2006年6月9日〜11日 メリーランド州ボルチモア
第1回全米予防原則会議
発表内容の概要及び資料

6月9日、10日、11日の紹介

情報源:The First National Conference on Precaution
June 9th - 11th, 2006
University of Maryland School of Nursing, Baltimore, Maryland
Conference Proceedings
http://www.besafenet.com/ppconf_proceedings.html

訳:安間 武 (化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
掲載日:2006年7月7日
更新日:2006年7月12日(6月10日前半部追加
更新日:2006年7月18日(6月10日後半部追加
更新日:2006年8月 1日(6月11日分追加)/全訳


 全米予防原則会議には、我々の健康と環境を守るための我々の活動をより大きく統合しようと、多様な環境問題に取り組む300人以上の活動家と組織が参加した。この会議において、予防原則は、アメリカで策定される環境政策のあり方を変えようとする運動の高まりを強力に統合する力であることが確認された。
 予防的アプローチは、環境の危害について、”どれだけの危害なら許容されるのか?” という問いから ”いかに危害を防ぐことが可能か?” という問いに変える。

 これは、社会におけるパラダイムを変えること−すなわち予防的行動をとること−を唱道する広範な運動体が参集して行う初めての全国対話集会である。それは予防を推進するための全国共同キャンペーンを構築する第一歩を示すものである。この盛大なそして前向きな催しは、政策モデルとプログラム、最前線の重要戦略、戦術、そしてツールを共有することに焦点を絞り、有害物質、原子力、農薬、労働、水、環境保全、新規技術、子どもの環境健康、その他多くの分野の運動との連携構築に関する対話を開始した。

 60以上の地方、州、及び全国レベルの組織とともに、健康環境正義センター(CHEJ)、科学と環境健康ネットワーク(SEHN)、及び、環境研究基金(ERF)がこの会議を主催した。
 詳細は、CHEJ の予防原則のための BE SAFE キャンペーンanne@besafenet.com or 518-732-4538 に問い合わせください。

 この会議資料集には、各セッションの概要とともに、40以上のパワーポイント資料、スピーチ、広報配布物が含まれている。

6月9日(金)

6月10日(土)

6月11日(日)


2006年6月9日(金)セッション

■歓迎の演説
 ロイス・ギブス(健康環境正義センター(CHEJ)代表)
 ロイスは、”万華鏡”予防原則運動について話し、予防と防止の目標を達成するために、どのように我々の草の根運動が深く根本的な変化を成し遂げることができるかについて概要を示した。
 Lois Gibb's speech (原文/pdf
 歓迎の演説/ロイス・ギブス(当研究会訳)

 キャロライン・ラッフェンスパーガー(科学と環境健康ネットワーク(SEHN)代表)とイレーヌ・エバンス(地球からの声)は予防的行動をとることに関しマルチメディアを使用したプレゼンテーションを行った。

■全体会議セッション:予防の歴史的眺望
 ファシリテーター:ロイス・ギブス(健康環境正義センター(CHEJ)代表)

 予防と第七世代に関する先住民の展望
 オレン・リオンズ(タートル族の信仰の守り手(Faith Keeper of Turtle Clan)、オノンダガ族協会メンバー、イロコイ連邦6ヶ国指導者)(訳注1
 オレンは、予防の観点から先住民の第七世代コンセプトについて述べた。
 詳細: http://www.ienearth.org/ 参照。

訳注1(参考資料):
 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照

 ヨーロッパの予防的な動きと REACH
 パール・ロザンダー(国際化学物質事務局(ChemSec)代表)
 パールは、スウェーデンとヨーロッパにおける代替原則を含む予防的法律の基礎、予防的法律制定の重要なマイルストーン、及び、予防的化学物質規制案 REACH について述べた。
 パール・ロザンダーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 古いヨーロッパ”と新しいアメリカの予防
 ケン・ガイザー(マサチューセッツ・ローウェル大学 持続可能な製造ローウェル・センター共同代表)
 ケンは、予防原則がなぜ欧州連合では受け入れられ、アメリカでは激しく反対されるのかについて述べた。
 ケン・ガイザーの発表資料(原文/pdf
 ”古いヨーロッパ”と新しいアメリカの予防/ケン・ガイザー(ローウェル・センター)(当研究会訳)

■実践事例を学ぶワークショップ

●効果的な共同体の組織化と資金調達
 ファシリテーター:ラルフ・モンテフスコ(Alliance@IBM, Communications Workers of America Local 1701)

 共同体の組織化
 アリサ・シューレン(有害物質行動センター代表)
 アリサは、グループ作り、新規会員拡大のためのアイディア、メッセージと資料の作成、メディア・イベントと資金調達戦術と戦略を含む効果的な共同体の組織化の基本について概要を示した。
 アリサ・シューレンの発表資料(原文/pdf

 共同体グループのための資金調達計画
 リザ・ドラパー(健康環境正義センター(CHEJ)個人の思いやりマネージャー)
 リザは、成功する資金調達、人間関係の構築、寄付のお願い、オンライン・オークション、寄付集めのための長距離行進とホーム・パーティーの主要な側面について述べた。
 リザ・ドラパーのパワーポイント発表資料(原文/pdf
 寄付計画シート(原文/pdf
 資金調達カレンダーのサンプル(個人の思いやり)(原文/pdf

 基金からの資金調達
 アニタ・ナガー(ベルドン基金プログラム・ディレクター)
 アニタ・ナガーは、基金の調査、申請書類の書き方、及び提案の承認を含む基金からの資金調達の概要を述べた。

●成功する戦略的キャンペーン計画
 ファシリテーター:リン・ソープ(クリーン・ウォーター・アクション全国キャンペーン・コーディネータ)

 戦略的キャンペーン計画
 ハリス・パーネル(有害物質行動センター(TAC)メイン州ディレクター)
 ハリスは、推進能力の開発とともに計画、戦術、戦略を含む成功する戦略的キャンペーンの開発における原則と手順の概要を示した。
 TACのキャンペーン計画メモ(原文/pdf
 TACの戦術メモサンプル(原文/pdf
 TACの推進能力メモ(原文/pdf
 TACの推進者ツール・ボックス・メモ(原文/pdf

 キャンペーンの組織化と戦術
 エド・サボル(アメリカ・コミュニケーションズ・ワーカーズ(CWA)、AFL-CIO 組織部長)
 エドは、組合の組織化、共同キャンペーン、組織化の処理対関係モデル、効果的なキャンペーンのキー要素、及びリソースの準備について述べた。
 エド・サボルの発表資料(原文/pdf

我々は歩いて道を作る:長期的キャンペーンのための創造的なアプローチ
 ファシリテーターとスピーカー:
 ドイル・キャニング(賢い社会習慣(smartMeme)戦略と訓練プロジェクト)
 パトリック・レインズボロー(賢い社会習慣(smartMeme )戦略と訓練プロジェクト)
 ドイルとパトリックは、物語、戦略、及び我々が直面する共通の障害、長期的キャンペーンのモデルの探求、及び抜本的変化を勝ち取るための戦略について共有するために双方向のセッションを司会した。
 彼らのパワーポイント発表資料は後日掲載
 詳細は http://www.smartmeme.com/ 参照

