一週間くらい前だろうか、俳優の窪塚洋介が退院したとのこと。あの衝撃的な出来事から3ヶ月もたっていないのに信じられない回復力である。
そのマンションからの落下?飛び降り?事件を聞いたときぼくは心配した。とくに彼のファンというわけではないが、以前(去年かな)フジテレビで深夜『地球維新』という番組をたまたま観た。内容は彼のインタビューと、窪塚自身がプロデュースするドキュメンタリーで「水・麻・光」の三つのテーマについて、今の気持ちを語る・・・という内容だった。とてもスピリチャルでいい番組だった。(深夜だったので観た人は少ないと思うが・・・)とくに麻のことでは,、一般的には大麻の悪いイメージばかり言われてしまうのだが、本来の麻の素晴らしい効用をちゃんと伝えていた。ぼくが心配したのは彼の落下原因が謎なだけに、マスコミ的には、らりっていたんじゃないかとか言われてしまい、また(いつものように)大麻の悪い印象を悪化してしまうのではと危惧した。なんだあいつもやっていたのか・・・なんて。
しかし不思議なことにそんな憶測はあまり言われてはいなかったように思う。(それほどテレビや雑誌をみていたわけではないが・・・)
あとで知ったのだがその出来事の数日前にはテレビ番組の撮影のため、アメリカのサウスダコタ州に行っていたのだ。その番組はどうやらネイティブアメリカンの人々の取材らしい。そして残りの撮影のためアリゾナ州に出発する矢先の出来事だったのだ。
最近のインタビューでも彼は「その時」のことは全く記憶に無いといっている。そこの記憶だけが抜け落ちているのだ。うそをついているとも思えない。
そこでぼくはこんなことを思った。元気に退院できたからこそ言えることだけど勝手な憶測をしてみたのだが・・・。つまり彼はネイティブアメリカンのシンボルでもあるイーグルの精霊(スピリット)の通過儀礼を受けたのではないかと。だから魂レベルできっとこんなやりとりがあったんじゃないかなあ。
イーグルのスピリット(以下ES)「おい洋介!おまえは最近やけにニューエイジ気取りでONE LOVEだとかピースだとか言っているが、かっこつけているだけじゃないんだろうな!」
窪塚洋介のスピリット(以下KS)「いえいえそんなことはありません。ぼくは本気です!」
ES「聞くところによるとおまえはアースデイにも出向いてラップを歌ったそうじゃないか。そんなピュアーな人間たちの儀式をおまえの軽い気持ちでかき回そうとしたのではないのか!」
KS「いえいえ大いなる鷲の精霊様、ぼくはそんなつもりは毛頭ございません。ひとりでも多くの人たちにONE LOVE、そうそうあなた様のいうところのミタクエ・オヤシンのマインドを伝えたくて参加させてもらったのでございます。」
ES「うーむ。そうかミタクエ・オヤシンを知っているのか。・・・・ところでおまえは最近テレビ番組の取材と称してわしの息子たち(注:ラコタ族)に会いにいったそうじゃないか。それも単なる仕事のためではないのか!」
KS「なにをおっしゃいます!絶対にそんなことはありません!ぼくは以前からインディアン、いえいえ失礼しました、ネイティブアメリカンの方々の精神文化に真剣に興味を抱いておりました。」
ES「それならばなぜ彼らの大いなる儀式であるサンダンスを受けないのだ!」
KS「・・・・ほんとうならばぼくもその通過儀礼を一度体験してみたいのです。しかしこれでもぼくはいちおう役者です。最近は子供も授かりました。だから家族のためにもからだにワイヤーをさして皮がちぎれるまでしてしまったら、仕事がこなくなってしまうかもしれませんので・・・」
ES「ほらみたことか!それでも本気といえるのか。まあいいだろう・・・。とにかくおまえがこれから本気でわれわれのスピリットを受け入れたいのなら通過儀礼をうけなくてはならぬぞ!!」
KS「・・・わかりました。ぼくはこの番組を通してひとりでも多くの人たちにミタクエ・オヤシンのマインドを伝えたいのです。とくにぼくたち日本人にはあなたがたと同じように自然を崇拝し一体であるという精神がDNAに眠っています。しかし残念ながらほとんどの日本人はそれを忘れてしまっています。だからこそ今回のこの企画はぼくのたましいが引き寄せたとても大切な使命なのであります。」
・・・・・・・・・・・・・・・
そして数日後・・・
あるレポーターの報告では、彼はマンションの屋上から手を広げて、まるで飛ぶように落ちていったという証言者の声を伝えていた。
ちなみにこの番組の関係者は彼の回復を気長に待っていたらしい・・・。そして近いうちに残りの撮影のためにアリゾナの聖地に向かうとのこと。
ぼくはいつかやるであろうこの番組のオンエアを心待ちにしている。
さてセイジでも焚きますか・・・。
(AKI)
|