元禄2年(1689)3月27日(陰暦。現在の暦では5月16日)、46歳の松尾芭蕉は、弟子の曾良を伴として江戸の深川を出発し、陸奥、出羽、北陸の各地をまわる旅に出ました。そして8月21日、美濃の大垣に到着。この156日間、476里余に及ぶ長旅の中で、特に印象に残った出来事をまとめたのが、紀行文「おくのほそ道」です。その記述を踏まえ、同行した曾良がつけていた旅日記をもとに芭蕉たちの歩いた全行程を図にしたのが、この「奥の細道全行程図」です。
(「おくのほそ道の旅」 萩原恭男、杉田美登著、岩波ジュニア新書による)
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深川、元禄2年(1689)3月27日出発
(注)日付のあるところは、芭蕉宿泊地
(芭蕉はこの後、伊勢神宮の御遷宮
を拝むため大垣湊を船出した)
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7/3弥彦
7/4出雲崎
桑折
間々田