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DIARY(2003)Apr,May,Jun

 

 

6/29(Sun)                              『GINGA PARTY vol.7

きのうは今年になって初めての「GINGA PARTY」だった。来てくれた方々どうもありがとうございます。

去年の秋ごろから、自然な流れか2部構成になってきて、1部ではアンビエント的な空間を意識したセット、2部は歌もの中心のバンド的なアママニアの演奏、そして最後はみんなでジャカジャカという構成になっている。

今回1部では、前にも日記で紹介したひょうたん笛奏者の伊藤悟氏をゲストに招いてアジアの大地や風のイメージの音空間だった。アジアではないが、ぼくもネィティブ・アメリカン・フルートを吹いた。最後の曲では、日本の笙の原型といわれる「ケーン」という楽器ではフルートとからんだりしたが、スケールがほとんど同じだったので、とてもマッチしたように思う。

2部は、HIDEの歌によるノルウェーの民謡から始まり、新曲も何曲か含め、エレクトニック・パーカッションのTaro、バイオリンの及川さんが重なり、そしてシタール、ダルブッカのWacky(若林)が重なっていくという感じで曲ごとに音が厚くなっていくという流れだった。色的にはケルト、中近東・・・あたりだろうか。

最後のみんなでチャカポコはあまり長く出来なかったのは残念だったけど、「キオクノトビラ」にはアクセスできたように思う。

次回の『GINGA PARTY vol.8』は,7/31(木)、外苑前にある「66 MODERN」というBARでやりますので時間のある方はどうぞお越しください!!

 

(AKI)

 

 

6/2(Mon)                                Ethnic Night Live !

きのうの「Ethnic Night」は若林氏の音楽仲間が集まった楽しくにぎやかなライブだった。

その中でもタイ族のひょうたん笛を奏でる伊藤悟氏の演奏は、とくに心に残った。見た目はインドの蛇使いの笛のようだけど、(ドローン管があるのは同じ)音色はもっとやわらかくて確かにアジアの大地、いや風だろうか・・・を思い起こさせる。その音にみんな魅せられていたようだ。自分はネイティブ・アメリカン・フルートを少々吹くのだが、やわらかさと風のような音色はかなり共通する。

彼はまたタイや中国雲南省に住んで、少数民族の村々を渡り歩き、いろいろな人々との出会いを通して生活に根ざした音楽を自らの体験から学んでいる。

そのテーマは「人がいて、生活があり、そして人はその生活から音楽を生む。」ということらしい。

うん、なんかうちらのテーマである「記憶の音、魂の記憶」にも共通するな・・・。

ぜひ伊藤氏のWEBをのぞいてみてほしい。

http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/6442/fram.html

(AKI)

 

5/19(Mon)                         『地球維新』  

きのうはおなじみの吉祥寺BLOOMOONでの「インディアン・ナイト」の日だった。

アマも時々は参加しているんだけど、この日は古典のインド音楽をやる日だったので久しぶりにゆっくりとお客さんの立場で演奏を聴いた。

お店も超満員でずっと立ち見状態だったけど、シタールとタブラの音の心地良さに癒された。とくに若林氏のサロードにはやられた。きょうは特にドローンチックで、なんか内側にどんどん入っていく感じですごくまどろんだ・・・。

そして・・・

・・・夜中の2時ごろTVをつけたら「地球維新」という番組をやっていた。

内容は俳優の窪塚洋介のインタビューと、窪塚自身がプロデュースするドキュメンタリーで「水・麻・光」の三つのテーマについて、今の気持ちを語る・・・という内容だった。

『水』のコーナーでは「水からの伝言」という本の著者の江本勝(http://www.hado.com/)の研究所で、水の結晶を観察する。「ありがとう」などのポジティブな思いを込めると水の結晶はきれいな6角形の形になり、(雪の結晶に似ている)輝きを増す。反対にネガティブな思いを込めると形にならない。なったとしてもとても不ぞろいになるのだ。

『麻』では伊豆大島に住んでいる『麻ことのはなし』という本の著者中山 康直氏を訪ねて「麻(ヘンプ)」の天然循環資源としての無限の可能性が紹介される。また、下北沢にあるレストラン「麻」で麻の実やオイルを使った料理を紹介・・・。

そして『光』のコーナーでは、「フォトンベルトの謎」「リセット」という本の著者、渡邊延朗氏にインタビューし、2012年には地球がすっぽりとフォトンベルトに入る話などを聞く。

フォトンベルトや麻の話は以前この日記でも書いたことだけど、こういうテーマをTVで扱うのははじめてではないだろうか?しかも肯定的に・・・。(そんなにTVを観ているわけではないけど)なんかボクもすごくうれしくなってしまった。やっとTVでもこういうテーマを取り上げるようになったんだなって。

