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通勤ノベルゲーム その50

●新!あげぱん探偵 Vol.1

 何が「新!」なのかと言うと、元はガラケー時代から制作されていたアプリだからです。ガラケーの時とは絵師さんも変わって、縦画面が横画面になりました。ちなみに、昔某サイトの会員登録してやるバージョンでAndroidの縦画面版もありましたよね、確か。個人的には横画面になっちゃったのは残念な部分ですけど(笑)、まあ世の中こっちの方が主流なんだから仕方ないのかも知れません…。

 あげパンをワゴン販売しているヒラメキ太一が主人公。お手伝いしているユウリという女の子はヒラメキに想いを寄せてますが(プレイヤー側にはバレバレですが)、本人は気づいてません。
 ヒラメキにはもう1つ、裏探偵としての顔もあります。ユウリとしてはそっちにも本腰入れて欲しいらしいのですが、本人はそれほどでもなさげ。
 いつものようにあげパンをワゴン販売している所に、桜井さんという女の子がやって来ます。プリン・アラドーモという喫茶店で働くウェイトレスの彼女は、最近怪しい男に付け狙われている気がして、探偵・ヒラメキに調査を依頼しに来たのです。
 という訳で彼女をストーカー(?)から守るべくヒラメキは調査を開始するのです。

 プレイヤー側が推理するような要素はなく、言ってしまえばおつかいゲームです。あちこち行ったり人に話を聞いたり「調べる」であちこち触ったりして、順番にフラグ立ててエンディングに向かうゲーム。
 任意セーブ出来ますのでいつでも中断OK。
 基本、出て来る会話等を手掛かりに辿って行けばOKですが、最後、セーブ不可になって容疑者を問い詰めるパートになってから選択を間違えるとバッドエンド。
 エンディングは、無料の範囲でもバッド含めて4つあります。有料のおまけとして追加エピソードやミニゲームなともありますが、本編だけでもちゃんと(バッドエンド以外は)事件解決まで行きます。

 久々にやったけど、最近のスマホゲームのバランスから考えるとちょっと難しい部類になってしまっているかもですねえ(笑)。特に、ノーマルエンド以外の特別エンディング2本は攻略情報なしに出すのはほぼ無理だと思います(ライトゲーマーには)。

固定リンク / 2017.9.29


ついにホームボタンがなくなったかー

 iPhoneXのことでやんす。
 色んな情報サイトで「Galaxyのような」と書かれてしまうデザイン…(笑)。ごめんちょっと笑ってしまった、かつてのデザイン訴訟戦争は何だったのか。あれがあったからGalaxyは曲面ディスプレイを含めたデザインの独自性に走ってるんだろうなぁと感じてたので、この逆転劇に見える展開は面白い。いや興味深いって意味でですけれども。

 それにしてもホームボタンなくなったのは電話サポート系の仕事してると結構ショックです。似たような仕事している皆様はこの危惧を共有して下さると思いたい。うん。思いたい。ホーム画面に戻るのスワイプなの!? マジで!? とか、記事見て色々怖いです。既に。
 まあお値段も強烈だし、ある程度リテラリシィある人しか使わないと思いたい…思いたいけどどうなんだろう。今のAndroidですら、電話口でホーム画面を出してもらうだけに3分5分平気でかかっちゃう人がいる世界なのに。もうAndroidは諦めがついているけど、iPhoneもこっち来ちゃうのか。ムムム。

 相変わらずスタンダードモデルのiPhone8が4インチ台なのはさすがだなぁ。Androidは最近、小さい=低スペックというのがどういう訳か定着していて悲しい限り。ドコモブランドでAQUOSやペリアが「Compact」標榜するモデルをラインナップはするけど、SIMフリーは選択肢少なくてねー。

 あとQi来ましたね。7のFelicaに続いてまた「iPhoneがAndroidの後追い」に見えてしまう。まあ日本市場独自のものじゃないので、7のFelicaほど驚きはないですが…それにしても申し訳ないけど遅いやね。あとiPhoneの独自性ががりごり無くなってどんどんAndroidと代わり映えしない端末になってゆく。
 エバンジェリストさんたち大丈夫かな。ついて行けてるかな。iPhoneと言えばアーリー・アダプタのもの、というイメージはもうここまで来ると絵空事ですね。いい意味でも悪い意味でも「ふつー」になってしまった。

 しかしiPhoneXは何かホントに全く想像がつかなくて(仕事の上で)怖い。欲しいとは全く思わないけど触っときたいな…そのうちキャリアショップで触って来よう。

 余談、iPodTouch7thは来ませんでしたね。ま、順当かな。iOS11でどんな変化があるのか楽しみに待っておきます。
 余談2。この時期になると各キャリアでiPhone対応の色々な広告が出回りますが、一律「話題のスマホ」表記なのがいつも微妙。ブランドイメージ守るために露出制限かけている影響なのでしょうが、自分たちの商品の名前を正しく書いて貰えないことに違和感はないのかいApple。世界的に見てiPhoneのシェアはじりじり下がっているのは変わらないのに。……日本は違うからなのかなあ。

固定リンク / 2017.9.22


さよならフィニアスとファーブ

 「夏休み最後の日」が先日DLifeに降りて来たので、無料放送組の自分にとってもやっと最終回を迎えたなーと実感。
 同チームのマイロ・マーフィーはディズニーチャンネルの無料放送とぶつかった時にちょこちょこ見てますがまだ世界観がつかめない…マイロ近辺はともかくとしてビスタチオチームが…(笑)。そのうちこっちもDLifeに降りる日が来るのかな。それにしてもアル・ヤンコビックの飄々とした声いいねー。彼を引っ張って来たセンスすげぇ。うむ閑話休題。

 フィニアスとファーブが、基本ドタバタアニメながらも見てて興味深かったのは、制作チームが何かで言っていたけど「魔法を持ち出さない」ポリシーが心地よかったんだなぁと今になって思います。とはいえ、行き過ぎた科学が魔法と区別がつかないと言われる通り、フィニアスとファーブの作る「技術的なもの」は完全に行き過ぎて魔法になっちゃっていたのは否めませんがw、それでも物語の中では「科学」たろうとしていた、とは感じます。現実の科学とは全く違いますけど。
 ディズニーさんは魔法とファンタジーが好きですが、フィニアスとファーブの世界はどっちかというとSF寄りだったのでしょうね。「サイエンス」であろうとしていた。

