NEW ORDER/ニューオーダー/NUEVO ORDEN  |
[THRILLER]
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2020:メキシコ作品/2022.06:日本公開(クロックワークス) |
監督:ミシェル・フランコ |
出演:ナイアン・ゴンザレス・ノルビンド/ディエゴ・ボネータ/モニカ・デル・カルメン/他
メキシコ映画、データ不足でどの役が誰かが分かりません! |
単館系・アート系のシアター・イメージフォーラムに掛かった映画(宣伝チラを入手)
「これは悪夢か、無慈悲な現実か…」
「世界が嫌悪し刮目した、今そこにある“最悪”を描くディストピア・スリラー」!
「直視できない」
「この作品は現在そして未来に対する警告だ」
「観客の知性が試される1本」
だと…随分と煽ってるじゃないですか!
そんなに凄いのかな?あまりネット界隈にも情報が上がっていない?
まあ、ともかく観に行ってみましょう! |
【STORY】
(オープニング)
裸で立つ女性、階段を流れ落ちる緑の水、病院に運ばれてくる怪我人、死屍累々…
混乱の病院、手術代20万ペソ(日本円換算134万円)と告げられて呆然とする男
(本編)
夢に見た結婚パーティー!マリアン(25歳)にとって、その日は人生最良の1日になるはずだった!
夫は新進気鋭の建築家ダニエル
裕福な家庭に生まれ育った彼女を祝うために豪邸に集うのは、着飾った政財界の名士達!
一方で…マリアン宅からほど近い通りでは、広がり続ける貧富の差に対する抗議活動…暴動!
その勢いは爆発的に広がり、遂にマリアンの家にも暴徒が乱入してくる
華やかな宴は一転して殺戮と略奪の地獄絵図が繰り広げられる
そして運よく難を逃れたマリアン(昔の使用人が病気の妻の手術費を無心に…対応しに使用人宅へ移動)
彼女を待ち受けていたのは…軍部による武力鎮圧と戒厳令
(使用人宅に避難していたマリアン)
電話や通信網は遮断され、ついさっきまで存在していたはずの法と秩序は崩壊
日常が悪夢に変わる!
だが“最悪”はまだ始まったばかりだ…
◇
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なんじゃこれ!?
現実世界で起きてきたことの現代風の焼き直し映画じゃないか?
何も新しいものもなし!古臭い展開…まあ救いがないだけだか、その程度のラストかとガッカリ!
誘拐事件で人質が帰ってこないことなんてザラじゃない!?展開上予測できたオチである!
「観客の知性が試される1本」って?ツマラン映画で何を偉そうに言っているの?
貧富の差が激しく、上流階級はより豪勢に、貧乏人は暴動中!
そんな中で、高級住宅で政財界の有名人を集めて結婚披露パーティー中に…暴動者が乱入!
暴動を抑えるべく立ち上がった(腐敗した)軍事政権(これがニューオーダー?=新体制)!
こんなのよりよっぽど今の「プーチン政権下のロシア」の方が危険だ!
現実に付いていけない虚構!
「“最悪”はまだ始まったばかり…」って
何も始まらない前に映画が終わってしまった…なんだかな〜!
これのどこが面白いの?恐いの?
照明がついた映画館、何か“溜め息”の雰囲気
たぶん多くの方が、凄いものが観られると期待してきた方が多いのでは?
まあ配信まで待って良いんじゃないですか?(配信されないかな?)
それでも観たい人は1800円をドブに捨てる覚悟で観に行ってください! |
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公開初日の第1回(13:15)、98席の映画館で7割程度の入り(シアター・イメージフォーラム シアター2) |