●政策キャンペーンの勝利からの学んだこと
 ファシリテーター:マイク・シェイド(健康環境正義センター(CHEJ)塩ビ・キャンペーン担当)

 歴史を作る:サンフランシスコ湾岸地域における予防原則法
 ジョアン・ラインハード・レイス(乳がん基金(BCF)湾岸地域ワーキング・グループ)
 ジョアンは、湾岸地域予防原則政策とともに、サンフランシスコの予防原則法及び調達条例を成立させたキャンペーンの歴史、戦術、及び戦略の概要を示した。
 ジョアン・ラインハード・レイスのパワーポイント発表資料(原文/pdf
 サンフランシスコのいくつかのプラスチックに関する最近の禁止に関する記事(サンフランシスコ・クロニクル、2006年6月3日

訳注2:サンフランシスコの予防原則法に関する資料 (当研究会訳)

 ポートランド市とマルトノマ郡有害物質削減戦略
 ネハ・パテル(オレゴン環境健康センター、プログラムディレクター)
 ネハは、市と郡の戦略に関する彼らの全体キャンペン戦略、成功に導くためのキー要素、挑戦、実施、次のステップについて述べた。
 ネハ・パテルのパワーポイント発表資料(原文/pdf

訳注3(参考資料):
 ポートランド市とマルトノマ郡 有害物質削減戦略を採択 (当研究会訳)

 メイン州有害化学物質廃止
 マイク・ベリビアウ(環境健康戦略センター、ディレクター)
 マイクは、環境健康連合、臭素化難燃剤とその他の化学物質を禁止する法で特定の化学物質を差し押さえることを含み、より安全な化学物質政策、化学物質アクション・ピラミッド、及びグリーン・ケミストリーで広範な政策改革に向けて活動するキャンペーンの概要について述べた。
 マイク・ベリビアウのパワーポイント発表資料(原文/pdf

訳注4(参考資料):
メイン州知事 グリーン調達指令に署名/より安全な代替品の開発と使用を推進、植物プラスチックも(当研究会訳)

 マサチューセッツ州安全代替法と州基金による代替調査
 ティナ・クラーク(クリーン・ウォーター・アクション MA & CT キャンペーン・ディレクター)
 ティナは、有害物質をより安全な代替物質に替えるための州の代替法と代替調査について述べた。
 詳細については http://www.healthytomorrow.org/ 参照

 国際残留性有機汚染物質条約
 ジャック・ワインバーグ(環境健康基金(EHF) 世界化学物質安全プログラム、ディレクター)
 ジャックは、目標を定めた残留性有機汚染物質(POPs)を禁止するストックホルム条約を成立させるための国際キャンペーンについて述べた。
 詳細については、国際POPs廃絶ネットワークのウェブサイト http://ipen.ecn.cz/ 参照

●選挙活動:選挙に立候補すること
 ファシリテーター:カレンピアース(ベイビュイーズ・ハンターズ・ポイント共同体唱道者、代表)

 州の立法における政治家、科学者、環境唱道者
 ピーター・デファー博士(エンバイロンメンタル・スチュワーードシップ・コンセプト)
 ピーターは、バージニア州第56選挙区での選挙活動から学んだ、選挙民層、論点、戦略、計画提案、タイムライン、そしてなぜ人々が選挙に立候補することを考えるべきかについてなどの教訓を述べた。
 ピーター・デファーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 コネチカット州シェラトンの市会議員選挙に勝
 ランディ・アン・ヨーク(市民連合)
 ランディは、知名度の普及、ネットワーキング、ボランティアの確保、キャンペーン戦略の展開、戸別訪問、及び宣伝など、いかに草の根政策キャンペーンを行うかの秘訣を披露した。
ランディ・アン・ヨークのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 マーサ・ダインアルグエリオ(PSR - LA)
 マーサは、カリフォルニア州メイウッドの臨時市長であり議員であるフェリップ・アグイーレの環境正義政策キャンペーンについて述べた。

先住民部族との連携
 ホスト:オレン・リオンズ(オノンダガ族協会イロコイ連邦6ヶ国指導者)、トム・ゴールドトゥース(Dine' and Mdewakanton Dakota、先住民環境ネットワーク(IEN)代表)、シャウナ・ラーソン(アラスカ州チッカルーンのAhtna Athabascan、有害物質アラスカ共同体ネットワーク及びIENの環境正義プログラム・ディレクター)
 このセッションは、アメリカと先住民部族の歴史の混合、物語伝承、及び先住民とどのように連携するかの秘訣に関するものである。先住民部族と連邦政府との間の特別な法的信頼関係とともに、先住民部族構造に関する情報が提供された。また、先住民部族が国防省を訴え土地を浄化させたことなど、いかに環境団体が先住民部族と成功裏に連携しているかという現在の事例が示された。
 詳細は http://www.ienearth.org/ を参照

■全体会議セッション:予防的行動
 ファシリテーター:キャロライン・ラッフェンスパーガー(科学と環境健康ネットワーク(SEHN)代表)

 サンフランシスコ予防原則条例:市政の枠組み
 ディーナ・サイモン(サンフランシスコ市環境局有害物質削減専門家)
 ディーナは、全国初の予防原則に基づく市条例について概要を示した。
 ディーナの発表資料は間もなく掲載される。
 詳細は http://www.sfgov.org/site/mainpages_index.asp?id=13868 参照

訳注2(参考資料):
 サンフランシスコの予防原則法に関する資料 (当研究会訳)を参照

 マルトノマ郡有害物質削減戦略:政府と共同体のパートナーシップ
 モーリー・チゼイ(マルトノマ郡持続可能イニシアティブ、汚染防止専門家)
 ネハ・パテル(オレゴン環境健康センター、プログラムディレクター)
 モーリーとネハは、専門家支援、ワーキング・グループ、白書、関係者フィードバックの収集、市と郡の有害物質削減戦略などを含む政府と共同体のパートナーシップがどのように機能したかの概要を示した。
 モーリー・チゼイとネハ・パテルのパワーポイント発表資料(原文/pdf

訳注3(参考資料):
 ポートランド市とマルトノマ郡 有害物質削減戦略を採択 (当研究会訳)

 カリフォルニア環境正義政策:予防を不正義に適用すること
 ダイアン・タクボリアン(環境健康連合代表)
 ダイアンは、どのうにして環境正義連合が組織され、州機関の予防的要素を持った環境正義政策開発に役立てたかについて述べた。
 詳細は http://www.environmentalhealth.org/

訳注5(参考資料):
 予防原則がつぶされた事例/環境正義に関するカリフォルニア環境保護局(Cal/EPA)/諮問委員会の勧告最終報告(2003年9月30日)の紹介(当研究会訳)

 国際的化学物質政策:五大湖、残留性有機汚染、他
 ジャック・ワインバーグ(環境健康基金(EHF)世界化学物質安全プログラム、ディレクター)
 ジャックは、五大湖ゼロ排出キャンペーンと、国際共同委員会に与えた影響について話をした。国際共同委員会はアメリカとカナダの法的機関であり、1990年代中頃に予防ベースの報告書を発表し、現在の運動を推進することに役立った。
 ジャック・ワインバーガーの発表資料概要(原文/pdf

