ドイツ周遊
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■ 郊外のケトヴィヒへ
3/12(木)
■中央駅でチケット購入
 5時半頃に目を覚ます。疲れはすっかり取れている。あでりーもしばらくして起きてきた。おとついからのお金の記録をし、昨日の日記を書く。
 今日は、エッセン郊外にあるケトヴィヒへ行く。ここも事前にテレビ番組で見た場所だ。昼食は現地のレストランに入る予定なので、弁当はない。朝の準備をしていたら、宿のホストのデビッドがやってきて、少し話をした。旅行好きで、今度インドに行くらしい。あでりーがワーキングホリデーで滞在したニュージーランドにも行ったことがあるということで、話に花が咲く。

 8時半に出発。トラムの乗り場近くにあるスーパーで、水のペットボトルを返却する。ドイツでは、ペットボトルを返すとお金が戻ってくるのだ。店によってシステムは様々で、レジにボトルを持っていけばお金をもらえるのが一般的だ。ここでは店の奥に専用の機械があり、そこにボトルを入れるとレシートが出てくる。これをレジに持っていくとお金がもらえる仕組みだった。

 バスに乗り、中央駅に出る。僕はあでりーと離れ、インフォメーションでケトヴィヒまでのルートを確認する。ここからバスに乗るかと思っていたら、Uバーンで移動後にバス、という手順らしい。
 その後、DBのカウンターで明日の列車の座席を予約する。銀行のように、ボタンを押して整理券をもらい、その番号順に呼び出されて購入するシステム。無事に、明日の朝8:23発のテーブル付き2席を確保した。買い物をしていたあでりーと合流し、Uバーンに乗る。
 終点でUバーンを降りると、エッセン市内とは風景が一変していた。かなり郊外まで来たのがわかる。すぐそばにあるバス停のベンチに座り、お茶を飲みながら休憩する。10分ほどでバスはやってきた。

Uバーンの終点駅

座ってバスを待つ
■バスでケトヴィヒまで
 丘や畑の続くのどかな田園風景の中を、バスは進んでいく。小さな山を越え、最終のケトヴィヒでバスを降りる。近くに川があり、その近くに目指すレストランなどがある、はずだが……見当たらない。地図をよく見てみると、どうやらバスの駅を一つ乗り過ごしたようだ。すこし戻らなくてはいけない。
 迷っていた僕らを見かねたのか、女性が声をかけてきてくださった。事情を話し、行きたいレストラン名を告げるとわかってもらえたようで、なんと車に乗せていってくれるという。助かった! 地図で見るとけっこうな距離があったので、荷物を抱えて歩くのはきついと思っていた。喜んでお言葉に甘えることにする。
 車中ですこし話をし、日本から来てドイツを旅していることを伝える。天気がとてもいいですね、と言うと、先週は曇りか雨ばかりだったけど、今週は本当に素晴らしい、とおっしゃっていた。僕らはさらに、ドイツ人が皆さん本当に親切だということを伝えた。

 町なかに着き、何度もお礼を言って車を降りた。「教会の後ろよ」と何度も教えてもらったとおり、教会を回り込む方向に少し歩いて、すぐにレストランは見つかった。とはいってもまだ開店前なので、しばらく周辺を歩く。イギリスのケズウィックに似た(そういえば町の名前も似ている)、可愛らしい町並みだ。歩いているだけで気分が浮き立ってくる。テレビで見たベンチのある場所を見つけ、写真を撮る。そこから広がる石畳がきれいだ。あまり人は歩いていない。静かで、心も澄み切ってくる。
 (このときあでりーはアイスクリーム屋を見つけ、「よし! 食後のデザートはここだ!」と思い、その直後にケーキの美味しそうなカフェを見つけ、「ここのケーキも食べたい!」と思っていたそうです。)


 しばらく歩くと川べりに出た。川にはマガモがいる。そして、何かが川を泳いでいた。水鳥ではなく、ほ乳類のようだ。何だろう! と橋の上から身を乗り出して凝視する。しかし結局、よくわからないまま、水の中へ消えていった。カワウソか、はたまたヌートリアか……。
 川べりは、テレビで見たとおりの素晴らしい景色だった。あでりーはベンチで休み、僕は川沿いの遊歩道を歩いてみることにする。まずは、オオバンを発見。カケスの小さいような鳥もいる。そして対岸に、どうしても見たかったコウノトリを遂に発見した。今日のバスの中で、コウノトリが見たいという話をしていたところだった。あでりーのいるベンチに戻り、報告。するとあでりーは、グレーの大きな鳥が飛んでいくのを見たらしい。さっきの場所に一緒に行ってみると、途中でその鳥が飛んでいるのを発見。僕が見た場所にはもういなかったので、やはり同じコウノトリを見たのだということで意見が一致する。



