このごろ十四 - 過去の部(09年07月〜09年12月) - 

 宮武が店を閉めた。何年か経って振返れば、讃岐うどんのいい時代からの転換点だったと呼ばれるのではないのか?いわゆる讃岐うどんブームをきっかけにうどんの良さが再発見されたのか関西や関東では、老舗の再発見とともに新しいうどん店があちこちに出来ている。多くの香川県人は県外でうどんを食べないから、その美味しさを知らない。今でも讃岐うどんが日本一だと根拠のない自慢をしている。価格が違いすぎるからと言ういい訳もかってはできたろうが、昔ながらの製麺所が少なくなってきた今そのいい訳も苦くなりつつある。安い・うまいの差がなくなって残るは早いだけか!
 1000円高速のお陰で各地からうどんを食べにやってきているが、舌の肥えた地域の人たちから「讃岐うどんってこんなもん?」って声が出てこやしないか麺聖は気が気ではない。ロケーションというスパイスというか幻覚が取り除かれるとき、讃岐うどんを日本一だとは呼べなくなる。ブーム以後若手が新たなスタイルで店を開き新風を吹き込んだことにより讃岐うどんが延命したのは間違いない。でも昨今の、個性的な店の閉店とチェーン店の拡大はうどん文化の衰退ではないのか?また、土日、連休の対応のための費用は誰が負担するのが公平なのか?連休に店を開けたくても開けられないのは店が悪いのか?県の知名度アップに利用するだけしてうどん店が持続するための支援はないのか?そもそも700軒あるうどん店のうち行列ができる県外から客が呼べる店がどれだけあるのか?…宮武の閉店が終わりの始まりに思えて仕方がない。
 麺聖はうどんが好きです。それゆえにうどんをもてあそんだ人たちを糾弾してきました。これからもその姿勢は変えません。なお、麺聖あて(から)のメール・私信、聞いた話を承諾なく公開することがあります。(09年7月1日記す)
 2002年11月〜2003年3月はこっち、2003年4月〜2003年9月まではこっち、2003年10月〜2004年9月まではこっち、2004年10月〜2005年3月まではこっち、2005年4月〜2005年12月まではこっち、2006年1月〜2006年6月まではこっち、2006年7月〜2006年9月まではこっち、2006年10月〜2006年12月まではこっち、2007年1月〜2007年6月まではこっち、2007年7月〜2007年12月まではこっち、2008年1月〜2008年6月まではこっち、2008年7月〜2008年12月まではこっち、2009年1月〜2009年6月まではこっち、2010年1月〜2010年6月まではこっち

2009年12月30日(水) 今年も一年ありがとうございました。10時前、山越に行列がありません、不気味なほどです。帰省客はまだ来ない、千円高速の客は動かない、狙い目と言えばそれまでですが。例年はもっといました。ゆがんだ高速料金のためと言わざるを得ません。
 12月の備忘録、百名城1城(松阪城)、歌舞伎5舞台(南座、歌舞伎座、国立)、文楽2舞台。国宝2件(玉篇第廿二:神宮文庫・後撰和歌集:冷泉家時雨亭文庫)です。年間県外132玉、県内488玉。

2009年12月27日(日) 昨日の 土曜日、高速が千円でないので、がもうは空いていた。9時前行列など一切なし、駐車場はまばら。かっては高い橋台を使い客が集まっていた。値下げが常態化し、平常時に客足がこれだけ落ちる現実を見ると自民党が採った千円高速の経済効果ももう終わった言わねばならない。民主党が目指す無料化にしても所詮一とき力であろう。快適で早い分、その維持費や改良費を利用者が負担し、より快適で早くなる、こっちのほうが永続きする。
 突然の観光庁長官の更迭、政治主導と言えばそうなんだろうが不可解である。 前原国交相自ら「仕事に瑕疵があったわけではない」と言っている、おまえを好かんから首にするってことか。 後任の溝畑氏は仕事に瑕疵があって、大分トリニータの運営会社大分フットボールクラブの社長を12日に辞めたばかりである。 天上りが決まりそうになったので、早々にほっぽりだしたように思える。 国交相は、チームの立ち上げから支え、スポンサー探しに尽力した手腕に期待する、らしいが、 怪しいスポンサーを探したり乱脈経営で破綻寸前に追い込んだりと、なかなかの手腕。身体検査は取りあえずは通ったのか。でも、何故そんな人物を?溝畑氏と松井副長官と前原国交相とは友達の友達関係らしい、まさかとは思うが他に理由が見いだせない。 自民党が駄目で民主党も駄目、先の選挙でどっちにも投票しなかった私はむなしさと怒りでいっぱいだ。

2009年12月26日(土)  高校生に気を使ってもらう首相って何よ?少なくとも決断できない人は宰相になってはいけません。時間では解決できない資質の問題です。長い目とか見守るとかいう次元でもありません。
 それにしても鳩山首相は発信力が弱い。それをツイッタ−とかいう文明の利器で補おうと考えたようだが、つぶやくより、力を持った言葉を書ける指南役を雇うのが先であろう。 彼の弱点は前々から分かっていたはずなので、セットたる官房長官の人選が悪かったとも言える。 人物評価は別にして亀井さんみたいな人が相応しいのだろう。
  ところで、ツイッタ−って何よ?私は、新聞は複数紙読んでるが、テレビはほとんど見ない。 ブログもやらない。携帯も持ち歩かない。メールもしない。すぐに時代遅れになる情報は思考の妨げになるだけと考えてる。こんな私にもツイッタ−って合うのかな?そもそもIT社会っていいことなのだろうか?うどん屋巡りでも、自分で走りながら見つけたときの方が、ネットで知った新しいうどん屋に行くより何倍もうれしい!怪しい情報で迷いながら探す方が、ナビで簡単にたどり着くよりずっと美味しい!

 昨日の番組欄、KSBスーパーJチャンネル「大手参入でブームの予感年明けうどん=v時間帯が悪く見れなかった。でも、題名から考えて肯定的に、ブームになって欲しい、のような内容と想像できる。麺聖が年明けうどんに批判的なのは、作る側に立っての行動であり、食べる者のことを一切考えていない点にある。それも、大きいけどさほど美味しいとは言えないうどん屋が集まって。君たちの、やるべきことは、客が食べたくなるうどんを自店で提供することである。

2009年12月21日(月)  東京に行った。年末の築地は場内場外とも大混雑、寿司大なんか開店1時間前の午前4時に行って開店時に入れない人もいたそうな。八千代のチャーシューエッグもそうそうに売り切れていた。うどんを食べてきた。『はんつ遠藤のうどんマップ 東京・さいたま・神奈川・千葉』合計43軒のスタンプ獲得で打ち止め。対象全74軒で食べるとパーティに招待されるが、参加権で我慢しよう。対象店以外を含めて一度も行ってない店がまだ30軒あるが、ここまでの感想は、讃岐うどんが地域として一番美味しいのは京阪神!香川県も関東にはまだ負けていない。時間があったので国立演芸場で四代目猫八さんの襲名披露を聞いてきた。すごい!動物よりも鳴き声がうまい!

