述語、命題関数   : トピック一覧

 ・1項述語・1変項(1変数)命題関数の定義 / 1項述語・1変項命題関数の具体例  
 ・2項述語・2変項(2変数)命題関数の定義 / 2項述語・2変項命題関数の具体例 
 ・n項述語・n変項(n変数)命題関数の定義 / n項述語・n変項命題関数の具体例

  
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※参考文献・総目次



二項述語・命題関数の具体例3 " x loves y "


"x loves y" は二項述語・2変項命題関数

・変項x,yを組み込んだ文
    「x loves y」
 は、二変項の命題関数・二項述語の一例。

・様々な対象を変項x,yへ代入するに応じて、
 二項述語・命題関数
   「 x loves y 」
 は、様々な命題を表す。

  たとえば、
  ※2項述語・2変項命題関数「 x loves y 」の量化:普遍量化・全称量化/範囲を限定した普遍量化・全称量化/存在量化/範囲を 限定した存在 量化/
                       二重量化/範囲限定の二重量化 




【文献】
 ・戸田山『論理学をつくる』7.1.5愛の論理学(pp.169-172)
 ・野矢茂樹『論理学』第2章第2節-多重量化(pp.96-97) 二重量化の説明.
 ・本橋『新 しい論理序説』4.1量化の問題(p.64):∃∃,∃∀。


 ・岡田光弘『2008年度論理学I講義ノート』第4章述語論理 (pp.29-32)



  ・変項xがm-flo,変項yが野宮真貴のとき、二項述語・命題関数「x loves y」は、「m-flo loves  野宮真貴  」という命題を表す。
  ・変項xがm-flo,変項yがPerfumeのとき、二項述語・命題関数「x loves y」は、「m-flo loves  Perfume」という命題を表す。
  ・変項xが恩田三姉妹,変項yが猫のとき、二項述語・命題関数「x loves y」は、「恩田三姉妹 loves 猫 」という命題を表す。
  ・変項xが野宮真貴,変項yがTOKYOのとき、二項述語・命題関数「x loves y」は、「野宮真貴 loves TOKYO  」という命題を表す。
      :    :  


"x loves y" の記号表現



・二項述語・命題関数「 x loves y 」は、「xとyが『"x loves y"という関係』にある」ことを意味するが、
 この『"x loves y"という関係』を記号Pで表すことにすると、
 二項述語・命題関数「 x loves y 」は、
  「x,yはPの関係にある」
 となって、
  記号「P(x,y)」で表せる。

・この記法に従うと、
  P(m-flo,野宮真貴)は、「m-floと野宮真貴はPの関係にある」すなわち、「m-floと野宮真貴は『「m-flo loves 野宮真貴」という関係』にある」という命題を表す。
  P(m-flo,Perfume)は、「m-floとPerfumeはPの関係にある」すなわち、「m-floとPerfumeは『「m-flo loves Perfume」という関係』にある」という命題を表す。
           :


"x loves y" の議論領域



・二項述語・命題関数「 x loves y 」の変項xに代入する対象の想定範囲を、変項xの議論領域と呼ぶ。
・二項述語・命題関数「 x loves y 」の変項yに代入する対象の想定範囲を、変項yの議論領域と呼ぶ。

・二項述語・命題関数「 x loves y 」の変項xには「男の人」、変項yには「女の人」が代入されるとの想定のもとでは、
  「男の人を全員あつめた集合」が変項xの議論領域、「女の人を全員あつめた集合」が変項yの議論領域。 
・二項述語・命題関数「 x loves y 」の変項x,yともに「人間」が代入されるとの想定のもとでは、
  「人間を全員あつめた集合」が変項x,yの議論領域。 
・二項述語・命題関数「 x loves y 」の変項x,yともに「生き物」が代入されるとの想定のもとでは、
  「生き物を全員あつめた集合」が変項x,yの議論領域。 



"x loves y" を一項述語として解釈すると…

・変項xの議論領域をX, 変項yの議論領域をYとする2変数命題関数・2項述語 
 " x loves y"  「xとyが『"x loves y"という関係』にある」

 を、

 X×Yという範囲を動く一個の変項(x,y)のみを組み込んだ命題関数・述語 

   「ペア(x,y)は、"x loves y"という性質・条件を満たす」

 と解すこともできる。 




※応用:「∀x∈S ∀y∈T P(x,y)」の別表現  〜 順序対・直積を用いて。 




・たとえば、

 「男の人を全員あつめた集合」を変項xの議論領域、「女の人を全員あつめた集合」を変項yの議論領域とする2変数命題関数・2項述語 
   " x loves y"  「xとyが『"x loves y"という関係』にある」
 は、
 
 「男の人を全員あつめた集合」×「女の人を全員あつめた集合」という範囲を動く一個の変項(x,y)のみを組み込んだ命題関数・述語 

   「ペア(x,y)は、"x loves y"という性質・条件を満たす」
   
 と理解してもよい。





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