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KANAYAMA’S JAPANESE HISTORY HANDBOOK.
カナヤマ 日本歴史 辞典
日本語版
見出し語 『 し 』
No.3850。
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□ 日本史 辞典 (総合)。
□ し ● 事柄順。
〇 しゅ 終戦。
(しゅうせん)。
(1945年)。
○ 太平洋戦争・日中戦争の
終戦。
〇 しゅ 守護、守護大名。
(しゅご、しゅごだいみょう)。
《政治制度》。
(12〜16世紀)。
近世大名) 。
■ 守護。
● 守護(しゅご)とは、 中世日本で、
国(令制国)単位で設置された軍政
役職であり、鎌倉幕府、室町幕府が
任命した武家・武士が就任する。
■ 守護大名。
● 守護大名 (しゅごだいみょう)と
は、概ね、室町時代前期・中期 (13
38年頃〜1467年頃)の時期に、室
町幕府(= 足利幕府)の将軍により守
護に任命された地方領国領主である。
■ 守護大名と守護領国制。
● 室町時代前期・中期に、室町幕
府(= 足利幕府)の将軍に任命され
た守護大名は、 半済(はんぜい)や
守護段銭(しゅごたんせん)、守護請
(しゅごうけ)などを利用して、経済的
基礎を築き、支配権を拡大し、守護
領国制を成立させる。
■ 守護領国制から大名領国制へ。
● 応仁の乱で守護領国制は崩壊
し、室町時代後期(= 戦国時代)に、
多くの守護大名が、守護代や国人出
身などの戦国大名に領国を奪われ
没落し、大名領国制 (1467頃〜
1868年頃)の領国支配体制(政治
体制)へ移る。
■ 大名の変遷の概略。
● 大名の変遷では、 室町時代前
期・中期に、室町幕府(= 足利幕府)
の将軍に臣従した、各地の領国支
配者の武家、武士が、守護大名とな
り、 室町時代後期(= 戦国時代)に、
室町幕府の将軍や守護大名の権力
が低下し(弱まり)、多くの守護大名
は没落し、代わって、実力で領国を
支配する戦国大名が多くの出現し、
安土桃山時代に、多くの戦国大名
が全国を統一した豊臣氏に臣従し
て近世大名となり、 江戸時代前期
に、江戸幕府樹立後、多くの近世大
名は、江戸幕府(= 徳川幕府)の将
軍に臣従して、藩主(はんしゅ)とな
る。
〇 しゅ 守護・地頭の設置。
(しゅご・じとうのせっち)。
(1185年)。
○ 源頼朝・側近の大江広元の
献策により、源頼朝が、全国に
設置する。
■ 『 現在は、過去の成果であり、
未来は、現在の成果である。 』
■ 上位のWEBサイト。
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◆ 日本史辞典
● 見出し語は、グリーンでマークされています。
■ 終戦
(しゅうせん)。
■ 終戦 (太平洋戦争・日中戦争の終戦)。
■ 時期 1945年 (昭和20年)。
■ 名称 : 終戦 (しゅうせん)。
■ 終戦 とは、 日本が戦った、 日中戦争 (1937〜45年) と 太
平洋戦争(1941〜45年) の両戦争の終了と敗戦。
● TKKI カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 終戦 (しゅうせん) は、 時期は 1945年 (昭和20年)である。
■ 終戦 とは、 日本が戦った、 日中戦争 (1937〜45年) と 太
平洋戦争(1941〜45年) の両戦争の終了と敗戦 である。
■ 日中戦争 (1937〜45年) が長期化したので、 日本は打開策と
して南下を企てて、 中国を援助した米・英の極東政策と衝突して、米
・英と開戦した。
■ 太平洋戦争 は、 第2次世界大戦の一部で、 1941年〜45年に、
アジア太平洋地域で、 日本と連合国が戦った戦争 である。
● TKKI カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 日本は、 1941年12月8日の真珠湾攻撃から始まる前半の戦いで