ベンチに座って日記を書く
 教会の鐘が11時45分を告げた。そろそろレストランが開く頃だと思い、引き返す。着いてみるとまだ閉まったままで、人の気配もない。もしや休みか、と危惧しはじめた頃、店員さんがやってきて準備を始めた。
 教会の鐘が12時を打ち、店が開いた。中に入ると、さっき歩いた風景を見下ろすようにオープンテラスの席が広がっている。まさにテレビで見たそのままだ。大喜びで、いちばん見晴らしのいい席に陣取る。前から決めていたとおり、“楽しいごちそう”プレート(ソーセージ、七面鳥などが皿に並んでいる)、野菜パスタ、それからピルスナービールを注文する。
 先にビールがきた。一口飲むと、ケルンで飲んだケルシュに似たキレがあり、フルーティな味わいだ。これは僕にも飲みやすい。そして料理。ソーセージはやや癖があるものの美味しい。七面鳥はやや硬めで淡泊な味。サラダもたっぷりついている。パスタはペンネで、濃いめの味付けだ。すべてが美味しい。あでりーはさらにビールのアルテを注文する。僕にはアルテはちょっときつかった。2杯とも500mlなので、あでりー一人でほぼ1リットルを飲み干したことになる。料理は、ソーセージと七面鳥を2個ずつ持ち帰り、あとは完食。大満足の昼食となった。

“楽しいごちそう”プレート&野菜パスタ

 酔っぱらって疲れてしまったので、食事を終えたテーブルで日本に手紙を書く。レストランを出たあとは、あでりーが見つけてくれたアイスクリーム屋に入り、僕はチョコ味、あでりーはヨーグルト&ベリー味を食べる。やはりドイツは牛乳がいいのか、美味しい。外のテラス席だったが、この日はかなり暖かくて気持ちがよかった。

 その後、ふたたび川沿いをのんびりと散歩する。気温はぐんぐん上がっているようで、コートなしでも大丈夫なくらいだ。たまにベンチに座って本を読んだりして過ごす。とても気持ちがよく、正にいま、やりたいことをやっているという充実感で一杯になる。


 しばらく歩いて引き返し、すこし疲れたところで、アイスクリーム屋と共にあでりーがチェックしていたカフェに入る。ベリーのケーキを注文し、僕はカプチーノ、あでりーはカフェマキアートを飲む。ケーキは甘すぎず、フルーツの酸味たっぷりだ。川べりのテラス席で、外の景色を見ながら食べられる。本当に暖かくて気持ちがいい。ここでものんびりと休み、日記を書く。

 店を出てから、町中を歩く。どこまでも中世風の町並みがつづき、飽きない。あでりーは手芸店に入り、ボタンを購入する。値段は高めだったが、いい思い出になるはずだ。その後もゆっくり散策し、バス停に到着した。さて次は何時だろうなあとのんびり時刻表を確認していると、あでりーが「来たよ!」と叫ぶ。なんと、ちょうどバスが来たところだった。さっそく乗り込む。バスは来た道をまたゆっくりのんびりと戻っていく。

■買い物、そして軽めの夕食
 バスを降り、Sバーンに乗り換える。ここでもさほど待つことなく乗れて、その後の乗り換えもスムーズに進んだ。ラットハウス駅で降り、basic(2日前に入った自然食品店)に入る。夕食と明日の弁当のための食材を買うのだ。サラダ野菜、マッシュルーム、バナナ、パンなどを購入。その後、これまた2日前に見つけていた肉屋さんで、カレーヴルストを買う。ソーセージがこまぎれになっていて、そこにカレーソースがかけてある。夕食用だが、温かいうちにあでりーと一切れずつ食べてみる。うーん、ソースがあまり頂けない味。まあこんなものか。

自然食品店basic

カレーヴルストを買った肉屋
 トラムに乗り、宿のそばの駅で降りる。アラブ系の不思議な店に入り、あでりーが石けんを買った。水も売っているが、やや高めなので別の店で購入。
 宿に戻ると、ホストのデビッドともう一人、若い女性がいた。あいさつを交わし、夕食のしたくに取りかかる。あでりーがサラダ用にコールラビを切り、僕は昨日までの残りと今日買ってきたものを並べる。これまで食べ過ぎが続いていたので、今回は二人とも軽めに済ませる。食後には、日本から持ってきたコーヒー豆でコーヒーを淹れる。これがすごく美味しく入って、大満足だった。デザートには、パン&チョコ&ナッツを添えて。その後、明日の調べ物などをし、順番に風呂に入った。
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