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湿原01:研究見本園


尾瀬ヶ原:山ノ鼻  研究見本園
正面は燧ヶ岳 ニッコウキスゲが数多く咲く年もあります
カキツバタの群落は、尾瀬では珍しい ここのミズバショウは尾瀬でも三本の指に入る規模です
オゼコウホネの咲いているE池塘には、一周できる木道があります 研究見本園の略図
研究見本園は名前から受ける印象とは違い、植物園ではなく、花の名札も一切無い。年に何回も尾瀬に入っている私は、燧ヶ岳・至仏山の頂上が見えないと、尾瀬ヶ原に入っても上田代:上田代の大池塘で戻ってしまい、この研究見本園に数時間滞在することが多い。

ここは尾瀬ヶ原の他の湿原と違い、至仏山東面道に続く木道を除いて、通過するハイカーが殆どいないため、ゆっくりと花の観察・撮影に専念できるだけでなくベンチも多く、疲れたらベンチで休むこともできる。

ここでお勧めできる物は、
池塘にあるオゼコウホネヒツジグサ地点のタムラソウコバイケイソウ地点のカキツバタ大群落、地点のサワギキョウ大群落、池塘群の高層湿原植物、地点のコマユミミズバショウ地点(2ヶ所)のシロバナエゾリンドウ地点のヒメナミキ、2ヶ所のミズバショウ大群落、シラカバ林、一番奥のカラマツ、全体の分布しているニッコウキスゲイワショウブオゼミズギクウメバチソウコオニユリ、尾瀬には少ないクルマユリサワラン・・・など書ききれないほどである。

欠点としては大きな実をつけるミズバショウが多く、訪れるハイカーも少ないので、クマが出没することも多く、2ヶ所の@で大回りコースが閉鎖されたり、時期によっては
Aで閉鎖されて、至仏山東面道に続くコースと池塘にしか行けないこともある。

クマ避けとして鈴も有効ではあるが、歩く時には有効でも、花の撮影をしている時には鈴が鳴らないので、私はラジオを持って研究見本園を訪れるようにしており、誰も研究見本園に居ない時にのみラジオの電源を入れている。