2009年12月19日(土)  新聞・ネットによると、来年の厚木大会の次の11年の第6回B―1グランプリの開催地が姫路市に決まったそうだ。16日付けのasahi.comによると他に青森市、浜松市、北九州市、各務原市が立候補していたようだ。11年秋、姫路城周辺で2日間開催の予定。

 『麺の世界』という季刊紙がある。それの最新号に五島で行われた日本うどん学会のパネルディスカッションの模様が収録されている。コーディネーターの勝谷さん大活躍だ。でも「香川県ほどうどんに無関心だった県はない」は、掲載されている竹内さんの事例報告にある(し麺聖も考えているが)金子知事の先見性と功績がある以上間違っていると言わざるを得ない。他の多くのB級グルメのご当地の人々がその食べ物が他の地域では食べられないことを知らず、その地域に留まっていたの対し、香川県人は自分たちの食べているうどんと他の地域うどんがまったく別物と気付いていたしその優位性も知っており他県への進出も早かった。そう、無関心だったのではない、ちょうど江戸時代の和算があえて微積分を避け持続的発展をめざし産業革命を遠ざけたとしか思えないように、香川県人にとってうどんは昨日も今日も明日も食べ続けるものであってそれ以上でも以下でもない、あえて、その先に踏み込まなかったのだ。
 笑ってしまったのは「讃岐うどんを全国的に有名にしたのは、たぶんボクだ」とか「ボクが全国に紹介した」文章化されたのを読むと勝谷さんやたら讃岐うどんの普及に自分が功績があったようにしゃべっている。ああいう世界で生き残っていくのには自分を大きく見せなきゃならないのだろうが、これじゃ例の大阪のほら吹きのおばちゃんと同レベルである。何度も書いたが、一番功績があったと言われる田尾さんがいなくても、讃岐うどんはブレイクしたはずだ。田尾さんが重要なのでなく、あの時代の必然だったのだ。

2009年12月17日(木) 常識的に考えると訪中時の厚遇の返礼です。あれだけ怒るのも痛いところを突かれたからでしょうね!と感じさせる小沢幹事長の発言でした。

 昨日は珍しく映画を見た。『曲がれ!スプーン』。うどんを食い物にした嫌いな本広克行が監督だが長澤まさみが主演だし善通寺でロケをしてるので。私の生家の周囲が何度も出て楽しめた。でも映画というよりテレビ向けの絵だよなぁ。

2009年12月8日(火) とんとご無沙汰続きだが京都好き私、やはり顔見世には行かねばならない。 華やかだが仁・玉で満席でなかったのは不況のせいか? 大向こうさんも1人で、それも風邪気味だったのは残念だった。夜食は餃子の王将にしたが、本当に流行っている。 昔は考えられなかったが若い女性が1人で2人で4人で食べに来ている。確かに700円程度でもそこそこ豪勢で 同価格帯の牛丼やうどんよりもお得感いっぱいだ。
 足を伸ばし伊勢に国宝を見に行った。新しくなった宇治橋を渡り お参りし、近鉄のお得切符のサービス券で赤福も食べた。 徴古館から古市経由で駅まで歩いた。食べたくなかったが、伊勢うどんも食べた。あと関西うどん巡礼をちょっとだけした。時間帯にもよるのだろうが、 4軒食べたうち、よかった2軒、普通1軒、まずい1軒だった。 3月までに残る29軒はかなり無理っぽい。京都らしさを少しは味わおうと嵐電に乗り渡月橋を渡り、家路に付いた。

2009年12月5日(土) 3日付けの「ビジネス香川」に年明けうどんを定着させたいさぬきうどん振興協議会のことが 載っていた。年越しうどんがあるのに何故年明けうどんを広めたいのか分からない。 キムチうどんとか年明けうどんとか、発想というか根性というか、やはり好きになれない。 流行を作ろうとするのは店の勝手だが、基礎も伝統もないところに、 無理矢理商業主義を押しつけられてもねぇ。 客としてはそんなことする前にもっと美味しいうどんを作ってもらいたい。 4日付け各紙に善通寺駐屯地で「乃木うどん」振る舞われたことが載っているが、 乃木将軍と11師団の伝統を踏まえてる、こっちの方が何となく共感がもてる。

2009年11月30日(月) 擬装献金に普天間移設と鳩山首相は末期症状ですね。でも麻生首相だったら終わっているところをまだ高支持率という運のよさで一気に解決となるのでしょうか?明日からもう12月、月日の経つのは本当に早い。来月末には、もう一年が終わった、月日の経つのは早い、と言っているのかな、それまで鳩山首相持つのかどうか?
 11月の備忘録、百名城1城(今治城)、歌舞伎5舞台(歌舞伎座、新橋、国立)。国宝3件(当麻曼荼羅縁起絵巻:光明寺・史記 孝景本紀第十一:大東急記念文庫・伊予国奈良原山経塚出土品:奈良原神社)です。 今年に入って11月末までに県外116玉、県内454玉。

2009年11月29日(日) 昨日「がもう」へ行った。11号バイパスの金山トンエルを抜け、直角に曲がってから左車線に入った。 すると後ろになった香川ナンバーのアルファードが一度右車線に出て、私の車を抜き、また左車線に入り、左、五色台病院とある信号を曲がった。こんな動きをするのは、がもうを目指しているに違いない!と感じる間もなく右折した、がもう正面への一直線の道、でも細い、そんな道を行くなんて通だなぁ。でも、まだまだ甘い、今日は土曜日なんだ、と麺聖は信号を曲がり広めの道から鋭い角を曲がって駐車場に着いた。さっきのアルファードは?思ったとおり少し手前で対向車2台と格闘していた!
 ある講演会で 国会議員の講演者が「見ず知らずの人でもバッヂを付けてれば周りは自分が何者だか分かる」と言っていた。 決してそんなことはありません。私は分かりません。だって国会議員のバッヂなんか見たことがありませんから。 時々立派そうなバッヂを見ますが、その人達は国会議員ではなかったと思います。 自意識過剰というか地位や身分という呪縛から逃れられていないというか…。
 朝日25日付け「子どもたちを大学にやれるだろうか…」その母子家庭(子3人)は生活保護費などで年収300万円。 月3,4万円を大学進学に備えて貯金しているそうだ。どうして大学進学が不安な母子家庭を、生活保護費の高校就学費や学習支援費 の廃止が困る例に挙げるのか?3,4万円貯金できるということは 進学しない母子家庭では、就学費や学習支援費分が余っている証明になるだけでないのか。 この署名入りの「就学・学習支援費続けて」は論理的に破綻している。 記者の勉強不足もあろうが、新聞が貧困問題について書くとき適切な例を見つけられないのは、記者は給料が高くて、 どの程度が貧乏なのか実感として分からないことにも原因があると思う。 多分この記事、その思いとは逆に、多くの読者に300万円ももらえるの?っと思わせた。

2009年11月23日(月) 昨日、今治に行った。ETCが付いていない私、下道を走っていったが、今治に近づくにつれて『得得』ってうどん屋をやたら見かけた、錯覚ではないと思うが!

