ドイツ周遊
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■ 美術館と“モーニング”
3/15(日)
■美術館に到着、しかし……
 朝7時半ころに目覚める。あでりーも8時に起きた。お互い、ほぼ8時間たっぷり寝ていたことになる。
 あでりーが、昨日買った芋でポテトサラダを作ってくれた。これは今日の夜に食べる予定。ゆっくり準備をし、出発する。
 トラムに乗り、プレンツラウアー・アレー駅でSバーンに乗り換える。カードで一日乗車券を買うため、ゲスントブルンネン駅でいったん降りる。しかし、窓口が工事中でぜんぶ閉まっており、現金用の券売機しかなかった。2人で2日分、計4枚の一日乗車券を買う。これで明日まで安泰だ。

 ふたたびSバーンの同じ路線に乗り、ヴェストエント駅で降りる。目指すは、ピカソの絵などのあるベルクグリュン美術館だ。駅からバスに乗るが、方角に自信がなく、駅名を一つずつ確認していく。しばらくして望む停留所名が出てきたので安心した。降りると、すぐ目の前に美術館があった。通りの向かい側には、立派なシャルロッテンブルク宮殿が広がっている。ここも有名な観光地だ。
 美術館の外観を撮影をしてから中に入ろうとするが、扉が開かない。見ると、日曜は11時からだと書いてあった。地球の歩き方には、毎日10時からと書いてあったのに〜。

シャルロッテンブルク宮殿
■お昼にモーニング&カレーヴルスト
 先に食事をとることにし、さきほどと同じバスに乗り、先へと進む。ベルリンにはお昼遅くまで“モーニング”を出している店がいくつかあり、今日はそのうちの一つに行く。
 電車を2回ほど乗り換えて、目的の場所に着く。駅から少し迷いつつ進むと、「イム・リテラトゥーアハウス」にたどり着いた。素敵な前庭があり、店の中もいい雰囲気で賑わっている。朝食メニューが6つほどあり、どれも少々高めだ。あでりーはヨーグルトとフルーツのセット、僕は卵のセットを頼む。オレンジジュース、パン数種(クロワッサン、種子付きパン、カイザーパン、けしの実パン、等々)がついてきた。他にはバターとジャム、さらに、パンにつけるヨーグルトベースのペースト。どれもなかなか良かった。メインのメニューを二人で半分こして食べる。久々の目玉焼きは上々の味。ヨーグルトも美味しい。値段は高かったが、十分に楽しむことができた。かなりの量だったので、パンは持ち帰ることにした。

「イム・リテラトゥーアハウス」の入口

オレンジジュース、パン、バター、ジャム、ヨーグルトペースト

ヨーグルト、目玉焼きもたっぷりの量で美味しい

しっかり食べて、大満足!
 次に目指すのは、ベルリン名物カレーヴルストである。エッセンでも食べたが、やはり本場はベルリンであり、bio(有機)素材を使ったそれが食べられる店があるのだ。さっき食べたばかりなのに、と思われるかもしれないが、美術館の予定が変更になったのと、電車の乗り継ぎから考えて、この順番になってしまった。
 Uバーンに乗り、2駅先で降りる。ヴィッテンベルクプラッツという駅で、とても趣のある古い駅舎だ。駅の周囲には東西南北にそれぞれカレーヴルストの店があり、探すのに苦労した。駅の両側を探してようやく見つける。店というより、軽食スタンドのようなところだ。bio(有機)素材のカレーヴルストということで、他に比べて値段は高め。「カレー粉多めで」と注文し、さらにポテトフライを頼む。しばらく待って、出てきた。が、ケチャップの味ばかりで、あまり美味しくない。ポテトも同様だ。ここならいけるかと思ったが、期待外れに終わる。しかも、これを食べたあとはしばらく胃が重く、僕もあでりーもあまり調子が良くなかった。残りをタッパーに詰めて帰る。(しかし、結局は食べずに宿で全部捨てた。)


ヴィッテンベルクプラッツ駅の趣ある構内

有機カレーヴルストの店「ヴィッティーズ」外観

いざ食べてみる、が……
 ふたたび同様のルートでベルクグリュン美術館に戻る。今度は開いていた。中に入ると、ピカソの作品が8割ほどを占めていた。一番の目当てだったセザンヌやゴッホの作品があるはずなのに、見当たらない。係の人に聞いたら、「だいぶ昔の話ですよ(もう展示していない)」と言われた。残念だがしかたがない。ピカソを大量に見られたということでよしとする。1時間足らずで出てきた。

ベルクグリュン美術館 入口前
■旧ナショナルギャラリー
 ひきつづき、次の美術館を目指す。バスが動物園前まで行くようなので、終点まで乗る。ここでSバーンに乗り換え、ハッケシャーマルクト駅で降りる。目的地の旧ナショナルギャラリーまでは歩いて行けそうなので、歩く。大聖堂がすぐに見えた。なかなか巨大で迫力たっぷり、目印にもなるので、これを目指して歩く。途中で何かのマーケットもやっているようだった。
 橋を渡ればそこが有名な博物館島で、美術館もすぐにわかった。このあたりは雰囲気が素晴らしく、歩いているだけで楽しくなる。

