容疑者Xの献身  |
[SUSPENSE]
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2008.10:日本映画(東宝) |
監督:西谷弘 原作:東野圭吾 「容疑者Xの献身」 |
CAST-1:福山雅治/柴咲コウ/北村一輝/渡辺いっけい |
CAST-2:堤真一/松雪泰子/金澤美穂/長塚圭史 |
CAST-3:品川祐/真矢みき/益岡徹/林泰文 |
CAST-4:ダンカン/鈴木卓爾 |
CAST-5:八木亜希子/石坂浩二/リリー・フランキー/小松彩夏/三浦誠己/他 |
2007年 TVドラマ 「ガリレオ」の映画版です! |
【STORY】
■TVニュース、クルーザーの爆発炎上、陸上からの攻撃?ありえない…海上の目的物を爆破するにはミサイルが必要、そんな痕跡なし…否定する解説者 ■帝都大学理工学部物理学科の准教授“変人ガリレオ”湯川学、貝塚北署の内海薫刑事の捜査協力依頼、科学的に実証…ガウス加速器の説明、実用サイズ実験、小さな金属球を投入、強烈な磁力で射出、目標物を一瞬で破壊!事件時刻、TV映像等が乱れた報告…強力な磁場が発生した証拠、MRIやCTなど…磁力を発生する装置はある以上は…陸上からの攻撃は可能!
■朝、いつもの通勤ルートを進む高校教師・石神哲哉、ホームレス達の住み家の川沿い、いつもの弁当屋“みさと”…店長・花岡靖子と一言二言、“おまかせ弁当(600円)”購入、店を覗く男 ■夜、アパートの一室、晩ご飯準備中の靖子、チャイム、娘?確認せず…扉を開く、慌てて閉じるも間に合わず、入り込む男・富樫慎二、前夫、以前の職場で聞いてきた、帰って欲しい靖子、娘・美里の帰宅、部屋に入るよう指示、挨拶がない…怒鳴る富樫、逃げる美里を殴る蹴る!靖子の体当り、美里を自室へ逃がす、金(2万円)を渡す…今日のところは帰る!娘もキャバクラで働かせろ!の言葉、怒る靖子…殴る蹴る、背後…スノードームを振りかぶる美里、富樫の頭を連打、動きを止める富樫、抱き合う母娘、背後で動き出す富樫…再び暴力、大きな音&悲鳴、富樫の首に掛かるコタツのコード、引張る靖子、絞まる首、富樫の手を抑える美里 ■隣室の石神、大きな音と叫び声に…隣室へ、大丈夫か?の問い、ゴキブリ!どうにか殺したと靖子、ゴキブリではないだろう…助けてあげると石神、室内へ、死体の確認、あとは任せろ!
■貝塚北署管内、大田区大森スポーツ広場で死体発見、特異な状況、捜査にあたる内海刑事、先輩の弓削刑事、本庁の草薙俊平刑事も到着、現場案内 ■合同捜査本部設置、被害者の死亡推定時刻…12月2日・午後6時から10時の間、被害者は全裸、全て焼かれた指紋&鈍器のようなもので潰された顔(検死にあたっている監察医・城ノ内桜子) ■意外!捜査開始まもなく身元判明…富樫慎二(39歳・無職)、川崎市幸区在住も…家賃払えず、1ヵ月位前から簡易旅館を転々、最後に宿泊した蒲田の旅館・扇屋、鍵を持ったまま行方不明、盗難届け ■旅館から採取した毛髪&指紋、死体発見現場に乗り捨てられた盗難自転車(盗難届け)の指紋から…富樫と断定、死因は頸部圧迫による窒息死、凶器は電気こたつによく使われる袋打ちねじれコード ■富樫の経歴…捜査線上に浮かぶ元妻・花岡靖子、中学生の娘・美里(富樫の前の夫との子)と江東区でアパート暮らし、以前は錦糸町でホステス、現在は日本橋浜町で弁当屋「みさと」を経営 ■靖子を訪ねる内海と草薙、事件時刻…学校帰りの娘と待合せ、映画、食事、カラオケ…平日から?と疑いつつもアリバイあり、退室 ■通りかかる靖子の隣人・石神、富樫の写真&隣家の12月2日・夜の様子…特に何もなし、郵便物を取り出す石神…封筒に「帝都大学」の文字 ■警察が去った後…石神が外出、電話ボックス、靖子へ連絡、映画の半券をパンフへ移すよう指示 ■女子学生で溢れる講義に内海と草薙、湯川研究室…草薙達を邪険に扱う栗林宏美助手、「アリバイなんて科学とは何の関係もない」と突っぱねる湯川、容疑者が美人だと聞き…途端に興味、靖子のアリパイ&対応ぶり、もしも犯人なら「相当の強敵」と笑い&「じゃあ、頑張ってくれ」の一言、帰り際…隣人・石神哲哉の話題、顔色を変える湯川「…僕の知る限り、本物の天才といえるのは石神だけだ」、彼が犯人の可能性を否定!