オーシャンズ 11/OCEAN'S ELEVEN  |
[BANK ROBBERY]
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2001:アメリカ作品/2002.07日本公開(ワーナー・ブラザース映画) |
監督:スティーヴン・ソダーバーグ |
CAST-1:ジョージ・クルーニ/ブラッド・ピット/マット・デイモン/ドン・チードル/エリオット・グールド/カール・ライナー/
バーニー・マック/エドワード・ジェイミソン/ケイシー・アフレック/スコット・カーン/シャオボー・クィン |
CAST-2:アンディ・ガルシア/ジュリア・ロバーツ |
CAST-3:スコット・L・シュワルツ/デヴィッド・ソンタグ/ラリー・ソンタグ |
CAST-4:トファー・グレイス/デヴィッド・ジェンセン/ヘンリー・シルヴァ/キャロル・フローレンス/他 |
カジノの地下金庫から1億6000万ドルの強奪を企てるオーシャン&召集に乗った各方面のエキスパート達、コメディぎりぎりの奇策?騙しているのか?騙されているのか?必要経費の額! あれ?11人…誰から誰まで? |
【STORY】
窃盗犯ダニー・オーシャン、4年の刑期を終えノース・ジャージー刑務所から仮釈放(期間中は州から出てはいけないが)、即 次の犯罪を始動、ラスベガス大通・地下200フィート(60.96m)の巨大金庫から1億6000万ドル(約208億)を強奪する(服役中に練られた)計画、親友で[いかさまトランプ師]ラスティに協力要請…頭がキレ、万事に周到な男、計画のとりまとめ役に…、[元ラスベガスの帝王]ルーベンを説得・資金確保、人材集めに走る2人、[父親譲りのスリの達人]ライナスを挑発、[爆破エキスパート]バシャーを逮捕寸前に奪取、[カード・ディーラー]フランクを脅迫(前科をバラす…)、続々とスカウト、[カーマニアのメカニカル]バージルとタークの双子、[引退した天才サギ師・変装の達人]ソール、[電子機器・配線のプロ]リビングストン、[中国サーカス団の曲芸師]イエン…総勢11人の犯罪チームの結成、計画の詳細説明…ラスベガスの3大カジノ[ベラージオ][ミラージュ][MGM]のギャンブルの売上を保管する地下金庫を襲うこと、実行日は警備が手薄となるボクシング・ヘビー級王座決定戦の日、あらゆる場所に設置されている監視カメラ、セキュリティ・ゲート、張り巡らされたセンサー、警備員、12時間毎に変る金庫の暗証番号、そして最大の難関…知力と暴力でラスベガスを牛耳る3大カジノ・オーナのホテル王ベネディクトの存在、彼の恋人はベラージオ美術館長テス…実はオーシャンの離婚寸前の妻(犯罪を止めないオーシャンに愛想をつかす)、宿泊客・従業員・監査中の役人等として潜入する面々、ベネディクトの行動パターンの調査、リハーサル用に作られたセット、監視システムへの侵入、接触準備が進むなかオーシャンがテスの元を訪れる…やり直せないか?ベネディクトとの遭遇、怪しまれるオーシャン…何か企んでいるのでは?厳重になる警備(計画の一部変更:ある装置を盗みに…)、オーシャンの狙いが「金&テス」と察するラスティ、「盗むものが2つ、一つしか手に入らないとき、どちらを取るつもりだの?」の質問、オーシャンに計画から降りるよう迫り、自分が指揮をとるとメンバーに告げるラスティ… 決行の日、最新の暗証番号をスリ取る、メンバーを外されたオーシャンはテスに別れを告げに…そしてベネディクトが危険人物とも伝える、目障りなオーシャンを拉致させるベネディクト、2度と近付かないよう痛めつけるためのレスラー(?)、部屋の外に殴る蹴るの音が洩れる…
◇
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現金強奪もの(特に金庫から奪うパターン)は、その金額が巨額になるにつれ現実味がなくなるのです、映画としては盗むまでの過程が中心でどうやって持ち去るかは描かない(適当に流す)場合もあります、ヘタな映画を見ると…そのくらいで破れるセキュリティ・システムかよ…とか、そんなマドロッコシイことするなら別な方法を考えろとか、その金額がカバンに入るかよ…とか、そんなことで逃げ切れるほど世の中甘くないぞとか…ツッコミ入れたくなる場合がヤタラと多い、最近の成功例?(現実に実行は不可能とは思うが)…昨年の「バンディッツ」のような奇策を用いるか(奪う金額に限度はある)、今回のように「有能なスタッフ&潤沢な資金」を背景に、セキュリティを駆使する側との騙し合い…情報戦を征したうえで、一歩間違えればドタバタ・コメディになりかねないギリギリの奇策で逃亡(パターン的にはそうは多くない)…無理すれば一応理屈が通るその奇策がバカバカしいほど楽しめる、しかし奪う金額:1億6000万ドル(約208億…パンフでは1億5000万ドル) 、取り分:1300万ドル×11人=1億4300万ドル、残り1700万ドル[約22.5億円]が必要経費?なんか凄いことに… 出演者も凄いし、宣伝も上手かった、ハリーポッターで正月第2弾公開がココまでずれたのも含め…満員でした |
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(新宿ミラノ座) |