最後に窪塚自身のことばで、これからはひとりひとりが、まずポジティブ・チューニングすることによって自分のまわりが変化していき、少しづつ世の中が変化していくのではないか・・・と語っていた。

面白かったのはこの番組でインタビューされる人たちは、みんな素朴そうで、彼らの発する言葉には作為を感じない・・・。もちろん窪塚の言葉にも・・・。

残念なのは、真夜中の時間帯なのであまり多くの人は観ていなかっただろうということだ。いずれこういう番組がゴールデンタイムでオンエアーされたらすばらしいことだと思う。

うーん、でももうちょっと時間かかるかなあ・・・。

(AKI)

 

5/17(Sat)                           『木内鶴彦』  

ある掲示板のリンクでたまたま行き着いたのが彗星探索家の木内鶴彦さんの話をのせたサイトだった。

この人のことは何となく知っていたが詳しくは知らなかった・・・。

彗星探索の話も面白いが、彼が22才のときに体験した臨死体験の話はたいへん興味深い。

こんなにユニークな人だとは思っていなかった・・・。

なにか感じた方はぜひどうぞ!!

でもす〜〜ご〜〜く長いので暇なときにゆっくりね!

http://tekipaki.jp/~gon/park/A020928B.kiuti1.htm

http://tekipaki.jp/~gon/park/A020928C.kiuti2.htm

 

(AKI)

 

5/12(Mon)                        『ドニー・ダーコ』  

「ドニー・ダーコ」という映画をビデオで観た。

以前本屋に立ち寄ったとき、そのタイトルに目が止まり手にしてみたら、映画の脚本と写真の本で、何気なく見ただけだけど何か面白そうな印象だったが、それっきり忘れていた。

日曜日に久々に映画でも観たいなと思いツタヤに行ったら、あまり借りたいと思うビデオがなく、出ようとしたら、この「ドニー・ダーコ」という文字が目に飛び込んだ。ドニー・ダーコ・・・すごく不思議なひびきだ。その不思議なひびきの文字は、ちゃんとボクの記憶にインプットされていた。

「ドニー・ダーコ」とは、主人公の高校生の名前だった・・・。ある日 飛行機のエンジンが落ちてきて、
銀色のウサギがドニーだけに「あのこと」を告げる。世界の終りまであと28日6時間42分12秒・・・。

とても不思議な映画だった。それぞれのシ−クエンスが印象に残る。監督もまだ25才でこれが初めての作品で、2001年のサンダンス・フィルム・フェスティバルで上映され、『メメント』や『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』などと共に大きな話題を呼んだらしい。

この手の映画はかなり好きで、とにかくストーリー展開が読めないのがいい。そういう意味では「マグノリア」に似ているかな。

あと個人的には音楽にやられてしまった。のっけからエコー&バニーメンの「Killing Moon」がかかるし、ジョイ・ディビジョンまでかかった。エンディングではTFFの「Mad World」のカバーで誰が歌っているのかわからなかったが、ピアノと歌だけですごくシンプルなんだけど、改めて聴いてみると歌詞がすごくいいし、映画にもあっていた。

時代設定が1988年なのできっとNew Waveばかりだったと思うのだが、ぼくもバンド時代かなり好きなバンドだっただけによけいうれしかった。思わず懐かしくなってレコードを引っ張り出してTFFのオリジナル「Mad World」を聴いてみたけど、やっぱり80年代の音っていう感じがしてしまった。なんかカバーの方がいいなあ。いったい誰が歌ってるのかなあ。サントラでも借りるかな・・・。

最近、あまり映画は観てないけど、なんかお金ばかりかかったCG映画が多いような気がする。しかし、こういう若い世代から新しい作品も出てきているのはうれしいかぎりだ。

でもやっぱり「マトリックス2」は観てみたいなあ・・・。

 公式サイト http://www.donnie.jp/

(AKI)

 

4/21(Mon)                      『虹のアースデイ東京2003』  

土日はアースデイに参加した。

土曜はヒグマ春夫氏のビデオ・インスタレーションでのコラボ、日曜は「日没ライブ」で、「黄金の手」に続き「アママニア」の演奏。そして再び前日と同じ企画でのコラボだった。

日曜日の天気は、小雨がぱらついてかなり寒く、代々木公園の人手もいまいちだったけど、昼以降だんだんと人も増え始めた。今回、演奏した場所は、最近国立代々木競技場内にオープンしたインターネット・カフェで、カフェに隣接したイベント用のテントだった。すぐ横が芝生なので天気がよければ、芝生に横になりながら見ることができたけど、あいにくの雨で残念だった。

でも夕方には外が寒いのも幸いしてかテント内には人がけっこうやってきていた。(なんとストーブも用意されていたし・・・)演奏中、ぼくのところに時々雨が風で入り込んで、機材が濡れそうになるはギターのチューニングはドンドン狂うわでひやひやしたが、けっこうメンバーみんなにパッションがはいっていたおかげで、受けも良かったようで一安心した。最後には飛び入りで友人のディジュリドュー奏者の哲Jさんも参加してくれて盛り上がった。