 音楽
 イレーヌ・エバンス(地球の声)
 詳細は http://www.voicesfromtheearth.org/ 参照。

■活動家 ”ウィキペディア” ウェブサイト:産業及び議会の行動を文書化する資源ツール
 ファシリテーター及びスピーカー:ダイアン・ファーセッタ(メディア・デモクラシー・センター上席研究員)
 ダイアンは、汚染により引き起こされた健康障害の責任を回避しようとする努力、及び汚染規制を緩和させるために政治家に貢ぐ金について文書化するウィキペディア型の二つのウェブサイトについて紹介した。市民ジャーナリストが、人手が多ければ仕事は軽くなる(Many hands make light work.)の精神で、このサイトに自身の調査結果を投稿するという "wiki" フォーマットに基づくものである。

 SourceWatch−企業、政府、及び特別の権益のために世論と公衆政策に影響を与えるために働く広報会社、シンク・タンク、産業基金による組織、産業寄り専門家の報告に焦点を合わせる。

 Congresspedia−議会のメンバーに寄与するキャンペーン及び議会のメンバーによってとられた行動を報告する。


2006年6月10日(土)セッション

■情報共有ワークショップ

●自治体の有害物質予防政策
 ファシリテータ:ステーシー・ゴンザレス(健康環境正義センター(CHEJ)子ども安全共同体コーディネータ)

 ロサンゼルス学校区予防的農薬政策:アメリカで最初の予防原則政策
 ロビナ・スウォール(カリフォルニア・セーフ・スクールズ代表)
 ロビンは、その政策と成果、最善の実施と得られた教訓の概要を示した。
 ロビナ・スウォールの発表資料(原文/pdf

 サンフランシスコ予防原則法
 ジョアン・レインハーズ・レイシス(乳がん基金(BCF)湾岸地域ワーキンググループ)
 ジョアンはサンフランシスコ予防原則法、予防的購入条例、及びその他の湾岸地域予防的政策について説明した。
 ジョアン・レインハーズ・レイシスのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 バッファロー市とニューヨーク市、残留性・生体蓄積性・有毒性化学物質のない購入政策
 キャスリン・カーティス(市民環境連合、代表)
 キャシーは、残留性・生体蓄積性・有毒性化学物質(PBT)の使用を廃止することを目指す、バッファロー市とニューヨーク市の自治体政策について説明した。
 詳細は http://www.cec.toxic.org/ 参照。

 南海岸大気質管理地区パークロロエチレン(PCE)廃止政策
 ピーター・シンシェイマー(オキシデンタル大学汚染防止センター、ディレクター)
 ピーターは、カリフォルニアにおける有毒化学物質パークロロエチレン(PCE)の使用を廃止するための初めての地域政策のキャンペーンと展開について概要を話した。
 詳細は http://departments.oxy.edu/uepi/ppc/index.htm 参照。

訳注6(参考資料)
テトラクロロエチレン/出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 化学品施設と危険物質列車が市に及ぼす化学的危険を除く
 リック・ヒンド(グリーンピース有害物質キャンペーン・立法ディレクター)
 リックは、本質的に安全な技術がいかに化学品施設から壊滅的リスクと致命的事故を排除することができるかを述べた。
 リック・ヒンドの発表資料と参照資料(原文/pdf
 化学物質安全保障法に関する警告(原文/pdf

 マルトノマ郡有害物質削減戦略:政府と共同体のパートナーシップ
 モーリー・チゼイ(マルトノマ郡持続可能イニシアティブ、汚染防止専門家)
 モーリーは、政府の業務における有毒物質の使用を最小とするための計画が立案され、それを実施するために40の行動が提案されたかについて説明した。
 モーリー・チゼイのパワーポイント発表資料(原文/pdfファイル

●自治体の様々な予防的政策
 ファシリテータ:スザーナ・アルマンザ(PODER 共同代表)

 非核武装地帯政策
 ガンビーノ・アギーレ博士(サンタポーラ市会議員、アトミック・ミラー委員会メンバー、平和市長)
 ガンビーノは、核廃絶と非拡散政策、及び国家に核兵器及び核廃棄物のない地帯を確保させるためのキャンペーンの歴史を述べた。
 ガンビーノ・アギーレのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 放射性廃棄物輸送禁止
 ケビン・キャンパス(核廃棄物専門家、核情報資料サービス)
 ケビンは、多くの地方及び地域の放射性廃棄物輸送禁止の概要を述べた。
 詳細は http://www.nirs.org/

 サンフランシスコ拡大生産者責任決議
 ビル・シーハン(製品政策研究所、代表)
 ビルは、拡大生産者責任(EPR)が責任の負担を逆転させ、より安全な代替を推進することにより予防原則をどのように実施したかを説明し、地方政府が拡大生産者責任(EPR)に対しどのように行動を起こしたかについて概要を述べた。
 ビル・シーハンのパワーポイント説明資料(原文/pdf

 リバティ・タウンシップ企業化学物質侵害条例
 ピーター・モンターギュ(環境研究基金、代表)
 ピーターは、化学物質侵害−有害物質が同意なしに我々の体内に侵入することを禁止する全国キャンペーンと最近の予防的アプローチ条例の増加について述べた。
 詳細は http://www.precaution.org/lib/06/celdf_bb_ordinances.060420.htm 参照(リンク切れ)。

 提案されたメンドシーノ郡予防原則政策
 リンダ・ヘランド(メンドシーノ郡公衆健康計画構築局)
 リンダは6月27日に投票される有害物質、計画、構築を含む郡のプロセスと製品に対する予防的意思決定を適用する政策について述べた。
 リンダ・ヘランドの発表資料(原文/pdf

 ゼロ廃棄物の取組
 モニカ・ウィルソン(脱焼却グローバル連合(GAIA)、地域オーガナイザー)
 モニカは、焼却と廃棄物ガス化の問題を概説し、アメリカ及び世界のゼロ廃棄物決議の実施について述べた。
 モニカ・ウィルソンのパワーポイント発表資料(原文/pdf

州の有害物質予防政策
 ファシリテーター:ンセド・オボト・ウィザースプーン(子ども環境健康ネットワーク、代表)

 ワシントン州残留性・生体蓄積性・有毒性(PBT)化学物質廃止政策
 パム・タジオリ(乳がん基金、ワシントン州コーディネータ)
 パムは、最初に難燃剤の廃止に焦点を合わせたワシントン州PBT政策の開発と実施、キャンペーン活動、及び学んだ教訓について述べた。
 パム・タジオリのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 メイン州残留性有害化学物質廃止
 マイク・ベリビアウ(環境健康戦略センター代表)
 マイクは、水銀、ヒ素木材防腐剤、臭素化難燃剤、鉛に関する彼らのキャンペーンの予防的要素、全体戦略、勝利の主要素、主要な連合、課題、メイン州におけるより安全な化学物質政策を確立するための次のステップについて概要を述べた。
 マイク・ベリビアウのパワーポイント発表資料(原文/pdf
訳注4(参考資料):
メイン州知事 グリーン調達指令に署名/より安全な代替品の開発と使用を推進、植物プラスチックも(当研究会訳)

