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GDI V6 3500

タイヤ交換( ダンロップST1  雪道走行レポートはこちら!

☆チェーン規制でもそのまま通ることができるし、ふつうに走行することができる。

 

<精算中止で、ヤフオク落札>
  前後のローテーションを車検の時にしているのですが、4シーズン使用すると、足下が不安になってきました。5年目ですから、ゴムも固くなってきています。 とても気に入っているタイヤですが、生産中止、後継のタイヤもありません・・・・・いろいろ探したのですが、ST1に匹敵するタイヤが見あたりません。やむなく在庫新品のST1をヤフオクで見つけ、落としました。

純正タイヤ:265/70R16
純正ホイール:16x7JJ
穴数:6
PCD:139
オフセット:46
ハブ径:67

 そろそろ雪の季節。雪道対策としてタイヤを交換することにしました。東京に住んでいると、雪道を走るのはそれほど多くはありませんし、なによりアイスバーンを走ることはまずないので、前のパジェロからスタッドレスをはいたことがありません。それに、スタッドレスを購入した場合、タイヤの置き場に困ってしまいます。
 とにかくタイヤだけはいいものをということで、少々高いが絶対的に信頼していたミシュランのXPCをずーっとはき続けていました。このタイヤは、以前のパジェロにとても相性がいいようで、たくさん雪道を走り、スキーにもでかけましたが、一度もチェーンを使わずに走破することができたすぐれものでした。しかし、XPCが生産中止になり、それに新しいパジェロに合うXPCのタイヤサイズがありません。新しいパジェロのタイヤサイズは265/70R16で、そもそも選択肢が少ないし、高価! 雪道は、タイヤの幅が狭い方が有利なので、235くらいまで幅を縮めるとか、ホイールのインチを下げるとか、いろいろ検討したのですが、良いサイズとタイヤが見つかりませんでした。

 そこで、同じサイズのタイヤで考えたのは、XPCの後継機種という4x4アルペンと、去年流行ったダンロップのグラントレックST1だったのです。ミシュランは高いが、XPCがとてもよかったので4x4アルペンにしようと思ったら、タイプがH(高速用)らしく、補年度の輸入分はもうメーカーにないということで、グラントレックのST1を購入することにしたのです。

●タイプはM/S(マッド・アンド・スノー)

 ST1の表示は、M/Sなので、冬用タイヤ規制ならば、クリアできます。実際、パターンを見ると、両サイドに細かいスタッドレスのようなサイプがあり、雪道に期待できそうな顔をしています。これはXPCと良く似た感じですね。ちょっと違うのは、XPCにはタテのサイプがたくさんあったことです。XPCは、それまでのミシュランのM/Sとくらべ格段に横滑りしなくなったという印象がありました。

●製造年月日は必ず確認

 最近は買う方も学習しているので、よほどの安売りか、変な店でない限り、去年のタイヤを売りつけられることはありませんが、一応確認! 1年たったものはゴムが劣化して性能も落ちてしまいます。特にスタッドレスは効果半減でしょう。このタイヤを確認したところ2004年の10月製造でした。

●インチダウンはムリそう

 ディスクブレーキはけっこう大きいので、インチダウンはムリそうです。インチを下げると、タイヤやホイールの値段が下がるし、選択範囲も広がるので、インチダウンを考えてみたのですが・・・

●M+Sには2つのチェックがある

 M+S(マッド&スノー)には、雪道に対応したチェックと、タイヤとしてのチェックの2つがあります。雪道に対応するには、この浅い方のチェックに届いたら交換次期が来たことになります。

●タイヤの空気圧について

 タイヤは適正な空気圧にしないと、十分な効果は得られないものです。このパジェロは、2となっていますが、ちょっ低すぎるように思えます。自分としては、雪道は2.0でいのですが、それ以外は2.4〜2.5とちょっと高めの方がいいと思います。タイヤの容器耐圧は、使用圧の10倍と言われているので、もっと高くてもいいとは思うのですが、タイヤ圧を上げると乗り心地が悪くなります。

タイヤと空気圧
空気圧が低い 空気圧が高い
乗り心地はソフト 振動が伝わり乗り心地は悪くなる
カーブは腰砕け 走りが安定
直進性が悪くなる 直進性がいい
接地面が増えるので燃費は悪い 燃費が良くなる
ハンドルが重くなる 操舵感のキレが良くなる

スタッドレスタイヤとスノータイヤ

 スタッドレスタイヤは、凍結道路でいかに止まることができるか工夫されたタイヤで、スノータイヤは雪道を走ることができるタイヤ。
 スタッドレスタイヤとは、低温でも固くならない特殊ゴムをタイヤに使用し、タイヤのトレッドパターンや溝の形状などを工夫して凍結路における走行性能を高めた、冬専用のタイヤ。これに対しスノータイヤは、夏タイヤより溝を深く広くし、特殊なトレッドパターンを採用することで、積雪路でのけん引力と制動力を高めたタイヤのことで凍結路までは対応していない。スノータイヤというのは、昔はスパイクタイヤのことだったと思うが、「スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律」ができて、現在は使用が制限されてしまったため、雪道走行を考えたオールシーズン使えるラジアルタイヤというもの。

雪上走行の場合 アイスバーン(氷上)走行の場合
 雪の積もった道路では、タイヤと路面の摩擦力が小さくなるため、滑りやすくなる。そこで、タイヤに深い溝やブロックを設けることで、雪を踏み固めて抵抗を増やしたり(雪柱せん断力)、ブロックの角によるエッジ効果によって抵抗力を増やすことで、摩擦力を高めている。
 スノータイヤは、普通のゴムが使われているので低温になるとタイヤのゴムが固くなるが、雪道では雪柱せん断力とエッジ効果が得られる。また、深い溝は水はけが良く、水分を多くふくんだ雪を効率よく逃がしてくれるので、ベトベトの雪にも効果がある。ただしABS装備車は車輪をロックさせない仕組みなので、エッジ効果を十分には活かせない場面が多い。
 これに対しスタッドレスタイヤは、低温になっても固くならないゴムや水分を吸収するようなゴムが使われている。深い溝やブロックについてはあるものとないものがあるのでそれぞれだが、スノータイヤよりはるかに多い細かなエッジを用意することで、エッジ効果が得られるようになっている。さらにベト雪の場合の水はけについてもいろいろ工夫がなされている。
 ということで、雪道に関してはスノータイヤもスタッドレスタイヤも同じような性能が期待できるハズだ。
 氷の上では、スノータイヤは雪柱せん断力が働かないため滑ってしまう。エッジ効果だけが頼りだが、エッジの数はスタッドレスタイヤほど用意されてはいない。おまけに性能のいいABS機能のおかげで、少ないエッジを十分活かせないまま静止距離を伸ばしてしまうことになる。
 スタッドレスタイヤは、タイヤの接地部に低温でもしなやかさを失わない特殊なゴムや氷をひっかく素材を混入したゴムを使用することで、氷とタイヤの接触面積を確保し、たくさんのサイプのエッジ効果および素材の効果で摩擦力を高めている。そのかわり、ゴムが柔らかいので摩耗も激しく、滑らない道路を走るとものすごい勢いでタイヤが減ることになるし、足まわりはグニャグニャ!
 ということでアイスバーンには、スノータイヤはほとんど無力、スタッドレスに限るが、スタッドレスは冬専用でタイヤが柔らかいがゆえに、高速走行、コーナリング、燃費、摩耗、吸水性ゴムだと速度を上げるとハイドロプレーン現象に弱くなるといった不利なところがある。

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