 事業仕分けについて、時間が短い、パフォーマンスだ、仕分け人の法的根拠や結果責任がない、取りまとめ役の口が悪い、等々問題点が指摘されている。でも、一番の問題は、切ることが目的で、真実を追究しない方式にあるのはないだろうか?同じよう疑問を裁判員制度でも感じるが、説明者の下手上手に関わらず、結論は同じであるべきだ。予算が限られているからこそ、最大の効果を持つように、悪代官を懲らしめる場でなく知恵を出し合う場にして欲しい。でも、どこか小泉氏が再登場したような気がするのは私だけだろうか?
 
 昨日付の朝日香川版「うどん・キムチ熱演」とある。さぬきうどん振興協議会の新メニュー、キムチうどんが、人気らしい。協議会も、年明けうどんにキムチうどんと御苦労なことだ。売れているのにケチを付けるのか?と言われそうだが、そもそもイロ物や限定メニューはあくまで定番を売るためのもの。麺聖はかけうどんが一番人気でない店は問題があると思っている。協議会の皆様、もっとおいしいかけうどんをお願いします!

2009年11月17日(火) 何気なく明光商会のショーウインドウを覗いたら、昔のシュレッダーが。シュレッダーの1号機って製麺機をヒントに作ったそうな。

 鳩山首相のインタビューで、一円たりとも税金は…この台詞どこかで聞いたとなぁと、そうそう真鍋知事が同じこと言ってたような記憶が、ひょっとして鳩山さんってその程度の人だったのか?心配が募ってしまった。

 日経昨日付け「wide nippon」にB級グルメが取り上げられていた。7,8日の九州B-1グランプリは18万人集めたそうな(08年全国大会20万人)。来年の第5回B-1グランプリ厚木大会、渡辺会長の予想は「100万人近くになるのでは」、どこにそんな大きな会場があるのか、ちゃんと食べられるのか、ちょっと心配だ!

2009年11月7日(土) 先日、興福寺で阿修羅を観てきた。普段でも国宝館でガラス越しではあるが展示されている、人気はあるがそんなに人が集まるものではなかった。が、東京、九州の展覧会ではガラスが取り除かれ四方から直接観られることから165万人もの観客を集めた。国宝館や東博で観ているのでわざわざとは思ったが、正倉院展のついでに寄った。正倉院展の待ち時間が30分だったのに、阿修羅は110分!でも、わざわざ行ってよかった。21体が並ぶのは迫力満点かつお堂という宗教空間は荘厳で博物館とはひと味違う。胸から下を失った五部浄(腕は東博に保管)の痛々しさというかはかなさも印象に残った。

2009年10月31日(土) 昨日、綾川の山越の奥にある餃子屋に行った。暗い山道の先に忽然と店が現れる。焼・蒸・水があり美味しい。でも、何故あの立地?
 各紙に報じられたが、夢2000の後継品種が、香育(かいく)21号に決まったそうだ。対抗の20号はオーストラリア産の系統。21号は純国産。報道によると専門家は優劣を付けられなかったようで、例の試食会の一般客1,093人のアンケート結果、支持20号63%、21号69%、で決めたそうな。
 10月の備忘録、百名城1城(高松城)、歌舞伎5舞台(御園座、歌舞伎座、国立)、文楽2舞台。国宝8件(立正安国論:法華経寺・青不動明王像:青蓮院・黄帝内経太素巻第三:仁和寺・法華経巻第六:金剛峰寺・古来風躰抄・古今和歌集・拾遺愚草:以上3件冷泉家時雨亭文庫・ 歌仙歌合:和泉市久保惣記念美術館)です。今年に入って10月末までに県外104玉、県内423玉。

2009年10月27日(火) 赤坂麺通団で食べた。団長日記に書いてあるとおり細麺で他の麺通団とは違った食感。これで閉店した大阪も含め麺通団8店全店制覇。昨日付の朝日によると26日は「きしめんの日」。99年に比べて07年の生産量は半減と人気低迷のきしめんをメジャーにしようと業界団体が制定。きしめん屋を紹介した「きしかいせい」という冊子も作った。来年にはB−1への参加の可能性もあるそうだ。
 国立の乱歩歌舞伎「京乱噂鉤爪」を観てきた。2人の部屋子、中村梅丸と松本錦成がいい。見所はあと染五郎の宙乗りの前転。

2009年10月21日(水) 時事通信19日付、浜松餃子学会がマスコット「ちゃお」の着ぐるみをお披露目という記事に、浜松餃子学会が浜松市長に11年度のB-1開催を要望。市長は「なんとかしたいね」と。市制100周年か、可能性はあるなぁ。

 恒例の「関西讃岐うどん西国三十三ヶ所巡礼」、今回で3回目になるが、その期間が、09年12月1日(火)から10年3月31日(水)と発表になっていた。でも巡礼店舗とチェックシートは12月1日まで待たされるようだ。

2009年10月13日(火) カリ〜。沖縄好きの私としては外せないBEGINのコンサートが昨晩、観音寺市民会館であった。前回は昨年の10月28日の県民ホール、年1回香川県に来るなんて!オリオンビールを持って参戦!田舎のためか満席でなく後方に空席があったのは残念。今日も、笑顔のまんま〜笑顔のまんま〜と頭の中が繰り返している。ところで「優」が食べたうどん屋って「つるや」かな?

 民主党政権の「マニフェストに書いてるから…」。何故やるのか?何故今なのか?そう書いてるが今考えると間違っていたのではないか?民主党と契約していない私はそう問ういたい。政権交代を望んだだけでそんな契約などした覚えがない人たちなんか、細かい字で書かれた約款を後で示された思いだろう。仮に選挙に消費者契約法が適用されると民主党の勝利は無効と判断される。そもそも自分で書いといてマニフェストに書いてあるからやる、では説明になっていない。必要だと考えマニフェストに書いたのであろう。必要なわけを数値で示す責任がある。マニフェストも憲法も神格化すべきものではない。これではどこかの政党の「憲法に書いてあるから…」と同じである。
 
 夢2000後継候補の話の続き。先月30日付四国に「20号はオーストラリア産のパン用の小麦粉を掛け合わせており、コシの強さが特徴。『さぬきの夢2000』の系統を受け継いだ21号は、白く明るい色や小麦の風味が損なわれないよう改良を加えた」とあった。ネット上では、コシ・風味とも正反対の意見もある、あれだけの数だと条件を揃えるのも大変ということか、微妙にいつも食べているうどん屋と比較しているのかも。いつもの店で常連さんが、っていうのを何箇所も行うのがよかったのかな。本当のところは粉の差は店の差ほどないのだろう。

