ドイツ周遊
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■ フランクフルト、ふたたび
3/20(金)
■フランクフルトへ
 遂にドレスデンを去る日。6時過ぎに起きて準備をし、部屋を撮影する。あでりーは、手元に残っていたほうじ茶の茶葉を、メッセージ付きで部屋に置いていた。お茶好きのホスト、ジリさんに渡すためだ。僕も感謝のメッセージを簡単に書いた。
 早めに準備を終え、部屋を出る。昨日、ジリさんに言われた通り、鍵をかけてから郵便受けに入れた。


最後に、居室とキッチンを撮影

 トラムの駅までスーツケースを運ぶ。これまでの宿に比べ、距離が短いから楽だった。あでりーはBIOショップに水のボトルを返しに行き、帰ってくると同時にトラムが来た。すこし急ぎつつ、乗り込む。トラムは中心街を回り込むように中央駅へと向かうルートだ。カナレットの描いた美しい川沿いの眺めを見つつ、しっかりビデオや写真の撮影をする。それにしても朝焼けの街並みは美しい。

 中央駅に着く。ゲート番号は事前に確認しておいた通り、17番。ホームへ昇るエスカレーターがなく、重いスーツケースを引いて階段を上ろうかと思ったところ、階段の脇に荷物だけを乗せられるエスカレーターを発見。これで楽に昇れた。
 DBのインフォメーションで教えてもらった通り、Eゾーンと書かれたあたりの椅子に座る。落ち着いてから、交代で構内を散策にでかける。先に僕が席を離れ、ビデオで撮影をして回る。その後、ふたたびDBのインフォメーションに行き、列車移動で使ったジャーマンレイルパス(3/6の記事参照)の料金が免税になるかどうか、確認をする。ところが、タックスフリー、などと英語で伝えるものの理解してもらえない。時間がないので、フランクフルトで再挑戦することとする。


ドレスデン中央駅の構内

 席に戻り、あでりーと交代する。ここで小さな事件が発生。昨日水筒に入れておいたカフェオレを飲もうとしたら、水筒が見当たらないのだ! リュックやスーツケースをいくら探してもない。どこかに落としたようだ! 悔しいが、水筒一個ならまだあきらめもつく。念のため、戻ってきたあでりーにも確認したが、やはり知らないようだった。
 この事件については、帰国後に真相を知ることになった。撮影したビデオを見ていた時のこと。このドレスデン中央駅で、荷物だけを乗せるエスカレーターを撮っていて、運ばれるリュックがころんと倒れ、そこから水筒が転がり落ちていたのだ!
「これだったかー!」
 と二人して気づき、その後、大笑いした。あの時、もう一度、エスカレーターのあたりを探せば見つかったのだ。まあそれでも、笑い話で済むような品で良かった。
 列車が到着し、乗り込もうとするが、車両番号がよくわからない。車両のどこかに書いてあるはずが見つけられないのだ。他の乗客に確認してもわからず、駅のスタッフに確認してようやくわかった。番号は、車両のかなり下のほうに電光表示されていた。
 2つほど車両を移動し、席を見つける。スーツケース置き場もあるから便利だ。席にはテーブルが着いていて、長い道中だが快適に過ごせそう。ほうじ茶、水、ワイン、ヨーグルトドリンクなどをテーブルに並べる。
 やがて列車が動き出す。最後のドレスデンの街並みを見つめる。エルベ川を渡る時には、カナレットの描いたあの素晴らしい景色。寂しい気持ちで別れを告げる。
 二人して、日記を書く。しばらく走ったところで、最初に行ったパン屋の近くにあった教会を発見。あのあたりだねー、と二人で話す。街を離れると車外には壮大な景色が広がり、何度もビデオを回す。

最後のドレスデンの街並み


のどかな風景がつづく
 10時半になり、すこし早いけれど昼食をとることにする。昨夜の残りと、人参&オリーブ&アボカド&マッシュルームのサラダ、マッシュルーム炒め、チーズ2種、そしてパン。ハムもあったがさすがに多いのでやめておく。食後、本当なら水筒に持参したカフェオレを飲むはずが、前述の通りの状況のため、食堂車でコーヒーでも買おう、と歩き出す。ところが、歩いても歩いても食堂車はない。突き当たりまで行ってもなく、仕方なく戻る。デザートのパンとチョコ3粒を、番茶で頂く。

 フルダ駅で乗り換え、フランクフルトへ向かう列車に乗る。窓外にはしだいに雑木林が多くなってくる。初めてフランクフルトの空港から市内に向かった時と同じだ。見慣れたズット駅を通り、フランクフルト中央駅に到着する。ドレスデンを出てから5時間半の長旅だったが、とても安らかに快適に過ごすことができた。


