天空の蜂  |
[SUSPENSE]
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2015.09:日本映画(松竹) |
監督:堤幸彦 |
出演:江口洋介/本木雅弘/仲間由紀恵/綾野剛/カゴシマジロー |
柄本明/落合モトキ/手塚とおる/松島花/佐藤二朗/竹中直人/光石研 |
石橋蓮司/國村隼 |
石橋けい/田口翔大/向井理/池澤巧貢/木村聖哉/山口いづみ |
やべきょうすけ/永瀬匡/長屋和彰/岡田浩暉/半海一晃/野添義弘/他 |
シルバーウィークの中盤、暇してるなら映画観てくればとの妻の声!
いろいろと悩んだ末に「天空の蜂」をチョイスしました! |
【STORY】
1995年8月8日、その日はヘリコプター設計士の湯原一彰にとって特別な日だった
5年の歳月をかけて開発した超巨大ヘリ“ビックB”を防衛庁に納品
胴体長34m、総重量25トン、コンピュータ自動制御の搭載、最新鋭の自衛隊用ヘリ
愛知県の錦重工業小牧工場に向かう車には妻の篤子と小学生の息子・高彦が同乗、式典会場へ
仕事一筋だった湯原、妻との関係はギクシャク、息子は喘息…壁を蹴る音がうるさい!叱り飛ばす…
8:00a.m.、異変に気づき駆け出す湯原、我が目を疑う、格納庫からビックBが飛び立とうとしている
操縦席は無人、機内には忍び込んだ高彦がいる!後部ハッチに物を挟んで閉まらなくした高彦
「飛び降りろ!父さんを信じろ!」、山下の子供をキャッチ、徐々に上昇するビックB
後部ハッチに手を掛ける湯原だが、力尽きて落下、上空へと舞い上がるビックB
キレる篤子、家族と向き合わなかった湯原
ビックBの向かった先、福井県灰木村の高速増殖原型炉“新陽”、稼働中の原発の真上、800mで静止
電力会社、県庁、マスコミ、警察へ“天空の蜂”を何乗る犯人からFAX
「日本の原発を全て廃棄せよ!従わなければ、大量の爆発物を積んだビックBを原子炉に墜落させる
燃料がなくなるまで8時間…“天空の蜂”」
錦重工業内に作られた指揮本部、県警が捜査を開始、ビックBを設計した湯原と山下は新陽へ
9:29a.m.(墜落まで6時間31分)、警察庁長官の芦田の会見、高彦の命を救うよう呼びかける
新陽に到着した湯原&山下、管理棟に設置された緊急対策室入り
そこには新陽を設計した錦重工業の同期・三島幸一の姿
「冷静な判断を欠いて失敗するのが関の山だ」と言い放つ
新陽所長・中塚一実、福井県消防課長・佐久間、福井県警警備部長・今枝らの協議
“何があっても原発は壊れない”という前提では立てる対策がなかったた
三島は日本地図の関東から広島までペンで丸を書く
「放射能漏れが起これば、日本は数百年ここを捨てることになる…」と冷静に指摘する
錦重工業の総務課、ニュースを見た人からの抗議の電話の対応に追われていた
長期休暇を返上して出社した赤嶺淳子
事件の行方に動転しながら、密かに恋人の三島の無事を願う
そんな中犯人から「新陽を除く全ての原発を停止すれば、高彦の救出を許可する」との声明
11:00a.m.(墜落まで5時間)全原発の停止を決定する政府、その様子をTV中継で見守る面々
キレ続ける篤子、高彦の蹴る音、湯原が教えたモールス信号…自分は“ここにいる”
阪神大震災のニュースを見て脅える高彦に…モールス信号を打てば必ず見つけるとの約束をすっかり忘れていた
父からの光の信号に気づいた高彦、けなげに機内の様子を伝える高彦、“必ず助ける”と送信
12:00a.m.(墜落まで4時間)、三島のアイデアで高彦救出作戦がスタート
上空に浮かぶビックBの後方ギリギリに自衛隊ヘリを接近、レスキューロープを射出
ロープをビックBに固定、それを用いて…根上率いる自衛隊員が救出に向かう作戦
3発目の挑戦で、何とかビックBの入口に辿り着いた上条隊員、手を差し伸べた瞬間に突風
高彦が転がり落ちる、即座にワイヤーを外して後を追う(落下する)上条
