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犬が主人公の本など(１６１〜１７０)
UpDate2010/12/01
きな子(見習い警察犬の物語)／百瀬しのぶ ティモレオン／ダン・ローズ
161
→映画パンフ		 警察犬訓練士をめざす十八歳の杏子は、訓練所でラブラドール・リトリーバーの小犬きな子と出会う。からだが弱く警察犬には向かないのではと言われてきたきな子だったが、杏子はひと目見て相通じるものを感じ、「私が警察犬にします」と宣言してしまう。
その日から、見習い訓練士とおちこぽれ小犬の奮闘の日々が始まった。警察犬試験をめざし訓練に明け暮れる杏子ときな子だったが、ひょんなことからきな子が人気者となり、杏子は自信を失い、訓練所をやめようと決意する。香川県の実在の犬をモデルにして生まれた感動の絆の物語。
全国公開映画の原作小説。
162 ティモレオン・ヴィエッタは、犬の中で最高の種、雑種犬だ。少女の瞳のように愛らしい目をしている。初老の飼い主と暮らしていたが、ボスニア人を名乗る不審な男があらわれ、街角に捨てられてしまう。世界中で繰り広げられる残酷で不条理な愛の物語を横切りながら、ティモレオンはひたむきに家路を急ぐ。世界２５カ国で翻訳された話題作。
金原瑞人／石田文子訳
小学館文庫　も３−１２　２０１０／０６／０９　￥４５７ 中公文庫　ロ４１　２００６／０４／２５　￥７２４
犬を飼う／谷口ジロー ティンブクトゥ／ポール・オースター
163 「たかが犬一匹、しかし、なくしたものがこれほど大きなものだとは思わなかった。そしてタムの死が私たちに残してくれたもの・・・・それはさらに大きく大切なものだった」
谷口ジローが自らの体験にもとづいて描いた、愛犬の最期を看取る悲しくも感動的な日々。生命の重さがいやおうもなく胸を打つ。第３７回小学館漫画賞審査委員会特別賞受賞の名編。
ほかに傑作４編収録。
164 ミスター・ボーンズは犬だ。だが彼は知っていた。主人のウィリーの命が長くないことを。彼と分かれてしまえば自分は独りぼっちになることを。世界からウィリーを引き算したら、なにが残るというのだろう？　放浪の詩人を飼い主に持つ犬の視点から描かれる思い出の日々、捜し物の旅、新たな出会い、分かれ。詩人の言う「ティンブクトゥ」とは何なのか？　名手が紡ぐ、犬と飼い主の最高の物語。
柴田元幸訳
小学館文庫　た１−１　２００２／０１／０１　￥４５７ 新潮文庫　オ９−１３　２０１０／０７／０１　￥４７６
オアシス／竹内真 犬／クラフト・エヴィング商會
165 ぼくが生まれた日、ばあちゃんが捨てられていた子犬を拾ってきた。その名はオアシス。ボーダーコリーのミックスらしく、陽気でやさしく、不思議な力を持った犬だった！　その日からぼくらはいっしょに育ち、わが家の笑いと涙はいつもオアシスとともにあった。　初恋だって、冒険だって、新聞に載っちゃうような大事件だって─　とぼけた顔をして生き物から宝物までなんでも拾ってきてしまう犬オアシスと、その飼い主一家が巻き起こす珍事件・大騒動の数々を綴る。ほのぼの成長物語。はた万次郎氏のイラストを多数収録。
解説：芦原すなお。
166 ときに人に寄り添い、あるときは深い印象を残して通り過ぎていった名犬、番犬、野良犬たち。彼らと出会い、心動かされた作家たちの幻の随筆集が、クラフト・エヴィング商會のもとで生まれかわりました。新章《ゆっくり犬の冒険─距離を置くの巻き》も併録。人と動物の確かな息づかいが感じられる秀作。
川端康成／幸田文、他
ヴィレッジブックス　E-ﾀ2-1　２００６／０２／１０　￥６００ 中公文庫　く２０−２　２００９／１２／２５　￥５５２
とんがらし／イルカ 犬はミステリー／アシモフ編他・小梨直訳
167 コンサートの旅の空でひとり言、愛犬きんのすけ物語･･････イルカと楽しい仲間たちがくりひろげる愛と笑いのイルカの国のお話。
168 シャーロック・ホームズを悩ませたあのバスカヴィル家の犬以来、ミステリーの世界ではたくさんの犬たちが活躍してきた。アシモフが選んで犬好きとミステリー好きに贈る16編。飼い主とピアニストがジャズを弾くと、なぜか首うなだれ席を外すシェパードのクィーニー。巨漢探偵ネロ・ウルフを夢中にさせたラヴラドル犬のブーツィー。小さいながらちゃんと主人の命を助けた狆のトト...
女性論文庫　Ｄ−１　１９８３／０５／２５　￥３８０ 新潮文庫　ア６７　１９９２／０７／２５　￥７２０
ニュースになった犬／マーティン・ルイス[著] 犬とあなたの物語(犬の名前)／十倉和美
169 この、イヌってやつは！
ＢＢＣキャスターが集めに集めた１００年分の傑作イヌニュースのかずかず。世界でいちばん醜いイヌ大賞に輝いたイヌ、いいやつなんだけど「ちょっと不器用」で飼い主をボコボコ満身創痍にしてしまうイヌ、電気工事にたずさわるプロフェッショナルなイヌ・・・・。おバカな子もおりこうな子も、愛さずにはすられない。
武者圭子･訳、国樹由香･解説
170 翻訳家の一郎は、子供の頃、飼い犬が車にひかれたせいで犬嫌いに。だが、妻の美里が「私が世話をするから」とラブラドールレトリーバーのラッキーを引き取ってしまう。在宅仕事の一郎とラッキーはしだいに心を通わせていく。そして、一郎の”異変”に最初に気づいたのも、ラッキーだった─。犬と人の絆を描く映画「いぬのえいが」シリーズ第二弾より、大森南朋＆松嶋菜々子出演「犬の名前」をノベライズ。
ちくま文庫　る５−２　１９９８／１２／０３　￥５００ 集英社文庫　と２６−１　２０１０／１２／２０　￥４７６
　
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