蜜蜂と遠雷  |
[DRAMA]
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2019.10:日本映画(東宝) |
監督:石川慶 原作:恩田陸「蜜蜂と遠雷」 |
出演:松岡茉優/松坂桃李/森崎ウィン/鈴鹿央士 |
斉藤由貴/アンジェイ・ヒラ/鹿賀丈史/平田満/光石研/芹澤興人/片桐はいり |
臼田あさ美/福島リラ/眞島秀和/ブルゾンちえみ/他 |
映画館での予告CM観てて…
これは観ておかなければならない…と心の声
原作を読んだわけでもなく、私はピアノを弾くわけでもないのにね!
何がどうなのか分からないんだけど
強く惹かれました!
いろんなサイトでチョットだけ情報を覗いてみました!
あの原作をよく2時間でまとめました!
ピアノに語らせる?会話時間より演奏時間の方が長いらしい!
TVの紹介番組では、台本に表せないことを
音符に並べて書いていた!?
それが本当に表現できているとしたら、なかなか面白いかもしれない! おっと!これ以上の深入りは止めとこう!
公開16日目ですが…これで11月前半分の気になる映画をクリアです!
まあ、外したことの担保?TOHOシネマズ6ポイントを執行しました! |
【STORY】
3年に1度開催される、若手ピアニストの登竜門、吉ヶ江国際ピアノコンクール
かつて天才少女と言われ、その将来を嘱望されるも…7年前、母親の突然の死をきっかけに…
表舞台から突然消えていた栄伝亜夜(20歳)、再起をかけ、自分の音を探しにコンクールに挑む
そこで出会う3人のコンテスタント
楽器店で働く傍ら、夢を諦めず、“生活者の音楽”を掲げ…
年齢制限ギリギリで最後のコンクールに挑むサラリーマン奏者の高島明石(妻子有り)
幼少の頃、亜夜と共にピアノを学び…いまや名門ジュリアード音楽院に在学
人気・実力を兼ね備える優勝の大本命マサル・カルロス・レヴィ・アナトール
そして、今は亡き“ピアノの神様”の推薦状を持って、突然現れた謎の少年・風間塵(16歳)
楽々、第1審査を通過する面々
宮沢賢治小説「春と修羅」から作られた曲の後半を作曲すること!
国際コンクールの熾烈な闘いを通し、ライバル達と互いに刺激し合う中
亜夜は、かつての自分の音楽と向き合うこととなる
準備万端の面々の中、、即興で乗り切る亜夜、結果は?
果たして亜夜は、まだ音楽の神様に愛されているのか?
そして最後に勝つのは誰か?
◇
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これはなかなか凄いものを観たかもしれない!
2時間の映画というよりは、コンサートホールで2時間の「協奏(競争?)曲(自己との戦い)」を聞いてて来た感じ!
そもそも2017年に史上初の「直木賞」と「本屋大賞」のW受賞作!で恩田陸の代表作!
「絶対に小説でなければできないことをやろう」という決心の元に描かれた小説
映画化の話に…作者はなんて無謀なと思い、あきれたそうな!
私は原作を読んでいないので、その比較はできないが…(実はちょっと原作読んでみようかなと思っている)
2時間の演奏シーン(バトル?)、合間合間に印象的な逸話が挟まり〜の
シッカリとしたドラマにもなっている!
まあ実に意地悪な仕掛けがあり…戦いながらも、切磋琢磨!困難を乗り切っていく面々
主役である栄伝亜夜(母の死によって表舞台から消えていた天才少女の復活)を演じる松岡茉優が好演である
20歳にして人生最後の勝負!?母の死がトラウマとなってしまった曲で勝負に出るが…果たして?
人の事気にしてる間があったら…どうにか足掻いてくれと思うが、結局は精神的な問題だよな!
優勝候補筆頭で亜夜と幼馴染のマサルを演じる森崎ウィンの力強さと人の良さ!
サラリーマンをしながらコンテストに挑む高島明石(松坂桃李)とそれを支える家族
いい話があるんだけど…間奏である!方向性は示しているが!
そしてキーマンにして謎の少年、風間塵…もっと彼に時間を割いても良かったかな?
謎のまま終わっちゃった感じ!
(多分、蜜蜂と遠雷のタイトルは彼によるものと思われるんだがな)
ラストは、栄伝亜夜の復活なるかのバトルで終わる!
敵対していた?指揮者の温かい目が全てを物語る
誰が勝ったかはのシーンは無い(文字表記のみ)、実に潔い終わりである…
確かに、優勝は誰々、準優勝は…などというシーンは不要である
下世話な話だが、年度末のショーレースに絡んでくるだろうな!
まあ、観てておいて良かったです! |
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公開16日目の第1回(10:50)、156席の映画館で4割程度の入り(TOHOシネマズ渋谷 SCREEN1) |