車内で食べた昼食
■2週間ぶりのフランクフルト
 Sバーンに乗り換えて1駅で降り、トラムに乗り換える。2駅ですぐに到着。方向が不安だったが、地図を見ながら歩き出す。駅から今回滞在するレオナルドホテルまで、スーツケースを引く。これまた結構距離があって、大変だった。僕が先に歩き、ホテルに荷物を置かせてもらってあでりーの元に戻る。二人そろったところでチェックイン。この一泊だけはAirbnbだと不安だったので普通のホテルにした。明日の空港までのシャトルタクシーを予約し、2階の部屋に向かう。部屋はかなり広くてきれいなところだった。ただし、冷蔵庫はないようだ。


フランクフルトのレオナルドホテル
 荷物を置いて一休憩してから、コーヒーを飲みに町中に出ることにする。ほぼ2週間前、フランクフルト到着時にコーヒー豆を買った店ヴァッカーズ・カフェにカフェコーナーがあったので、そこを目指す。ハウプトヴァッヘ駅で降り、目立つ教会を目印に向かうと、すぐに到着。駅周辺はものすごい人出だ。カフェもかなりの混みようだったが、なんとか席を確保できた。出てきたコーヒーは、すこし濃いめだが悪くない。これでようやく人心地つく。

 店を出て駅前に戻り、ツァイルという歩行者天国を歩く。この先にあるデパート「ガレリアカウフホーフ」が目的だったが、原宿なみの人の多さにたじろぐ。大道芸人も出ていて、なかなか楽しい。デパートに入り、一路、おもちゃ売り場へ向かう。ボードゲームを物色するためだ。大量のゲームが置いてあるが、エッセンで入ったのと同じデパートなので、置いてある商品も似ている。その中で、日本で買う半額くらいになっていた2つを購入する。

変わった外観のデパート

バッタもんのミッキー
 その後、Uバーンに乗り、ディステルビオラーデンへ。オーガニック商品を売っている、日本人経営の店だ。Uバーンの駅を降り、地上に出たところで道に迷う。見慣れたスーパー「レーヴェ」があったので、あでりーは水のボトルを返しに行く。その間に僕が方向を定めておき、一緒に店へと向かった。
 店の中は意外に広い。店長の日本人男性から日本語であいさつをされたので、嬉しくていろいろと話をする。あでりーはハンドクリームやお茶を買っている。ハーブティーを淹れてもらったので飲んでみた。フルーツたっぷりの濃厚な味で、驚くほど美味しかった。他にもいくつか買っていたのだが、このお茶の葉も買うことにする。店長さんから、7年前に店をはじめたこと、以前は東京で働いていたこと、奥様がドイツに関わりが深かったのでここに来たこと、店はドイツ初のオーガニック専門店であり、彼が4代目であることなどを聞く。楽しく話をして、店を出る。

 夕食の時間になったので、前に入った「ツム・ゲマールテンハウス」のすぐそばにある「アドルフ・ヴァーグナー」に向かう。店の向かいにオーガニック専門店「アルナトゥーラ」があったので先に入る。あでりーがおみやげをいくつか買い、今日の夜のおやつも購入する。
 夕食の店はものすごく混んでいて、ものすごく賑やかだ。まさに大衆居酒屋である。広大な店内なのになかなか席が見つからず、やっと見つけたと思ったら予約席だったり、「〜時までならOK」という席ばかり。なんとか「8時半までOK」の席を確保し、座る。
 店員さんいわく、今日の魚のセットは売り切れらしい。メニューから、名物のリップヒェン(豚のアバラ肉の塩漬け)&ザウアークラフト&マッシュポテト、ハンガリー風スープ、チキン入りサラダを注文。あでりーは、フランクフルト名物のりんご酒をもちろん注文。しかし、今回のは薄めでイマイチの味だったらしい。
 初めてのリップヒェンはなかなか美味しいが、すごい量だった。ザウアークラフトも食べるのは久しぶり。スープはビーフシチューのような感じで、かなり肉々しい。サラダは野菜たっぷりなのが嬉しいが、チキンはあまり美味しくなかった。結果として、隣の店のほうが美味しかったという感想になった。

フランクフルト名物のりんご酒

ハンガリー風スープ

リップヒェン(豚のアバラ肉の塩漬け)

チキン入りサラダ

店の外観
 これで宿に戻る。部屋着に着替えてから、ドイツ最後のコーヒーを淹れる。電気ポットでお湯を沸かし、フィルターを2枚使って直接カップに1杯ずつ作った。すこし濃いめに出来てしまったのでお湯を追加して完成。さっき買ったパンと共にいただく。チョコデニッシュのほうはまあ普通の味、ナッツ付きのパンがほんのり甘くてすごく美味しかった。

 あでりーと二人、旅の成果を話す。本当にいい旅だったと思う。
 シャワーを順番に浴び、23時頃に就寝。

最後のコーヒー&デザート
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