 ディズニーのアニメシリーズここまで腰据えてちゃんと追いかけたの初めてでした。そんな体験としても新鮮だった。
 とはいえその後もまだDLifeのレギュラー放送(再)が続いているので全然終わった気がしてないんですけどねー(笑)。今後もBGM程度に楽しもうと思います。トレーラーである1話だけフィニアスの声優さんが別人なの違和感…(原語で聴いてる。吹き替えはずっと宮田さんです)。

固定リンク / 2017.9.14


初恋シグナル

 配信開始ちょっとしてからえいやと始めてみました。GREEで。
 …ソーシャル要素全然ないのにどーしてソーシャルゲームプラットフォームで展開しているんだろうこれ! と軽く混乱しつつ、のんびりポチポチしてます。
 一応公式サイトはここかな? しかし何も説明なさ過ぎだなfavary様。

 ものすごくシンプルに説明すると、百合もBLも男女恋愛も、全部出来てしまう恋愛ノベルゲーム。で、同じキャラクターが、ルートによって百合or BLになったり男女恋愛の片方になったりする。
 物凄く前にこういうことをつらつら妄想してたので「おっとやりやがったね君たち」みたいな気持ちで見物し始めたのが切っ掛けでした。ただ私の妄想ほどのバラエティは残念ながらなかったですけれども。

 メイン登場人物は4人。
・ちとせ
 女子。ルートによって百合になったり、(男子に)恋する乙女になったり。
 恋に恋する女の子。天然っぽいとか犬っぽいとか言われる。
・あさひ
 男子。いつも眠そうな省エネ少年。ルートによってBLになったり、(女子に)恋されることになったり。
・アキラ
 女子。ルートによって百合になったり、(男子に)口説かれるツンデレさんになったり。
 気が強くてクールで孤独に強い系。本当は素直になれない。つまりツンデレ。
・ソウ
 男子。ルートによってBLになったり、ツンデレ女子によろめいたり。
 クラスのムードメーカー的存在。世渡り命(恋するまでは)。ちょっと腹黒。

 キャラ設定(外観)的にはあえてあまり個性を出さずに作っているというイメージです。名前も性別不明にしてありますし。この辺りも、キャラクター誰かに対して「推しキャラ」作るようなものではなくて、ストーリー毎の2人の「関係性」に重点置こうとしている意図があるのかも、と想像。

 んで。その「関係性」の話。
 上で想像がつくかもだけど、今の所、メインストーリーは4つのルートがある。
・あさひ×ちとせ
 男女。ちとせがあさひを好きになるお話。主人公サイド(語り手)はちとせ。
・ソウ×アキラ
 男女。ちょっとしたきっかけで偽装カップルになる…けどソウがマジになっちゃう話。主人公サイド(語り手)はソウ。
・ソウ×あさひ
 BL。主にソウ(語り手)側が初めて男好きになって悩む話。
・アキラ×ちとせ
 百合。主にちとせ(語り手)側が初めて女好きになって悩む話。って同じかよ。はい。まあそうです。

 ただ、期間限定イベントやセカンドシーズンなんかでは、2人がハッピーエンドになった後が描かれるので、今やメインストーリーは前置きみたいなものですね。ある意味。

 ゲームシステム。
 ストーリー進める基本はチケット制(1日5枚)。ただし、「魅力」というパラメータがあり、ストーリーの途中でこの数値を一定以上に上げないと先に進めない関門が用意されている。
 魅力を上げるには校内をウロつく必要がある訳ですが(ゲームの都合とは言え謎仕様だ…)、校内をウロつくのに必要な「体力」は時間回復のスタミナ制。
 シナリオ中の選択肢によって好感度が変化し、好感度が一定以上ないとハッピーエンドになりません。好感度足りない場合は最初からやり直し、または課金、またはログインボーナス他で降って来るアイテムを活用。任意セーブは出来ません。

 最初に書いたけどソーシャル要素が全くないので、ゲーム仲間作って挨拶回りみたいなルーティンがありません。ゲーム進行でモノを言うのはカネと時間だけ(笑)。
 実は時々魔が差してソーシャルゲーム上の恋愛ADVはちょこちょこ手を出してはいたのですが、仲間の挨拶回りで体力回復、みたいな要素が入り込むともー絶対無理。その時点でうんざりして辞めるの繰り返しだったのです。だから私としてはこの方が楽。
 閑話休題。

 さて、内容なんですけどね。
 ……………うんまあ。つまりだ。
 登場人物の誰も、自分の性自認が揺れてないんだな。だから、私から見るとすんげえシンプルな構造に見えてしまうんだな。
 その辺りで、「……まあ商業展開するにはこのぐらいが限度すかねー」などと思ってしまう、嫌なLGBT陣営で申し訳ございません(笑)。

 年齢制限多分ない、けど、結構際どい所まで頑張ってる気がします。シナリオ的にはソウ×あさひがちょっと力入り過ぎてないかなって思ったり思わなかったり。メインターゲットはむしろBL好き女子なのかなと思ったり思わなかったり。
 ……それにしてもソウのキャラクター造形(性格的な)はむずむずしますね。腹黒キャラを主人公側に設定する冒険は拍手したくはなるんだけど、ちと彼だけはルートによる振れ幅が大き過ぎる気がして(仕方ない部分もあるけどね、腹黒キャラのクセに主人公側だから内心ダダ洩れなんだもの)。もちろん、同一人物たるアイデンティティはきちんとあるのですけれど。

 あと、解説キャラとしてちとせの親友の真優ちゃんと担任の南先生がいるのですが、南先生が抱える色んな過去が深そうで結構気になります。でもこのゲーム的に脇キャラ深堀される機会なさそう。…とか思ってたら南先生メインストーリーが登場予定。しかもBL。おいおい(とは言え、この担任元々同性愛に理解あり過ぎ伏線は今までがりごり張られてはいたので……そーいうことかと思いはしたものの……)。ううむ。やっぱり。女子はこういう「過去の因縁ありそう系」を掘り起こすの好きだからなあ…(笑)。
 まあしばらくぽちぽちします。のんびりと。

固定リンク / 2017.9.7


けものフレンズ追いついた

 少し前の話だけど、何故か深夜に週3話という変則的なスケジュールで地元の局が地上波に乗せてくれたよ! わーい! たーのしー!
 ……って言っといて何ですが番組内では誰も言ってないよね「たーのしー!」って。橋滑り台のあれのことなんだろうか。これだから情報しか知らなかったフレンズ(※自分)は困ったものです。

