2001年宇宙の旅/2001 a space odyssey  |
[SF] |
1969 アカデミー賞[特殊視覚効果賞] |
1968:アメリカ作品/1968.04/1978.10(リバイバル上映)日本公開(CIC) |
監督:スタンリー・キューブリック 原作:アーサー・C・クラーク 「2001年宇宙の旅」 |
CAST-1:ケア・デュリア/ゲイリー・ロックウッド/ダグラス・レイン/ウィリアム・シルヴェスター |
CAST-2:レナード・ロシター/マーガレット・タイザック/ロバート・ビーティ/ショーン・サリヴァン/フランク・ミラー/ヴィヴィアン・キューブリック |
CAST-3:ダニエル・リクター/グレン・ベック/他 |
私を映画の世界へ引き込んだ5本の映画のうちの1本です! |
【STORY】 ■400万年前の地球、猿の群、頭上に広がる大空&周囲には広大な原野、ある朝…近くに不思議なものを発見…原野に端然と立つ黒石板モノリス、明らかに自然のものと異なる幾何学的な形体、猿達も異様に感じ…遠巻きに眺めていた、中には恐る恐る触るもの、まるでモノリスが猿の進歩を促したように…野獣の骸骨から1本の大きな骨を抜き取る猿、他グループの襲撃…骨を振い撃退、殺猿、道具を発見した猿…進歩の道を突き進む、戯れに空高く放り投げられた骨…道具は宇宙船にまで発展を続ける ■西暦2000年、月面基地の建設、地球〜月間に定期船、中継地点の宇宙ステーション、地球発の宇宙船オリオン号(地球〜ステーション間を往復、大気圏用に翼を持つ)、唯1人の客、アメリカ宇宙航空局のフロイド博士、極秘任務で月へ、快適な旅行、赤道上空1,800kmに浮かぶ宇宙ステーション(自転する二重車輪の形状)に到着、ケープ・ケネディ空港から僅か1時間の旅 ■広いロビー、時間を過ごすフロイド博士、旅行者との会話、テレビ電話で家族との通話、宇宙ステーションと月を結ぷ宇宙船エアリース号出発の時間 ■2日後、クラビウス基地…南極寄りの火口に位置、地平線には沈むことなく輝く地球、発着台に着陸するエアリース号、台は船を載せたまま地下の巨大気密室へ降下 ■基地内、フロイド博士&基地の科学者達と会議、ムーン・バスでティコ火口に向う科学者一同、博士の任務…ティコ火口で発掘された不習議な物体の調査、現場に立つモノリス、400万年前の物、誰が何のために?モノリスを見つめる科学者達、そっと触れてみる者も、実は…モノリスは木星方向に絶えず強力な電波を発信…発見&発掘、太陽光がモノリスの頂部をかすめた瞬間…かん高い金属音が鳴り響く!不快&居たたまれない思いに駆られる科学者達 ■モノリス…人間以外の宇宙生命体による物、電波の先に彼らはいる…科学者達の結論! ■14ヶ月後、原子力宇宙船ディスカバリー号、モノリスの謎を解くため…地球から8億km離れた木星へ出発、全長210mのディスカバリー号、球形の先端部…コントロール室&乗組員居室、1人乗り宇宙艇(ポッド)の格納庫、乗員は5人の科学者、内3人は出番まで人工冬眠カプセルの中、活動中の船長・ボーマン博士&プール博士、静かな船内で最も活動的なもの…コンピュータのHAL9000、最高度のコンピュータ、ディスカバリー号の全てを管理、会話が可能、思考力や感情さえ持つかのよう ■地球との連絡用アンテナに不調!やがて完全な故障になる…とHAL、船外作業が必要、ポッドに乗り込むプール、船外、HALの指示通りにアンテナ部品を交換、検査…部品に問題ないことが判明、HALの機能に不審を抱いたボーマン、HALに聞かれないようにポッド内でプールと意見を述べ合う、格納庫内の端末から見ているHAL…読唇術で2人会話を読む…
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上述のとおり…私を映画の世界へ引き込んだ5本の映画のうちの1本です!
不朽の名作、この映画なくして…SF映画はありえない!
SF小説界の巨匠アーサー・C・クラークと映画界の鬼才スタンリー・キューブリックの共同作品、こだわりまくりの世界!
逸話はいろいろ…デザイン担当として日本漫画界の巨匠・手塚治虫へ要請があったという有名な話(断ってますが)!
ということで…手塚治虫は抜きだが…ディテールも見事だし、特殊撮影、映像品質も最高! 1968年公開作品だが…いまだに先進的な映像!
内容については…難解だとか、良くわかんない…と言う人もいるが、ヤッパリ凄い!と思う
分からなくても…映像で理解できるでしょう!?うーん、これは言いすぎかな?
極限までに言葉を減らし、タンタンと進む展開は、無機質的であり、宇宙空間で繰り広げられるこの物語にとってはピッタリと思われる
タイトルバックの「ツァラトゥストラはすく語りき」、オリオン号の「美しく青きドナウ」などのクラッシック曲との融合はお見事!
ともかく…凄いと思う作品です!
ちなみに公開は1968年ですが…私が映画館で見たのは1980年前後、最後の劇場上映の広告、コレは見なくちゃ!と、10代後半の私は…学校(T県)から家(S県)に帰るのに超大回りで、銀座「テアトル東京」へ、最終回の上映を見ました、当然終われば21:00過ぎ、銀座の街中を…急ぎ帰宅したのでした…そこまでして見たかったし、見て良かったと思うしだいです (2008.12) |
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(テアトル東京:銀座) |