博物館島で最もめだつ大聖堂。歩いているだけで楽しい

旧ナショナルギャラリーに到着!
 美術館に入ると、絵画館と同様、非常に厳粛な雰囲気で、規模も大きそうだ。それでも、見始めてみれば絵画館ほどの大きさはなく、展示もドイツ表現主義の画家(我々としては興味が薄い)が多くて、さっくりと見られる。あでりーは入ったところのベンチで少し休み、僕だけ先に軽く見ながら歩く。一階では、コロー、ゴヤあたりが見どころだった。二階に行くと、フランス印象派の部屋があり、ゴーギャンなどの見知った画家の絵がたくさんある。モネのサンジェルマン地区の絵がすごくいい。ロートレックの不思議な絵、そしてマネの巨大な絵などを見て歩く。つづいて出てくるのは、ドガ、ルノアール、ピサロ。やはり印象派を見ていると楽しくなる。
 クライマックスは次の部屋だった。セガンティーニの巨大な絵がメインで据えてある。部屋の名前も「セガンティーニの間」らしい。確かにそうした扱いにふさわしい、立派な絵だ。それでも、ガイドブックには全く書かれていなかった。僕らにとっても、これがこの美術館最大の目玉だった。
 ロッカーに預けておいた荷物を取り出す。カメラを持ってもう一度中に入り、気に入った作品の写真を撮った。ここも撮影OKの美術館なのだ。



モネやマネ、ロートレックなど、おもに印象派の名作群

そして最高に素晴らしかった、セガンティーニ作『故郷への帰還』
■ハッケシャーヘーフェ
 ふたたび歩いてハッケシャーマルクトの駅前に戻る。途中、イギリスにいたコクマルガラスのようなカラスを何度も見た。体がグレーと黒のツートンで、大きさは日本のカラスくらいだ。スズメも近くにいたので、しっかり撮影した。
 ハッケシャーマルクトの駅の反対側に出る。カフェに入って休みたかったが、適当な店がないので、ハッケシャーヘーフェに入る。ここは、入り組んだ建物の中庭にいろんな店が入っているところ。カフェもあるにはあったが、値段がけっこう高いので、先へ進む。中は思っていたよりだいぶ広い。テレビ番組で見たアンペルマン(歩行者信号に使われている人間のマーク)の店の場所を聞いて移動する。が、とくにめぼしいものはなく、すぐに出る。あでりーはベンチでしばらく休み、僕は散策に出る。チョコレートの専門店と帽子の店を発見。こちらもテレビで紹介されていた店だ。ヘーフェを出たところに、良さそうなカフェも見つけた。

よく見かけたカラス.模様がおもしろい

ハッケシャーヘーフェ.こうした中庭がいくつも続く

アンペルマンのお店
 一通り見たので、あでりーのところに戻る。あでりーはチョコを食べていた。だいぶ回復したようなので、さっき見つけたチョコの店へ行く。意外に安く、バラ売りもしていたのでいろいろと購入。帽子屋さんも入るが、けっこう値段が高く、これというものはないので出た。
 入ったのは「カフェ・シネマ」という店で、映画の写真などが壁に貼ってある。なかなかに重厚な雰囲気だ。チョコレート入りのコーヒーがあったので僕はそれを頼み、あでりーはいつも通りカフェ・マキアートを注文。チョコレート入りコーヒーはかなり甘いかと覚悟していたら、砂糖は少量でとてもおいしい。これが通常の2倍ほどのカップにたっぷり入っている。それでも値段は高くない。これは気に入った。クッキー1個もついてきて、すっかり体力も回復した。今日はこれで帰ることにする。

「カフェ・シネマ」で一休み
■宿で夕食
 アレクサンダープラッツ駅に出て、そこからトラムで帰る。途中、bioの店が開いていたら寄っていこうと思っていたが、閉まっているようなのでそのまま帰宅する。少し休んでから、夕食の準備にかかる。昨日の魚の残り半分、あでりーが今朝作ってくれたポテトサラダ、チーズ、オリーブ、野菜サラダ。ポテトサラダはビネガーがほどよく効いて良い味です。他も昨日と同様、おいしくいただく。食後はやはりコーヒーを淹れる。グアテマラで、少し濃いめだったが悪くはない。チョコ&シード&パンで、しっかりデザート。明日のルートを確認しながら頂く。ほどよい量で、満足の食事だった。
 その後はお互いに日記を書いたり、お茶を作ったり、シャワーを浴びたり。ゆっくりと過ごして23時頃に眠る。

あでりーの力作ポテトサラダ

パン、チーズ、魚、マッシュルーム

コーヒー&おやつパン

今日買ってきたチョコレート
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