学名 |
Urtica dioica |
英語名 |
Nettle(ネトル、ネットル), Stinging nettle(スティンギングネトル、スティンギングネットル) |
和名(日本語名) |
セイヨウイラクサ、西洋イラクサ |
分類 |
イラクサ科 多年草 |
原産地 |
北半球 |
特徴 |
このハーブ(香草、薬草、植物)は90〜180cmに育ち、刺を持っていることで知られています。
窒素の多い土壌で繁る、多年生のハーブ(香草、薬草、植物)です。
春に採取された新芽は強壮薬として、また野菜としても使用(利用)し、ホウレンソウのように調理します。
古代ローマ、ギリシャ時代には、腫れ、肺炎、潰瘍、化膿性皮膚炎に使用(利用)されていました。
中世になると、古代医術を引き継ぐだけではなく、関節炎やリュウマチ等、さらに幅広い適応症を加えています。
第二次大戦中には葉緑素を取るためにネトル(セイヨウイラクサ)が栽培されました。
青銅時代の骨がネトル(セイヨウイラクサ)の茎から作られた繊維で包まれていることが発見されています。
スコットランドでは19世紀頃までネトル(セイヨウイラクサ)の繊維を使用(利用)してテーブルクロスやベッドリネンが作られていました。 |
成分 |
フラボノイド、アミン、グルコキノン、蟻酸(ぎさん)、クロロゲン酸、珪酸、ビタミンA、C、ミネラル、不飽和脂肪酸等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
利尿作用、強壮作用、収斂作用、抗出血作用、抗アレルギー作用(花粉症やアトピー等)、母乳分泌促進作用、循環刺激作用等。 |
注意! |
○腎臓に負担がかかりますので、生のまま食べないでください。中毒症状が出ることがあります。
○刺が皮膚に刺さらないよう十分注意してください。
○根を頻繁に摂りすぎないようしてください。胃腸の不調を引き起こすことがあります。 |