インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 
INDIANA JONES and the KINGDOOM OF THE CRYSTAL SKULL |
[ADVENTURE]
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2009 ゴールデンラズベリー賞[最低リメイク及び続編賞] |
2008:アメリカ作品/2008.06日本公開(パラマウント ピクチャーズ ジャパン) |
監督:スティーヴン・スピルバーグ 製作総指揮・ストーリー・原案:ジョージ・ルーカス |
CAST-1:ハリソン・フォード/カレン・アレン/ケイト・ブランシェット/シャイア・ラブーフ/ジョン・ハート |
CAST-2:レイ・ウィンストン/イゴール・ジジキン |
CAST-3:ジム・ブロードベント/他 |
オリジナル・ストーリーが枯渇したか?「お久しぶり続編」を連発するアメリカ映画!今回は?ディズニーランド用アトラクションのためか?年老いたインディがナビ付きの冒険です… |
【STORY】 ■1975年、米国ネバダ州、荒野の道に軍用車の列、絡む若者達…ほぼ無視、軍の実験基地、ゲート…警備兵を射殺、巨大格納庫“51”前で停止、米軍を装ったソ連兵アントニン・ドフチェンコ&部下、降ろされる目隠しされた2人、数日前…メキシコの発掘現場から拉致されたインディ・ジョーンズ&友人のマック、第2次大戦中の英国MI6局員、OSS(CIAの前身)のインディと共にナチスと戦った仲、ソ連兵を指揮する女性イリーナ・スパルコ大佐、予知能力を持つと豪語!軍が集めた膨大な財宝が眠る倉庫、ある特別な木箱を探すよう命ずるスパルコ、一度は拒絶も…やむなく動き出すインディ、木箱には強カな磁力、火薬と散弾を利用…木箱を発見、中にはステンレス製の棺、「ロズウェル1947」の表示!10年前…空軍の墜落事故調査の名目でニューメキシコ州ロズウェルに緊急招集されたインディ、棺内…金属箔の袋に覆われた小さなミイラ!全員の注意が遺体に向いた瞬間…兵士から銃&ムチを取り戻すインディ、スパルコに銃口を向けるが、そのインディに銃を向けるマック!金のためにソ連側に寝返り!ライフルを暴発させて脱出&高所から木箱を載せたジープを追うインディ、老い&目測の誤り…別の車に落下、ジープを奪取、激突、爆風、吹き飛ぶ周囲の木箱、ドフチェンコ共々地下実験施設へ落下するインディ、ジェットエンジン付の貨車、点火、猛烈なスピード、失神するドフチェンコ、持ち堪えたインディ、終点で脱出!徒歩で砂漠超え、奇妙な町、理型的なアメリカ郊外の住宅地、無人!動くもの…インディを追うジープ、一軒の家へ…新式の電気製品、白黒TVが映す番組…見ている家族は人形、核実験用の施設“ドゥーム・タウン”、緊急放送、核爆発まで1分、慌てて鉛張りの冷蔵庫に潜り込むインディ、かろうじて生き延びる… ■パトロール兵に救出されたインディ、ソ連との関係を疑うFBIエージェント2人の尋問、インディの身元を請負う10年来の友人ロバート・ロス将軍、スパルコはスターリンお気に入りの心霊学者&世界中の遺物を軍事利用するために収集中と… ■コネチカット州、マーシャル・カレッジの教壇、インディを疑い続けるFBI、トラブルを嫌う理事会…インディ解雇を画策、彼を案じるスタンフォース学部長…自身の辞職と引替えに休職扱い ■米国を去ることにしたインディ、かつての冒険生活には年をとり、父ヘンリー&冒険を支えたマーカス・プロディも亡い、ライプチヒで教壇に立とうと考えるインディ ■N.Y.行きの列車に乗るインディ、追跡者…FBI?KGB?発車、そんなホームに…ハーレーダビッドソンに乗った若者が乗り込み…インディの名を叫ぶ&「オックスリーが殺される!」と、慌てて下車 ■若者で賑わうアーニーズ・ダイナー、好きに生きるため大学辞めたばかり!自らをマット(雑種犬の意)・ウイリアムズと名乗る若者の話、インディがシカゴ大学で師事したレイヴンウッド教授の教えを受けた仲間オックスリー…20年程前から疎遠、マットの父親が戦死後、母とマットの面倒を見てくれた…伯父のような存在だったオックスリー、半年前、母マリーに届いたオックスリーの手紙、「ペルーで超能カを持つクリスタル・スカルを見つけ、アケトーと呼ばれる神殿に戻さなければならない!」という内容+記号?ただならぬ気配!