![]() |
![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
![]() 現在,検診の尿検査はテープ法で行われています. この方法での血尿の検出感度は,1mlの血液を1,000,000,000ml にうすめても陽性となるほどであり,非常に鋭敏な検査法です. 目でみてわかる血尿(肉眼的血尿:1mlの血液を10,000mlにうすめた程度)とは,原因も予後もことなり, 心配の少ない場合がほとんどです. 何回かの検査で,いつも,血尿が認められれば慢性糸球体腎炎の可能性が否定できません.しかし,もし慢性糸球体腎炎だとしても, このような微量の血尿のみの場合には病勢が進行しないことが多く,まずは,3か月ごとの検尿による経過観察で良いと思われます. ![]() この場合は,さまざまな病気が考えられます. 急に出現した場合は,尿路結石,膀胱炎,腎盂炎を考えます. また,のどの炎症にひき続いて肉眼的血尿がみられたときは急性糸球体腎炎の可能性もあり,落ち着いた時点で,腎生検を含めた精密検査が必要となることもあります. 膀胱がんなどの悪性腫瘍の可能性もありえます.早めにご相談下さい. ![]() 尿蛋白は何度も調べると,陽性となったり,陰性となったりします. したがって,検診の時に,たまたま体調が不充分で,蛋白尿が,陽性であったということもありえます. 3回程度の尿検査を行い,毎回陽性との結果の場合には,さらに朝一番の尿(早朝尿)で,再検査を行います. これで,陰性ならば,まず心配ありません. 早朝尿でも,蛋白陽性ならば,慢性糸球体腎炎も考え,精密検査をおこないます. 蛋白尿と血尿が同時に続くときには,慢性糸球体腎炎の可能性が高く,将来,腎機能障害をおこす危険性もあります. 腎生検を含めた精密検査の上,治療が必要となることもあります. 早めのご相談が必要です. |
Copyright Matsuda Internal Medicine. All rights reserved.