 マサチューセッツ州安全代替法と州基金による代替研究
 レイス・ジョーンズ(有害物質キャンペーン・オーガナイザー、きれいな水行動、健康な明日連合)
 レイスは、有害化学物質をより安全な代替品に替える州の代替プログラムについて述べ、その戦略と成功への鍵についての詳細を述べた。
 レイス・ジョーンズの発表資料(原文/pdf

 マサチューセッツ州有害物質使用削減(TUR)法とTUR研究所
 レイチェル・マッセイ(政策アナリスト、有害物質使用削減研究所)
 レイチェルは、マサチューセッツ州法と有害物質使用削減研究所の活動及び成果について述べた。
 詳細は http://www.turi.org/ 参照。

 カリフォルニア大学バークレー校/カリフォルニア化学物質政策報告書
 ミカエル・ウィルソン(カリフォルニア大学バークレー校職業環境健康センター研究科学者)
 マイクは、『カリフォルニア大学バークレー校報告書:カリフォルニアのグリーン・ケミストリー/化学物質政策と革新におけるリーダシップのための枠組み』について述べた。(http://coeh.berkeley.edu/news/06_wilson_policy.htm
 ミカエル・ウィルソンのパワーポイント発表資料(原文/pdf

訳注7(参考資料):
 カリフォルニアのグリーン・ケミストリー/化学物質政策と革新におけるリーダシップのための枠組み(当研究会訳)
 カリフォルニアは新たな産業:グリーン・ケミストリーのパイオニアになるであろう(当研究会訳)

●州の様々な予防的政策
 ファシリテータ:キジー・チャールス・グズマン(西ハーレム環境行動、環境政策担当)

 カリフォルニア州環境正義政策
 ダイアン・タクボリアン(環境健康連合、代表)
 ダイアンは、州環境局の環境正義政策とその予防的要素について述べた。
 詳細は http://www.environmentalhealth.org/ 参照。

 ニュージャージー州で有害物質の大惨事を防ぐ
 リック・エングラー(ニュージャージ州職場環境協議会)  リックは、ニュージャージー州の新たな化学物質カトリーナ法について述べた。
 詳細は http://www.njwec.org 参照

 プロポジション65 及びその他の州法に対する議会の先制攻撃
 ジョー・グース(科学と環境健康ネットワーク(SEHN)法律担当ディレクター)
 ジョーは、州の重要な法律が、憲法の高法規条項(Constitution's Supremacy Clause)及び食品法の全国統一及び残留性有機汚染物質(POPs)の立法のもとに、いかにしえt封じられてしまうかについて述べた。
 ジョー・グースのパワーポイント発表資料(原文/pdf

訳注8(参考資料):
米上院委員会 POPs条約等の批准を可能にする法案を承認/民主党、環境グループはこの法案ではPOPs管理はできないと反対(当研究会訳)

 有害物質に対する環境と職場の保護のギャップを埋める
 アマンダ・ハウズ(ワークセーフ、有害物質議長)
 マンディーは、職場の有害物質基準に、環境基準に用いられているのと同一の科学ベース健康保護アプローチを用いることを求めることによりギャップを埋めるカリフォルニア州法について述べた。
 アマンダ・ハウズの発表資料概要(原文/pdf

 子どもの健康を守るための予防的行動:アラスカ州全体の市民の取組
 パメラ・ミラー(有害物質に関するアラスカ共同体行動、ディレクター)
 パメラは、子どもを守る農薬法を通過させるために成功したキャンペーンについて述べた。
 詳細は http://www.akaction.org 参照。

 予防的政策に与える通商条約の影響
 サエロム・パーク(公衆市民、州及び地方プログラム担当)
 サエロムは、通所条約は国及び州が国際基準を超える能力をいかに阻害するかについて述べ、州が購買選択を設定する”ボトムアップ”解決と、承認手続き(Fast Track )をより良い代替に替える”トップダウン”アプローチを勧めた。
 サエロム・パークのパワーポイント発表資料(原文/pdf

●国家の予防的政策
 ファシリテーター:サンパギータ・クイジャノ(農薬行動ネットワーク・フィリピン、プロジェクト担当)
 絶滅危機種法の予防的側面
 ニコル J. ロスマリノ(フォレスト・ガーディアンズ、保全ディレクター)
 ニコルは、連邦絶滅危機種法の予防的な部分について述べた。
 詳細は http://www.fguardians.org 参照。

 予防的政府に必須なプロセス権
 ララナース ド シルビア(世界資源研究所)
 ララナースは、メキシコ、ウガンダ、その他における合意をもった”参加原則”に関する国際的な約束を実施するためのキャンペーン、及びアメリカにおける国家環境政策決定に関する情報へのアクセスと参加を推進するための計画の概要を述べた。
 ララナース ド シルビアのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 9/11及びカトリーナ後の災害対応に関する予防的提案
 スーザン・マッテイ(シエラクラブ、ニューヨーク市事務所)
 スーザンは、9/11及びカトリーナの災害対応の問題、及び、予防的プログラムを確立するための議会と連邦政府機関の改革についての概要を示した。
 スーザン・マッテイの発表資料(原文/pdf

 がんの予防:労働者と共同体のためのキャンペーン
 ビル・チェドール(カナダ労働評議会、健康安全環境 全国担当)
 ビルは、労働者共同体のキャンペーンがいかに環境中の発ガン物質の問題に目を向けているか、そして改革を推進するために全国がん予防ネットワークを結成するための計画について述べた。
 ビル・チェドールのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 企業の犯罪と処罰:カナダの”ウェストレイ(Westray)”法
 チャーリー・クレイ(企業政策センター)
 チャーリーは、予防を実施するうえで厳しい罰則が重要な要素となるのかを説明し、職業上の殺人に対する犯罪制裁を確立するカナダの法律について述べた。
 チャーリー・クレイのパワーポイント発表資料(原文/pdf
 チャーリー・クレイの発表資料概要(原文/pdf

●国際的予防政策
 ファシリテータ:ダリル・ディッツ(国際環境法センター、化学物質プログラム、上級政策顧問)

 コペンハーゲン憲章、マーストリッヒ条約、及び欧州連合REACH規制案
 パール・ロザンダー(国際化学物質事務局(ChemSec)代表)
 パールは、代替原則を含む予防的法律の基礎、及びREACH予防的化学物質法案の展開と現況について述べた。
 パール・ロザンダーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs 条約)
 トム・ゴールドツース(先住民環境ネットワーク)
 トムは、特定の残留性有機汚染物質(POPs)を禁止するストックホルム条約を成立させるためのキャンペーンについて述べた。
 詳細は 国際POPs廃絶ネットワークのウェブサイト  http://ipen.ecn.cz/ 参照。

 核兵器の不拡散に関する条約
 カラー・オン(核世代平和基金、ワシントンDC 事務所ディレクター)
 カラーは、この条約がいかに核兵器の拡散と使用を防ぐための36歳の予防的政策であるかについて概要を示し、この政策を強化するための議会の取組について述べた。
カラー・オンの発表資料概要と参照資料(原文/pdf

