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インフルエンザは,流行時には人口の10%近い罹患数が推定される (日本で1000万人を越える人がインフルエンザにかかる)ありふれた病気でありながら,対応を誤ると命にもかかわる危険な病気 (流行時で0.05%-0.1%の死亡率)でもあります. 有効なワクチンで,きちんとした予防をすべきで,もしかかってしまったら家で寝ていないで, はやく医療機関にかかり,正しい診断をうけ,治療をうける必要があります. i)感染力がちがいます ii)症状の重さがちがいます 日本では,未だにインフルエンザワクチンの効果を疑問視する向きもありますが,このワクチンの有効性は,国際的にはすでに確立された事実です. 健康な成人では70-90%の発病予防効果があり,小児,老人でも重症化阻止の効果はきわめて高いものです. 一方,副反応は許容できる範囲と考えられ,日本のワクチンの安全性は特にすぐれています. 特有の症状,流行状況などよりインフルエンザを疑い,鼻腔の分泌物を検体にして,迅速診断キットを用いて検査をすれば,診断は比較的容易です. 迅速診断キットは,感度・特異性ともにすぐれており,信頼にたる検査法です. きちんと検体採取ができれば,小児では90%以上の正診率が期待できます. ノイラミニダーゼ阻害薬の登場は,インフルエンザの治療を大きく変えました.この薬は, インフルエンザ診療については,解熱剤を使わない薬物療法,適切な全身管理,二次感染予防など小児科的, 内科的管理が大切であることはこれまでと変わりありません. |
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