 でようやく本物に触れる機会を得ました。ホッとしました。
 …なるほど。
 こうして見てみると、#10ろっじ辺りから急に「裏設定色」が如実に濃くなった感じがする(というか、ミライさんが唐突感満載の出方をする)ので、反響見て多少展開いじったりしたのかなーこれ、となんとなーく感じる。監督さんは完璧にネット世代の方だから。
 とはいえそれが悪いとは思わないです。というかそういうのはまあ、ありでしょ、今時は。もちろん全体的な流れは最初から決めてあってそこは崩してなかった、とは思うのですが。
 ただどっちにしても、この「廃墟感」はやっぱりアプリやコミックという「終わってしまって復活しないもの」があるという事実の上でこそえらく説得力を持った、と思っているので、アニメの企画が「他コンテンツの絶滅ありき」で始まったんだろうか、とか考えてしまうとそれはそれで…ちょっと苦笑い。少なくともアニメ立ち上げ当初からゲーム終了決まっていた…訳ではない…よねえ…(邪推)。

 周りの大騒ぎしか知らなくて、特に声優さんの声は想像に頼るしかなかった。ので、「実物」に触れられたのが何よりありがたかった。金田さんのトキの歌声とか想像ではやっぱり限界が!(笑) そうかあんなんか!(笑)
 ラストかばんちゃんの手が黒いのとか確かにびっくり。だけど考察班の皆様によると、あれがヒトの「フレンズ化」の象徴ということで良いのだろうか。サンドスター食べられて動物に戻る時って本来裸になるべきだけど日本のTV的にそう出来ないので、手袋とタイツだけ剥いだ、って解釈でいいのかな。で再び「フレンズ化」が始まってると。うん。そう思っとく。

 物語に漂う不穏さが全く暗くならないのは、フレンズの皆様のほんわりした雰囲気のおかげですね。このバランスがやっぱり絶妙な物語。かばんちゃん自身もあんまり深刻にはならない、その意味ではやっぱり「フレンズ」なのだなぁ。

 こっちのTV局がこういう「慌てて深夜枠取って放送」をやるっていうのは、映画とか続編とかが控えてる時によくやることなので、そろそろ次の何かが始まるってことなのかなと解釈してます。
 次は皆様の喧騒と一緒に、少しでもリアルタイムに近い楽しみ方が出来ると良いなー。完璧リアルタイムは、いなかちほーの住人なので期待してないけど。

固定リンク / 2017.9.2


通勤ノベルゲーム その49

●ばぶりえると魔法の杖

 バンド「Angel」のメンバー「キラ」さんが時々ブログで描いていたマンガのキャラを使って、イエスキリスト誕生近辺の物語をサウンドノベルにした、という、……言葉で説明すると物凄く訳の判らないものですけれども(笑)、そういうアプリです。
 選択肢はあれど間違うとすぐバッドエンド行きなので、ゲームとしての難しさはありません。それ以前に、原作…ってつまり聖書ですけれども、その物語をちょっとでもかじっていれば、やっちゃいけないことの想像はつくかと。
 任意セーブは出来ません。が、決められたセーブポイントで勝手にセーブデータを作ってくれる仕様なので、間違ったら比較的その近くからやり直せます。セーブポイントって言い方が古き良きRPGみたいで何だか親近感が(笑)。ポイントは割と細かく区切られてるので通勤ノベルとしての違和感もなし(だいぶ前からやり直しをさせられるって感覚がしない)。
 ちなみに長さとしては超短編の部類です。

 モノクロ原画の紙芝居ノベルです。けど、ヨセフがカエルでマリアが犬とか、なかなかチャレンジングな設定だけど大丈夫なんだろうかいろいろと。いや、そういうに目くじら立ててはイケマセン。ハイ。Webマンガのキャラが演じてるってだけですからね。うん。
 セリフ運びも毒が強いし、いやもちろんコミカルにくるんではいるけど、そういうのに目をつむって楽しめる人だけ楽しむといいと思います。個人的にはこういう試み面白いです。
 シンプルな絵柄だけれど表情豊かで。Angel、というバンド名に絡んでキリスト降誕なのかなぁとは思うけど、個人的にこの人の絵柄で古事記が見てみたい気がしてます……女が先にモノ言うからダメなんじゃねーの? とか、1日に1000人ブッ殺す! なら1500人作るから! とかそういう物騒な世界を毒を殺さずコミカルにやってくれそう。でもバンドとは関係なくなっちゃうから無理だろうなぁ(笑)。

固定リンク / 2017.8.25


夏休みのNHKは油断がならない

 以前、夏休みが初回放送だった「昔話法廷」を見逃して以来、夏休みに何をやらかすのかちょっとドキドキするようになってしまった。因果だ。
 客商売の自分自身に夏休みはありませんけどねー。

●昔話法廷(3期)

 新作2つ! 今回は有罪無罪を争うパターンがないなあ。相変わらず難しい。

・ヘンゼルとグレーテル
 お菓子の家の魔女を殺して金貨を奪った兄妹が、「強盗殺人」or「正当防衛(+窃盗)」なのかを争う裁判。
 弁護側は当然のように、殺人は人食い魔女から身を守るためのことなので、裁かれるのは出来心で金貨を奪ったことだけと訴える。検察側は、2人が最初から金貨目当てで魔女をブッ殺したという考え。
 魔女が肉アレルギーという診断書が出て来るのに食事として骨付き肉が出て来る不思議。いやまあ固いことは言うまい(笑)。魔女が、森をさまよっていた兄妹を保護した優しい人っていう解釈は新しいですねえ(弁護側の主張ですが)。
 グレーテル1人の力だけで魔女を突き飛ばしてかまどの中に突っ込む力があるのかという検察側の言い分(本当はヘンゼルは閉じ込められてなどいなくて、2人がかりだったのではないか)もご尤もです。
 あとは余談だけど裁判員ちゃん表情豊か過ぎる…(笑)。実際の裁判員制度ではあんなに喜怒哀楽顔に出してると疲れそうな予感。

・さるかに合戦
 猿に復讐しようとした子蟹の裁判かと思っていたら…直球だった、猿の蟹殺しの裁判でございました。あれかな、子蟹の罪を問うっていうのは芥川龍之介がもうやっちゃってるから出来なかったのかしらん。
 今回は猿は蟹を殺した後に8年間逃亡生活を送っており、子蟹は臼や蜂たちを集めて猿に復讐した後、殺そうとした所を思い留まって警察に突き出した、という流れになってます。なんか生々しいことになってる…(笑)。
 猿は8年の間に結婚して子供まで作って、で、子供の前では超いいお父さん。8年の間本職以外にバイトをやって子蟹に匿名で仕送りを続けていたなんてエピソードまでつけて来て、さて、それでも蟹の親子(この話の中では学校に行っていた子蟹1匹だけ残して他の子蟹も一緒に殺されている)を殺した猿に更生の可能性なしとして死刑にすべきか、充分に反省しており悔悟の念ありとして死刑は避けるべきか、という争点。
 家庭内暴力の連鎖とか、とにかくもー……お時間あればNHKのサイトで動画公開されているので見ていただきたいですが、この短い時間にえらい詰め込んだなあと。今まで15分番組だったのにこのエピソードは20分。重い。めちゃくちゃ重い。これ小学生に考えさせても理解出来るんだろうかムムム。
 余談。裁判員さんが初めて男子だ男子。というか考えてみたら、今までどうして女子ばっかりだったんだ。