 ヨーロッパの水銀戦略とスウェーデンのアマルガム廃止
 ミカエル・ベンダー(水銀政策プロジェクト、ディレクター)
 ミカエルは、水銀汚染の世界的な問題、ヨーロッパの水銀削減戦略、及びスウェーデンの先駆的な歯科アガルガム法について述べた。
 ミカエル・ベンダーのパワーポイント説明資料(原文/pdf

 バイオセーフティに関するカルタヘナ議定書
 ドリーン・スタビンスキー(グリーンピース・インターナショナル、遺伝子組み換えキャンペーン担当)
 ドリーンは、明示的に広範な予防に基づいく遺伝子組み換え生物(GMOs)の国際取引の世界的なルールについて述べた。
 ドリーン・スタビンスキーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

●産業側の化学物質予防的プログラム
ファシリテータ:マイク・シェイド(健康環境正義センター、PVCキャンペーン担当)

 コンソルタ社環境に好ましい調達プログラム
 ジーン・リビングストン(コンソルタ社取締役)
 ジーンは、コンソルタ社の化学物質方針ドラフト、及び医療グループ調達における会社の予防的実践の概要を示した。
 ジーン・リビングストンのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 安全な化粧品キャンペーン:予防的な産業界の合意
 リサ・アーカー(地球の友、健康環境キャンペーン担当)
 リサは、がん、出生障害その他健康有害影響に関連する化学物質の使用廃止を身体手入れ用品産業に呼びかけ350社が賛同したキャンペーンについて述べた。
 リサ・アーカーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 医療産業の予防的プログラム
 バーバラ・サトラー(ヘルスケア・ウィズアウト・ハーム)
 バーバラは、健康な環境のための病院の取組とともに、プラスチック、水銀、廃棄物削減、及び書k持つに関する持続可能な実践に光を当てながら、医療産業を変革するための国際的キャンペーンの目標と活動について述べた。
 バーバラ・サトラーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 産業界のPVC廃止の取組
 マイク・シェイド(健康環境正義センター、PVCキャンペーン担当)  マイクは、PVC有害プラスチック・キャンペーン、及び自動車メーカー、運動靴メーカー、小売業、及び電子産業によるPVC廃止の雨の予防的活動について論じた。
マイク・シェイドのパワーポイント発表資料(原文/pdf

●産業側の様々な予防的プログラム
 ファシリテータ:ナイズ・ドリー(クリーン・キャッチ代表)

 投資会社の気候リスク持続可能環境政策
 レーチェル・ハロルド(セレス社投資プログラム)
 レーチェルは、投資会社が気候変動問題に関して予防を実施しているかについて述べた。
 詳細 http://www.ceres.org/ 参照。

 コンピュータ・テイクバック・キャンペーン産業側との協定
 シェイラ・デービス(シリコンバレー・有害物質連合、代表)
 シェイラは、デル・コンピュターに関するキャンペーンの概要を示し、いかに彼らが株主決議を確立し、ビジネスを持続可能な実践とする社会的に責任ある投資会社と連携したかについて述べた。
 詳細 http://www.computertakeback.com/ 参照。

 魚の水銀について消費者に警告する:ワイルド・オーツの成功物語、他
ジャッキー・サビッツ(Oceana、海産物汚染をとめるキャンペーン、ディレクター)
 ジャッキーは、ワイルド・オーツとセイフウェイの販売勧告の主眼と消費者に水銀警告を提供するスーパーマーケットへのグリーン・リスト・ガイドについて述べた。
 ジャッキー・サビッツのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 地方の生活経済
 ティム・モンターギュ(環境研究基金)
 ティムは、地方の生活経済において予防的経済発展を支援する運動が大きくなってきていることについて述べた。
 詳細 http://www.livingeconomies.org/ 参照


■重要戦略セッション

●新規技術と予防原則

 新規技術を評価する場合の一般的な考慮
 テッド・シェトラー(科学と環境健康ネットワーク、代表)
 テッドは、新規技術を評価するときに、毒性、及び適用すべき一般原則と疑問について概要を述べた。
 テッド・シェトラーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 ナノ技術と生物学/パワーポイントによる紹介
 ジェン・サス(天然資源防衛協議会(NRDC)、上席科学者)
 ジェンは、ナノナノ粒子は表面積が重量に比べて大きく、生体組織中に浸透し生体蓄積する能力があるためにいかに有毒であり得るかについて述べ、脳の損傷と繊維症を示すいくつかの動物実験の概要を話し、独立した安全テストを含む予防的行動のための勧告をリストにして示した。
ジェン・サスのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 バイオテクノロジー
 ドリーン・スタビンスキー(グリーンピース・インターナショナル、遺伝子組み換えキャンペーン担当)
 ドリーンは、遺伝子組み換え生物(GMOs)の残留性、地球規模での分布・流通と不可逆性、及び人と生態系への危害の可能性を含む、非常に大きな不確実性に直面した時に予防的アプローチが適切となるGMOsの特性について概要を述べた。
 ドリーン・スタビンスキーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

●飲料水及び競合する要求への予防の適用
 ファシリテータ:ボイス・ソルン・ミラー(Science Director, Ocean Advocates, Biodiversity Consultant and Lynn Thorp, Clean Water Action)

 このセッションの目的は、飲料水の質と量に関連する問題を検証し、これらの問題に関する予防的行動が、湖、川、そして河口の汚染及び取水の生態学的影響のような関連環境問題のための予防的戦略といかに交差するかについて議論することである。発表と討議は興味深い問題である環境正義の問題とともに、下水処理、都市の雨水流出、及び農業−を次々に明らかにした。自然の生態系と人の健康は、飲料水に関する全体的な予防的行動から利益を得るであろうことが明確にされた。

 クリーン製造における”揺りかごから墓場まで”のように、飲料水への予防的アプローチは、飲料水源の質と量、地下水及び表面水の水源の補充、水道水の水質と人の健康への影響、”使用済み”排水の水質、例えば下水や農業廃水に目を向けるであろう。

 連邦と州の飲料水基準は予防的行動のためのよい出発点であるが、その基準に従う方法が予防的であることを必ずしも求めていない。飲料に適するようにするためにひどい水質の水を処理することは金がかかることであり、水質劣化のへの対応や水量の確保に対して何もしていない。水の生態系の保全と地下水の汚染防止と再補充による水資源を保護することは予防的である。

 排水域(drainage basin)保護の顕著な事例は”ニューヨーク市分水嶺合意覚書”であり、それは排水域の保護のためにキャットスキル山中にあるニューヨーク市の水源の自然環境を保つものである。それはきれいな水のための開発されていない分水嶺に依存する自治体の水管理当局にとって役に立ち経済的に正当化できるモデルである。それは生態系と野生生物に対しても明らかに有益である(クリス・ワイルドの発表資料参照)。

 地下水の汚染は、共同体や自治体の井戸依存地域においては懸念されることがらである。例えばノースカロライナ州の田舎は産業用食肉豚農場による地下水の汚染について大きな懸念を持っている。飲料水の水源の水質及び産業活動、農業廃水及び雨水流出を管理する規制は、予防的であり、広範な環境団体の共通の関心ごとである(ホープ・テイラーゲバラの発表資料参照)。

