DIARY(2002) July

7/27(Sat)                             『赤い惑星の月の年』  

きのうからマヤ暦では新しい年が始まった。なんかすごく日差しも強くて波動も少し違うように感じたのは気のせいだろうか・・・。

そんな意味のある日(7/26)に恵比寿にあるカフェ『La tcarf』にライブを見にいった。前の日記にも書いたけど、ここはオープンしたばかりで、きのうが初ライブなのだ。その記念すべきマヤ暦元旦(この日に決まったのは偶然なんだけど・・・)に演奏したのは、ディジュリドゥ奏者の哲Jさんで、彼はディジュリドゥとともにアボリジニの文化を日本で広めている人なのだ。

お店はとてもこじんまりとしたスペースなので、生音でも充分よく聴こえる。むしろ小さい空間が効を生じて空間全体に音が響き渡って、とても心地よいひびきがしていた。

9月から『Jの響き』と題して、ここ「La tcarf」で月1ライブが行われる。

この空間はみんなにとって、いい「場」になっていきそうで楽しみだ。

 

 Tets-J  Official Homepage     http://members.jcom.home.ne.jp/tets-j/

 Didgeridoo &Aboriginal Culture   http://www.win.ne.jp/~dinkum/

 

(AKI)

 

7/26(Fri)                      『最近のこと津々浦々』  

先週はいろいろあってお知らせしたいことがありましたが、アキ氏に先を越されてしまい出端をくじかれてしまいました。

でも言わないと欲求不満になりそうなのでやっぱり言うのです。

若林さんってお会いするまでは怖い人と勘違いしていましたが、実際にお会いし話してみると、とても気さくでやさしくてチャーミングな人でした。本人の前で「今まで怖い人と思っていました」を連発してしまゴメンナサイです。そして何よりも楽しくセッションできてうれしかったです!!いつのまにかama曲にシタールが入ったらこうなるよバージョンができあがっていました。私も野生の声で歌いまくりで気持ちよかったどぇ〜す。

そして奄美のミユキ君!君はえらいっ、若いのにえらいぞっ!彼は20歳くらい(だったっけ?)なのにとても可愛くて中学生とか高校生みたいに見えます。でもこんな可愛いピュアな彼ですが、音楽に向かう姿勢はこの上なくプロです。それに彼のよさは、NYで見かける若いストリートミュージシャンの感性をもっているということ。それはなんと言ったらいいのかな?一言ではいえないのだけど日本人に少ない感性です。ミユキ君にはとてもいい「気」をもらいました。プロ精神とか勇気とか冒険心とか。。。

少し私に似てるような気するんですよね。詩の言葉使いとか似てるし、コード使い、曲の流れとかはすごく私の好きな感じ。私っつうか、感性がamaに似てるのでしょう。。

このように素適な出会いを頂いて神様感謝と思っていたのですが、今週、つい最近知り合ったばかりのほんの顔見知りの人とお茶する機会があってなごやかに世間話をしている時に突然「宗教勧誘」語りをされてしまい非常にゲンナリしてしまいました。

それにはいろいろ経緯があるので簡単には説明できないのだけど、それはよくありがちな「お友達になろうとしてして近づいて来てるのかと思わせといて実は勧誘でした」って感じっす。そんな手まで使ってって勧誘しなければならないかな。それにほんの2、3日前に会ったばかりで私のこと知らんやろ?って感じです。なんだかキャッチセールスにつかまったような感覚です。っつうかそんなんされた人はかなり傷つくでしょ。そういうことがわからないのかな〜このての人って。

その人はそういう気は全然ないのかもしれないし、すごくいい風に解釈したとして、むしろ善意とかあってのことかも知れませんけど、しかし、こういう行為自体が人を傷つけるということだと感じて欲しいな。そんな感性がなくて人を幸せにするお手伝いってできるのですか?組織によりいろいろ事情があるのはわからないでもないのですけどね。ちなみに私はどの宗教も否定はしません。

あ〜そんなこんなでとてもとてもメゲてしまった私でした。(グブゥー)               

(HIDEKO)

 