2009年10月12日(月) 連休、御園座観劇のついでに名古屋八事麺通団で食べてきた。味は麺通団標準。3人の学生が(近くに大学がある)うどんを頼まず玉子ごはんだけを注文していた。これで東京・(大阪)・福岡・名古屋・吉祥寺・水道橋・名古屋八事で食べたことになる。あとは赤坂!帰路京都の山元に寄った。行列が歩道の真ん中を開けて2列になっている。1軒となりのうどん屋も行列、山元が回転が遅い分長い。食べ終わるまで1時間半以上かかった。香川県に来てもというより、来てもらったら困る店が続出するくらいの味、値段は高いけど。でも私、ざるを食べるのは苦手なことが分かった、握力がなくなったのかなぁ。今度はひやあつって特注しよう!
 B-1グランプリの仕掛け人の一人で、日経新聞特別編集委員の野瀬泰申さんが4日付日経『遠みち 近みち』に横手大会の目標は当初10万人で、本番が近づくにつれ手応えがあり、15万人に上方修正したと書いてあった。なるほど、10万人だったらもっとゆっくり食べられたのに!どこかの芋煮会で来場者が多すぎて芋煮が食べられなかったって話もあったが、今後はイベントとして人を捌くことの腕が必要となる。毎日10月7日付けネットに夢2000後継試食会の参加者は1093人と。
 橋下知事のメールで処分、無礼講と言われて「敬語を多少はずして仕事についての意見を言ったら処分された」みたいなものだ。知事がメールアドレスを公表し意見を求めていたこと、メールであること、内容も誹謗中傷でないこと、職員は外部に情報を漏らしてないこと、言ってみれば知事のだまし討ち。職員が非常識、知事も大人げないとの論調が多いが浅薄。民間でも役所でもトップの犯罪は多い。部下が上司に物を言えない風潮が一番恐ろしい。特に府民の代表たる知事である、府民、職員から広く、特に抵抗勢力からこそ、耳の痛い意見を聞くべきである。 と、ここまで書いてて思い出した。昔社長から意見をどうぞ、と私を含め社員全員に社長の個人メールアドレスが送られてきたことがあった。言いたいことは山ほどあったが、会社の中のことは小さなこと、それより大きなことを「このごろ」に書こうとメールは送らなかった。あのとき送っていれば…。
 先日秋田で買ってきた稲庭吉左衛門さんのうどんを湯がいて食べた。値段は讃岐うどんの数倍。美味しい!でも、ふと思った。機械打ちの讃岐うどんが安いのは百歩譲って止むを得ないとしよう、じゃ何故、小豆島の手延べ素麺もこんなに安いのか?

2009年10月2日(金) 20日の五島でのうどん学会、27日の善通寺での「うどん物語」をテーマにしたシンポジウムを続けて欠席した麺聖、昨日さぬき麺業松並店であった夢2000の後継候補の1000人試食アンケート大会を目指した。午前10時から午後8時までで千食とのこと、仕事を終えて大丈夫かな?と心配しつつ直行、着いたのは6時半過ぎ、まだ幟を持った人たちがいる、セーフ!渡されたアンケート用紙には900番台半ばの数字が、危ない危ない。でも、あと1時間半、最後まで持ったのかな?ちょっとは余分もあったのだろうか?「香育20号」と「香育21号」をかけorざるで食べ比べる趣向。 
試食A(左)とB(右)
 感想?そうですね、先入観を除くため、かけとざるとで、あるいは提供時間とかでAとBを変えてるのかもしれませんが、そのままのA、B表記で。かけ(ひやあつで)、Aはくたびれてた、時間が経ってますって感じ。Bは少し硬く、粘りが少ないor茹で時間が短いですって感じ。打ち方かもしれないが、ABとも最近流行の(いい意味の)伸びとエッジには乏しかった。Bの方が個性的かな。ざる、まじまじと見たが、人口光の下では色にさほど違いはなかった。Aは劣化が早いのかそんな特性なのかやはりくたびれた感じ、Bは麺だけ食べたとき強い風味を感じたが、だしに付けるとそれほどの差はでなかった。アンケートは、色、のど越し、コシ、風味、総合評価の5項目だったが、実はこのくたびれ感とか粘りが少ない、伸びに劣るってどこに書くべきかよく分からなかった。いろいろな報道、ネットを見てみるとA=20、B=21らしいが、「Aは腰がしっかりしている」ってあのくたびれた麺が???って思う、香りの感想はよく似ているのでAとBが反対ってことはないか?とりあえずどちらかを選べと言われたらAのくたびれ感は避けたいので、Bです!でも、もっと粘りのある麺が好きですということで。
 アンケートは県庁の広報によると他の店でも行われる(た)ようだが、ASWと後継候補、今の夢2000と後継候補も競わせれれば、もっといいデータが集まるのに!

2009年9月30日(水) 寿司屋でホタテと注文したらタイラギです、と言われた。いつの間にか夏はどこかに、ちょっと油断をするともうすぐ冬。今年ももう4分の3が、4月からでも半分が、終わってしまった。
 千円高速の影響で、JR四国が、役員や管理職の報酬をカットするところまで追い込まれた。高速無料化推進のブレーンのお一人が無料化反対意見に「地方の実情を知らない」と曰わっていたが、その言葉をそっくりお返ししたい。鉄道、船、飛行機、自動車などを総合的に考えずして、「突然」高速だけ、これでは、世の中よくならない。
 千円高速でうどん屋は賑わっていると喧伝されているが、どうであろうか?かつては交通費が高くても讃岐うどんの魅力がそれを上回っていたので客は満足し、リピーターになった。いわゆるブームは高い飛行機代や橋代を使ってまでもわざわざ安いうどんを食べに来るファンで成立した。最近の香川県のうどん、絶対的に味が落ちたとまでは言えなくても、他の地域の向上によりその相対的地位が低下したことは、食べたことがある者には分かるだろう。京阪神・関東の讃岐うどんの有名店と比べて競争できるうどん屋が何軒あるのか?有名店への過度の集中はその証明ではないのか?香川県のうどんの魅力は低くなったけど高速代が安いので香川県に「でも」と客が集まってるだけのように思える。
 9月の備忘録、百名城3城(犬山城・名古屋城・久保田城)、歌舞伎3舞台(中村座、歌舞伎座)、文楽2舞台、国宝1件(如庵)です。今年に入って9月末までに県外92玉、県内386玉。