 飲料水を含む多くの人の使用のための天然の水系からの水の採取量は、水の生態系の問題を増大させてきている。ボストン周辺のチャールス川帯水層で示されたように、水がどこでそしてどのように取水されているのかについてもっと注意を払い自然の回復を図ることにより、地下に水を浸透させない地表の覆いを減らすことにより、そしてもっと規模が小さく化学的に無害な下水処理施設を使用することにより、たとえ問題をなくすことはできなくても削減することができる多くのことがある。適切な井戸の設置と地表の吸収強化は流床の枯渇を防ぐことができる(デービッド・カプランの発表資料参照)。市立公園を維持し拡大することにはもうひとつの理由−浸透性地表の拡大−がある。空き地が産業又は有毒排水処理施設のためにしばしば占有されているが、公園の拡大は歓迎されるべきことである。

 飲料水の水質と水量についての懸念は、野生生物や野生の土地に焦点を当てる環境団体にとっても大きな関心ごとであるはずである。河口、川及び湖の汚染と枯渇は、上流又は下流でお互いに他を助けるために取り組むことができる自治体飲料水供給と規制の問題にしばしば反映される。例えば、 チェサピーク湾(訳注:米国 Maryland 州 と Virginia 州に囲まれた湾)の失われた生態系を回復しようと試みる組織は同湾流域の飲料水のために活動する組織と提携することが有益である。水に対する全体的なアプローチは予防的行動を最も推進する様に見える。

 飲料水:一口の用心以上のもの
 ホープ・テイラーゲバラ(ノースカロライナのためのきれいな水、代表)
 ホープ・テイラーゲバラのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 前進:郊外の水環境を回復する
 デービッド・カプラン(チャールス川分水嶺協会)
 デービッド・カプランのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 ニューヨーク市分水嶺合意覚書
 クリス・ワイルド(リバーキーパー・ウォーターシェド・プログラム代表)
 クリス・ワイルドのパワーポイント発表資料(原文/pdf

●有害物質、農薬、核、及び労働運動の交流効果
 ファシリテータ:エリザベス・クロウ(化学兵器ワーキング・グループ、オーガナイザー、カミング・クリーン連合、共同コーディネータ)
 有害化学物質、農薬、原子力、核兵器、核廃棄物、労働安全衛生、及び軍有害物質問題などで活動する組織のリーダーからなるパネルが、地方、州、及び全国の10の予防的活動について紹介し、そこで得た教訓、逸話、及び連携と情報共有の機会について討議した。それぞれの活動の戦略、目標、障害、成功、などを要約した印刷物が配布された。
 交流効果10の活動メモ発表資料(原文/pdf

▼有害化学物質
 より安全な化学物質政策:有害化学物質の州規制への予防的アプローチ
 マイク・ベリビュー(環境健康戦略センター及びセイファー連合、代表)

 世界の有害物質条約とアメリカの批准のための活動
 ダリー・ディッツ(国際環境法センター、上席政策顧問、化学物質計画担当)

▼農薬
 農薬に関する州における予防的活動
 デービッド・チャットフィールド(農薬改革のためのカリフォルニア人、代表)

 燻蒸剤全国キャンペーン
 キャスリン・ギルジェ(農薬行動ネットワーク北アメリカ)

 健康な芝生、学校、その他の問題に関する予防的農薬キャンペーン
 アビバ・グレイザー(ビヨンド・ペスティサイド)

▼原子力
 放射線基準:核汚染地浄化とトリチウム放出
 シンディ・フォーカース(原子力情報資料サービス、健康と環境専門家)

 リバモア核兵器研究所環境問題への予防的行動の適用
 ローレナ・マイルス(トリ・バレー・ケアズ)

 原子力の再生可能エネルギーへの代替、新規原発、投棄、濃縮施設、再処理施設、規制緩和と埋立地への投棄、及び諸費者製品
 ダイアン・ダリーゴ(原子力情報資料サービス、放射性廃棄物プロジェクト、ディレクター)

▼労働問題
 職場での有害物質緩和
 アマンダ・ホウス(ワークセイフ、有害物質議長)

▼軍有害化学物質
 予防原則と技術選択:化学兵器の解体とその他の歴史的な軍及び産業廃棄物
 エリザベス・クロウ(化学兵器ワーキング・グループ、オーガナイザー)

●土地利用と生態系の問題への予防の適用

 このセッションは予防が野生保護、生物多様性、土地利用計画、及びその他の生態系の問題にどのように適用されているかについて目を向けた。スピーカーは、原生自然法(Wilderness Act)、絶滅危機種法、及びハワイの公共信託原理(public trust doctrine)、環境正義と生物多様性グループの目標共有について討議した。さらに土地利用と生態系に対し予防原則がいかに適用されているか又は適用することができるのかについての事例、及び環境正義、環境健康、及び生物多様性グループが共有する目的のためにいかにもっと密接に協力することができるかについての聴衆の討議に引き継がれた。

 予防原則:価値観の共有を通じてより良い社会を築く

 フランク・ピーターマン(原性自然協会東部森林プログラム、ディレクター)
 フランクは環境正義と生物多様性グループの共有目標とこれらのグループの中での協力的な予防的活動の重要性について述べた。
 詳細はこの資料を参照のこと。

 絶滅危機種法の予防的側面と人間福祉への影響
 ニコロ・ローズマリー(フォレスト・ガーディアン)
 ニコロは、連邦政府絶滅危機種法の予防的側面について、有害プロジェクトを提案する側の立証責任と適応管理を含んでその概要を示し、また、絶滅危機種法の人への有益性及び連邦政府当局の同法への怠慢について述べた。
 ニコロ・ローズマリーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 ハワイの予防的公共信託原理
 デニス・アントリーニ(ハワイ大学 Wm. S. 法学校助教授)
 デニスは、ハワイの予防ベースの公共信託原理(Public Trust Doctrine)の開発と実施について述た。
 デニス・アントリーニのパワーポイント発表資料は近く掲載される。

●学校と子どもの環境健康セッション

 ファシリテータ:ステーシー・ゴンザレス(健康環境正義センター)、ビル・カレル(PestEd Program of NC )
 パネリスト:ギラーモ・ゴメス(ヘルシー・スクール・キャンペーン)、デボラ・ムーア(グリーン・スクール・イニシアティブ)、アンジャ・カルドウェル(モントゴメリー郡学校及びグリーン・スクール・フォーカス)
 このセッションは、学校と子どもの環境健康問題に関する団体活動のための効果的な組織作りの重要な点に関する計画、製作、リソース、及び討議を共有する情報を含む。

効果的な組織作り

  • 父母を動員し問題に関する学校レベルの変化に影響を与えること。共通の言葉を話し、同じ考えを推進し、意思決定者に対する人々の意見のベースを築くことができるよう、彼らを教育することが重要である。
  • あなたのベースを築くために通常ではない協力者を求めることが重要である。例えば幾つかのアイディアとして、グリーン・デザイン・コンテストに関わる建築学科の学生、私立校やfaith based schools、体育教師、看護学校、など。
  • メッセージが重要である。共同体のリーダーはパートナーの希望を、外部の組織ではなく、意思決定者にもたらすべきである。
  • ・・・以下略
●予防的な市場キャンペーンから学んだ教訓と来るべき機会

