DIARY(2002) March

 

3/28(Thu)                                 『頭が磁気嵐』  

みなさん、お久しぶりです。 久々にHideko登場でございます。

春分の日はなんだかすごかった。というか正確には21日から22日になった真夜中というか夜明け前くらいなんですけど。私は久々に頭が突然、磁気嵐状態になってしまいました。それは感情とかいうものではなく本当に頭の中が磁気を帯びたわけのわからないものでいっぱいになってしまうっていうか。

2年くらい前からたびたびそんな事になるけど、これってやっぱ太陽のエネルギーの強さのせいではないかと勝手に思っておるのです。(あぶないことはしてませんぜ)

そんなこんなで翌日は心身共にヘロヘロな状態で目眩もし、気分も悪しだったのですが、歌を歌ったら楽になりました。久々に声を使って音を出すことがどんなに意味があることなのかと後で実感しました。声を出す、歌うということは自分自身を癒すことになります。

以前はタイコをたたくとその振動が足の先から頭の先までぬけるような気持ちよさを実感しましたが、最近では歌うことによりそのような感じにもなれることがわかりました。でもね、残念ながら毎回そうならよいのですが、声の場合は体が楽器なので調子悪い時もあるわけで、とちゅうの首やら頭のこめかみのあたりでつまってしまうことが多々ありです。足の先から頭までぬけちゃった時がとても爽快だし、そんな時が心身共に調子良いとでもいうのでしょうか。

そういうわけでやっぱり体は大事にせなあかん、規則正しい生活もせなあかんと思う今日この頃なんですが、なんせダラダラするのが好きで夜更かし好きな私はなかなできないですねぇ。

(hideko)

 

3/26(Tue)                                 『やっぱり銀河だぜ!』  

夜中、たまたまTVをつけたらNHKで『宇宙未知への大紀行』という番組をやっていて、途中からだったけど面白かった。

テーマは「ブラックホール」で銀河は宇宙に無数に存在していて、それを観測研究している天文学者によると、銀河の中心には巨大なブラックホールがあるらしいのだ。

一番興味深かったのは、銀河同士がお互いに引き寄せあって、いずれは結合してひとつになっていくというのだ。それは宇宙のあらゆるところで起こっているらしい。我々の居るこの銀河は天の川銀河なのだが、この現象はいずれ一番近い銀河、アンドロメダと起こるというのだ。

予測では30億年後と言っていたが、地球が出来てから45億年ぐらいだから、宇宙時間でみたらそんなに遠くない出来事だ。

その銀河同士の結合の予想図のCGをやっていたけど、これがものすごくファンタスティックだった!

これはまさに宇宙のエクスタシーと呼ぶべきだろう!

その瞬間、どんな「音」が発せられるのだろうか?

うん、やっぱり「GINGA PARTY」には意味あるな!

だから4/13、みなさん来てね!

(AKI)

 

3/21(Thu)                                 『白い宇宙の風』  

きょうは春分の日・・・。桜もいつもより早く咲き、きっと花見に出かけた人も多いだろう・・・。

私も家の近くを散歩したが、あまりの強風に驚いた。ときどき舞う砂嵐に、目もなかなか開けられなかった。

しかし、ほんとうに暖かい。暖かいのはいいけど、やっぱりちょっと、いや!かなり異常だ。でもその理由はわかるけど・・・。ニュースではほとんど取り上げないけど、今宇宙ではいろいろなことが起こっている。特に太陽の活動は活発だ。当然地球にもかなり影響を与えているわけであって、そういう情報はあまり公表されない。まあ、WEB上では、けっこう見れるんだけど・・・。

スピィリチャルな情報では、今この時期、宇宙からものすごいエネルギーが来ているらしい。それは古いエネルギーを押し流して、新しいエネルギーを吹き込むことらしい・・・。春分の日は元々エネルギーは高いのだけど、そういうことならなおさらだろう。

情報では、春分の日あたりから3月29日の満月にかけて、その変革のエネルギーは高まるらしい。そして4月以降はどんどん新しいエネルギーが入ってくるということだ。

ああ、もうこりゃ自然に身をまかせるしかないよね。古いもの(システム、概念、こだわり、etc・・・)はけっこう、捨てたつもりだけどまだまだあるかな・・・。もう自分に正直になるしかないよね・・・。きっと身軽になればなるほど、新しいエネルギーを受け入れることができるんだろうな。

夜中、久しぶりに「13の月の暦をみてみたら、きょうは「白い宇宙の風の日」だった!

いやーびっくり!!まさにぴったりじゃないですか!この強風は宇宙からのエネルギーだったんだね!

さ、瞑想でもしよっと!

 

(AKI)

 

3/17(Sun)                                『タルコフスキー』  

 

先日友人と話していたとき、映画の話題になり「アキさんはタルコフスキーは好きじゃないですか?」と聞かれ、その瞬間何か扉が開いたかのように心の中に映像がフラッシュバックした。

というのもここ何年かの間はすっかりタルコフスキーの映画のことは忘れていたからだ。

アンドレイ・タルコフスキー・・・、彼は旧ソ連生まれの映画監督で「映像の詩人」とも言われていたが、1986年、肺ガンのため54歳で亡くなった。

はじめて観た彼の作品は「惑星ソラリス」だったと思う・・・。その後「鏡」、「ストーカー」、「ノスタルジア」そして、惜しくも最後の作品となった「サクリファイス」も観た。そうそう初期の作品「僕の村は戦場だった」は最後に見たと思う。

