい。官僚として住専問題で国民の利益より農協の利益を謀った人物、政治家としても不要な人物である(と私は思っている)が、物理的に殺しても何も生み出さない。

2008年1月15日(火) 三連休、文楽劇場・松竹座・南座と観劇初めに出かけた。地盤沈下が著しいと言われる大阪だが、休日の心斎橋、道頓堀の人通りの多さには圧倒される。人通りと売上は必ずしも一致しないとあるショップの店員が言ってたけど。松竹座の初めて見た岡本綺堂作「佐々木高綱」がよかった。よく考えると綺堂に限らず真山青果も好き、私は新歌舞伎が好きなんだと改めて思った。残念だったのは文楽劇場、連休中にも関わらず空席が目立ったこと。休演とかいろいろあったけど東京だったらプラチナチケットなのに!
 芝居は11時ごろ開演、4時ごろ終演が多く、うどんツアーにはちと不自由。今回「千とせ(10時30分オープン)」に行けず、同じ粉モンと言うことで初日の開演前たこやきくん、二日目大たこでたこ焼きを。今年の抱負「うどんどころと呼ばれていない各県のうどん」に当たるか当たらないかは別としてこんなところで食べてきた。
釜たけ あそこ 今井

2008年1月6日(日) 通勤の途中電車の窓から、赤く大きな太陽が昇るのが見える。田舎に住んでいるといって決して楽なわけではない。玄関から会社の椅子に座るまで90分、途中乗り換えて13分間立てば80分、2回乗り換えて510円払い4分間立てば70分、通勤に使えるのはこの3本だけ、直線距離ならわずか27キロなのに。地域間格差が叫ばれているが、新年早々殺されかかった真鍋武紀君(どんな嫌な奴でも物理的に殺すことは許されません、選挙で選ばれた人なら落としましょう!言論で戦いましょう!)が新年の挨拶で「地域自らが努力をして、汗をかいて、地域の活性化を図っていかなければ、地域間競争に負けてしまう時代であると認識しています。」と言ってる。汗をかくことは必要だけど、世間でよく言われているこの考えには根本的な嘘があるように思えてならない。東京人の努力と田舎人の努力はそんなに差があったのか?田舎人は東京人に比べてそんなに怠けていたのか?

  『dancyu2月号』に「ラーメンはいま、麺の時代へ!」とある。麺聖はうどんは麺を食べるものと常々主張してきた。大阪人のつゆ第一主義なんかはうまく麺が打てない言い訳だと思っている。まっ好みはいろいろでいいのだが、最近の関西での讃岐うどんの定着ぶりを見ると、麺を好む人が主流では?と思えてしまう。長い間ラーメンの世界では、麺はカレーライスで言えばライスのような地位に置かれていた。が、近年自家製麺が増え(理由のひとつにコスト削減があるそうだが、本当に削減になるのか?)、それへの対抗上製麺所も品質をあげ、今では麺を味わう料理になったそうな。ラーメン界もやっとうどん界に追いついたか?私としてはうれしい!

2008年1月3日(木) あけましておめでとうございます。それにしても寒い正月休みです。年賀状を珍しく旧年中に書き終えたため新年は落ち着いて過ごしてます。避寒のためちょっと暖かめのとこに行ったつもりだったのですが、風も強く寒かったです。何時どこでも修行を怠らない麺聖、(沖縄)そば打ち体験をしました。
そば打ち体験
 油をまぶしてさまして、食べてみるといつものぼそぼそした麺でなく、つるつるとして軟らかいのに腰がある讃岐うどんのようなのになりました。この麺が時間が経つと硬い麺になるのでしょうか?ホテルの抽選で折りたたみ自転車が当って、スーパーフライヤーズカードの特典を早速使いました、ラウンジでもなく優先搭乗でもなく、手荷物許容量の優待を。
 昨年はうどん屋あとのうどん屋とチェーン店の開業が目立った一年でした。諸物価高騰が昔ながらの個性あるうどん屋を駆逐する―悪貨は良貨を駆逐する―ことにならなきゃいいと思ってます。正当な転嫁は止むを得ないと許容しましょう!うどん屋がなくなっては元も子もありませんから。
 今年の目標も引き続き県内1日1玉、県外1週1玉(決して毎日とか毎週食べるってことではありませんあくまで平均でです)。うどん初めは毎年山下と岸井というわけにいかないので不本意ながら?香の香釜上げで。昨年は沖縄そばを攻めましたが、今年はうどんどころと呼ばれていない各県のうどんを攻めようか?と思ってます。
 本年もよろしくお願いします。

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