●怪異TV(再)

 初回放送時にも書いたけど、ここで再放送が来るということは、やっぱりNHKとしては怪談枠なんですねこれ。一種社会心理学寄りだと思っていたのですけれども(幻解!超常ファイルに同じく)。
 また演技っぽくない演技(※褒め言葉)堪能。うむ。
 …当時は意識してなかったけど、ストーリー、これ当世流行の「イヤミス」ってやつだね! 3話以外は相変わらず後味悪いぜ! そこもまたこの番組としては効果的なんだけどね。逆に3話が甘過ぎると感じてしまう。毒されてる(笑)。

●ねこねこ55 & ビーだま・ビーすけの大冒険スペシャル & 自由研究55

 夏休み枠じゃないものもありますけど、ユーフラテス枠ということで(?)まとめて。
 0655・2355ともに録画してまで見てるファンですが(仕事の都合でリアルタイムは難しい日もある…)、最近ちょこまかスペシャルがあるので油断なりませんよええ本当に。

 ねこねこは、ただですらねこ好きにはたまらない番組ではありますが、黒い玉がね……ね……もー。これは盲点だった、でも言われてみたら納得。歌がはなわさんってのがまた絶妙ですだ(笑)。

 ビーすけは…まさかあれの続編が来る(予定)とは。今までの2話分も充分凄いんですけど、スタッフ頑張るなあ…あと「黒い玉」の方々の動機が大変に可愛い。スペシャル内の2本は単なる再放送なのですが、黒い玉の皆様の本音だけで見る価値ありました。可愛い(笑)。

 そして自由研究55。素晴らしいねこれ。自由研究と言うより、一ユーフラテスファン(?)として、彼らの発想方法の一端を見た気がした。うーむなるほど。
 「集めてみる」はお金のない小学生にはちょっと大変かも知れないけど。「はかってみる」は本当に切羽詰まった時にはいいヒントになりそうな。
 ……だけど、あれだな、コレそのまんま使っちゃう小学生いそうな予感。先生方知っとかないと騙されそうだな…(笑)。

●JAPANGLE(再)

 元々海外向け日本番組が好きなので、やっぱり大好物。JAPANGLEは本放送含めたら多分3回目か4回目ぐらいの放送だと思うけど、そのたびにやっぱり見てしまう。
 内容もだけれど、アイキャッチの「ANGLE」の赤棒が倒れる所とか、動きが気持ちいいのよさいちいち。多分「デザインあ」チームなんじゃないかと思うけど、これ作ったの。「デザインあ」の中でミズヒロさんコーナー好きを公言している私としては(笑)、JAPANGLEでもミズヒロさん制作コーナーがちょっと楽しいし。…というような、内容以外の部分でも好きでありんすよ。

固定リンク / 2017.8.18


文字しかないブログがインスタに潜入する試み

 「インスタ映え」という言葉がTVでも日常化しつつある昨今なので、さてここでも共有出来るチャンネル開いておきたいなあ、とは前から思っていたのですが、まー文字しかないブログなので、写真必須のインスタは使いようがないかもと思ってはいたけど。
 ……ちょっと「こういうのが許されるのかな」実験兼ねて参戦してみることにしました。
 今の所アカウント削除されてもいないし怒られてもいないので、大丈夫なのかな。どうなんだろう。しばらく使ってみます。
 …インスタ自体のデフォルト画面が写真ずらずら並ぶので、記事(?)が溜まって来るとえらくシュールな状態になる予感。まあそれも面白いかも。
 オイラのアカウントはコンタクトページに載せてあるでありやす。
 辛いのは「#」がURLの一部でもタグ扱いされてしまうこと。ムムム。「#」の前にスペースある時だけタグ扱いにした方がいいと思うけどなー。

 自撮りというものが、自撮り棒の登場やらで批判の対象になる行為になったのって、インスタの飛躍と同期している現象のような気がします。別にインスタのせいという訳ではないんだけど、ただ写真のインパクトが全てのSNSだから、ここで「目立つ」ためには(そして顔出しを厭わないなら)、自撮りのイメージ戦略が必要になる世界なのだなぁというのは中にいると実感する。私はそれに乗っかる気は全くないけどね。
 この夏、夜プールが「インスタ映え」で話題になってるの見て半笑いになってしまった。目的が自撮りのためだけなので泳がないっていうね。だからプールの中にいてすら化粧きっちり塗りたくりとかね。変な世界だなぁと思う。……いやまあ、私はそう思うってだけで、それがインスタという世界の歩き方としては「正しい」のだろうけど。

 未だにアプリからしか投稿が許されていないので、画像作っていちいち転送するのがちょい面倒。ま、仕方なし。755も最初投稿はアプリだけだったけど後に解禁したので、インスタもそのうち変わるのかな。

固定リンク / 2017.8.11


アイス食べようアイス2017

 今年もか!(セルフ突っ込み)
 2016年はこちら2015年はこちら2014年はこちら

●パフェバート(タリーズ)

 写真とかサイトで知ってちょっと興味持ったのでつい。それにしても名前の由来が判らん。bartってなんだろう。気になり過ぎて調べちゃったけど鉄道と雑誌しか出て来ない。ピーチ・メルバのメルバと同じように人名なのかしら。
 レギュラーメニューはチョコバナナといちご、そして東北限定のりんごがありますが、以前ちらっと書いたけど加工バナナ苦手なのでバナナはパス。
 第一印象。意外に小さかった!(笑) ただ、年寄りにはあまり量が多いと辛いのでこれはこれであり。
 たくさんの層があるので最後まで飽きないです。味も触感も層ごとにまるっきり変わっちゃうので。面白いですねー。ちと高いので頑張った時のご褒美ポジションかな。
 東北限定のりんごは第二層以下がストロベリーとほぼ一緒だったのがちょっとだけ残念。りんご下に持って行って上は佐藤錦(山形県産さくらんぼ)なんて組み合わせでも良かったかもなんて思わなくもないなー。

●コットンスノーキャンディシリーズ(ミスタードーナツ)

