昨日は新月だった。でも雨で見ることは出来なかったけど・・・。
TVでは毎日、戦争の映像が送られてくる。でもチャンネルをかえればコメディアンがギャグを連発、またかえるとホームドラマ・・・。TVニュースから伝えられるイラクでの戦争は、まるで映画の一コマのように見えてしまう。アメリカ側は10万の兵士を増強などと騒ぎ立て、まるで人間をロボットのように見立てる。イラク側もアメリカからの報道を次々に否定する。もはやニュースもただ報道を伝えるだけで真実は伝わらない。それは実際の現場で体験しなければ決してわからないのではないだろうか。いくらハイテク兵器を駆使したってクリーンな戦争なんてありえない。
21世紀にもなって、人間はいまだに進歩できないのだろうか・・・。
しかし幸いにも、今までにないくらい世界中で平和運動が起こっている。インターネットなどによる横のつながりも大きいが、人々の意識がだんだんと「国」という枠にとらわれずにグローバルな地球意識というものに目覚め始めているからではないだろうか。
だからこそ強大な独占力を誇示している権力者が、今この時期に浮き彫りになっているのだろう。ブッシュ、フセイン、金正日・・・etc、かれらはみなそれぞれに「ファミリー」であることも共通している。今まで数千年以上もの間、地球は権力者によって国境を作られ、奪い合い、汚染させられてきた。もともとはアメリカ・インディアンや縄文人のように多種多様な部族が共栄共存していたはずなに・・・。
1960年代後半に「愛と平和」を唱えた「部族」が世界中に出没した。かれらは「ヒッピー」と呼ばれ、権力者にとってはやっかいものだった。かれらは兵士の持つ銃口に花をさしのべ,平和を訴えた。そしてドロップアウトという手段で権力に抵抗した。
しかしいつのまにか「権力」に呑み込まれてしまった・・・。
でもかれらの「愛の行動」は決して無駄ではなかった。密かに平和の種は蒔かれていたのだ。
沈黙の暴力は戦争につながるが、沈黙の愛は平和へつながる。
その沈黙していた愛のパワーは80年代の終わりに「壁」をこわし、戦車を止めた。
世界中に見えないところで祈りつづけている「ただのひと」がたくさんいる。その数は日ごとに増えている。権力者が力を誇示すればするほど、「ただのひと」の「意識のとびら」をノックする。これは「宇宙の法則」。
そしてかれらは愛の戦士、平和の戦士、虹の戦士、光の戦士となっていくのだろう。
権力者は「ただの人々」が目覚めることを一番恐れている。
だってコントロールできないのだから・・・。
数千年も続いた「Shock and Awe」のシステムはもうすぐ崩壊し「Shock of Love」になることだろう。
さて、見えない月を見ながら静かに祈るとするか・・・。
(AKI)
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