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みずぼうそうとは
中心に水をもった,かゆみのある赤い発疹が全身にできる病気です. 水痘ウイルスによる伝染性のつよい感染症です. 
ふつうは,熱もたいしたことはなく,1週間ていどの経過で自然になおる病気ですが,
まれに髄膜炎,脳炎を併発することもあり,背景にアトピー性皮膚炎がある子供の場合には,重症化することもあります. 
かかりはじめの2-3日の症状の変化には注意し,高熱が3日以上続くような場合は慎重に対処する必要があります.
原因となるウィルス・感染防御

水痘ウイルスによる感染症です. 一度かかると終生免疫ができますが,帯状疱疹として何回も反復して発症することがあります. 
潜伏期間は約2週間です.
髄膜炎,脳炎を併発することもあり,入園,入学前にはワクチンを受けておくことも考えておくべきでしょう.
みずぼうそうの人と接触があったあと,72時間以内にワクチンの緊急接種を行うと,発症を阻止できる可能性があります. どうしてもかかると困る場合には試みる価値があります.

治療方針
発疹に対しては抗ヒスタミン剤を出します.かゆみ止めの塗り薬も併用します.
発症2,3日ごろに,時に38度程度の熱がでますが,全身状態が侵されることはまずありません. 
インフルエンザと同様,解熱剤による脳炎・脳症の誘発が懸念されているので,解熱剤は使わないようにします. 抗生物質は無効です.
3日以上におよぶ高熱の持続は合併症の徴候として重要で,慎重な対応が必要です.
有効な抗ウイルス剤があり,3-5日内服することで,合併症を阻止する事が可能です.

心配な合併症
ごくまれに,髄膜炎・脳炎の合併があり,高熱,頭痛と嘔吐には注意が必要です.
こんな時は、早めに再診してください

   ぐったりして元気がなく,はげしい頭痛・嘔吐を伴うとき
    38.5度以上の高熱が3日以上続くとき
    発疹が膿みを持ち赤く腫れてきたと

その他で気をつけること

爪はみじかく切っておく.赤ちゃんでは手袋をすることも考えてください. 発疹をかきつぶして,化膿するとあとが残ります.皮膚を清潔にしておくことは大切で,かゆみを止めるためにも,高熱がなければ,お風呂も良いでしょう. しかし不潔にならないように湯船に入るのは避けて,シャワー浴をおすすめします.
すべての発疹がかさぶたになるまで,学校,幼稚園はお休みです. 約1週間かかります.

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