野沢温泉　外湯

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	野沢温泉　外湯	◇時間：6:00～10]00ころ ◇休み：年中無休 ◇料金：無料
野沢温泉の外湯は１３ヶ所あるそうです。江戸時代から住民の自治組織である「湯仲間」という制度で守られていて、無料で利用することができます。温泉の湯は弱アルカリで、どこも熱くて消毒は不要だそうです。
◇野沢温泉街の散策麻釜の近くにはお土産やがいくつもあります。浴衣姿で買い物をする人もたくさんみかけました。野沢菜のおやきや温泉まんじゅうを食べながら散策をしました。
麻釜（おかま）麻釜（おかま）は、野沢温泉の中心ともいえる温泉の“釜”で、野沢温泉の名所でもある。９０度以上あるという熱いお湯が沸き出す釜は、大釜、茹釜、円釜、竹伸釜、下釜とあって、いろいろな用途に使われている。ここから、たくさんの温泉宿や外湯にお湯が供給されているそうだ。

◇麻釜の湯を利用	多くの浴場は、麻釜からお湯を引いています。とにかくどこの外湯もめちゃくちゃ熱いお湯です。地元のおじいちゃんとか、信じられない熱さではいっています。とても子どもは入れられません。地元の人がいない時、おもいっきり水を入れてうめて入りました。薄まって、効能は半減かもしれません・・・・
麻釜の湯（あさがまのゆ）	麻釜（おかま）からお湯がひかれているのに麻釜の湯（あさがまのゆ）と読むそうです。建物はやや古い感じです、お湯は90℃、とにかく熱いお湯でした。名前のごとくゆでられるように熱く、水でうめてもうめても、湯船が深いので、なかなか入れません。飲泉しようにも熱くて手ではくめません。うめまくったので効能は半減でしょうか。お湯の色は薄くもやっている感じで、白い湯花が舞っていました。痔核、糖尿病、リウマチ、神経痛などに効くそうです。
●泉質含芒硝－石膏・硫黄泉麻釜(下釜) 86.2℃ ●安置仏摩虎羅大将（まこらたいしょう）大威徳明王（だいいとくみょうおう）

十王堂の湯（じゅうおうどうのゆ）	お湯は麻釜と湯ノ宮から引いているそうです。「斑山文庫」の下にあり、他の外湯とはちょっと違った趣の二階建ての浴場でした。効能はほぼ大湯と同じだそうです。タイル張りのかなり広い浴室です。
●泉質含石膏・食塩・硫黄泉麻釜（大釜）・湯ノ宮 78.2℃ ●安置仏あに羅大将（あにらたいしょう）如意輪観音（にょいりんかんのん）

上寺湯（かみてらゆ）	お湯は麻釜から引いているそうです。真湯から西へ坂をくだったところにありました。歴史の古い湯だそうですが、建物は建て直されて新しくなっています。浴槽は小さく、うす青緑かかった透明のお湯でした。お湯の出口に水道が組み込まれていて、うめながらお湯が注がれるようになっていて、そのまま入ることができました。薄い温泉という感じでしたが、切傷・火傷・おできあとによく効くそうです。他にも痔核・糖尿病など麻釜と同じ効能を持っているそうです。
●泉質含石膏・食塩・硫黄泉麻釜（丸釜） 82.4℃ ●安置仏波夷羅大将（はいらたいしょう）文殊菩薩（もんじゅぼさつ）

新田の湯（しんでんのゆ）	お湯は麻釜から引いているそうです。幕末に開拓されたとのことで、西ノ宮神社の裏手にあたります。効能は、源泉の麻釜と同じで、痔核・糖尿病・リウマチなどに効くそうです。
●泉質含芒硝－石膏・硫黄泉麻釜（茹釜･下釜） 81.9℃ ●安置仏安底羅大将（あんてらたいしょう）観音菩薩（かんのんぼさつ）

松葉の湯（まつばのゆ）	お湯は麻釜から引いているハズですが、ここのお湯はなかなか良かったです。ちょっぴりグリーンぽいお湯で、温泉臭がけっこうありました。温度はやや熱めでしたが、そのまま入ることができました。湯の花がけっこう浮いています。脱衣所と湯船が分かれていて入りやすい浴場でした。脱衣所との間にはガラス戸がありました。松葉民宿の中心部にあり、昔矢場があり、的場がなまって松葉になったと言われているそうです。効能は麻釜と同じだそうです。
●泉質含石膏－食塩・硫黄泉麻釜（大釜） 83.2℃ ●安置仏宮毘羅大将（くびらたいしょう）弥勒菩薩（みろくぼさつ）

◇麻釜以外の湯	野沢温泉には、大湯麻釜熊の手洗湯河原湯真湯滝の湯といった源泉がありますが、多くの浴場は、麻釜からお湯を引いています。以下は、独自の源泉を持つところです。
真湯（しんゆ）	源泉は５５℃だそうです。温泉街の北、つつじ山公園の入口にあり、野沢グランドホテルからすぐでした。ここはとてもいいお湯の浴場で、いかにも効能がある感じで、行った中ではいちばんのおススメです。お湯はグリーンっぽい濁り湯でした。飲泉してみましたが、あまり好みではありません。痔疾など、あたためるとよい病に効くそうです。
●泉質単純硫黄泉湯(真湯第３他) 55.1℃ ●安置仏招杜羅大将（しょうとらたいしょう）大日如来（だいにちにょらい）

滝の湯（たきのゆ）	麻釜からさらに登った温泉街の一番高いところ、ゲレンデ方面にありました。お堂のような建物です。お湯は７８℃と熱くて少し緑かかった色をしていました。黒い湯花が少し浮いていました。重病後の回復期などに効果があるそうです。
●泉質含石膏食塩硫黄泉滝の湯 78.0℃ ●安置仏毘か羅大将（びからたいしょう）釈迦如来（しゃかにょらい）

熊の手洗湯（くまのてあらいゆ）	ケガをした熊が発見し、傷を癒したと言われている古い温泉だそうです。火傷・切傷に効果があるそうです。湯船がふたつあって、手前がぬるく、奥が熱いお湯でした。ぬるい方が熊の手荒い湯？　黒い湯ノ花がたくさん漂っていました。ここは野沢温泉にしてはぬるいお湯のはずです。
●泉質含石膏－食塩・硫黄泉態の手洗湯・麻釜 40.2℃ ●安置仏因達羅大将（いんだらたいしょう）地蔵菩薩（じぞうぼさつ）

大湯（おおゆ）	温泉街の中心にあり、野沢温泉のシンボルともいえる浴場です。いちばん有名な外湯でしょう。江戸時代の趣を現在に伝える美しい湯屋建築が目を引きます。浴室は広いですが、いつも混んでいて、おちついて入ることもできず、湯船の写真は撮れませんでした。木造りの湯船は「ぬる湯」と「あつ湯」の２つあります。うっすら黄いお湯で、湯胃腸病・リウマチ・婦人病・中風に効くと言われています。
●泉質単純硫黄泉大湯 66.4℃ ●安置仏薬師如来（やくしにょらい）、日光菩薩（にっこうぼさつ）、月光菩薩（げっこうぼさつ）		いつも混んでいて、湯船の写真は撮れませんでした。

野沢温泉 外湯

野沢温泉　外湯