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尾瀬の花図鑑 尾瀬の花 尾瀬自然保護ネットワーク


標準和名 科・属名 漢字表記
サワギキョウ キキョウ科  ミゾカクシ属 沢桔梗
九州〜北海道の平野部・低地・山地・亜高山の日当たりの良い湿地・湿原に分布するキキョウ(桔梗)の仲間の多年草。

必ずしも高所でしか見られない花ではなく、太平洋沿岸の豊橋市にある標高が65mと低い葦毛湿原にも生えていて、キキョウと同じような時期の8月9月に花を咲かせます。

沢に多い桔梗とのことからサワギキョウと命名されたようですが、色はキキョウ(桔梗)ソックリの青紫色ですが、花の形は違っています。また花が終わってからの実も真ん丸で、その姿からはサワギキョウと分からない人も多いようです。
尾瀬のアチコチで木道などに沿って並んで咲いているのを見かけますが、群落と呼べるような群生地は尾瀬には少ないようです。

私の印象に残っているサワギキョウの自生箇所は、尾瀬沼北岸道の浅湖湿原〜沼尻平湿原の間にある無名な小さい湿原の北側(燧ヶ岳側)と、中田代の上ノ大堀川〜牛首三叉の間で、8月下旬〜9月上旬が見頃です。