 ファシリテータ:マイク・シェード(健康環境正義センター、PVC キャンペーン担当)、ニアズ・ドリー(クリーン・キャッチ)
 この戦略セッションでは、参加者らは会社のやり方を変えさせるために立ち上げて成功した市場キャンペーンから得た教訓と直面した課題について情報を共有した。新たないくつかの共同の市場キャンペーンは来年まで持ち越されることが確認された。このセッションに参加した新しい及びベテランの市場キャンペン活動家の双方にとって非常に有用で建設的な討議が行われた。
 詳細についてはマイク・シェード(健康環境正義センター、PVC キャンペーン担当)に連絡いただきたい。

■全体会議セッション:予防的世界のための運動構築

 ファシリテータ:スキップ・スッピツアー(ルート・アクション)
 包囲突破グループ ファシリテータ:マーサ・ダインアルゲイロ(PSR-LA)、ロチェル・ベーカー(ニュークリア・レスポンシビリティ連合)、スティーブン・ギルバート(神経毒物学及び神経障害研究所)、バーバラ・サッチャー(ヘルスケエア・ウイズアウト・ハーム)、デービッド・ミッキー(ブルーリッジ・エンバイロンメンタル・ディフェンス・リーグ)、カレン・ピアース、ベイビュー・ハンターズ Pt. カティ・シルバーマン(SEHN)、及びリン・ソープ(クリーン・ウォーター・アクション)
音楽:ロウ・ゼラー(ブルーリッジ・エンバイロンメンタル・ディフェンス・リーグ)

 スピーカーらは、予防的社会とはどのようなものかについての広範なビジョンを発表し、根底にあ予防に対する構造的な障壁について、予防的運動を構築するためにそのような障壁を克服することに関する勧告を行いつつ討論した。包囲突破グループ(breakout groups)がこれを引き継ぎ、我々の運動を構築するための革新、取組、及びステップを討議した。包囲突破グループと聴衆を交えた討議は障壁を克服し会議後の運動を構築するための活動に関する多くのアイディアを提供した。

 将来の展望
 キャロライン・ラッフェンスパーガー(科学と環境健康ネットワーク、代表)
 キャロラインは、いかに我々は完全で、美しく価値ある将来を作り上げ、将来の世代に引き渡すことができるかに関するアイディアを示しつつ予防的社会の鮮やかな展望を語った。
 キャロライン・ラッフェンスパーガーの発表資料(原文/pdf

 予防と防止に到達する:運動を構築することについてのいくつかのアイディア
 ピーター・モンターギュ(環境研究基金、代表)
 ピーターは、我々の現在の”危害の構造”の体系的な問題について述べ、根本的な変革を求め、共通の展望と議題を開発するために自然の社会的環境の中での連携を見つけるために、協力して活動することを我々はいかに必要とするかについて述べた。
 ピーター・モンターギュのパワーポイント発表資料(原文/pdf

■予防先駆者表彰

 贈呈者及びファシリテータ:ステファン・レスター(健康環境正義センター(CHEJ)、科学ディレクター)、アン・ラベ(CHEJ、ビ・セーフ・キャンペーン担当)
 サポーター:ロイス・ギブス(CHEJ)代表、ピーターモンターギュ(環境研究基金、代表)、キャロライン・ラッフェンスパーガー(科学と環境健康ネットワーク、代表)  写真:リビー・シンバック

 予防先駆者表彰は下記の分野の個人及び組織に授与された。共同体グループ、州グループ、全国グループ、政府リーダー、先駆者リーダー、学界リーダー、産業界リーダー、及びジャーナリスト。
 受賞者及受賞理由を記したメモは、これら予防の先駆者の重要な業績に関する情報を提供する。
 受賞者リスト及び受賞理由(原文/pdf


2006年6月11日(日)セッション
2006年8月1日(追加)


■全体会議セッション:予防の倫理と価値

 予防の倫理と価値
 テッド・シェトラー(科学と環境健康ネットワーク(SEHN)、科学ディレクター)
 スティーブン・ギルバート(神経毒物学及び神経障害研究所、シアトル予防原則ワーキング・グループ、ディレクター)
 テッドとスティーブンは予防的倫理と価値の基礎を築いたバイオテクや”共有地の悲劇(訳注8)”を含むリーダーたちについて述べた。
 テッド・シェトラーとスティーブン・ギルバートのパワーポイント発表資料(原文/pdf

訳注8:共有地の悲劇(tragedy of the commons)

 先住民の展望:予防とイロコイ族の”七世代コンセプト”
 オレン・リオンズ(タートル族の信仰の守り手(Faith Keeper of Turtle Clan)、オノンダガ族協会メンバー、イロコイ連邦6ヶ国指導者)
 オレンは予防的な先住民七世代コンセプトの倫理と価値について述べた。
 詳細は http://www.ienearth.org

 環境正義と保全の倫理と価値の共有
 フランク・ピーターマン(野生協会、東部森林プログラム、広報ディレクター)  フランクは環境正義と生物多様性グループの目標の共有と、これらのグループ間での共同の予防的活動の重要性について述べた。
 フランク・ピーターマンの発表資料(原文/pdf

■予防的行動ワークショップ

●健康調査の戦略的価値
 ファシリテータ:ステファン・レスター(健康環境正義センター(CHEJ)、科学ディレクター)
 リチャード・クラップ博士(ボストン大学公衆健康学部公衆健康学教授、マサチューセッツ大学ローウェル健康環境学部準教授)
 メデレイン・カンセン・スキャメル(ボストン大学公衆衛生学部博士候補、地域環境健康研究マネージャ)

 リチャードとメデレインは健康調査の戦略的価値を詳細に述べ、予防的な健康調査チェック・リストについて述べた。彼らは、様々な調査設計の是と非(pros and cons )、事例調査、調査結果によって影響を受ける地域住民の展望、及び調査を実施する時に何を見るかについて討議した。
 クラップ博士とメデレイン・カンセン・スキャメルのパワーポイント発表資料(原文/pdf

●リスク評価の箱から出る:健康を守るための予防的アプローチ
 リスク評価の批判的分析と代替アプローチ
 ピーター・モンターギュ(環境研究基金)
 ピーターは定量的リスク評価の七つの科学的批判について述べ、危険を特定すること、デルファイ法(訳注9)、市民陪審、合意会議、包括的な予防的アプローチ、及びゼロ・ウェイストについて概要を述べた。
 ピーター・モンターギュの発表資料(原文/pdf

 訳注9:デルファイ法(Delphi technique)技術予測などに用いられる技法。多数の専門家や個人にアンケート調査を行い、その結果を回答者にフィードバックして、さらに予測を繰り返し、予測の正確度を上げながら、全体の答えや意見を絞っていく。

 予防的アプローチの適用
 スティーブン・ギルバート(神経毒物学及び神経障害研究所、シアトル予防原則ワーキング・グループ、ディレクター)
 スティーブは、水銀と鉛を例にリスク評価とその弱点について述べた。そして彼は、化合物又は手順(a compound or procedure)に関連する科学、安全、地域、倫理及び社会の問題を評価するための新しいアプローチ ”予防的評価” の概要を述べた。
 スティーブン・ギルバートのパワーポイント発表資料(原文/pdf

