ドイツ周遊
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■ ブラウンシュバイク経由ベルリン行き
3/13(金)
■エッセンを発つ

最後に記念撮影
 5時半頃に目を覚ます。あでりーはあまりよく寝られなかったようで、ソファに移動して寝ていた。
 今日はついにエッセンを去る日。フランクフルトよりもさらに去りがたい。ゆっくり準備をしていると、あでりーも起きてきた。各部屋の写真とビデオを撮ってから、ホストのデビッドにお礼を言い、別れのあいさつをした。フランクフルトにひきつづき、このエッセンの宿も、とてもとてもいいところだった。airbnbばんざい。

 7時に宿を出る。バス乗り場に向かう途中、あでりーが水のボトルを返しにスーパーに向かった。が、なかなか戻ってこない。あとで聞けば、ボトルを返す機械が動いておらず、そのやりとりで時間がかかっていた、とのこと。(店員さんに聞いても英語が通じず、別の店員に頼んで確認してもらったところ、しばらくして電源が入り、動いた。待っているあいだも「まだだよ」などと親切に教えてもらっていたらしい。)

 ふたたび乗り場に向かうと、ちょうどバスが来たところだった。必死に走り、ぎりぎりで乗車する。バスのチケットは、降りてから後でゆっくり買おうと思っていた。(ドイツでは電車もバスも改札はなく、乗り降りのチェックも基本的にはない。ただし、非定期でチェックの人が回ってくることがある。)
 中央駅に無事、到着。乗り場となる4番ホームを確認してから、あでりーは水を買いに行く。ホームのベンチに移動し、ふたたびあでりーがカフェマキアートを買いにいくが、このあたりで気づいた。
「……バスのチケット、買ってない……。」
つまり、無賃乗車してしまったことになる。ドイツのシステムだと、意図的にも無意識的にでも、これができてしまうのだ。

 まずはハノーファー行きの列車に乗る。席に向かうと、僕らが予約したはずの席に別の家族が座っていた。電車の座席は、予約してあれば「予約済み」の表示がしてある。だから、予約していない人は無表示の席に座ればよい。なぜか僕らの席には予約表示がされていなかったので、別の人が座ってしまったようだ。チケットを見せて話すと、すぐに席を譲ってくれた。
 なかなか快適なシートで、あでりーはしばらくしておやつ(フランクフルトのコーヒー豆屋で買ったもの)を食べていた。その後、僕もおなかが減っていたので、10時過ぎに弁当を食べる。朝、宿であでりーが詰めてくれたものだ。デザートのパンまでしっかり食べる。目の前に座っていた女性は、僕らを見て微笑んでいた。そうこうするうちに時間が迫ってきたので、急いで降りる準備を整える。

 10時28分にハノーファーに着いた。乗り換え時間が8分ほどで少々慌てる。向かいのホームに既に止まっていたのが次に乗る電車だった。無事に乗り換えが済み、40分弱でブラウンシュバイクに到着する。

途中の車窓から

ハノーファーで乗り換え中
■ブラウンシュバイクでフェルメール
 ブラウンシュバイクはあまり大きな町ではないのだが、ずいぶん立派な駅だった。調べておいたとおり、コインロッカーにスーツケースを預ける。2つ一緒に入りそうだったのだが、あと一歩のところで入らず、泣く泣く1つずつ入れる。(これで料金が倍だ……。)
 駅の外に出て、インフォーメーションで目指すお城の場所を確認する。この町に来たのは、フェルメールの絵を見るためだ。ふだん展示されている美術館が改装中で、現在は近くにあるダンクヴァルデローデ城に展示してあるのだ。バスで行けるが、歩いても20分ほどだよと言われ、歩くことにする。
 駅前にはあまり店などはなく、工業地帯といった趣がある。それでも歩いていくにつれ、徐々に町並みが開けていき、中心街へとさしかかかる。インフォメーションをみつけ、お城の場所を確認する。さらに、最寄りのバスとトラムの駅も確認した。帰りもまた歩くのはちょっとしんどい距離だった。
 近くにある市庁舎周辺は広場になっていて、ドイツ風の町並みがひろがり、とてもきれいだ。しばらく写真を撮影してから、お城の中に入る。

駅前周辺



ダンクヴァルデローデ城の前
 人はとても少なく、外も中も、荘厳な雰囲気たっぷりだ。外国の美術館はそもそも建物自体が美術品というようなところが多いので、お城が美術館になっているといっても違和感はまったくない。中世の世界に紛れ込んだ気分になる。床のタイルや階段のフレスコ画に見惚れながら進む。
 展示されている絵を一つ一つ見て歩いたところで、遂にフェルメールを発見! この絵を見るためだけにこの街に立ち寄ったのだ。写真撮影OKなので、ばしばしと撮る。他にも、クラーナハ、レンブラント、ルーベンス、デューラー、ファン・エイクなどもあり、見応えたっぷりだ。ロイスダールの絵がけっこう良かった。さらに中世以前の絵やタペストリーなんかもあって、充分に楽しめる内容だった。