は勝利を得たものの、 後半の戦いから、 アメリカを中心とする連合
国軍の総攻撃が始まり、 アジア太平洋の各地で苦戦し、 1944年か
らの本土空襲で、 戦力も国民生活も破壊された。 その上、1945年
の8月6日、9日の広島、長崎原爆投下と8月8日のソ連(ロシア) の参
戦によって、 1945年8月14日に、遂に、 日本は、日本の降伏を 求
めるポツダム宣言を受諾(じゅだく)し、 無条件降伏し、敗戦した。
翌日の8月15日正午に、 裕仁天皇(昭和天皇)の玉音(ぎょくおん)
放送で、無条件降伏を国民にも明らかにした。1945年9月2日に、東
京湾内の米軍艦・ミズーリ号上で、日本政府と日本軍の代表が降伏文
書に署名し、無条件降伏が調印され、正式に戦争が終結した (終戦
となった)。
● TKKI カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 敗戦後、 日本は、 連合国軍に占領された (1945〜52年の間)。
■ 占領軍による、日本占領関しては、 当日本史辞典の 『 連合国軍
日本占領 』 を参照して下さい。
♪♪ 終戦 が登場する、興味深い、ドキュメンタリー。
■ その時歴史が動いた 『シリーズ 日本降伏 前編 焦
土に玉音が響いた〜8月15日・終戦決定までの道程〜』
(NHK2008年(H20)9月本放送テレビ・ドキュメンタリー番組、第334回)。
■ その時歴史が動いた 『 シリーズ 日本降伏 後編
帝国最大屈辱ノ日ナリ 〜9月2日・降伏文書調印〜 』
(NHK2008年(H20)9月本放送テレビ・ドキュメンタリー番組、第335回)。
♪♪ 終戦 が登場する、興味深い、映画、ドラマ。
■ 「日本のいちばん長い日」 (1967年日本・東宝映画)。
の 先頭ページへ 。
■ 守護、守護大名
(しゅご 、しょごだいみょう)。
■ 守護、守護大名。
■ 名称 : 守護 (しゅご)、
守護大名 (しゅごだいみょう)。
■ 守護の存在期間 : 12世紀〜16世紀。
■ 《政治制度》。
■ 守護とは、
中世日本で、国(令制国)単位で設置された
命した武家・武士が就任する。
■ 守護大名とは、
概ね、室町時代前期・中期の時期に、 室町
幕府(= 足利幕府)の将軍により守護に任命
された地方領国領主である。
頭の設置(しゅごじとうのせっち)』 も参照し
て下さい。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典 11729。
■ 守護、守護大名。
■ 守護。
● 守護(しゅご)とは、 中世日本で、国(令制
国)単位で設置された軍政役職であり、鎌倉
任する。
■ 守護大名。
● 守護大名 (しゅごだいみょう)とは、概ね、
室町時代前期・中期 (1338年頃〜1467
年頃)の時期に、室町幕府(= 足利幕府)の
将軍により守護に任命された地方領国領主
である。
■ 守護、守護大名。
■ 守護。
● 守護の存在期間は、12世紀から16世
紀までで、 1185年(文治元年)より中世
日本(鎌倉・建武・室町時代)の16世紀ま
でである。
■ 守護。
● 守護とは、 鎌倉幕府・室町幕府の職名
であり、 中世日本(鎌倉・建武・室町時代)
の、日本の各地の、任国(にんごく、鎌倉幕
府・室町幕府の将軍より任された国)の、
(鎌倉時代前期では)治安担当者であり、
(鎌倉時代中期・後期では)任国の地頭・御
家人の統率者であり、 (室町時代前期・中
期では)任国の支配者・領主である。
■ 守護大名。
● 守護大名 (しゅごだいみょう)とは、 室町
時代の守護で、 任国(にんごく、室町幕府
将軍より任された国)の領主、支配者である。
■ 守護請。
■ 守護請(しゅごうけ)とは、 室町時代に守護
が、荘園や公領(国衙領)の年貢の納入を請
け負う制度である。
● 守護請(しゅごうけ)とは、 室町時代に、守
護が一定の年貢(ねんぐ)を納入するという
条件で、 本所・領家の荘園領主や国司・知
行国主が、守護に、荘園や公領(国衙領)の
経営を委任する制度である。
■ 守護、守護大名。