作品についてふれると長くなってしまいそうなので今は書かないが、なぜ彼の映画が好きかといえば、やっぱり独特な映像世界だろう。カットも長回しが多く、セリフも少ない。派手なアクション・シーンもない・・・。言ってしまえば淡々としたシーンがほとんどなのだ。きっとはじめて観たら眠くなる人も多いだろう。

内容を理解しようとすると、混乱するかもしれない。もちろんちゃんとストーリーはあるのだが・・・。いわゆる前衛映画のような難解さとも違う。ファンタジー映画でもない・・・。

ああ・・・、ほんと、言葉で表現するのはむずかしいなあ・・・。

・・・・(言葉を捜してます)・・・・・。

こういう時って音楽と同じに考えるとわかりやすいかな・・・。

そうそう、つまり音楽でいえばアンビエント・ミュージックに似ているな。

うんわかった!タルコフスキーの映画は「感じる映画」なのだ。

なんかユングじゃないけど、集合無意識をくすぐられるような心地よさがある。今書いてても、あまりストーリーは覚えていないのだけど、作品に関係なくいろいろなシーンが頭の中でクロス・フェードしている。

そして何か忘れていた記憶の扉とリンクする。そう、彼の映像は心象風景に近い。

その奥域を感じさせる映像はどれも美しくまるで絵画のようでもある。

色使いも素晴らしいが、決して原色が多いわけではなく少しくすんでいるようでもあり、そうでもないようにも見える・・・。

音で言えば、少しノイズまじりのサンプリング周波数を落としたような心地よい音だろうか?・・・。

ああ、まとめられない・・・、まあいいか・・・。

とにかく興味をそそられた方は、観てくださいな。

きっと「まどろみ」ますよ!

あっ、まどろみなんだ!

ということは「ドローン」なんだよ、きっと!

はい、一言でいえるようになりました。

タルコフスキーの映画は「ドローン映画」です!!

 

(AKI)

 

3/12(Tue)                                『オープン・マイク』  

オープン・マイクなるものに参加した。日本的に言えば「詩の朗読会」のことだ。(でも、ちょっと違うかな?)

いちおう「オープン・マイク」で調べてみた・・・

『オープンマイクとはニューヨークの街角からはじまったポエトリーリーディングのスタイル、公園やカフェにマイクを1本たてて、小さなアンプとスピーカーにつなげば、オープンマイクのステージとなる。オープンマイクとは文字どおりマイクを解放し、つぎつぎと飛び入りで自作の詩や歌を読んでいく集まり・・・。』

言葉としては知っていたのだが、それを体験するのは初めてだった。興味深いのは、そこに来る人たち全員が参加者であり、客でもあるのだ。

参加者リストに登録して順番にマイクの前で詩を朗読する・・・。もちろん歌を歌う人もいる。楽器を演奏する人もいる。

要するにそこは「自己表現の場」なのだ。

ひとりひとりが皆、違う色をもっている。声のトーン、表情、語るときの間・・・。

それを個性と言うのだろう・・・。

休憩のあとは、みんなでJAMることになったので、わたしは音で場をつくらせてもらった。

笛や鳴り物を持っていっていたので、みんなそれぞれが気に入った楽器を手に取り、音で遊んだ。

わたしがトーニングを始めると皆が声を出した。

それはとても自然だった・・・。皆の声が共鳴してだんだんと磁場が出来てくる。

いったん「音の川」が流れ始めたら、もう時間はなくなる。

そしてそこにはエネルギーが生まれ渦になっていった・・・。

ああ・・・、いい体験をさせてもらいましたよ・・・。

感謝、感謝!!

(AKI)

 

 

3/9(Sat)                              三鷹の森ジブリ美術館、再び』  

きょうは天気もよくポカポカ陽気だったので、散歩がてら三鷹の森ジブリ美術館へ行ってみた。

といっても中に入ったわけではない。見学するにはローソンでチケットを買っておかなければならないからだ。

去年、よく自転車で井の頭公園に行っていたとき、何か変わった建物が建設中で、一体ここに何ができるのかなと思って、まわりをぐるぐる回っていたら、ジブリ美術館を建設中ということがわかって驚いた。そして10月1日のオープンを見届け?!それからずっとそこには行っていなかった・・・。

まあそんなわけで今日久しぶりに行ってみたのだが、入場制限しているだけあってそんなに込んでいるわけではなく、外からみても中の人たちはゆったりとしたふいん気で歩いていた。

そして入館口のところに行ってみたら、思わず看板に目を引かれてしまった・・・。

『三鷹の森美術館では今年から館内での写真撮影をご遠慮いただくことにしました。』

ふむ・・・、ここまでは普通だけど!

『ジブリ美術館は物語の入り口です。物語の主人公になるには、カメラを向けるのではなく、この空間をご自分の目で見て、体で感じてください。そして、思い出は心の中に大切にしまって持ち帰って欲しい、これが私たちの願いです。皆様のご理解とご協力をお願いします。  館主  宮崎駿 』

いやーいいなあ!こういう気遣いって!さすがっていう感じ。ベリリン映画祭で金熊賞をもらったときのインタビューでも気になることを言っていたけど、彼のようなポリシーというかこだわりを大切にしているアーティストはなかなかいない。

だって世の中には子供の想像力を奪うようなものが多すぎると思う。そして「からだで感じる」ことこそ人間にとって一番大切なことではないだろうか?

そうだ・・・、それは音楽にも言えることだな・・・。

いつかジブリ美術館に入ってみたい・・・。

 

       

 

 三鷹の森ジブリ美術館  http://www.ghibli-museum.jp/index.html

(AKI)

 

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