・1項述語・1変項(1変数)命題関数の定義 / 1項述語・1変項命題関数の具体例 ・2項述語・2変項(2変数)命題関数の定義 / 2項述語・2変項命題関数の具体例 ・n項述語・n変項(n変数)命題関数の定義 / n項述語・n変項命題関数の具体例 | |
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二項述語・命題関数の具体例1・変項x,yを組み込んだ文 「xとyは、『x<yという関係』にある」 は、二変項の命題関数・二項述語の一例。 ・様々な対象を変項x,yへ代入するに応じて、 二項述語・命題関数 「xとyは、『x<yという関係』にある」 は、様々な命題を表す。 たとえば、 |
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・変項xが2,変項yが1のとき、二項述語・命題関数「xとyは、『x<yという関係』にある」は、「2と1は『2<1という関係』にある」という命題を表す(この命題は偽)。 ・変項xが2,変項yが2のとき、二項述語・命題関数「xとyは、『x<yという関係』にある」は、「2と2は『2<2という関係』にある」という命題を表す(この命題は偽)。 ・変項xが2,変項yが3のとき、二項述語・命題関数「xとyは、『x<yという関係』にある」は、「2と3は『2<3という関係』にある」という命題を表す(この命題は真)。 : : ・二項述語・命題関数「xとyは、『x<yという関係』にある」の『x<yという関係』を記号Pで表すことにすると、 二項述語・命題関数「xとyは、『x<yという関係』にある」は、 「x,yはPの関係にある」 となって、 記号「P(x,y)」で表せる。 この記法に従うと、 P(2,1)は、「2と1はPの関係にある」すなわち、「2と1は『2<1という関係』にある」という命題を表す(この命題は偽)。 P(2,2)は、「2と2はPの関係にある」すなわち、「2と2は『2<2という関係』にある」という命題を表す(この命題は偽)。 P(2,3)は、「2と3はPの関係にある」すなわち、「2と3は『2<3という関係』にある」という命題を表す(この命題は真)。 : |
→[2項述語・2変項命題関数:具体例冒頭] →[2項述語・2変項命題関数:冒頭] 2項述語・命題関数の具体例2・変項x,yを組み込んだ文 「xとyは、『x+3=xyという関係』にある」 は、二変項の命題関数・二項述語の一例。 ・様々な対象を変項x,yへ代入するに応じて、 二項述語・命題関数「xとyは、『x+3=xyという関係』にある」は、 様々な命題を表す。 たとえば、 |
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・変項xが1,変項yが4のとき、二項述語・命題関数「xとyは、『x+3=xyという関係』にある」は、「1と4は『1+3=1×4という関係』にある」という命題を表す(この命題は真)。 ・変項xが2,変項yが2のとき、二項述語・命題関数「xとyは、『x+3=xyという関係』にある」は、「2と2は『2+3=2×2という関係』にある」という命題を表す(この命題は偽)。 : : ・二項述語・命題関数「xとyは、『x+3=xyという関係』にある」の『x+3=xyという関係』を記号Pで表すことにすると、 二項述語・命題関数「xとyは、『x+3=xyという関係』にある」は、 「x,yはPの関係にある」 となって、 記号「P(x,y)」で表せる。 この記法に従うと、 P(1,4)は、「1と4はPの関係にある」すなわち、「1と4は『1+3=1×4という関係』にある」という命題を表す(この命題は真)。 P(2,2)は、「2と2はPの関係にある」すなわち、「2と2は『2+3=2×2という関係』にある」という命題を表す(この命題は偽)。 : |
→[2項述語・2変項命題関数:具体例冒頭] →[2項述語・2変項命題関数:冒頭] | ||
2項述語・命題関数の具体例3・「xはyにプレゼントをあげた」は、 「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」 ということだから、 二変項の命題関数・二項述語の一例。 ・様々な対象を変項x,yへ代入するに応じて、 二項述語・命題関数 「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」 は、 様々な命題を表す。 たとえば、 |
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・変項xが樫野,変項yが西脇のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「樫野と西脇は『樫野は西脇にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 ・変項xが樫野,変項yが大本のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「樫野と大本は『樫野は大本にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 ・変項xが樫野,変項yが樫野のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「樫野と樫野は『樫野は樫野にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 ・変項xが大本,変項yが西脇のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「大本と西脇は『大本は西脇にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 ・変項xが大本,変項yが大本のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「大本と大本は『大本は大本にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 ・変項xが大本,変項yが樫野のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「大本と樫野は『大本は樫野にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 ・変項xが西脇,変項yが西脇のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「西脇と西脇は『西脇は西脇にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 ・変項xが西脇,変項yが大本のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「西脇と大本は『西脇は大本にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 ・変項xが西脇,変項yが樫野のとき、二項述語・命題関数「xとyは『xはyにプレゼントをあげたという関係』にある」は、「西脇と樫野は『西脇は樫野にプレゼントをあげたという関係』にある」という命題を表す。 |
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2項述語・命題関数の具体例4・「関数f(x)がx=x0で連続である」は、 2変項 f , x0 の命題関数・二項述語。 ・様々な対象を変項f,x0へ代入するに応じて、 二項述語・命題関数 「関数f(x)がx=x0で連続である」 は、 様々な命題を表す。 |
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