 外に出てから、しばらく周辺を歩く。僕がバスの切符売り場を探しにいき、戻ってくると、あでりーはバニラチョコアイスを買っていた。アイスを手に持ったままバスに乗る。今回はちゃんと、乗り込む際にお金を払った。

お城の中は重厚な雰囲気たっぷり

フェルメールの『二人の紳士と婦人』

こちらはロイスダール
■ベルリンへ
 中央駅に戻り、ベルリン行きを探すと、40分遅れの列車があった。待合い所で時間を過ごしてから、乗り込む。スーツケース置き場に荷物を置き、空いていたテーブル席に陣取る。これでベルリンまで快適だ。

 1時間20分ほどでベルリンに到着する。駅は立体構造になっており、さすがに大きい。まずはDB(ドイツ国鉄)のインフォメーションに行き、1日乗車券で乗れる範囲を聞く。さらに、三日後に行く予定の温泉地までのルートも確認した。温泉地の詳細は、別にあるツーリストインフォメーションに移動して確認した。国鉄にてゲズントブルンネン駅に移動、そこからSバーンにてプレンツラウアー・アレー駅へ。外に出ると、BIO(有機食材)のお店を発見する。
 さらにトラムに乗って2駅で降り、ここから宿まで歩く。すぐに着くかと思っていたら、一本道を延々と歩くことになった。通りの名前は合っているので、間違いはないはずだが、不安になる。番地の番号表示を見ながらひたすら歩く。ようやくたどりつき、ブザーを鳴らすが、誰も出ない。連絡してあった時間よりかなり早めに着いたので、まだホストの方が帰ってきていないようだ。しかたがない。偶然同じ建物に入る人がいたので、一緒に中に入れてもらう。部屋のブザーを押してみるが、やはり反応はない。玄関先にスーツケースを置かせてもらい、外に出る。
 来る途中に、スーパーがかたまって建っているところをみつけてあったので、とりあえずそこに行ってみる。水を買ったあと、あでりーには店内のカフェで待っていてもらい、僕だけもう一度宿に出向く。まだ不在のようなので、周辺を歩いたりしながら待っていると、ようやくホストのミハエルがやってきた。早く到着したことを謝り、一緒に中に入る。部屋はとてもきれいで、いい雰囲気だ。ミハエルから、「まだやることがあるから待っていてくれ」と言われたので、食事にでかけることにする。カギを預かり、あでりーの元に戻る。ホストがもし帰ってこなかったらどうしよう、と不安になることもあったが、これで一安心だ。

 夕食の場所に迷ったすえ、豆のスープと地ビールが美味しいという店に決める。さっきのトラムを逆方向に乗り、アレクサンダープラッツ駅に出る。(のちにこの駅は何度も利用することになる。)ここからUバーンに乗り換え、ポツダマープラッツ駅で降りる。ここは中心街なので、とても賑やかだ。ベルリンのUバーンはロンドンの地下鉄によく似ていた。

 すこし探したすえに店を見つける。思っていたより近代的な外観の店だった。それでも中に入ると重厚な雰囲気で、店員の応対も素晴らしい。英語メニューを持ってきてくれたので、名物の豆とソーセージのスープ、それからミートボールのクリームソースがけ、そしてやはりピルスナービールを注文する。ビールが一番に来た。あでりーは気に入って飲んでいたが、僕にはややきつめの味だった。すぐに料理も運ばれてくる。どれもほどよい味付けで食べやすい。付け合わせの丸ごとポテトを主食で食べると、料理がさらに引き立つ。サラダやパンも上々の味で、今日も美味しくいただく。

たどり着いたレストラン「モムゼンエック」

ピルスナービールで乾杯!

サラダ

ミートボールのクリームソースがけ

豆とソーセージのスープ

パン
 アレクサンダープラッツ駅に戻ると、エッセンにもあったデパート「ガレリア・カウフホーフ」があったので、入る。ここでボードゲームをまたいくつか購入し、あでりーもおみやげ用にとゲームを2つほど買っていた。
 宿に戻り、ミハエルさんと再会。とても親切にいろいろと教えてくれた。キッチン、バスルームはいつでも何でも使ってよいらしい。どの部屋もとてもきれいで快適だ。あでりーはすぐに寝てしまい、僕はシャワーを浴びてから床に入った。
〜 ポツダマープラッツ駅周辺 〜


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