卯都木 命(うつぎ みこと)  

   GGG機動部隊所属のオペレーター。ガイの通信、サポートおよびファイナルフュージョンゴルディオンハンマーセーフティデバイス解除を担当する。やや引込み思案で涙もろい。華ちゃんとは「ヒロイン」の座をめぐるライバル(笑)。研究部所属のオペレーター、スワン・ホワイトとは仲がいいらしく、プライベートでも行動を共にすることがあるようだ。特技は苦くて濃いコーヒーを煎れることとセーフティガラスの一撃粉砕。第12話の「ファイナルフュージョンプログラム、ふうっ、ドラーイブ!」はガガガ史上屈指の名言。水瓶座のO型、22歳。声優は半場友恵さん。
   ガイとは高校時代のクラスメイト(この辺の詳しい事情はスペシャルドラマ1を参照のこと)で宇宙行きを目前にしたガイに自分の写真いりのペンダントを手渡すなど、らぶらぶ街道爆進中であったが、2年前(2003)のEI−01の来襲によって両親とガイを同時に失い茫然自失の日々を送る。その際、煙の中でEI−01と接近遭遇。機界新種の種子を植え付けられるが、結果的にはそれが彼女の生命を救ったといえる。また第18、19話でEI−18の操るマイクロゾンダーに操られた際の記憶をはっきりと持っていたのも、この種子に関係すると思われる。なお、獅子王絆の意識体であるムカムカはこの種子の存在に気付いており、幾度かガイに警告を発していたが、結局種子が発芽するまで誰一人としてそれに気付くものはいなかった。
   2004年、獅子王麗雄博士の告白によってガイの生存を知り、共に戦う決意を固める。サイボーグとなったガイを精神的な面でも献身的に支え続けた。事実、常に戦いの場にあったガイは幾度となく、直接、間接を問わず彼女の想いに助けられてきた。
   木星決戦前夜より心身の不調が見られたが、それをおして木星決戦に参加。Zマスターのエネルギィの流れをつかむことに成功し、勇者達の勝利に大きく貢献した。が、その直後体内に埋め込まれていた種子が発芽、ゾヌーダ機界新種となってあらゆるエネルギィを吸収、昇華しオービットベースを瞬く間に無力化する。パスダーによって埋め込まれたこの種子は中枢神経と同化することにより、数々のチェックをやり過ごし、Gストーンの近くにあることで、徐々にGパワーに対する耐性を身につけていったものと思われる。機界新種への変容中にミコトの意識は全くなかったが、機界新種がマモル少年を攻撃したことで意識を取り戻し、ガオガイガーに貴重なチャンスを与えた。
   ガイとマモル少年の浄解によってその姿を取り戻した後、再びGGG機動部隊主任オペレーターに復帰。ガオファイガー・プロジェクトの下、新ガオーマシンの運用試験でもオペレーティングを行なった。ガオファイガー完成後は新ディビジョンフリートツクヨミに常駐、これまでの職務に加え、各種ツールの射出を担当するようになった。その際身につけた新必殺技は「イミ〜ッションッ!!」
 後に神経細胞の機能および再生復元能力が強力に強化されたセミ・エヴォリュダーとなっていたことが判明している。
 極度の音痴で寝相も極端に悪いのはご愛嬌。