ドイツ周遊
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■ ベルリン生活のはじまり
3/14(土)
■コルヴィッツの朝市
 7時前に目が覚める。しっかり寝られて体調はばっちりだ。あでりーもしばらくして起きてきた。宿の洗濯機で洗濯をし、干す。
 入念に準備をしてから、コルヴィッツの朝市に出かける。ベルリンでは朝市が各所で開かれていて、ここもその一つだ。宿からトラムで5駅の場所にある。
 トラムを降りて歩く。霧雨が降っているが、傘は差さずに行く。朝市はすぐに見つかった。かなり広い。はじまったばかりのようで、準備中の店が目立つ。食料品を売る店が多く、半分ほどがbio(有機食品)だ。おいしそうな食材が並んでいて目移りしまくるが、まずは一通り見てみることにする。スモーク豆腐、オリーブ、チーズなどを試食する。どれも美味しくて迷ってしまう。けっきょく、八百屋でレタスのような葉野菜、ニンジン、ジャガイモ、マッシュルームを購入。そのほか、チーズ、ハム2種、食事パンとおやつパン、魚の酢漬け、レッドオリーブなども買った。さらに、実家へのおみやげ用でサラミ、オリーブ材のスプーンなどを購入する。


八百屋さん

肉屋さん

パン屋さん
■ポツダマープラッツで昼食
 昼食は町中へ出る予定だが、生ものを買ったため、いったん宿に戻ることにする。あでりーにはトラム駅前のBIOショップで待っていてもらう。宿に荷物を置いて戻ってくると、あでりーは発泡水を買って飲んでいた。
 Sバーンに乗り、アレクサンダープラッツ駅へ。そこからはUバーンに乗り換え、ポツダマープラッツ駅で降りる。昨夜も降りた駅だ。巨大なSONYセンターを目指して歩き、その中にあるレストラン「リンデンブロイ」に入る。かなり大きな店だ。まずはビールを、ということでベルリーナー・ヴァイセを頂く。じんわり小麦の旨みが感じられて美味しい。料理は、ベルリン名物の白ソーセージ、ポテトスープ、野菜サラダを注文。白ソーセージはあっさりとした塩味、ポテトスープは素材の味で十分いける。サラダはいつものようにドレッシングまで美味しい。つけあわせのパン、プレッツェルまでしっかり全部食べてしまった。我々二人だと、これくらいがちょうどいい量だ。

巨大なSONYセンター

レストラン「リンデンブロイ」外観

まずはビール(ベルリーナー・ヴァイセ)で乾杯!

白ソーセージ

ポテトスープ

野菜サラダ&パン

プレッツェル
■午後の絵画館
 バスに乗り、絵画館へ向かう。ベルリンにはたくさんの美術館や博物館があるが、ここは18世紀以前の絵画を集めた美術館だ。
 バスを降りてしばらく迷っていたら、停留所を一つ乗り過ごしていたことに気づく。道理で地図を見てもわからないわけだ。
 かなり歩いたすえにようやく美術館に到着。赤い派手な案内板が出ていて、近くまで来ればあとは大丈夫だった。それにしても重厚で趣たっぷりの建物だ。

 ベルリンにはいろんな施設に入れて交通機関にも乗れるシティカードが2種類あるのだが、美術館はさほど割引にならないため、買わないことに決めていた。変わりにミュージアムパスを購入する。これだと全ての美術館に入れて、しかも何度でも出入り自由なのだ。交通機関については別途、一日乗車券を購入した。

 荷物を預け、中に入る。案内図を見ると、かなり広そうだ。絵の展示数も半端ではなく、結果としてなかなか骨の折れることとなった。  しょっぱなからボッティチェリのコレクションに圧倒される。クラーナハもたくさんある。15〜16世紀の画家だけでも見ごたえたっぷりだ。一つずつ真剣に見るには時間も労力も足りず、適度に流しながら見ていく。中世以前の絵も多く、保存状態も素晴らしい。その後、階下に降りたりまた登ったり、見つけたベンチで休んだりしながら進む。
 かなり歩いた先で、唐突に出てきた。フェルメールだ! 「真珠の首飾りの少女」と「紳士とワインを飲む女」が並んでいる! これだけでも十分感動的だ。ここではしっかり時間をかけ、ここに来られたことを慈しみ、丹念に見てその素晴らしさを味わった。撮影はOKなので、何枚も写真とビデオを撮る。少し疲れていた体が、これで一気に元気になり、先へ進む。

 半分以上を見たところで休憩にし、美術館のカフェに入る。僕はコーヒーとブラウニー、あでりーはコーヒーにクリームを3個入れてマキアート風にし、さらにベリーのアイスまで食べていた。シュテーデル美術館のカフェほど美味しくはなかったが、十分に疲労回復ができた。これで後半に向かう。
 いきなりラファエロの素晴らしい聖母子像に出会う。これまで見たラファエロの中でいちばん好きな作品だった。そしてその後に来るのは、カラバッジョだ! ネットで調べていたエンジェルの絵、それからもう一枚、ネットには出ていなかったが確かにカラバッジョの絵があった。ラ・トゥール、ロイスダールも堪能する。レンブラントもたくさんある。ヒエロニムス・ボスまで見つけ、二人して騒ぐ。ブリューゲルのうまさも再認識する。たっぷり見ておなか一杯になった。

ボッティチェリ作「若い女性の肖像」

ボッティチェリ作「聖母子と二人の聖ヨハネ」

フェルメール作「真珠の首飾りの少女」

フェルメール作「紳士とワインを飲む女」

(恐らく)ブリューゲル

名前は知らないけれど気に入った一枚


カラヴァッジョ作「愛の勝利」

カラヴァッジョ作(題名不明)
■ブランデンブルク門
 いつの間にか17時を過ぎていて驚いた。もう一つの美術館も行く予定だったが、さすがに無理と判断した。バスでポツダマープラッツに戻り、中央駅からUバーンに乗り換え、ブランデンブルク門へ行く。地上に出るとライトアップされた姿が目に飛び込んできた。圧倒的な存在感にひれ伏す。パリの凱旋門のような感じだ。ここは前から来たかった場所だった。あでりーと来られてよかったと思う。門をくぐって向こう側は、やはりパリのコンコルド広場によく似ていて、先に延びている道路がシャンゼリゼのようだ。ふたたび門をくぐって戻る。いっぱいビデオを撮った。
 ふたたび中央駅からアレクサンダープラッツに移動し、トラムで宿に戻る。
 朝市で買ってきたものを中心に夕食を準備する。メインは魚の酢漬けだ。パンに乗せて食べたらもう最高だった。チーズは思っていたよりも巨大で、しばらく食べ続けてもなくなりそうにない。そう思うと遠慮はなくなり、切っては食べ切っては食べ、を何度も繰り返す。野菜サラダ、オリーブ、パンも素晴らしい。食後には宿にあったコーヒーメーカーにフランクフルトで買った豆を入れてコーヒーを淹れる。なんとかおいしく入れることができた。朝市で買ったおやつパンは、甘すぎず、まあまあといったところ。しっかり食べてコーヒーも飲んで、すっかりくつろいだ。
 食後は、お互いに日記を書く。CDプレイヤーを使ってもいいと言われたので、ボーフムで買ってきたスターライト・エクスプレスのサントラをかける。これまた旅の雰囲気を高めてくれる。聞きながら日記を書き終え、僕はシャワーを浴びる。今日はひげもそって気持ちがいい。12時頃に就寝。
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