7/25(Thu)                      『The Day Out of Time』  

ょうは「時間をはずした日」・・・。

「時間をはずした日」とはホゼ・アグエイアスが提唱する『13の月の暦』における新年(7/26)の前の日のことだ。

一般的には全然知られてないけど、アーティストの人にはけっこう知られている。きょうと明日(新年)にかけて、全国的にセレモニーのイベントが繰り広げられている。3年前には小さな島でのレイブ・パーティーに行ったっけ。

今年はとくにどこかへ行く予定はないけど、ちょっと瞑想でもしようかな・・・。

そういえばこれに関連したイベント『満月の十三祭り』が4月から東京の池上本門寺で毎月満月の日に行われている。7/24は喜多郎、そして8/23にはUAが出演するらしい。なんかだんだんとこの『13の月の暦』がより多くの人々に知られるようになっていくのがうれしい。

  満月の十三祭り   http://www.13moon.net/

    13の月の暦            http://www2.voice-system.com/mayan1/user/main.htm

(AKI)

 

 

7/18(Thu)                  『奄美から来た羊飼いの少年』  

最近知り合った奄美出身のミュージシャンMくんが、わがアマハウスに遊びに来た。

彼は2年前に奄美大島から上京してきて、今は高円寺や池袋でストリートミュージシャンをしながら生計をたてている。まだ20歳だというのにたいしたものだと思う。それにユニークなのは奄美から鹿児島までフェリーできて、そこから東京までは自転車できたというのだ。

いろいろ話していて驚いたのは、去年ネットで発見して興味をもちCDまで購入した奄美の唄者『朝崎郁恵』の話をしていたら(Hideもエッセイに書いている)、なんと彼は今、その人から唄を習っているというではないか!何と言うシンクロ!

そして彼は三味線を持ってきていたので島唄を聴かせてもらい、あとはいっしょにジャムったのだが、最後にぼくたちがアラビア的なフレーズをギターで弾き始めたら、彼が「いいですねェ!ぼく、鹿児島から自転車で来たとき犬も連れていて、しかもターバンみたいな帽子をかぶっていたのでイラン人によく間違えられたんですよ!なんか羊飼いみたいだったなあ・・・」というので、じゃあこの曲、羊飼いの少年の唄というタイトルにしようとぼくが言った。それがなかなかの盛り上がりをみせ、それぞれがいい掛け合いで歌を歌い、いいからみかたをして終わった。

そのときに思ったのだが、間違いなく彼は前世で羊飼いをしていたんだなあと思ってしまった。そして今世は都会の吟遊詩人であり、アーバン・ジプシーなんだろう・・・。

8月は鹿とたわむれに奈良へ行くと言っていた・・・。彼の今後が楽しみだ。

(AKI)

 

7/16(Tue)                            『GURU』  

きのう恵比寿にある友人の店のオープニング・パーティーに行って来た。

そのお店は『Cafe Latcarf』といって、こじんまりとしたオーガニックなふいん気の漂うステキなCafeだった。

ぼくたちは例のごとく携帯楽器セットをもっていった。そしてそこで素晴らしい出会いがあったのだ。オーナーのM子さんがタブラを習っている関係で、その先生もお祝いのためシタールをもって駆けつけていたのだが、彼は若林忠宏といって吉祥寺で民族音楽センターという教室をもっており、本も出したりしていて、日本ではインド音楽の第一人者としてその筋ではけっこう有名な人だったのだ。(インド音楽のみならず世界の民族音楽に精通している)

そんな人だからけっこう近寄りがたいのではと勝手に思っていたのだが、行ったそうそう向こうから話し掛けてくれて、あっと言うまにお互いが打ち解けてしまうほど、とても気さくで面白い人だったのだ。

そして彼がお祝いのために2,3曲演奏して、そのあとにぼくたちを紹介してくれいっしょにジョイントしたのだが、はじめたとたんすぐに波長が合い、最後のほうはすごいテンションで音が溶け合っていた。

こういうときこそいつも思うのは、音楽のちからの素晴らしさである。うれしいことに彼もかなり気持ちよかったらしく、またいっしょにやろうね、と言ってくれた。

そしてまたいろいろ話していたら、彼のほうからスピリチャル・グルに出会えてうれしいといってくれた。そんなことを言われて、こっちは恐縮するばかりなのだが、それは本心で言っているのがわかるのでぼくもすごくうれしかった。(きっと前世で関係があったに違いない・・・)