そしてamaのあとは、イベントの最後を締めくくるコラボで、ここでは「AKIMA&HIDE」として参加した。時間的に50分くらい演奏しなければならないので、全くの即興だし、はじめはちょっと戸惑ったけど、かえって頭を白紙状態にしたためか、だんだんとテンションも入っていった。ダンサーの宮下恵美子さんの動きにも時々、シンクロしたりして独特な「場」が出来ていたように思う。中盤から再び哲Jさんも参加してくれたおかげでかなり面白いことができた。哲さん、ほんとアリガトウ&オツカレサマ!

こうして地球に感謝するイベント「アースデイ」に参加させてもらい、またこのイベントをとおしていろいろな人に出会えたことに感謝します。影で支えている多くのスタッフとボランティアの方々の素晴らしい行動力なくしてこのアースデイは成り立っていないだろう。

アースデイは年に1回の「地球に感謝する日」だけど、こういうイベントをとおしてひとりでも多くの人たちが、マザーアース様に意識を向けるようになれば、素晴らしいことだろう。

毎日がアースデイなんだよね!

そうそう大事なことを忘れていた。土曜日の夕方5時ごろだったか、大きな虹が現われた。

あんな大きなブリッジの虹を見たのは東京では初めてかもしてない。みんなそれを見ておおはしゃぎだった。カメラを持っていた人は、みんな写真を撮っていて、ぼくも便乗して撮ってみたけど、余りにも大きいのでフレームに収まらなかった。ぼくは知らなかったけど、去年も虹が出たらしい。しかも極めて珍しい円環と直線の虹が・・・。

これはきっと偶然ではないように思う。地球の日を祝福するみんなの想念が虹を出現させたのではないだろうか?

(AKI)

 

 

4/3(Thu)                        『新月の祈り』  

昨日は新月だった。でも雨で見ることは出来なかったけど・・・。

TVでは毎日、戦争の映像が送られてくる。でもチャンネルをかえればコメディアンがギャグを連発、またかえるとホームドラマ・・・。TVニュースから伝えられるイラクでの戦争は、まるで映画の一コマのように見えてしまう。アメリカ側は10万の兵士を増強などと騒ぎ立て、まるで人間をロボットのように見立てる。イラク側もアメリカからの報道を次々に否定する。もはやニュースもただ報道を伝えるだけで真実は伝わらない。それは実際の現場で体験しなければ決してわからないのではないだろうか。いくらハイテク兵器を駆使したってクリーンな戦争なんてありえない。

21世紀にもなって、人間はいまだに進歩できないのだろうか・・・。

しかし幸いにも、今までにないくらい世界中で平和運動が起こっている。インターネットなどによる横のつながりも大きいが、人々の意識がだんだんと「国」という枠にとらわれずにグローバルな地球意識というものに目覚め始めているからではないだろうか。

だからこそ強大な独占力を誇示している権力者が、今この時期に浮き彫りになっているのだろう。ブッシュ、フセイン、金正日・・・etc、かれらはみなそれぞれに「ファミリー」であることも共通している。今まで数千年以上もの間、地球は権力者によって国境を作られ、奪い合い、汚染させられてきた。もともとはアメリカ・インディアンや縄文人のように多種多様な部族が共栄共存していたはずなに・・・。

1960年代後半に「愛と平和」を唱えた「部族」が世界中に出没した。かれらは「ヒッピー」と呼ばれ、権力者にとってはやっかいものだった。かれらは兵士の持つ銃口に花をさしのべ,平和を訴えた。そしてドロップアウトという手段で権力に抵抗した。

しかしいつのまにか「権力」に呑み込まれてしまった・・・。

でもかれらの「愛の行動」は決して無駄ではなかった。密かに平和の種は蒔かれていたのだ。

沈黙の暴力は戦争につながるが、沈黙の愛は平和へつながる。

その沈黙していた愛のパワーは80年代の終わりに「壁」をこわし、戦車を止めた。

世界中に見えないところで祈りつづけている「ただのひと」がたくさんいる。その数は日ごとに増えている。権力者が力を誇示すればするほど、「ただのひと」の「意識のとびら」をノックする。これは「宇宙の法則」。

そしてかれらは愛の戦士、平和の戦士、虹の戦士、光の戦士となっていくのだろう。

権力者は「ただの人々」が目覚めることを一番恐れている。

だってコントロールできないのだから・・・。

数千年も続いた「Shock and Awe」のシステムはもうすぐ崩壊し「Shock of Love」になることだろう。

 

さて、見えない月を見ながら静かに祈るとするか・・・。

 

(AKI)

 

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