●予防の経済学
 ファシリテータ:レイチェル・マッセイ(タフツ大学地球開発環境研究所研究員)

 予防の経済的枠組み
 フランク・アッカーマン(タフツ大学地球開発環境研究所研究政策プログラム、ディレクター)
 フランクは、市場は何がよく、何が悪いか、そして自由市場原理の3つの強固な仮定とそれらがいかに役に立たないかについて概要を述べた。また、彼は環境的経済学の4つの領域について述べた。そこでの取組が重要な予防の領域である市場価格、ライフサイクル・コストと安易な外部化、”価格をつけられない”外部化、及び、不確実性、複雑性、相乗効果。
 フランク・アッカーマンの発表資料(原文/pdf

 経済的分析への予防的アプローチ
 ナンシー・マイヤーズ(科学と環境健康ネットワーク(SEHN)コミュニケーション・ディレクター)
 ナンシーは予防的な経済分析の利点の概要を述べ、事例研究、”安く見える金額と隠されたコスト:パワー・リバー・ベイスンの炭層メタン開発の予防的経済分析”の概要を話した。
 ナンシー・マイヤーズの発表資料(原文/pdf
 ナンシー・マイヤーズの炭層研究パワーポイント発表資料(原文/pdf

 有害物質への暴露のコスト
 ケイト・デービス(シアトル、アンティオキア大学環境とコミュニティ学部主任教員)
 ケイトは有害化学物質への暴露コスト、大気汚染コスト、及び結果としての多数の疾病のコストに関する研究について概要を述べた。そして彼女は、”環境汚染に起因する疾病と障害のコスト:ワシントン州の事例研究”について述べた。
 ケイト・デービスのパワーポイント発表資料(原文/pdf

●予防のメッセージ:予防原則のための物語風戦略
 ファシリテータとスピーカー:
 ドイル・キャニング(スマートメム戦略と訓練プロジェクト)
 パトリック・レインスボロー(スマートメム戦略と訓練プロジェクト)
 ドイルとパトリックは、予防的行動を唱道するための説得力のある記述による”物語風戦略(story-based strategy)”を用いて予防的行動について公衆にメッセージを届けるための効果的な方法について述べた。
 Battle of the Story Worksheet(原文/pdf
 Mapping Avenues of Influence Worksheet(原文/pdf)
 さらなる情報 http://www.smartmeme.com

■予防への批判に答える
 キャロライン・ラッフェンスパーガー(科学と環境健康ネットワーク(SEHN)代表)
 ジェームス・ジョン・ベル(スマートメム戦略と訓練プロジェクト)
 J クックソン(スマートメム戦略と訓練プロジェクト)
 キャロライン、ジェームス、及び、J は、反対者のストーリをより深く理解することを通じてどのように予防に対する批判に答えるかについて述べ、予防に関する論争に勝つための効果的な戦略を探求した。

 パワーポイント説明資料は後日掲載。
 詳細については htp://www.smartmeme.com

■代替評価:予防を実践するための先見性あるツール

 代替評価の枠組み:ローウェル・センターのアプローチ
 ジョーエル・ティクナー(持続可能な製造のためのローウェ・ルセンター)
 ジョーエルは、代替評価のための理論的根拠を述べ、代用と代替評価政策の事例と歴史を述べ、評価ステップとその予防的政策決定の枠組みを詳細に示した。
 ジョーエル・ティクナーのパワーポイント発表資料(原文/pdf

 自治体レベルでの代替評価の挑戦
 ディーンナ・シモン(サンフランシスコ環境局 有毒物質削減専門家)
 ディーンナは彼らの自治体における予防的調達プログラムの開発と実施をについて述べた。
 ディーンナの発表資料は後日掲載。
 詳細は http://www.sfgov.org/sfenvironment

 何を我々望むのかを定義すること:より安全な化学物質のためのグリーン・スクリーン
 マーク・ロッシ(クリーン・プロダクション・アクション(CPA)、リサーチ・ディレクター)
 マークはより安全な化学物質のためのグリーン・スクリーン・アプローチの概要を示した。
 詳細な情報 http://www.cleanproduction.org

 ロサンゼルスにおけるパークロロエチレン(PCE)ドライ・クリーニングの代替
 ピーター・シンシェイマー(オキシデンタル大学汚染防止センター、ディレクター)
 ピーターは、カリフォルニアでの有害化学物質パークロロエチレン(PCE)の使用をやめるための最初の地域政策のキャンペーンと展開について概要を話した。
 詳細は http://departments.oxy.edu/uepi/ppc/index.htm

■メディア対応訓練

 サラ・マッセイ(Placing Progressives in the Press、メディア・コンサルタント)
 サラは、10秒のサウンドバイト(訳注10)の作成とテレビ・インタビュー実施に加えて、メッセージの伝え方、効果的な情報伝達、メディア・イベントの企画、記事の書き方など、多くの訓練を参加者に行った。
 サラ・マッセイの訓練メモ(原文/pdf
 サラ・マッセイのメディア“How To” Guide, Op Eds & Helpful Web Sites(原文/pdf

 訳注10
 サウンドバイト:ラジオ・テレビのニュース番組に挿入される録音[録画]されたスピーチ・インタビューからの簡潔な抜粋

■予防運動を構築するための次のステップ/閉会
 ファシリテータ:スキップ・スピッツアー(ルート・アクション)

 予防的行動をとる:前に進む
 アン・ラベ(健康環境正義センター、BE SAFE キャンペーン担当)
 アンはこの会議から学んだこ教訓のいくつかをまとめ、予防的行動の運動を構築するための将来の活動に関するアイディアを提示した。
 アン・ラベの発表資料(原文/pdf)

 閉会の歌:(予防の)栄誉に目を向けよう(Keep Your Eyes on the (Precautionary) Prize)
 ロウ・ゼラー(ブルーリッジ環境防衛リーグ)
 ロウは、民謡 ”自由なライダー”の歌を予防的行動をとる替え歌にして、歌った。
 歌詞(予防の)栄誉に目を向けよう(原文/pdf

 支援者への感謝

 予防を推進するためのこの会議と作業を資金的に支えてくださった下記の後援者に感謝いたします。
 匿名の方々、ベルドン基金、CS基金、フランス系アメリカ人慈善トラスト、ミシェル・カポール財団、マリスラ財団、ジョン・マーク基金、ボストン大学公衆衛生学部。
 さらに我々は BE SAFE イニシアティブに対するアメリカ教育財団、ケンデダ基金、ニューヨーク・コミュニティ・トラスト、パーク財団、パタゴニア社、アンダードッグ基金、タイド財団アルキ基金の支援を感謝します。

 この会議開催のホストをして下さったメリーランド大学看護学校に感謝します。そして特にお世話になったスタッフの方々、バーバラ、サトラー、トム・ファーヘイ、ブレンダ・アフズル、ガイル・ドエル、バーバラ・コビントン、デービッド・ドレビング、そしてアーサー・タルバート、ありがとうございました。



化学物質問題市民研究会
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