2009年9月29日(火) 27日閉幕した横浜開港博の記事が各紙に載ってた。横浜市が55億円を負担した開港150周年を記念した開港博は153日間で500万人の目標に対し、有料入場者数は124万人だったそうです。B-1は横手市が500万円を補助し2日間で15万人の目標に対して26万人集めました。入場料が有料と無料、会期、町の大きさなどが違い簡単に比較はできませんが、B-1が自治体関係者にとって魅力的なことは間違いないでしょう。来年の厚木大会、2日間で30万人集めることは可能でしょうか?安全にさえ注意すれば、どんな悪条件にあっても厚木の市長さんが、横浜市の中田市長のように敵前逃亡を余儀なくされる可能性はないと思います。
 今話題の八ッ場ダム、ため池という名のダムに囲まれ助けられつつ生活をしている香川県民の私にはダムは必要というDNAがある、どうして中止しなければならないのか実のところはよく分かっていない(もっともそんな私でも寒霞渓の景観もつぶす内海ダムはいらないと思っている)。じゃ何故書くのかって?昔、学生時代、志賀高原に合宿に行く途中長野原を通ったことがあった。川原湯温泉も水没するとかで、ダム反対の看板が立っていたのを、ふと思い出した。あれからでも30年、計画からだと60年、反対の住民、賛成の住民どちらにとっても長い歳月である。その長さを感じたので…。住民にまた長い負担をかけるのだろう。

2009年9月27日(日) 5日遊んで2日働いて、また休み、月給で生活するサラリーマンには天国のような暦だ。シルバーでなくても銅でも鉄でもいいからもっと休みにならないかなぁ。経済波及効果って言葉をよく聞くが、あれってほとんど足し算と掛け算とで計算するから休みが増えるほど経済効果はどんどん上がるだろうな!昨日は8時過ぎに「がもう」で食べた。駐車場は半分くらい、行列は出来ていたので空いているとは言えないが連休とは違う。うどんツアーのバスも来てたようだ。そう言えば昼頃善通寺の山下でもバスを見掛けたが同じバスだったのかな?
 それにしても遊んでいると日が経つのは早い。先週の日曜は横手にいた、もう1週間経った。B-1はテレビ、新聞で盛んに取り上げられていた。残念ながら四国には愛Bリーグに加盟している団体はないが、入賞団体の地元地方紙はオリンピックでメダルを取ったような扱いだ!これだけ評判になると寅さんや釣りバカ並の誘致合戦も起こるし広い会場も必要になる、どうしても行政がからんでくるだろう。来年開催決定の厚木市は30万人もの人出を見込むが、高松の中央公園より狭い会場で本当に大丈夫なのかな?8位の三島の市長が「コロッケでまちおこしを進めている三島にも誘致したい」と述べたそうな。どういう選考をするのか知らないが、静岡県からは6もの出展団体があるので多数決なら有利だ。静岡空港に苦労している行政も集客が見込まれるイベントは大歓迎のはず。でも厚木の次に三島では近すぎる気もする、ホルモンうどんで年間8億円もの経済効果を上げている3位の津山あたりが手を挙げれば有力かな?運賃や宿泊代があまりかからず出展団体が集まりやすいところになるだろうが、私は佐伯とか登米とか遠くを希望します!「根城」に行きたいので季候がよければ八戸もOKです。
  なお、11月の7日8日には九州各地からご当地グルメ14品が集まる第1回九州B-1大会が久留米で開かれる、八戸せんべい汁や厚木シロコロ・ホルモン、富士宮やきそばもゲスト出展するらしい。やはりこういうイベントには大鍋や鉄板がふさわしい。そうか、うどんが参加するときは打ち込みうどんがいいのか!

2009年9月23日(水) 19日20日と秋田県の横手に行ってきた。愛Bリーグ(B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会)に加盟する全国41団体のうち26団体が集まる、B級ご当地グルメの祭典「第4回B―1グランプリ」in横手だ!
晴天の秋田ふるさと村会場:2日目オープン前
 秋田空港から1時間ほどレンタカーを飛ばし昼前に横手中心市街地会場そばに到着。案内の看板・人・FMもあるが、土地勘がなく駐車場を探して30分近くさまよいやっとのこと10分弱歩く駐車場に止める。道路を通行止めした狭い本会場は混んでいるが、街を歩く人は少なく、感覚的には久留米大会より人出は少なく感じた。食べたいと思っていた登米・油麩丼の行列が短かったので速攻並ぶ。麩が微妙な食感。すでに完売3時間以上待ちの昨年優勝厚木シロコロ・ホルモンと佐伯ごまだしうどんとはプレミアム予約ですぐにゲット。この方法はなかなかいい。A_-1・C-1・土産・夜の町でも食券が使えることを知ってたらもっとプレミアム予約するんだった。ごまだしうどんは麺はともかくごまだしはいける。食べたかったが45分待ちだった袋井宿たまごふわふわを諦め、鳥取とうふちくわ膳を携え秋田市を目指す。 夜は横手に戻り横手やきそばを。
  2日目、どうぞと言われまだ開城前の横手城に登る(体験かまくらも天守閣も連休中無料)。20年ぶりかなあ。9時頃秋田ふるさと村会場へ。すでに富士宮やきそば、高砂にくてんには長い行列。初日の報道も影響してか、かなり出足が早い印象。比較的列が短かい初参加みしまコロッケに並ぶ。オープンの10時すぐに引き替えたコロッケを持ったまま30分待ちの八戸せんべい汁に並ぶ。せんべい汁は大鍋で作るので回転が速く行列のわりにはすぐ食べられる。待ってる間コロッケをかじる、自信があると三島のお姉さんが言っていたのも分かる味。せんべい汁の後、初日2位になって行列も長い津山ホルモンうどんをプレミアムでゲット。厚木ホルモンにうどん焼きが入ったと考えたらお得な感じ。取材にわざわざ来たのかあちこちでKSBのカメラを見かける。10時台の印象では各出展者がこれまでの経験を活かして工夫を凝らし待たされた感は少ないかも、特にこだわらなかったり、友人とシェアするとかなりの品目食べられたはずだ。2日間で26のうち7つゲットして早々に会場をあとにして稲庭、小安峡に向かう。横手IC出口がこの時間(11時前)に渋滞していた。FMでは横手ICの混雑は出口が入り口に変わっても終日続いたようである。 天候にも恵まれた結果、初日105千人(久留米78千人)、2日目数162千人(125千人)、合計267千人(203千人)と前回を上回り、今まで最高だった富士宮の25万人も越えたそうだ。 地元の愛好家、事業者団体、観光協会、行政など多様な団体が集まりこんなに発展したB-1、今後の舵取りが難しくなるのかもしれない。来年5回大会は9月18日19日に厚木中央公園で開催予定。
横手やきそば:食い道楽にて 八戸せんべい汁 津山ホルモンうどん
 割り箸投票での順位、ゴールドグランプリ(優勝)横手やきそば、シルバーグランプリ(準優勝) 八戸せんべい汁、ブロンズグランプリ(三位)津山ホルモンうどん。横手焼きそばのホームなので八戸せんべい汁が実質優勝か?ところで、せんべい汁ってかなりの人が、聞くと???食べると!!!である。4位以下、あいがけ神代カレー、厚木シロコロ・ホルモン、すその水ギョーザ、黒石つゆやきそば、みしまコロッケ、各務原キムチ鍋、富士宮やきそばと続く。もし、讃岐うどんがグランプリに参加したら?うどんは作り置きが出来ないので、条件的にかなり難しい。仮に最高のうどんを提供しても、意外性が少なく入賞は無理かな。カレー、おでん、餃子が苦戦するのも分かる気がする。ちょっと寒かったり冬なら釜たまでかなりいけると思うが、まだまだ暑い秋のこの時期なら、どんなメニューで挑戦すべきか、コーチンぶっかけかな?
 横手大会の感想、大勢のボランティア、大きな会場と道路を通行止めにしての開催など横手市が全市を上げて開いた一大イベントといった印象だった、屋台のC-1もほのぼのとかなり盛り上がっていたし。コンビニ発券で当日のチケット売場の混雑の緩和、プレミアム予約導入など、富士宮大会での入場制限、食事予約時間を導入した久留米大会でのチケットを買うのに長時間かかるという課題を踏まえたシステム。各出展者の提供の早さ、FMでの大会中継などなど成功と言える。 ただ、横手市の市街地の活性化という意味合いもあって中心市街地会場は外せなかったのだろうが、両会場の距離も遠く久留米大会のように会場を巡る人が大勢街を歩くという立地ではなかった。中心市街地での駐車場の不足も考慮すると、B-1本戦はふるさと村だけでの開催でよかったのではないだろうか?なお、横手から距離がありすぎて参加できなかったが、20日には五島で日本うどん学会第7回全国大会も開かれた。