■ 守護大名と守護領国制。
● 室町時代前期・中期に、室町幕府 (= 足利
幕府)の将軍に任命された守護大名は、
半済(はんぜい)や守護段銭(しゅごたんせ
ん)、守護請(しゅごうけ)などを利用して、
経済的基礎を築き、支配権を拡大し、守護
領国制を成立させる。
■ 守護領国制から大名領国制へ。
● 応仁の乱で守護領国制は崩壊し、室町時代
後期(= 戦国時代)に、多くの守護大名が、
下向上で、守護代や国人出身などの戦国大
名に領国を奪われ没落し、 大名領国制
(1467頃〜1868年頃) の領国支配体制
(政治体制)へ移る。
■ 大名の変遷の概略。
● 大名の変遷では、 室町時代前期・中期
に、室町幕府(= 足利幕府)の将軍に臣従
した、各地の領国支配者の武家、武士が、
守護大名となり、 室町時代後期(= 戦国
時代)に、室町幕府の将軍や守護大名の
権力が低下し(弱まり)、多くの守護大名
は没落し、代わって、実力で領国を支配す
る戦国大名が多く出現し、 安土桃山時代
に、多くの戦国大名が全国を統一した豊臣
氏に臣従して近世大名となり、 江戸時代
前期に、江戸幕府樹立後、多くの近世大名
は、江戸幕府(= 徳川幕府)の将軍に臣従
して、藩主(はんしゅ)となる。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典。
■ 守護、守護大名。
■ 守護・地頭の設置。
● 1185年(文治元年)に、 源頼朝(みなもと
のよりとも)は、 朝廷より、 諸国に守護(し
ゅご) を、荘園や公領(国衙領)には地頭(じ
とう)を任命する権利を獲得する。
● TKKI カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 守護。
● 守護は、 中世日本で存在し、 幕府の支持
勢力であり、 平安時代末期より、その国の
軍事・警察を任とし、国内の行政にも関係した。
守護は、 鎌倉時代中期以後は、 国内
の地頭、御家人を支配し、 荘園や公領(国衙
領)を侵略して勢力を伸ばす。
守護は、 室町時代には、更に強大化し、
守護大名へと成長する。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典。
■ 守護大名。
● 守護大名とは、 室町時代、任国 (にんごく、
室町幕府将軍より任された国) の支配権を
強め、領主化した守護である。
● 守護は、 鎌倉時代末期から、次第に、任国
内の武士を支配下にいれ、室町時代前期(南
北朝動乱期)には、反済(はんぜい)、守護段
銭(しゅごたんせん)、守護請(しゅごうけ)など
の手段で、荘園や公領(国衙領)の支配を強
化し、任国を領国化し、大名となる。
● 日本各地の守護大名は、 室町幕府の幕府
権力に依存し、国内武士への支配力の弱さな
どから、応仁の乱を契機に幕府の衰退ととも
に、 下克上で、家臣(臣下)から成長した戦
国大名に代わられ、 多くは没落した。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典。
■ 守護領国制。
■ 守護領国制とは、 室町時代前期・中期の
守護大名の国内支配の体制である。
● 日本各地の守護は、室町時代前期(南北
朝動乱時代)に、南北朝動乱の中で増大し
た権限を活用して、反済(はんぜい)、守護
請(しゅごうけ)、守護段銭(しゅごたんせん)
等の方法で、任国の国内の荘園や公領(国
衙領)に勢力を伸ばし、やがて、その土地ま
で支配し、 更に任国内の国人領主(地頭)
や荘官らを被官として、統制支配し、室町時
代前期・中期に、任国を自分の領国として
し支配する封建領主(守護大名)に成長す
る。
しかし、 守護大名の領国支配は、室
町幕府の幕府権力に頼り、 在地の土豪
や農民を完全に把握していなかったため、
応仁の乱を契機に、室町時代後期(= 戦国
時代)に、室町幕府の衰退(権力の低下)と
ともに崩壊し、 戦国大名の領国支配へと
変わる。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典。
