福島・会津(その1) 
 福島・会津(その2) 
 ロンドン・ハロウ近辺 
 バークシャー留学記 
 ドイツ訪問記・前編〜レヒテンバッハ 
 ドイツ訪問記・後編〜フランクフルト・マールブルク 
 シュルーズベリ訪問記・前編 
 シュルーズベリ訪問記・後編 
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 北イタリア訪問記(その1) 
 北イタリア訪問記(その2) 
 北イタリア訪問記(その3) 
 北イタリア訪問記(その4) 
 北イタリア訪問記(その5) 
 北イタリア訪問記(その6) 
 北イタリア訪問記(その7-a) 
 北イタリア訪問記(その7-b) 




福島・会津の田舎日記・その2

今回の帰省は数日間だったが、その間雨はほとんど降らなかった。帰る前もかなり長い期間雨がなかったらしい。畑を持っている人たちはだいぶ苦労していたようだ。
畑仕事をする人たちは日中は暑いので、まだ比較的涼しい早朝に畑の手入れをする。わたしのうちの家族が朝食を終える頃にはもう畑でひと仕事して、家に帰りがてらいま取ってきた食べごろの野菜を置いていってくれたりする。もぎたてのトマトや水なすは、東京に住んでいたらそう食べられるものじゃない。今年はとくにトマトが山のように集まって、母はジュースにしたりトマトソースを作ったりと考えられる限りの手を尽くしていたが、それでも次から次へとトマトがたまる。冷蔵庫の野菜室は大中小のトマトだらけ、食卓には3食必ずトマトが大皿いっぱいに出て、最後には皆押し黙って義務のように口へ運ぶことに。

働くおじさん。このときは朝も遅い時間で、歩いているだけで汗だくになるくらい暑い日だったのに、ひとりせっせと畑の手入れをしていた。ご苦労様です。



夕食のあとに散歩に出たとき、母に「写真に撮りなさい」といわれるままシャッターを切ったもの。この2列に並んだ木のようなものは「こんにゃく」。



新潟県の小出ー会津若松間を結ぶ会津只見線。単線各駅停車、ディーゼル・カー、全2両。もちろん冷房などというものは入っていないので、夏はかなり辛い。実家の駅から終点の会津若松まで約2時間。一日に全部で7本くらいしか走らないので、1本列車を逃そうものならへたをすると次まで4時間待たなければならないことになる。


乗り継ぎの会津若松駅にある「赤べこ」。少し離れた柳津町の虚空蔵寺の守り本尊で、普通はもっとあざやかな赤の張り子の牛。その昔、あまりにも主人に忠実で寺の建設のため朝から晩まで働き過ぎ、あげくに身体中から血を吹き出して倒れて死んでしまった、という孝行ものの牛の伝説に基づいているらしい。つまり、体が赤いのは血まみれになっているから。...忠実なのにもほどがあると思う。


会津若松で磐越西線に乗り換え郡山へ、そして東北新幹線で東京駅に到着。全行程約4時間半。とはいえここからまた新宿に出て、小田急線で40分立ったまま揺られなければならない。ふう。





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