 秋田に行ってよかったこと。ETCを初めて体験できた、かまくらを体験できた、久保田城に行って百名城のスタンプを押した、小安峡で温泉に入った、稲庭吉左衛門さんの稲庭うどんを「ダムの茶屋」で食べた。
稲庭吉左衛門の木箱
 そしてなんと11年前に注文したきり何故かまだ届かない稲庭吉左衛門さんの稲庭うどんをゲットした!!!その稲庭さんのうどん、節(切り落とし)ならダムの茶屋でかなりの確率で手に入る。

2009年9月19日(土) 鳩山政権の官僚の記者会見禁止?情報は開示すべきもの、その情報の価値判断は国民が行うものである。官僚に都合の悪いことを言わない口実に利用されるだけ。天皇が認証し接受国の元首に対して派遣された「特命全権大使」閣下までしゃべらないのは変。

2009年9月12日(土) 経営再建中の日航の筆頭株主にデルタがなるとの報道があった。日航はワンワールド、デルタはスカイチーム、アライアンスの組み替えになる?

 民主党のある人が国土交通省の役人に、悔しかったら国土交通党でも作ってみろ、言ったらしいけど、このアイデアいけそうである。「鉄ちゃん党」なんか創って、鉄道・高速バス・フェリー・飛行機などの公共交通機関を不当に苦しめる高速無料化反対を訴えるって、かなりの票が入りそうですがどうですかね?
 鉄道でも普通と特急では値段が違います。あれって時間だけでなく設備も違うからって説明だったと思うんですけど、高速と一般道、快適に走れる分特別なお金がかかっても利用者も不公平とは思わないし、利用者の負担で快適さを向上させる方が車を使わない納税者に理解されやすいと思うんですけど。景気回復の名の下に、少々の経済効果を狙っても、公共交通網がずたずたになったのでは、損失が大きすぎるって研究結果、誰か発表しないかな?ひょっとして、公共交通機関がつぶれても、もう一度作り直すとき、莫大な景気刺激ができるって深い考えを民主党は持ってるのかも?

2009年9月8日(火) 週末、名古屋の平成中村座へ。夜の部まではかなり時間がある、足を伸ばして犬山へ、小学生のとき以来。幼稚園の頃、母に読んでもらって覚えた乗り物の絵本にあった犬山のモノレールも今では廃線に。国宝の如庵と犬山城天守へ、城下町もそこそこは頑張っているが、風情がちょっと…。名鉄からそのまま地下鉄に乗り名古屋へ戻る。名古屋城の北側の堀を回って正門から場内へ。清洲櫓、天守経由で二の丸へ。徳川の城の代表的な輪郭式とは違う梯郭式、でも枡形なんかは江戸城そっくりだし、やたら広い。二の丸は信長が生まれた那古野城跡、ここに仮設の小屋を持ってきたのが名古屋平成中村座。最後は舞台後方が開き、明かりに照らされた堀端の松が現れるという趣向、でも、天守閣がくっきりとだったらもっと感動したのにと思う。夜は山ちゃんの手羽先。翌日は東京で文楽、夜ははんつ君のノルマのうどん、まだ20軒ちょっと。翌々日、朝は築地、寿司大。朝5時10分前に行って13番目危なかった、入れるのは何ヶ月ぶりかなぁ、鰯の刺身と新子を食べる。羽田から早めの飛行機で高松へ。空港から自宅へは、先日の教訓(高松から自宅へは瓦町以南だと、琴平経由が安くて、早いときもある)を生かして、リムジンバスを途中で降り、コトデン琴平経由、家に着いたのはJR高松経由より30分ほど早く200円ほど安くなった。

2009年8月31日(月) 民主党圧勝です。公約は実現するのでしょうか?JR四国はダイヤ改正を待てずに、ワンマン化や車両編成の減少に踏み切る。宇高フェリーも減便になる。土日は高速の渋滞が多発している。この現実を見て、高速無料化が正しい施策と言える人はいないはずです。ちょっと考えりゃ分かるのに、まだ、民主党は無料化を止めると言いません。それにしても、郵政選挙と政権選択選挙、風が吹くだけでこれだけ違う結果が出るのなら、小選挙区制は日本には相応しくない選挙制度になります。
 フォークを使うのが苦手で滅多に食べないがスパゲッティを食べた。アンチョビに、トマト、オリーブ、赤唐辛子、などで味付けしたナポリ名物のパスタ。 名前をプッタネスカというそうだ。Spaghetti alla Puttanesca訳して娼婦のスパゲッティ、なんだか夜鷹そばみたいなネーミングである。 語源は、(1)娼婦は昼食時にも忙しくごちゃ混ぜにしてパスタにして食べた (2)ある娼婦が客に振る舞ったパスタ、評判になり周りもこれにあやかった (3)刺激的な味わいが娼婦を思わせる この他にも、チープなイメージ説、栄養満点説、買い物困難説、などなど。珍説はたまに食べると美味しい説。じゃ私も、癖になりそうな味!って新説だしときましょうか?根拠も何もないが(2)と(3)が味に相応しい?
 8月の備忘録、百名城1城(水戸城)、歌舞伎3舞台(新橋、歌舞伎座)、国宝1件(神谷神社本殿)です。今年に入って8月末までに県外81玉、県内351玉。