 今年も。というか今年ちょっと多過ぎるんだけど!? 私みたいなマニアがいるからいけないのね!?(被害妄想)
 フルーツ系は……実はマンゴー苦手(加工も本物も)なので今年は無視。

・コットンスノーカフェ
 カフェモカwithクロワッサンビスケット、キャラメルナッツwithクロワッサンビスケット。両方食べた(一度に、ではありませんゾ。別の日に)。
 ……これレギュラーメニュー化して欲しいー。私は大変気に入ったでござるよー。せめてコットンスノーをがりがりする季節になったらしぶとく復刻、でもいいけど。
 コーヒーミルクの代わりにコットンスノー、みたいな感じではあるけど、相性抜群。クロワッサンビスケットも好みです。違うテイストが出たらまた頼んじゃうなこれ。

・こっとんすのーきゃんでぃ
 黒みつきなこ豆乳ホイップ、黒みつきなこ白玉あずき。こちらも両方食べた(一度に、ではありませんゾ。以下略)。
 おいしいけどすっごく食べにくい。また、店員のお姉さんも辛そうだった。零さないで運べないし食べられない。あああ。
 和の挑戦は良いんじゃないでしょーか。外国の方にもウケそうな予感。白玉あずきは定番感あって良い。豆乳ホイップはちょっとばかし存在感が薄めでした……牛乳×豆乳だからなぁ。

●クリームチーズアイス(ブルーベリーも)

 kiriのクリームチーズ入り。でも出しているのは井村屋
 井村屋のアイスと言えばあずきバーという凶器(※固さが)と思ってた。チーズものも出していたとは意外や意外。
 2014年当時、田舎ではなかなか手に入りにくかった森永のチーズスティックが、とあるお店で常設取り扱い状態なのを見つけて狂喜していたら、その近くにこんなものが……あああ……。
 密かにチーズ流行してますか。いやまあ定番っちゃー定番なんだけれど、今まであんまりアイス向きの素材ではなかったような気がするので。
 さて、井村屋でkiriの(ややこしい)こいつですが。うん。爽やかな酸味のほのかーな感じがkiri。うんkiriだねえ…(私の中のイメージはこんな感じだった。まさに)。
 どちらも期間限定ですが、更に個数限定のブルーベリーは、食べ進んでいてだいぶ長いことブルーベリーに会えないくらいのささやかなものでした(笑)。全面的にどどーんと入ってる感じではなかった。まあこれも、主役はチーズっていうプライドなのかも知れません。
 チーズ好きは是非。ブルーベリーはこれ書く頃にはもうなくなっちゃってるかな。

●ソルビン

 つまりはインスタ映えというやつだ!(断言)
 ……とか思ってしまうこの派手さ。なるほど納得。平日休みの立場を活用したのでそんなに並びませんでしたよ。…いや多少は並びましたけどさ。土日祝日の列の長さは凄いらしいと聞いていたので行く気しない…。
 さて。
 ミスドのコットンスノーキャンディと何が違うのかなと思いつつ行ったのですが、雪っぽさデス。ミスドのは本当に細かくて「ふわふわ」という言葉が合いますが、ソルビンのかき氷は本っ当に雪食ってる感じ。ミルク味ですが。粒の大きさもご丁寧にちょっとバラつきがあったりするのがまた雪。ほんと雪。日本のかき氷ほどの氷っぽさもない。冷たさも柔らかいので、日本的かき氷でアイスクリーム頭痛起こる人でも、ソルビンなら起きないかも知れない(※私自身はそもそもアイスクリーム頭痛が起きにくい体質)。
 これはこれで面白いですなー。人気出るのも判るなー。
 ちなみに、トレイに敷かれていた創業物語にちょっと「へー」ってなった。日本の和菓子のビジネスモデルがヒントになったのですねえ。
 一応公式サイトにも掲載されているけど、どのページもしょっちゅう503になるので見ていて心配になる…。並んでる最中もみーんなスマホで公式サイト見てメニュー選びしてたので、単に混雑しているだけなんだろうけど。サーバ増強した方がいいかもだゾ…というか韓国ってIT強いイメージなのに。ここサボっちゃうのか。うーん。
 ちなみに店内BGMがずっとK-POP。さすが。
 学生の夏休みが明けた後、平日にもう1回くらい行こうかなと思ってます。メニュー、どっちにしようか最後まで迷ったのがあるので。平日でもあんなんだもん、土日祝日は絶対無理!(笑)

固定リンク / 2017.8.3


通勤ノベルゲーム その48

世界の始まりゴッコ

 「夜のひつじ」さん制作のノベルゲーム。他作品はほぼR18なので良い子はサイトに深入りしないこと!(笑) iOSです。

 とある登場人物の飛び降り自殺で幕を開ける物語。
 主人公(男子)は目が覚めると剣と魔法のファンタジー世界にいる。謎の獣に襲われた所を、火を使う魔法使いに助けられ、彼女の家と思しき城に連れて来られ、メイドのリリに看護される。全ての記憶を失って名前も不明の主人公は、命の恩人である魔法使い・フロマに「名付け」られる。途端に彼女と意識の一部を共有し、魔法の能力すらも受け継ぐことになる。この世界はそういう仕組みがあるらしい。
 ところが、突然「敵」が城を襲う。紫の霧に包まれた真っ白な少女は、何故か、自分の方が先だ、というようなことを言って、やはり主人公に名前をつけて……。
 というような夢を、主人公の高校生・尋人は見る。目を覚まして、いつも通り登校しようとしたその時に、中学時代の同級生で今は別の高校に通う千羽弥とあかりに再会する。尋人は、あの夢に出て来たフロマとリリが2人にそっくりであることに気づく。そして2人に聞かされる。彼女たちも同じ夢を見ていること。物語のように夢は続いていること。昨夜、尋人が夢の人物として登場したことから、話をするためにわざわざ会いに来てくれたのだということ。
 そして3人は、夢についての情報交換を始める。やがて話は「もう1人」のことになる。紫の霧に包まれた白い少女。3人は、中学の時のある出来事と向き合うことになる……。

 みたいな感じの。中編ノベルですかね、選択肢あります。エンディングは4つ。
 途中で時々イラストが出て来る以外はほとんど、縦書きで文章が淡々と続く構成。ほぼ小説、の雰囲気です。「現実」パートになると時々色がついて、「夢」パートはずっと鉛筆画のようなモノクロ線画のまま、っていうのも雰囲気あって良い。
 甘酸っぱいです。青春です。感傷です。最後の最後まではっきりした「解決」はしないんだけれど、それも余韻。まさにジュナイブル。
 通勤で読めるレベルのお話がまた出るなら再会したい書き手さんですなぁ。