ほんとに素晴らしい出会いの日であった。

9月以降ここ『Latcarf』でアママニアのライブをさせてもらうことになるのだが、若林氏も8月から定期的にここでライブをしていくとのことだ。近いうちにお知らせするが、いずれ彼とのジョイント・ライブも実現しそうだ!うーん楽しみだ、なんか面白くなっていきそう・・・。(AKI)

 

 ◎民族音楽センタ  

   http://www.sehouse.co.jp/jap/center2.htm  

 Latcarfでのライブ予定(すべて7:30pmから)

   〜アフガニスタン音楽ライブ〜

     8/27(火) 9/24(火) 10/22(火) 11/26(火) 12/24(火) 

   〜近代ギリシャ民族音楽団 ヴィーシェ〜

     9/17(火) 10/15(火) 11/19(火) 12/17(火) 1/28(火)

   ※詳細は『Cafe Latcarf』までお問い合わせください。

    Tel 03−3770−2626  Eーmail latcarf@hotmail.com

 

 

 

7/8(Mon)                        『大地の恵みに感謝して・・・』  

うちの庭の斜め隣にネコの額ほどのグラウンドがあります。そうです、私が血が騒いだ女の人がフラメンコの練習をしているあのグラウンドです。(そういえば最近見かけない)

そこは小さいながらもバスケのゴールもあるし、近所の子達らがいつもキャッチボールなどしていて、日曜日はお父さんが息子にバッッティング特訓してたりするようなそんな微笑ましい光景も見れるところです。

ここはいろんな人が利用しているようですが、時々朝9時過ぎか10時?くらいからお昼くらいまで、ここから近いと思われる学校の先生と子供達が来ます。(はっきりとはわからないのですが、シュタイナーの学校かな?)

「ハーイ、じゃあ皆ここに集まって!今日はドッジボールをします。まず練習をしてから2つのチームにわかれます」などといつもすごく元気がよい張りのある、まるで声優のような「体操のお兄さん」のような先生の声が聞こえてきます。子供達も皆楽しそうに元気いっぱいに運動してるようです。

顔が見えないのですが、時々聞こえてくる皆の声からなんとなくその様子が想像できて、私まで生徒になったような気がして楽しくなります。

今日は、なんだか運動の途中で軽食をとられたようで皆で坐ってるような様子。そしてまもなく先生が「ハイそれじゃ、大地の恵みに感謝して、いただきます」というと皆「いただきます」と声をそろえて言っていました。しばらくして食事を終える時も先生が「大地の恵みに感謝してご馳走様でした」というと皆、又声をそろえて「ご馳走様でした」と言っていました。

実は私はまだその時ふとんの上でありましたが、(子供達や先生の様子はふとんの中でバックミュージックとして聴いてる場合多し)この先生の「大地の恵みに感謝して、いただきます」と「ご馳走様でした」にはとてもとても感動してしまい、思わず「大地の恵みに感謝して。。」と自分でくちずさんでしまいました。そして「あぁ、なんてすばらしい先生なんだ〜」と感動しつつ幸せな気分に浸りながら又しばらく寝てしまったのでした。

今日は特に幸せなバックミュージックになった日でした。

(HIDEKO)

 

7/5(Fri)                              『うちの庭U』  

前回うちの庭はなすがままのポトスの渦だと報告しましたが、あまりになすがままになりすぎて洗濯物を干すのさえままならくなり先月その渦を撤去。

そして可憐な紫の花もいつのまにやら消えうせ、代わりに登場したのが去年からしばしば現われていたこれまた正体不明の植物登場。

昨年はそのでかいはっぱと茎だけ登場させていたのですが、ポトス群団を撤去するやいなや突如成長を早め、いつのまにか大きなピンクの花まで咲かせてしまいました。このピンクの花は小さい花が寄り集まってやや半円形に近いドーム型をしてます。つぼみのあいだは濃い紅色をしてるのですが開くとピンク色をしていて根元の方だけ紅色です。なんだか妖しげな花。あいかわらず種を植えた記憶なし。