2009年8月23日(日) 土曜は丸亀高技のうどん科のうどんを食べに行き、そのまま新規セルフ店へ。今日日曜も新規セルフ店2軒へ。たいしたことがないというより開店時がこんなんじゃ(開店時より美味しくなるうどん屋は少ない)大丈夫かな?讃岐うどんの将来は危ないと感じる。でも、飲食店って立地や安さなど、いろんな要素で流行るのだろうな。先日高松サティで映画の前に回転寿司に寄ったが、店員男女2人ずつ4人にオーダーしたが、誰一人として満足に注文を受けられなかった。あきれる、怒るというより、これで客が入り店が続いているのだから驚いた。奥が深い世界である。
  田尾さんがテレビで激賞していた一福が混んでいた。美味しいし一福が悪いわけではないが、人の言うことを信じるようではちゃんとしたうどん喰いにはなれんぞ!  

2009年8月18日(火) 盆休みに東京へ、お盆の東京は電車も空いている。演舞場、歌舞伎座。2つの劇場を比べるとやはり歌舞伎座が落ち着く。建て替えてもこの雰囲気は残して欲しい!萬次郎が印象に残った。
 日曜朝ホテルでぼけっとテレビを見ていたら、うどんが。徳光さんが出ている『サンデーNEXT』とかいう番組。麺通団の紹介というよりまるで宣伝みたい。たっぷり20分はあった。失われた10年にいわゆるブームが起こり、リーマン・ショックで再びうどんが注目されてるということか。そういや9年前にそのうち流行るとスポーツ新聞の記者に紹介した武蔵野うどんも日の目をみたし。東京、大阪(閉店)、福岡、名古屋、吉祥寺に水道橋、赤坂、もうかってるかどうかは知らないが、店舗数を拡大しているから当分はつぶれないだろう(拡大している間はたとえ苦しくて大丈夫とある企業の人に聞いたことがある)。思い立ってまだ行ってなかった水道橋麺通団へ。後楽園の反対側、高松松平藩の下屋敷のこんぴらさんの横。水戸と高松って兄弟で下屋敷はお隣同士だったのね。10時の開店前に普通の客が来ていた。
 翌日はその兄弟つながりで、百名城の水戸城へ。段丘上の城跡はほとんど学校や公共施設になり、空堀は道路や鉄道に。説明板もあるにはあるが、もう少し連郭式の縄張りが分かり、情緒が味わえるように整備はできないものか?公共用地が多いのだから長期計画を立てれば、何時の日にか実現するだろうに。三の丸県庁舎跡地への市庁舎の移転も経済面からの中心市街地の活性化だけでなく景観面からも考えて欲しい。
 はんつ君のノルマで、盆期間中という逆境にも耐えうどん屋巡りをした。東京の昼時の一般店には「はしご」の強敵がいた。大阪は食べ終わるまでに時間がかかること、麺の量が多いことが悩みの種だが、東京では無料でご飯がついたり、うどん+一品より安いおかずがいっぱい付いたランチが登場する。客を増やしつつ客単価を上げる、店もなかなか大変だろうが、うどんに500円も支払うと贅沢してしまったと反省する私には通常700円程度もかかる東京では暮らせない。
 ところで麺通団公式サイトにある、8月末にオープンする赤坂店のコピーが変わっている。「麺を噛め、飯を味わい、酒に悦べ!」、うどんを食べるとき、飯を味わったり酒に悦んだりはあまりしないよなぁ。まあうどん屋の二毛作は地価の高い東京標準なのでそれとして「噛め」。そば屋で通がつゆをたっぷりとつけられないように、たとえ噛んでいてもそうとは言えない香川県人なら、恥ずかしくてこのコピーは作れない、田尾さんでなく勝谷さんの作だろうか?

2009年8月9日(日) 前の週末は、早起きして超有名店の山越、田村、なかむら、松岡でモーニングうどん。今週末はちょっと有名店でお昼のうどん、うどんを食べるのにも苦労する。

 押尾学はどうなったんだ?犯罪者にも運不運があるなぁ、と思う。新聞はまだ冷静だが、テレビは何なんだ。のりピーはそんなに重大事か?選挙はどうなった?
 で、堅い話。お盆の高速渋滞が始まった。1000円の効果か例年になく長いようである。自民党の1000円高速、緊急避難はよしとしても、公共交通破壊への対応がないから失敗だ。民主党のマニフェストも後出しなのに改善がない。「4地域主権」のなかの「高速道路は段階的に無料化し、物流コスト・物価を引き下げ、地域と経済を活性化する」物流コストにも目を向けてる、でも今起こりつつあることの考察はしたのか。なぜ、鉄道や船舶輸送を含めた物流全体の再構築をしないのか?民主党に知恵のある人材はいないのか?「1ムダづかい」に「7 国会議員の定数を削減する」自らを無駄だと素直に認めていた。

 讃岐うどんの商標問題。台湾では讃岐烏龍、香港や大陸では讃岐烏冬なのね。じゃあ「讃岐饂飩」という商標なら類似商標にはならないのだろうか?と馬鹿なことを考える私。商標登録されるのもイヤだが、讃岐との関係が薄い店や美味しくない店に自由使用されるのも私はイヤである。何故って、ブーム以前、我々は自分たちが食べるうどんを讃岐うどんと呼んだことはなかった、と思う。私のイメージにある讃岐うどんは県外で、我々が普段食べるうどんとは違ったうどんに名付けられた名称であった。まぁ、それが今じゃプラスのイメージになっているし、本場讃岐より、はずれを引く率は大阪や東京の方が低い、というのも皮肉なことだが、じゃ、どのあたりまでを、讃岐うどんと呼べるのだろうか?何とか規約は抜きにして、香川県の企業が県(国)外で製造する冷凍うどんは讃岐うどんか?それを直営店でかけうどんとして出したら?県民以外のほとんど香川県での修行経験のない人が、県(国)外のうどん店で讃岐風に作ったうどんは?ここまで来て分かった、私は「讃岐うどん」より「讃岐」を守りたいのだと。でも、悲しいことに、知名度が低い地名は保護されない(早い者勝ちで登録される)のが一般的なルールだそうだ。