固定リンク / 2017.7.27


炎上マーケティングの「効果」は

 一部の成功例を除けば決してプラスではないような気がするのに、どうして自治体自らこうあからさまに狙ってやっちゃうのかなあ…。
 ネットの各ポータルサイトでなんか地元が話題になってると思ったら例の動画だったのね、とちょっと脱力。

 地元で完成披露試写会みたいなものが行なわれていた頃からこの存在は知ってたので、狙い過ぎてるなあ…という気は薄々していましたが、それより笑っちゃったのはその狙い通りにネット世界が動き過ぎてることなんですよね。
 こういう戦略って見たら負けだって思わないのかなあ。…釣りに釣られるヤツが悪いってもう2ちゃんねる世代のネット年寄りの考え方なのかそうですかううむ。

 ただ、こういうやり方が果たして本当にそれに見合う数字を出せるのか、というのか、この手の問題が起こるたびにいつも疑問に思ってしまいます。
 炎上のデメリットは今までさんざん色んなメディア上で検証され続けているのに、それでもなお、こんな風に手を出して、そこに予算を注ぎ込むことをためらわない。
 もちろん、観光キャンペーンはもう何度も繰り返していて、そのたび、恐らく思うほどの効果を叩き出せていないんだろうとは思う。けど、「これ」が果たして本当にその対策として効くんだろうか、と考えると正直すごく疑問。

 動画の再生数というのは数字として判り易くはあるけど、その数字が1人歩きして、ミリオン超えたからって単純に喜んでていい話なのかなと。ただGood/Badの数値見てるとわずかながらGood側が勝ってるのがまた…ちょっとね……一応あれだけどこれ役所とか作った側の会社とかでGood押しましょうステマやった結果じゃないだろうなぁ(笑)。
 ……あとこれ根本的に疑問なんだけど、今更国内旅行需要掘り起こしってここまで予算かけることかなぁと…元も子もなくてスミマセンけど。どっちかというと2020年に向けてインバウンドにも少し注力するべき時期ではないの?? という疑問もあるのですよね。

 ただいずれにせよ、今の広告界って「バズる」ことの価値を過大評価し過ぎてないかな。地元の広報戦略がその評価の物差しにおめおめと乗っかっちゃってることにちょっと苦笑い。一時的なイベント広報じゃなく観光戦略なのに、バズることだけ狙うってあまりに刹那的過ぎやしませんかねえ。

固定リンク / 2017.7.21


田舎のコンビニ、出店地の選択

 自分の行動圏で立て続けに2軒のコンビニが閉店した。
 しかもどっちも、鉄道駅のすぐ近く。通勤・通学でみんな普通に立ち寄るでしょ!? みたいな位置でばっさばっさいなくなる。
 逆に、こんな場所でコンビニ出して大丈夫なんだろうか、と思うような場所は頑張って生き残ってる。
 以前書いたことあるけど、30分お散歩圏のコンビニも、交通機関的には物凄い不便な場所。
 …でも、駅周辺がどったんどったん倒れて初めて気づいた。そうか。ここ、他に店がないから続いてるのか。と。
 半分買い物難民化してる人が、モノが買える場所、それがもーこのコンビニしかないからだ。

 で。
 上の記事でも書いたけど、別の場所で個人経営のスーパーがまた潰れた。その後にやって来る予定が、やっぱりコンビニだった。
 綺麗に更地になったなーと思っていたらコンビニ。やっぱり交通機関的にはえらい不便で、とは言え、そこがなくなるとこの近所がいっぺんに買い物難民化するなぁ、と危惧していた場所だった。自分の家も含めて。ウチはまだ車運転出来る家族がいるからいいんだけど。

 田舎にとってコンビニはもはや買い物及び物流ハブの生命線となりつつあるんだろうなぁ。便利な場所に店を出す、という発想は、少なくとも田舎のコンビニではもう通用しない。というか、むしろ、便利な場所に出す方が続かないのかも知れない。
 新コンビニさん、何処まで踏ん張ってくれるか静かに見守ります。
 実はそこから歩いて数分の場所にもだいぶ以前コンビニあって、でも潰れてしまってるので、ちょっと不安ではあるんだけれど。
 前書いたことの繰り返しにはなるけど、無理に24時間開けておかなくてもいいと思うんだよ、田舎だし。細く長く頑張ってくれるといいんだけれど。私や家族みたいに通勤や車で行動圏広がってる人はいいけど、自分の足しかない高齢者にとってはきっと必要な場所になると思うので。

固定リンク / 2017.7.13


プリペイドクレジット(の物理カード)作った

 頑なに電子マネー対応を拒否する(けどクレカはOK)というとあるお店の使用頻度がそれなりにあって、現金使うのが既に嫌になり始めていたのです。
 で前から考えてはいたんだけど何処で作ろうかなーとちょっと迷っていた…ところに、自分の動ける範囲でポイント増量の特約店がそれなりにあるカードの情報が見つかって、まあこれならいいかも、と作ってみた。
 正直、クレジットカードの特約店の情報なんて今まで知ろうともしていなかった。ちらっと見る限り、ネットショップでサイトを経由するとポイント増量になるぐらいのものしかないし。つまりリアル店舗って使っても正直あんまり旨味ないかなと(そうとしか思えない、というだけなんだけれど)。
 でもお買い物物量としては今でも圧倒的にリアル店舗>ネット通販の自分にとっては、リアル店舗で使って意味がないカードは食指が動かなかった。
 ポイント還元率とかも気にしなくはないけど優先度は低いし。と言うか作ったカードは還元率恐ろしく悪いです、笑えるほど(笑)。でもそこは重要じゃなかった。日常使いすることに意味があるかどうか、で考えて作る気になった。

 おかげさまで(?)、作って以来、現金の出番ががくっとなくなった。
 カード使えるかどうかという観点でリアル店舗を見たことがなかったので、今まで普通に買っていた店でもドア付近やレジ付近でじろじろ眺めてから買い物するようになってしまって、ちょっと不審者のようです、ごめんなさいw
 基本カード使えるか聞いて、ダメな時しか財布出さない生活になりました。プリペイドなので、無い袖をやたら振っている訳でもないし。まあ現金払いよりはポイント貯まるだけプラスがあるし。
 カード使える全店舗の共通ポイントを持った、みたいな感じですね。電子マネー使える店なら、ポイント還元率はそっちの方が圧倒的に高いので電子マネー使いますけど。

 ネット専用プリペイドクレジットは今までも持っていたんですが、ちとどうしようか迷い中。やっぱりリアルカードがあるものをネットで使うと、いざ何か事故があった時に停止などの手続きめんどくさいしなぁという心配もあるし。
 ……しばらくは使い分けですかねー。