雲で何も見えないTV画面、固唾を呑んで見守る中、パラシュートで落下してくる2人が映し出される
1:00p.m.(墜落まで3時間)、犯人から「全ての原発のタービンを破壊せよ」との通告が届く
原子炉核燃料開発事業団の理事長・筒井、中塚に新陽停止を命じる
外から原子炉の停止を確認する方法は排水の有無しかないと判断した中塚
待機ポンプを即座に再起動して水だけ流せば…犯人側にバレることなく停止できると考える
ところが犯人から新陽のサーモグラフィ画像が届く
ビックBの機体下部に取り付けられたカメラで監視されていた新陽
原子炉が止まれば排水温度が下がるのでサーモグラフィで停止が判明してしまう…
その時、湯原はある手掛かりに気付く…
福井県警の刑事・室伏周吉と部下の関根が遂に犯人らしき人物に辿り着く
ラジコン操縦がプロ級の雑賀勲と名乗る男
室伏と関根に合流した防衛庁の警務官が雑賀のアパートをノックした瞬間、凄まじい爆風
雑賀はコントローラーが入ったバックを持って逃走するも…
何台ものパトカーに追われ、逃げきれないと悟ると、向ってくる大型トラックに身を投げる
雑賀の知られざる過去と正体が明らかになる
2:15p.m.(墜落まで1時間45分)、捜査の進展、共犯者の存在が浮上
錦重工業では愛知県警の高坂と野村によって、総務課の社員達の筆跡鑑定が進められる
一方、トラックに轢かれてバラバラになった雑賀のコントローラーが湯原の手元に届く
一心不乱に修理する湯原
2:31p.m.(墜落まで1時間29分)、修理は完了したが…
このコントローラーでは自動操縦が解除できないことが判明
もはやなす術はないのか?
諦めきれず最後まで奔走する湯原のもとに…操縦室の様子を伝えたいと、病院から高彦が駆け付ける
その話から…原子炉へのビックB墜落を回避できる僅かな可能性があると判明
舵を取るため、設計士である湯原が上空のビックBの真下に向かうことが決定する
そんな父親を見送る高彦、湯原を乗せた自衛隊ヘリが空へ向かう
燃料が尽きてヘリが墜落するまであと3分
果たして湯原は原子炉への墜落を阻止することができるのか?
そして明かされる真犯人の本当の犯行目的と、事件の背後に隠された驚愕の真実とは!
◇
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パンフは完売しました!?だと!
ストーリーと登場人物の全て記憶しろってか?
無理だ!登場人物多過ぎ!ストーリーは複雑ではないものの場面が慌ただしく展開しまくる!
観ながらパニック、当然映画もハラハラドキドキ!なんてこった!
これは絶対にパンフを手に入れねばならない、作戦を考える
近場の松竹系の映画館は…「新宿ピカデリー」か!問題は「天空の蜂」を上映しているか?
映画終了とともに移動開始、スマホで「新宿ピカデリー」の上映スケジューを調べる
ビンゴ!やってる、「三越前」から「新宿三丁目」に移動
シネコンの売店に駆け込む、「天空の蜂のパンフありますか?」と聞いてしまった
不思議そうな顔の店員「はいありますけど…」と、無事入手に成功、これで一安心
さあ渋谷に飲みに行くぞ…という展開でした
やっぱりストーリーは長文化してしまいましたね!
と映画とは関係ないことばかり書きましたが…
1995年に発表された東野圭吾の同名小説「天空の蜂」の映画化
とても20年前の原作とは思えないリアリティ
犯人はバレバレだが、何故にそうなったかの事件の背景が明かされるたびに驚かされる
ハラハラドキドキの連発でもある、ケッコウ心臓に悪い感じ
今年のお勧めの映画かな? |
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ちなみに公開13日目の第1回(14:50)、292席の映画館で2〜3割程度の入り(TOHOシネマズ日本橋 SCREEN8) |