彼なら殺人など無駄なことはしない ■学生時代、ベンチで必死に計算している男、数学の四色問題を手計算、興味を持った湯川、既に解かれた命題を何故?の問い、証明する数式が綺麗でないの返答、天才同士の理解、数学?と石神、物理学だと湯川、以後友人に… ■数日後、石神を訪ねる湯川、17年ぶり、石神の部屋、持参のウイスキーを飲みながらの会話、石神は学者になると思っていたと湯川、家庭の事情で就職…高校の数学教師、山登りは今も続けているか…等々、湯川が数学科の教授から借りてきた…現代数学で最も有名な難問の最新レポート、「この結論が正しいか…君に判定してほしい」と依頼、「時間がかかるぞ」と言いながら机に向う石神…没頭、眠ってしまう湯川 ■翌朝、隣室の靖子が出勤、ドアを閉める音、目を覚ます湯川「まだやっていたのか?」、振り返る石神、レポートの間違いを指摘!石神の天才ぶりに「安心したよ」と湯川、石神の出勤に合わせて帰ることに…、いつものルート、ホームレス達の住み家の川沿い、時計を捨てた彼らだが…皮肉にも単純化され&判で押したような生活を繰り返していると石神、靖子母娘のことを尋ねる湯川、「挨拶程度…毎朝僕が弁当を買う店にお隣さんがいて、その時に顔を合わせる…」位の付合い、「もったいない!美人なんだろ?」、別れ際…唐突に「いつまでも若々しいな、君が羨ましいよ」と石神、数学以外のことには興味がない彼らしからぬ言葉…
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公開初日に見に行く予定だった「容疑者Xの献身」…子供のクラブの都合で急遽パス!翌週へ!
いつもの渋谷の上映館が久々に2階を開放…794席の映画館が7割程度埋まってました、元ネタは…福山雅治&柴咲コウ主演のTVドラマ、2007年の第3四半期の1クール(全10話)で平均視聴率21.9%とナカナカの好成績、私・妻・次男はTVを見てましたので…映画化決定時の報に…3人とも見に行くとのこと(長男は興味なし)、大人2人分の前売券を購入(前売プレゼント:ポストカード2枚組み)、映画公開前のTVの特別篇も20%OVER、一週間待ちもあって、期待しまくりで映画館へ
映画のしょっぱな事件解決に関する大掛かりな実験があり…期待感UP!5分もかかっていないであろう、そのシーンが終わったら…えっ!?なんだ、このタンタンとした展開は、イヤどこかで大転換があるはずと思いながら…スルー、あれっ!?いつもの決めポーズも決めゼリフもない、内海刑事の出番も僅か、普通はありえない事象を実験で解明、事件を解決していくTVのストーリーは冒頭だけ?
「天才物理学者 VS 天才数学者」、天才同士の知恵較べは、やはり凡人には理解不能?頭脳の戦いは映画としては、動きが少なくてタンタンとしたものになっちゃうのネ、しかも直接対決でない分、さらにその度合いは増している、これなら映画のスクリーン・サイズでやる必要はあったのだろうか?と疑問に思ってしまう、前述のTVスペシャル版の方が面白かった…、もしくは本編の最終回(前編・後編)の方が大風呂敷広げている分…映画向きだったりしてと思うしだい、まんまと乗せられた感が残る映画でした
妻と次男の反応も鈍く…面白かったの言葉は出ませんでした、このページを作成する際に、今回は聞かないで…と妻の言葉
それから、グッズ…本当は「湯川准教授の実験セット」が欲しかったGO、買おうかと聞いたら無反応の家族、帰り道で…妻と次男が欲しかったと言う…遅い!強引に買っておけばよかった…クスン!クスン!それを入手することが今回の映画の全てであったような感じ… |
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ちなみに公開9日の第2回(13:35〜)、794席の映画館は7割程度の入りでした(渋東シネタワー2:渋谷) |