固定リンク / 2017.7.8


Nスぺ人口知能2017

 まさか第2弾が来るとは。というかこれシリーズ化する気なのかなNHK。

 全体的に「今」のAIの状況をかなりシンプルに伝えている番組だったなぁという印象。第1弾同様、どーして羽生さんなのだろうという部分は……まあ……あれね。ごにょごにょ。

 今回は全体通じてほとんど1つのテーマしか追及してなかったように見えます。ディープラーニングによるAIの学習の「深化」と、それがもたらすAIのブラックボックス化。
 開発者自身もAIがどう動くか判らないなんて話は、AI界隈の話をちらちら見ている人間にとっては「そんなの当たり前やん!」なので、そこでまず世間一般常識(とNHKが考える何か)と開発者目線でだいぶ乖離があるんだなぁとしみじみ。

 一番、笑っていいのか悩んでいいのか見ていて困ったのは、「結末は出すが過程は判らない」というテクストが何度も何度も登場したこと。
 タクシーの需要予測しかり、犯罪者の再犯率判定しかり、…そういうものがAIで判断されると、「結果」は出て来るけど、どうしてそうなったのかの根拠は示されない。AIのブラックボックス化は「怖い」という論調に向けよう向けようとしているように見えた。

 …けどさ。
 たとえばタクシーの需要予測を例に取っても、ベテランドライバーさんが流しで走る時は、「経験則で」、この曜日、この天気、この時間帯はこの辺に需要がある、っていうのを「何となく」判断して恐らく流してると思うんですよね。
 それとAIの何が違うのかって思う訳デス。ベテランドライバーさんの経験則なら、AIと違って、ちゃんと理由説明出来るの? って話デスヨ。
 タクシーに限らず、あらゆる一流の職人たちは、説明のつかない経験則で仕事してるっつんですヨ。
 料理に関わる方々は季節毎の水の温度を手で触れて判断して配合や調理時間変えたりなさる訳で。
 猟師や漁師の皆様が「何処に獲物がいるか」判断するのだって、レーダーやGPSに頼り切ってなんかいないでしょ。風を読んだり潮を読んだりして判断する部分もあるはず。それってやっぱり説明出来ないんと違いますかいのー。
 工業製品作ってる皆様だって、定規や測りを使わなくても一定の重さ・長さ・太さに材料を加工出来る方々がいる。どうして誤差なく正確に同じものを作れるのか、それ、理由なんざ言葉で説明出来ない。理由なんかなくったって結果がそうなってる、それだけなんだよね。
 ……そう考えると、AIがやっているとどうして怖がられ、人間がやっているとどうして「凄い」と称えられるのか、その差がわかんないんですよね……起きてる現象は全く同じだと思うんだけれど。

 唯一、あるとすれば、「人」の価値が下がってしまう、その怖さなのかなとは思う。AI自体が恐ろしいのではなくて。
 ベテランの経験則でしか出来なかったことが、AIにやられてしまうと、人間が出番を失う。椅子を取られる怖さなんだろうか。
 とは言え、日本を始めとする先進国は、人口が右肩上がりに増えてゆくような発展は望めないのは判ってる。人がどうしてもやらなきゃならない、「そんなこと」に固執する必要なんかそもそもなくなる社会がもうすぐ来てるんじゃないだろうか、と思ったりする。
 今、対人であることが必要とされている(と思われている)介護や飲食店、コールセンターなんかは、人手不足に喘いでいる。だとしたら、「本当にそれは人がやる必要があるのか」という発想になったとしても、それは少なくも悪ではないんじゃないかな、と感じる。

 番組に出て来た「AI政治家」はちょっと面白かったです。あれは実験的にでもいいから「実用化」してみたくはある。動いて欲しくはある。
 そうすれば、どんな妙な法案が成立してしまったとしても、誰も文句は言えない。だって民意の総意なのだから。「それ」の繰り返しで「国家」が成り立つなら、確かにこれほど「公正な政治家」はいないかも知れない。
 何処かで自治区作って試してみる、でもいいから、自分が生きているうちに行く末を見てみたいなぁ。…無理そうだけれど(あの世界ほど既得利益にがめつい連中がひしめく場所はありませんからねえ…)。

固定リンク / 2017.7.1


通勤ノベルゲーム その47

千里の棋譜

 Child-Dreamさん新作。将棋の世界を舞台にしたミステリーです。アプリは全部で3部に分かれています。

 将棋界の取材をしようと、記者の歩未が、幼馴染でプロ棋士を目指している圭と一緒に、将棋連盟会長・永峰の自宅を訪ねます。しかし会長は自宅で倒れており、部屋は何者かに荒らされています。
 慌てて警察を呼ぼうとする歩未ですが、会長はその歩未を止める。どうやら会長は「犯人」とその狙いについて既に何かを知っているらしい。
 家にあったからくり人形から謎のメモが出て来ます。その暗号を解くと、50年前に将棋界に起きたある事件を想起させるようなメッセージが出て来ます。
 同じ頃、将棋界の大口スポンサー企業である「サイバーテレビ」の社長が、突然、コンピュータ対人間の勝負「最終王者戦」を開くと宣言する。そして、人間の側の代表として当代の「名人」である翔田を指名し、もし翔田がコンビュータに負けた場合、「名人」の位をコンピュータが継承するべきだ、と言い出す。「名人」はあくまで実力制の世界だから。そして、対局を拒否した場合はスポンサーを下りることも仄めかす。
 この対決を受けるかどうか、期日までに返事をするようにと言われて、将棋連盟は苦慮していた。彼らにスポンサーを下りられてしまうと今の将棋界は立ち行かなくなる。
 しかし、それ以上の問題が。翔田名人が行方不明になってしまったのだ。
 永峰は、フリー記者である歩未に、翔田名人の捜索を依頼して来る。歩未はそれを引き受け、からくり人形から出て来た暗号の結果に出て来た言葉をヒントに、とある場所から探索を開始することになるのですが…。

 みたいな。将棋知らないで書いてるので用語とか間違ってたらマジごめんなさい。ちなみに「最終王者戦」という言葉は現実(?)で言うといわゆる「電王戦」ってやつです。

 最初の暗号からして将棋知らないと解けません(きっぱり)。ですが、将棋知らなくても物語を進めることは可能なのでその点は大丈夫。プレイヤーが操作するのは記者の歩未ですが、将棋絡みの部分は、隣にいる幼馴染の圭くんとか、詳しい人に頼っちゃう選択肢が用意されています。なので頼っちゃって下さい(笑)。
 私は全く将棋知らずに読んでましたがそれでも楽しめました。ええ楽しめますよ。ノベル好きならぜひ。というかChild-Dreamさんは本当にハズレがないですな…しみじみ。