2009年7月31日(金) 私の車は昭和の御代の物で、ナンバーは県(陸運局)名が省略された「香56○×△□」である。29日付け団長日記の香港の「香の香」事件、香港の「香」と香川の「香」って同じなんだよなぁ!つい、人から香港ナンバーだ、とよく言われてたことを思い出した。同じ日記の中の勝谷さんの「台湾の人たちに本場讃岐のうどん巡りブームを起こさせる企画」、本場のうどんがよい物ならいいんだけれど、今どき「讃岐」のうどんが本場なんて思っているのは、うどんをあまり食べない人か香川県内でしか食べない人たちだけじゃない?麺聖は、東京の讃岐うどんや関西の讃岐うどんと比べて、讃岐の讃岐うどんの本場性に最近強い疑問を持っている。
 皮肉な見方だが、「讃岐うどん」に定義も商標登録もないことが、いわゆる讃岐うどんの味を進化し続けさせている理由ではないか?とも考えている。讃岐のうどんが発展してきたのは決して讃岐うどんと名乗ったからではない。商標はビジネスの世界の話、讃岐のうどんはビジネスとはどこか違う次元を保って発展してきた。

 第四回B-1グランプリが横手で9月19日20日開催されることはだいぶ前から発表されていた。来年の開催が決まっている昨年のグランプリ厚木シロコロ・ホルモンを初め26団体、焼きうどんを含めてうどんも佐伯ごまだしうどん、小倉焼うどん、津山ホルモンうどんが出展するそうだ。
 長崎県新上五島町での開催が公表されていた日本うどん学会第7回全国大会はいつかなぁ?と先日サイトを見ると「麺と観光」をテーマに同じ20日(日)の開催が決まっていた。家から横手までも五島までも接続に恵まれても半日はかかる。土曜の早朝家を出て秋田まで飛んで、2,3食食べて福岡に飛んで、船に乗って…なんで違う週にしないのかと、両方参加したい麺聖は思った。なお、8月1日からサークルKサンクスでB-1の予約券付きの前売券が発売される。

 7月の備忘録、百名城1城(鉢形城)、歌舞伎4舞台(国立、歌舞伎座、コクーン)、文楽3舞台、国宝2件(普勧坐禅儀:永平寺・五大虚空蔵菩薩像:神護寺)です。今年に入って7月末までに県外71玉、県内307玉。

2009年7月21日(火) 日曜の毎日新聞の一面トップ、「関西、中国からなだれ込み 讃岐うどんに行列(大阪の本紙、ネットの見出は違う)」、いったい何事??衆議院選の選択の助けにと自民と民主の高速料金公約に焦点を当てた記事だった。でも一番気になったのは、「『讃岐うどん』で有名な香川県のうどん屋の中でも、高い人気を誇る『がもううどん』(坂出市)。7月最初の土曜日となった4日には、午前8時半の開店直後から50メートル以上の行列ができ、午後1時の閉店間際まで1玉130円のうどんを待つ県外客であふれた」。私はその日、7時58分にがもううどんの10メートルほどの行列に並び、8時6分にうどんを食べた。新聞というものは枝葉の手を抜くと記事全体の信頼を失ってしまう。正確な記事にするなら「朝早くから並ぶ客のため少し早めに開店した。本来の開店時間である午前8時半から…」でなければならない。イヤ待てよ、本当に記者はずっと行列を眺めていたのか?8時半から1時まで50メートル以上の行列、こっちは本当に事実なのか?
 ところで私思うに、高速無料化は景気下支えには効果があったようだが、その結果の公共交通機関の縮小ではあまりに代償が大きい、緊急避難としても失敗だったのではないか?「時限的な値下げ」も「無期限のタダ」も、賛成できない。結局どっちも選べんがな!

2009年7月14日(火) 東京・埼玉・神奈川・千葉の讃岐うどん系に限らない店と香川の店を載せた『はんつ遠藤のうどんマップ(幹書房)』が 発売されている。 12月までに首都圏の74軒を制覇すれば「香川二泊三日の旅」が抽選で一名に当るスタンプラリー付き。 74軒全部は無理としても、はんつ君に会える権利が獲得できる、40軒は行きたいなぁ、と思って、 歌舞伎を観に東京に行った合間にちょこちょこっと回っている。 ある店ではスタンプを押してもらっている人見かけたし、2軒の店でもう半分くらい回った人に判を押したと教えられた。 いったい何人が回っているのかなぁ? 愕然としたのは朝からやっているうどん屋の少なさ。 歌舞伎が始まる11時前と跳ねたあとの21時以後でしか回れなのに、 土日休みもあるし、こりゃ40軒でも苦しい! でも、関西より量は少ないから「大」を注文してもはしごできるし、待ち時間も関西よりは短いのは救いだ。 ただ、そのうち関西巡礼でも始まったら……ほとんど絶望的。
 で、東京のある讃岐うどん系の店でメニューにあった「ひやあつ」を頼んだときの話。 出てきたのはひやあつとは違う。 どうでしたか?と聞かれたので、ひやあつ?と私。 うちのは逆なんです、との答え。 聞くと注文する人がほとんどいないので「あつひや」をひやあつと 呼ぶようになったそうな。香川出身の1世らしい女将さんは宮武のことを知っていた。 独自の発想とネーミングなら何も言わない。 でも、宮武のひやあつを知っていて、 あつひやをひやあつと呼ぶのはちょっと違うのではないかな? ひやあつは麺そのものを味わう出来たての麺でしか作れないものである(形式的には作り置きの麺でも作れる)、 微妙な「ぬるさ」は東京では理解されないようだが、 このぬるさこそが讃岐うどんと他のうどんとを峻別するものではないか! そういう意味では、ひやあつは讃岐うどんの王道である。 個人的には、釜上げやぶっかけでなく、ひやあつのよさが分かって初めて讃岐うどんが分かるようになったと言えると思っている。 香川出身の女将さんにも、純正の讃岐うどんのそのものであるひやあつを広めて欲しいと思うが、 客の好みはいろいろだし、売れなきゃ仕方がないのだろう、 せめて「あつひや」とメニューに載せて欲しかった。

2009年7月7日(火) 週末、宮古島に行った。2泊3日まる2日間で、晴れたのは半日だけ、あとはかなり強い雨と曇り。 伊良部に渡っても、大雨で、かつクラッシックジャンボが飛んでくるそうで空港方面の車は 封鎖されるし、生き様が悪かったのか?と悔やんでいたら、通り池の向こうをジャンボが飛び立ったのが見えた。 宮古島では徳島出身のご主人が作る南限の讃岐うどんも食べた。 帰りの飛行機から見た宮古島や伊良部島・下地島と海は きれいだった。よしとしよう! 
南限?の讃岐うどん店のぶっかけ 東平安名崎で 丸吉食堂の宮古そば
 滞在中、寿し正に寄ったら、一昨年の10月に会った「ないちゃーの若造」さんと再会した。昨年の6月もニアミスだったし、偶然とは恐ろしいものだ、と昨年は書いたが、それだけ宮古に行っているということか?もちろん私でなく先方が。

2009年7月1日(水) やっと梅雨らしい天候になってきた。それにしても、早明浦ダムの貯水率の平年値って何?毎年毎年平年値より少ないけど。あしたは半夏生で「うどんの日」! 

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