ベルーに向かった母まで行方不明…捕らわれの身!誘拐犯はクリスタル・スカルを見つけ出さない限り、2人のどちらかを処刑すると宣告、一瞬だけ誘拐犯の手を逃れた母…「インディ・ジョーンズに助けを求めろ」とマットへ電話 ■アケトー…伝説の都市エル・ドラド(黄金郷)、7000年前、神に導かれた種族ウーガが建設、1546年…コンキスタドール(征服者)フランシスコ・デ・オレリャーナがアケトーを探索に向かい行方不明、時同じくして…アケトーからクリスタル・スカルが持ち去られた&それをアケトーの神殿に戻した者は神秘の力を授かると言う言い伝え、インディもかつて挑戦…病気でリタイア ■マットが手紙を取り出したとき…追跡者の姿、騒ぎを起こし…バイクで逃走する2人、母親の電話…自分に手紙を解読させるための罠!とインディ、マットの巧みな操縦、図書館へ突入…逃走に成功 ■インディ宅、手紙の解読、象形文字…古代コイホマ語、オックスリーが既にクリスタル・スカルを見つけ&隠していると推理、それをスパルコが狙っている!追跡者は彼女の手先! ■飛行機を乗継ぎ…ペルーに飛ぶ2人…
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大スクリーンにかけられる…魅力的なオリジナル・ストーリーを製作することができない昨今のアメリカ映画、アメリカ以外でヒットした映画のリメイク権を買いあさり…無理矢理ハッピーエンドで終わらせ…滅茶苦茶にしてしまうか、当たった映画の続編を連発するか…それすら出し尽くして最近は「久しぶり続編」を連発するアメリカ映画…「17年」ぶりの「ロッキー・シリーズ」、「20年」ぶりの「ランボー」…この2作には別の理由もあると考えられるが…、それから2007年に…「ダイ・ハード」は「12年」ぶりの続編、そして「インディ・ジョーンズ」シリーズは「19年」の時を経て続編が公開という状況、どれもこれも、まあ何というか…、「インディ・ジョーンズ」シリーズですが…年老いた昔のヒーローが老骨に鞭打って…頑張らされてます、イタイタしさで涙なくしては見られないシーンもありですね!そういえば…今年は「ハムナプトラ」程度でも続編公開対象…前作から「7年」ぶりの「3」、「リメイク作品」なんかは…考えただけで恐ろしい!オリジナル・ストーリーの枯渇なんでしょうね!
ただし「インディ・ジョーンズ」に限れば…ディズニー・シーでのアトラクションにあわせる形で続編製作というチョット変わったパターン!なかなか珍しい…そんな理由もまあ〜ありか!但し、面白ければなんだけど…実際のところ…無理矢理「クリスタル・スカル」を出す内容、行き当たりバッタリでいつも苦難に面するインディ・ジョーンズが悩まないですむナビゲータ付!年齢相応のアクション…逆手にとってお笑いシーン、あまりハラハラ・ドキドキもなし
「1」のヒロイン、カレン・アレン扮するマリオン再び…それでもって、アレがナニで…あらら!サービス精神のファール・チップ?(どんな日本語だ?)で…ジャンル不明、無理矢理のハッピーエンド
更なる続編の布石打ち?続編製作可能とするエンディングでした、まあ65歳のハリソン・フォードにこれ以上無理させない方が良いでしょうね、全体的には…お約束の展開、あのテーマ、懐かしくもアリで、面白かったかというと…まあこんなものでしょう…というような感じでした
ちなみに地下鉄・副都心線もできたここですし新宿に見に行きましたが、シネコンは残席僅かのためパス、せっかくなら巨大スクリーンで見ようと思い新宿プラザ劇場方面へブラブラ…適当な時間に入場、列に並ぶ…なんかこれだけの行列は久しぶり、扇子持って行って正解でした
そして入場…、あ〜!新宿プラザ劇場は1044席の大型映画館だけど、いまだ改修となされておらず、クッションの弱った昔のままの小さな椅子、チョット楽な姿勢をとろうとすると前席にヒザがあたる…体のサイズはそう大きくない私でも狭い!映画を見るのに並ぶことは昔から慣れっこだけど…椅子のサイズ、前後の距離の狭さはツライものあり!映画を見るための快適さを取るとなると…スクリーンは中規模でも「新しい映画館で時間指定の定員入替制」を選択するしかないか…やはり、少々悩む私でした… |
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ちなみに公開初日の第3回(15:50〜)、1044席の映画館は、8割程の入りでした(新宿プラザ劇場) |