 余談。
 しかし高橋九段、アニメ好きってゲームの中のキャラとして設定なのかな、とか思ってたら……マジなのか(笑)。

固定リンク / 2017.6.24


今更RSSを褒めてみる

 IT系コールセンター仕事なので、お客様が何を操作しているのかというのは話して想像するしかない訳で。当然、その助けとなるべく、PC・スマホ・タブレットのテスト機を机周辺にずらーと並べて仕事してます。
 常にWin7・Win8.1・Win10のノートパソコン及びandroidスマホ、iPadをはべらせてある(iPhoneの人はiPad見ながら案内出来るし)。
 まあどこのコールセンターでもそんなものかとは思いますが。

 そんな環境で微妙にげっそりするのが、スマホの通知の多さ。基本必要な時にしか電源入れていませんが、入れた途端に色んなものがどかすか入って来て、あっと言う間に上の通知領域が色んなアイコンで埋め尽くされる。
 時間が空いた時に興味本位でテスト機の通知領域フリックしてみて、なんかこー、虫の大群に遭ったような気分になっちゃって。
 他人のスマホ見る機会なんてないけど、見たらこんな気分になるんだろうかとうっすらと。

 私自身はこの通知というやつが物凄く嫌いです。単に年寄りなだけかもですが。様々なアプリ使いはしますが、通知を切れるものは片っ端から切るようにしている。許してるのはメールの新着通知とアプリの更新通知、あとYahoo!防災速報ぐらいです(まあY!防災速報は、MVNOにとって緊急地震速報代わりなのでこれだけは必須)。

 TwitterやFacebookなど、色んなアプリを入れていて通知を受け取っている人は、常にこの通知の大群に押し潰されるのが当たり前なのだなぁ、と。
 逆にアプリで利用している今時の皆様は、リアルタイムに通知されるという手段以外にメディアへのアクセスを知らないのかなぁとか。

 「連絡を取る」手段としてメールが登場した時、相手の都合のいい時に読んで返信出来るっていうのは凄くいいことだ、と単純に思った訳ですが、ケータイでやり取り出来るようになると、すぐ「即返信」が当たり前の世界になって来て。
 そしてLINEの時代になって、あの悪名高き「既読」機能でさらにリアルタイム性が求められる世界になった。
 とはいえ、今時LINEにせよTwitter/Facebookにせよ、真にリアルタイム性が求められる通知も、そうじゃない、例えば企業の宣伝メッセージも、同一のインターフェイスで同一のタイミング設定で流れて来ることにみんな疲れる日が来るんじゃなかろか、と見ていて何となく思うのです。

 そこになんかRSSの出番がありそうな気がして。
 壁の向こうからRSSが目だけ覗かせてにやりと笑ってるような気がして(妄想)。
 で思わずGoogleさんに助けを請うてQueryfeedに辿り着いた。遅いわオイラ!

 もう1つのきっかけ。

 転職した時に、今まで購読していたRSSフィードをかなりごっそり整理したのれす。代わりに、いくつかちょっとこの会社の情報気づけるようにしたいかなと思ったサイトをうろうろしていたのれす。
 昔書いたことありますが、スタバよりは多少タリーズの方が好き派なので、この機会にタリーズジャパンのプレスリリースとかもフィード購読しとこーかなーなんて、ふつーにプレスリリース行ってぎゃああああってなった訳ですよ。
 き……企業のプレスリリースがRSS配信して、ない、だとぉぉう!?(ちなみにスターバックスのプレスリリースは配信してる)
 ついった顔本いんすた見ろってか。ふぉろーしろってか。ああん!? ちょっと時間ある時に情報収集しておこうかなっていう情報欲度(※そんな言葉はない今造った)のものと、友人知人と連絡取り合うメディアと、同じに扱うの強制されんのなんかやだーやだーやだータリーズ自体は好きだけどー!

 という訳で、ものは試しとQueryfeed使ってついったのRSSフィード作って購読した。ついったでフォローはしてない。
 これいいかも。と目覚めた。今ここ。

 企業側としては、友達のメッセージと企業の宣伝とが混在することこそ意味があり、あるからこそ、RSSを捨ててSNSメインに動くという判断にもなるんだろうなと。LINE@も同じ思惑でありましょう。
 でも、情報収集する側から見ると、日常的に交流したい相手と、ただお知らせを知りたい程度のものと、分ける方法が今存在しないっていうのはどーなんだろー、と。いやもちろんついったのリスト機能とかはありますけど。アプリ毎のクローズドだと結局その分あちこち確認しなきゃならなくなる手間はなくならない訳で。
 真に交流したい相手だったらそんなめんどくささも苦にはならんでしょう。でも「ちょっとした情報収集」程度にアプリ毎の巡回を強要されるなんざうっとおしい。めんどくさい。一か所にまとまるからRSS楽ー。

 もちろん情報収集手段としてキュレーションメディアも今はよくある。ちょっとしたきっかけで以前ハッカドール使ったことありますが、今はもうアンインストールしてしまった。
 残念ながら配信されるニュースが自分向きにカスタマイズされてゆくという感触は最後まで得られないままでして。
 情報元になってるニュースメディアの選択がきっとそもそも合ってない、そんな気がした。
 あ、アニメやゲームや声優や、そっちをがしがし追求したい人にとっては最強キュレーションじゃないかとは思いますよ。今でも。私は、その辺も好きだけれど、でも毎日追いかけたいほど熱心ではなかった、ということに気づいた。
 キュレーションメディアが集めて来る情報はそのメディアの恣意が挟まる、という当たり前のことを痛感した。しまくった。んで諦めた。

 で、結局自分で手作業でフィード選択して組み合わせる方がいいなと。で、相手がどんな手段で情報を発信していようとも、RSSなら工夫次第で「1か所で」全部確認出来る。やっぱRSSって便利だなと。
 今時のRSSリーダーはフィルタなとの機能も備えたりしてかなり進化を遂げてますし。
 情報収集手段として様々なものが登場しては消えても、RSSは延々としぶとく残り続けてくれそうで。もちろん詳しい人は今でもRSSがりごり使いこなしてらっしゃるし。
 人間の可処分時間は絶対に増えない、でも「情報」はきっとこれからも異様な速度で増えてゆく。サービス毎にクローズドではないRSSは、そんな情報過多な時代になればなるほど存在意義がちみちみ増えてゆくかも知れない。なんてことを今更考えたりしています。

固定リンク / 2017.6.17


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