■ 室町幕府の身分・家格秩序の崩
壊・流動化と下向上の出現。
■ 応仁・文明の乱(1467年ー1477年)の
間に、 東西両軍の陣営は、味方を得るた
めに、今までの身分・家格を無視して、守
護職等の叙任を行う。
例を挙げれば、東軍の東幕府は、有
力武将で守護代の朝倉孝景を、越前 国守
護に就任させたり(任命したり)、 西軍の
西幕府は、一介の国人(こくじん)の越智
家栄を、大和国守護に就任させたりした
(任命したりした)。
このため、応仁・文明の乱以後、室町
幕府の身分・家格秩序は、崩壊し、流動化
する。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典。
■ 室町時代後期(= 戦国時代)の、
守護在京制の崩壊と室町幕府の
権力低下。
■ 室町幕府(= 足利幕府)から任命された、
在京が原則であったが、 応仁・文明の乱
(1467年ー1477年)後 は、 自ら領国
を守るため京(きょう、京都)より領国にく
だり (領国の政情不安のため帰国した
まま、京に戻らず)、 室町幕府の守護在
京制は崩壊し、守護大名は、幕府の統制
を離れる。
よって、応仁・文明の乱以後の室町時
代後期(戦国時代)に、守護在 京制は崩壊
し、室町幕府の 権力は低下する。
また、室町幕府は、守護大名から、段
銭 (たんせん、守護大名や幕府奉行が
各領国から徴収する幕府収入)などの徴
収ができなくなり、 幕府財政が窮乏する。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典。
■ 室町時代後期(= 戦国時代)に、
多くの守護大名が没落。
■ 応仁・文明の乱で、 室町幕府から 叙
任された守護大名が、京(きょう、京都)
で戦いを繰り返していた頃、 守護大名
の領国では、守護代(しゅごだい)や有
力国人(こくじん)などの守護大名の家
臣が戦って力をのばす。
応仁・文明の乱後、領国支配の実
権は、しだいに彼らに移り、下国し領主
化を強化できなかった守護大名は、
守護代や有力国人などの家臣に権力を
奪われ、没落していった。
代わりに、室町幕府の将軍の命令
に従わない、実力でのし上った戦国大名
が、日本各地の領国を支配していく。
応仁・文明の乱以後、室町幕府の
身分・家格秩序も崩壊し、 下克上(げこ
くじょう)の戦国時代に入った。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典。
の 先頭ページへ 。
■ 守護・地頭の設置
(しゅご・じとうのせっち)。
■ 守護・地頭の設置。
■ 名称 : 守護・地頭の設置 (しゅごじとうの
せっち)。
■ 守護・地頭の設置時期 : 1185年 (文治
元年)。
年)より、中世日本(平安時代末期、鎌倉・建
武中興・室町時代) まで。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典 42336。
■ 源頼朝・側近の大江広元の献策により、 11
85年 (文治元年)に、 源頼朝 (みなもとの
公領には 地頭(じとう) を任命する権利を獲
得した。
● TKKI カナヤマ著 日本史辞典。
■ 守護 とは、 鎌倉・室町幕府の職名で、 中世
日本(鎌倉・建武中興・室町時代)の、 日本の
各地の任国 (にんごく、鎌倉・室町幕府将軍よ
り任された国)の、治安担当者 (鎌倉前期)、
または 任国の地頭・御家人の統率者 (鎌倉
後期)、 または 任国の支配者・領主 (室町
時代) である。
■ 地頭 とは、 中世日本(鎌倉・建武中興・室町
時代)の、 荘園や国衙領(こくがりょう、公領)
の、 現地管理者 (鎌倉時代) または、 現地
支配者、在地領主 (室町時代) である。
● 守護、守護大名 や 地頭、国人領主 に関して
は、 日本史辞典の 『 地頭、国人 (じとう、こく
じん) や 守護、守護大名 (しゅご、しゅごだい
みょう) 』 の項目を 参照して下さい。
■ 平安時代末期、 1185年(文治元年)に、 源
