聖書の福音

イエス・キリスト


聖書の語るイエス・キリストについて、簡単にご説明します。


神であるイエス・キリスト

 聖書の語る神は、父なる神、子なる神、聖霊なる神から成る三位一体の神です。
 イエス・キリストは子なる神であり、永遠の始めから父なる神とともにおられました。
 それゆえ、イエス・キリストは神のすばらしいご性質と力を持っておられます。
 私たちはこの方を通して神を知ることができ、
 この方を通して神に近づく事ができるのです。

 「この方は、初めに神とともにおられた。」(ヨハネの福音書1章2節)
 「キリストのうちにこそ、神の満ち満ちたご性質が形をとって宿っています。」(コロサイ人への手紙2章9節)
 「御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現われであり、・・・」(ヘブル人への手紙1章3節)

救い主であるイエス・キリスト

 私たちのどうすることもできない罪の問題をイエス・キリストが解決してくださいました。
 本来私たちが受けなければならない神の恐ろしい裁きを、
 キリストが身代わりとなって受けてくださったのです。
 今から2千年前の十字架の死によって。
 このお方の十字架のみわざによって、
 全ての人に救いの道が開かれました。
 誰でも、イエス・キリストを救い主として信じ受け入れるなら、
 神の前に全ての罪が赦されます。

 「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。
 この方こそ主キリストです。」(ルカの福音書2章11節)
 「私たちの救い主キリスト・イエスの現われによって明らかにされたのです。
 キリストは死を滅ぼし、福音によって、いのちと不滅を明らかに示されました。」
 (テモテへの手紙第2 2章10節)
 「このようにあなたがたは、私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの
 永遠の御国にはいる恵みを豊かに加えられるのです。」(ペテロの手紙第2 1章11節) 



良き牧者であるイエス・キリスト

 ヨハネの福音書では、キリストが良き牧者として書かれてあります。
 羊のように自分の行くべき道も分からず迷っている私たちを
 キリストは神のもとに正しく導いてくださる牧者なのです。
 良き牧者は狼が羊の群れを襲いに来ると、
 自分の身を盾にして羊を守ろうとします。
 そのように、キリストは私たちのために自らを犠牲にされました。

 「わたしは、良い牧者です。良い牧者は羊のためにいのちを捨てます。」(ヨハネの福音書10章11節) 
 

世の光であるイエス・キリスト

 私たちが住むこの世は、罪に満ち、悪魔の支配する暗闇です。
 そこに、イエス・キリストが光として来られました。
 罪の闇の中で迷っていた私たちは、
 このお方によって目が見えるようになり、
 神を知ることができるようになりました。
 そして、この光に従って歩めば、決して間違った道を進むことはありません。
 
 「イエスはまた彼らに語って言われた。『わたしは、世の光です。
 わたしに従う者は、決してやみの中を歩むことがなく、
 いのちの光を持つのです。』」(ヨハネの福音書8章12節)