沈黙の艦隊  |
[ACTION]
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2023.09:日本映画(東宝) |
監督:吉野耕平 原作:かわぐちかいじ「沈黙の艦隊」 |
出演:大沢たかお/玉木宏 |
水川あさみ/ユースケ・サンタマリア |
中村蒼/前原滉/松岡広大/中村倫也 |
橋爪功/笹野高史/夏川結衣/江口洋介/酒向芳/手塚とおる/岡本多緒 |
リック・アムスバリー/アレクス・ポーノヴィッチ/ロブ・フラナガン/ジェフリー・ロウ |
上戸彩/他 |
先週「BAD LANDS/バッド・ランズ」にするか「沈黙の艦隊」で悩んだ末に「BAD LANDS」を選択したが…
今週公開作に目玉というか、興味を惹くものが無いので…安心して「好物の潜水艦モノ」である「沈黙の艦隊」を観る!
今 何故「沈黙の艦隊」なのか?
何か革新的な技術進歩があるか?いやいやそんな話は聞いた覚えがない?政治情勢的?真逆そんな意図ないだろうし!
まあネタ切れなのかな?
3連休中日に2日前の予約時点では「491席スクリーン」ガラガラ!
実際に鑑賞直前の座席予約状況を見たら、100人程度(2割)の入り!大丈夫か?
まあ有名俳優人が大量出演してるので、自身の「映画サイト」のデータ更新できるので良しとしよう! |
【STORY】
日本の近海、海上自衛隊の潜水艦「やまなみ」が、船籍不明?のアメリカ原子力潜水艦に衝突して沈没!
艦長の「海江田四郎」を含む乗員76名が全員死亡したとの報道…衝撃が走る日本!
だがそれを信じていない男、かつて潜水艦「ゆうなみ」で海江田に仕えた現「たつなみ」艦長の深町
あの海江田が何の策もなしに沈む筈がない!
独自に副長&ソナーマンに命じて事象を調べ始める…必ず「海江田」達は生きている!と結論する深町
(かつての「ゆうなみ」事故で冷徹な判断を下した海江田)
実は乗員は無事生存!彼等は日米極秘プロジェクトの日本資金で開発された高性能原子力潜水艦「シーバット」計画
「やまなみ」を捨てて、アメリカ第7艦隊所属の「シーバット」に乗務させるための偽装工作!
日本政治家の妖怪達が「自国は自国で防衛」の幻影の賜物〈数奇な運命の落とし子〉だったが…
その艦長に任命されたのが、 海自一の操艦技術を誇る海江田であった!
極秘裏で開催されたパーティー、防衛大臣と「シーバット乗員」
原潜の訓練役(お目付け役)に…自分の乗る潜水艦は自分達で点検させてくれと申し出る海江田艦長
退場する海江田&乗員
初出航、最初の試験航行、小笠原沖で米原潜と近接コンタクトの筈が
海江田の予想通り、裏に隠れている原潜2隻
「シーバット」から放たれる音響魚雷、パニくるアメリカ!
日本も何が何だか?極秘プロジェクトが少しずつ関係者に伝えられる!
消えた「シーバット」を追えるの「横須賀に停泊中の「たつなみ(深町艦長)」…命令
深町の感!シーバットはマリアナ海溝でアメリカ第7艦隊を待ち受けている!移動開始!
同様の考えからマリアナ海溝に集結するアメリカ第7艦隊
そこに堂々と浮上する「シーバット(海江田)」
ミサイルと魚雷を撃つか!撃たれるか?が…
海江田は「シーバット」に核ミサイルを積載ている“かも”しれないと言う
いつどこで?
パーティーを早退して自主点検の時間があった筈だと言う海江田(真偽不明、本当?ブラフ?)
海江田は…自分を国家元首とする独立戦闘国家「やまと」建国を宣言!
海江田を核テロリストと認定、「やまと」撃沈を命じるアメリカ
アメリカより先に「やまと」を捕獲しようと追いかける海自のディーゼル艦「たつなみ(深町艦長)」
アメリカ第7艦隊の旗艦“ロナルド・レーガン”と「やまと」の前に浮上する「たつなみ」
独立国「やまと」に駆け付ける深町だが…不調
アメリカ第7艦隊の仕掛けに撤退する深町
海江田の掲げる大義か?それとも反逆行為か?
日米政府、海自の潜水艦乗組員達、米軍までも運命の大波に呑みこむ、海江田四郎の真の目的とは?
◇
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唐突なエンディングロール!
「あっ、えっ?」と声が出てしまった!そこでお終いかよ!ってとこで終わる…
なんだこれ?
余韻なし!とっても不愉快な残尿感?…とも違うか
上手く言い表せないが、この物語(かわぐちかいじのコミック「沈黙の艦隊」)
ここからが本筋となる部分に「踏み込まない」で終わっちゃうエンタメ作品!
例えていえば@「ドラえもん」がのび太の前に現れて
問題解決のためドラえもんが四次元ポケットに手を突っ込んだ瞬間に終わる感じ!
例えが古ければA「パリピ孔明」で、孔明が英子の軍師になりますよ!って
宣言したとこで終わる感じ!
一体何がしたかったの?という謎の切り取り方!
まあ「アメリカ第7艦隊」は掴みとしては面白い部分で、映画にすれば確かに見栄えするだろうが
それだけの映画(なんのための映画化だったの?)
で意外と緊迫感ないのは、「やまと元首」海江田艦長の操縦が凄過ぎで
映画にすると「突然出現するゴーストシップ(幽霊船)」にしか見えないこと
自衛隊潜水艦「たつなみ」のソナーマン南波なくしては捉えることが不可能!
海江田に対抗する深町艦長の熱さは分かるが…という切り取り方
で、政治的な難しい部分はサラッと…流す!
原作と違い総理大臣を能なしにして…
防衛大臣VS内閣官房長官VS外務大臣VS妖怪の混迷度を上げているが
結局何にも手を出す前に終わっちゃった!
でもパンフで…外務大臣役の酒向芳は「こんな内容のものを映像化していいのか?」というコメント
でも全巻読破したという酒向さん迫真の演技!
時代的に難しい題材を映画化したんだけど…何せ「本題」にはほぼ触れていないのでね!
インスタ見ると…
「続編」を話題にしているが、それ原作読んでない人の話では?
「アメリカ第7艦隊」との戦いから「独立国“やまと”建国」からの…政治的駆け引き、その後が重要だけど
ここで切っちゃったので、次の映画の出だしが描けないんだよね!ロシアとの戦いからスタートできる?
それとも突然政治交渉から入れる?
なので続編はない!が私の結論
余談
この映画、主人公「海江田艦長の歩数は50歩位では?」
まあ「王騎将軍」も馬上の人なので「大沢たかお」は歩かないが存在感!?
しかし
ガラガラの映画館で中央席を予約したのに
隣席に座ってきた50代位のご夫婦、なんか荷物たくさん持ってたりするのなら
1つ席を外せば、隣席に荷物置けるよ?と思うんだがな?
TOHOシネマズの現行予約システムなら座席の空き状況分かるはずなんだけどね?
そういうの苦手なのか?大混雑を予想して中央に寄せてきたのだろうか?
にしても予約状況で分るだろうに…謎だ! |
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公開10日目の第1回(10:15)、491席の映画館で100人程度の入り(TOHOシネマズ日比谷 SCREEN12) |