この花が咲くといつのまにやら小さい蟻さん達がその花に群がってうじゃうじゃ。「蟻さんもそらうれしいわな〜」とほっておいたら。。。。

先日洗濯をしようと庭に出たら蟻さん大移動。しかもうちの部屋に向かってうじゃらうじゃらとすんごい数の蟻さん。よくよく見たら蟻さん達は皆それぞれにあの花からとってきたか?と思われる花粉のようなものをお持ちになっていました。それはうちに運ばないで欲しい、困るのよねと蟻さん軍団をすくって撤去し、うちの庭の外に移動させた。でもそれでもうじゃらうじゃら。悪いのだけどここで少し蟻さん達に死者。(前世で今日死ぬと約束されててん、ごめんなさい。)

そして逃げまどう蟻さんにまじってなぜか丸虫軍団。(時々この方たちは知らない間に部屋に入り込み、時々せんべい状態になって見つかることもあります。ホントに知らないあいだに)

しかしこの丸虫さん達は移動させるにも蟻さんよりでかいし、それにこの方達を見るにつけ 「風の谷のナウシカ」をどうも思い出してしまいそれをすることがどうしてもできませんでした。

しばらくして蟻さんたちはもう家への移動をあきらめてくれたかと思って見てみると、どうやら撤去した方達の中に中心の蟻さんがおられたとみえ、そちらの方向に向かって家の庭から列をなして出ていかれました。中にはどうしていつの間にか道が変わったのかわからずに右往左往されてる蟻さんもいましたが。

あれから蟻さんたちはあまり見ません。花に群がっても、もうそこから運ぶ先が変わったからでした。

(HIDEKO)

 

7/2(Tue)                                   『ロマ』  

先日観たブロードバンド放送でトルコに住む遊牧民「ロマ」のドキュメンタリー放送のことを述べます。

ロマというのは「人間」という意味らしいですが、彼らは大道芸やら音楽を生業として遊牧をしているジプシーのことです。本業では食べれないので普段は鍛冶屋をしてくらしている人が多いとか。

ジプシーは世界中にいてますが、もともと北インド地方にいた人々が、他アジアやヨーロッパ方面にそれぞれちらばっていったとされています。トルコに移った人々はロマと呼ばれているそうです。政府が伝統的な文化を守る為の政策で現在ロマはトルコでは法的には差別されなくなり彼らを守るように安定した生活を送るようにされてきているようですが、なかなか生活は厳しいようです。

そこではある音楽をしているロマ一家のお話でした。「私はこの人の声に惚れて一緒になったのよね」と語るロマの奥さんとか、あるパーティーで呼ばれお客のリクエストにこたえて即興で10曲ばかり演奏して稼いでいるシーンとか小さい孫に音楽を教えるおじいさんとか、何日かぶりでチキンを食べるシーンとかでてきました。彼らの生活はきびしく食べるものさえままならないけど、けっして誇りは失わず自信をもち生きている様子がそこにはありました。

本当の意味での「人間」という意味を感じた私でした。

 

(HIDEKO)

 

 

7/1(Mon)                          『ブロードバンド放送』  

ADSLにしてからインターネットにてミュージシャンのビデオを観たり 音楽聴いたりと本当に楽しませてもらってます。

最近観たのではビヨークがとてもすばらしくいつも彼女の場合音楽を超えた芸術性にただただ驚くばかりです。特に今回のは私もアキ氏もすごい感動しております。なんか「ぶとう」っぽいです。すんごいです。よかったら皆さんも観てくださいね。

あと昨日はイスラエル等の中東の音楽も聴いたりしました。たいていダルブッカやウード等の民族楽器が必ずといっていいほど入っています。でも民族楽器がはいってるからといって伝統音楽ではなくて今風の洋楽風であったり昔の日本の歌謡曲っぽさがあり、歌ってる人もすんごい妖しい美女だったりして雰囲気バリバリですよ。それに男女それぞれ声がどれもすんばらしいです。

それと先日はトルコの「ロマ」という人々とチベットの遊牧民の放送を観ました。これについては又後日にでも。

とにかく毎日といっていいほどこんな感じでADSLをすごく楽しんでいます。

ADSLさまさまです。

 

(HIDEKO)

 

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