頼朝(みなもとのよりとも) は、 軍勢を京(都)
迫(せま)り、 諸国に守護(しゅご)を、荘園や公
領には地頭を任命する権利を獲得し、 また、1段
(たん)当たり5升(しょう)の兵粮米(ひょうりょうま
い)を徴収する権利、 さらに、諸国の国衙(こくが)
の実権を握る在庁官人(ざいちょうかんじん)を支
配する権利を獲得した。
源頼朝の支配権は、 東国と西国に及び、武
家政権としての鎌倉幕府が、事実上、成立した。
● 荘園 とは、貴族・寺社等の私有地 です。
■ 守護 は、 中世日本で存在し、 幕府の支持勢
力であり、 平安時代末期より、 その国の軍事・
警察を任とし、国内の行政にも関係した。
守護 は、 鎌倉時代中期以後は、 国内の
地頭、御家人を支配し、 荘園や国衙領(公領)を
侵略して勢力を伸ばした。 守護は、 室町時代に
は、 更に強大化し、 守護大名へと成長した。
● 守護大名(しゅごだいみょう) とは、 室町時代
の守護 で、任国 (にんごく、室町幕府将軍より
任された国) の 領主、支配者 である。
● TKKI カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 守護大名
● 守護大名 とは、室町時代、任国 (にんごく、室
町幕府将軍より任された国) の支配権を強め、
領主化した守護 である。
● 守護 は、鎌倉時代末期から、次第に、任国内
の武士を支配下にいれ、 室町時代初期(南北
朝動乱期)には、 反済(はんぜい)、守護請(し
ゅごうけ)、守護段銭(しゅごたんせん) などの
手段で、 荘園や国衙領(公領)の支配を強化し、
任国を領国化し、大名となる。
● 日本各地の守護大名は、 室町幕府の幕府権
力に依存し、 国内武士への支配力の弱さなど
から、 応仁の乱を契機に幕府の衰退とともに、
部下から成長した戦国大名に代わられ(下克上)、
多くは没落した。
● 守護領国制
守護領国制 とは、室町時代の守護大名の国内支配の体制。
日本各地の守護は、室町時代初期(南北朝動乱時代)に、南北朝
動乱の中で増大した権限を活用して、反済(はんぜい)、守護請
(しゅごうけ)、守護段銭(しゅごたんせん)等の方法で、任国の国内の
荘園や国衙領(公領)に勢力を伸ばし、やがて、その土地まで支配し
更に任国内の国人領主(地頭)や荘官らを被官として、統制支配し、
任国を自分の領国としてし支配する封建領主(守護大名)に成長した。
しかし、 守護大名の領国支配は、 室町幕府の幕府権力に頼り、
在地の土豪や農民を完全に把握していなかったため、 応仁の乱を
契機に幕府の衰退とともに崩壊し、 戦国大名の領国支配へと変わ
った。
● TKKI カナヤマ 著 日本史 辞典。
■ 地頭 は、 中世日本で存在し、 幕府の支持勢力である。
● 『 泣く子と地頭にはかてない 』
平安時代末期より、鎌倉時代までは、 荘園や国衙領(公領)の現
地管理者で、 年貢徴収、警察、裁判、土地の管理に関与する権限
を持っていた。 地頭は、 地頭の直営地を下人らに耕作させ、 権
限をめぐって荘園領主とも争った。 地頭は、荘園の荘官 や 国衙領
(公領)の有力名主(みょうしゅ) とも対立した。 地頭 は、 鎌倉時
代に、 荘園や国衙領(公領)で請所(うけしょ)(地頭請(じとううけ)を
行い、 さらに、 荘園や国衙領(公領)の侵略を進め、 支配権を握り、
在地領主化する (地頭の領主化)。
● 室町時代には、地頭は、 荘園や国衙領(公領)の現地支配者となり、
地方の土豪、在地領主となり、 国人(こくじん、国人領主) とも呼ばれ
るようになる。 室町時代では、 地頭(国人領主) は、自立の気質が
強く、 守護(大名)の支配に反発する地頭(国人領主)も、 多く現われ
る。 室町時代後期の戦国時代に入ると、地頭(国人領主) は、戦国大
名の家臣団(上級武士)に結集される。
● 国人(こくじん、国人領主) とは、 室町時代の地頭 で、地方の土豪
で、在地領主 である。
● TKKI カナヤマ 著 日本史 辞典。
の 先頭ページへ 。
『 あなたのハートには 何が残りましたか? 』
以 上