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Creators Update入れたっスよ

 とは言え私は別にCreatorsではないので、ペイントの3D化とかAR/VR関連の機能なんかあっても使う予定はないのですけどー。
 Anniversary Updateの時、予告なしに降って来られたことでかなり困ったので、今回は勝手にやられないうちに、時間的に余裕のある時を見計らって、自分の意志でやる時間を選択したかったのです。勝手にされるのが嫌だから、自分でやった、まあそんな感じ。

 という訳でちゃんと見てました(?)。ダウンロードする間ごはん食べに離れたので、正確な時間は計ってはいないですが、全部で1時間強ぐらい。ダウンロードにちと時間取られていたんで、Updateそれ自体は40分ぐらいで終わったような感じです。

・Windows Defender復活
 ぎゃー(棒読み)。最初にやったのが、タスクマネージャ開いてスタートアップからWindows Defenderを無効にすることでした。
 あ、ウィルスソフト入れてない人は真似しちゃダメですよ。私はavast!に任せることにしてるってだけで。

・MS-IME、切替の自己主張
 ちょっと笑ってもーた。
 IMEで日本語入力モードon/offするたびに画面中央にどーんと出て来るの。これIME切替のない国(つまりは英語圏)では無関係な仕様だから悩まされるのは主にアジア圏かしら…。
 この表示を止めることはプロパティから出来るけど、表示時間や表示位置が選べないのはなんかやだなぁ。今後出来るようになるんだろうか。
 あと、自分の意志で切り替えた時じゃなく、何かのアプリ起動した時はスプラッシュ画面の如く必ず出て来てしまうので(アプリごとに起動時にどうするか挙動が決まっているので、それも「on/off切り替えた」と判断されているっぽい)、せめて表示位置変えられるといいんだけど。
 機能自体はまあ悪いものじゃないとは思います。特に初心者にとっては。ただ私は速攻でoffにしたよね。マイクロソフトごめんなさいだよ。

・Update絡みの
 今回のCreators Update自体もそうだったけど、ユーザーの預かり知らない所で勝手に更新が始まることに対する非難はめちゃめちゃ多かったと見えますね。
 自分でコントロール出来るようになったのもありがたいけど、日常のWindows Update自体も、アクティブ時間の延長や、入れる日を(たとえ数日とは言え)延長出来るようになったのはまあ進歩かも知れない。
 ……ただ最新状態で使わせたいポリシーはやっぱり変わってないので、法人にとって素のWin10が使いにくいのは変わりませんな…(もちろん金払ってそれなりの対策取ればバージョン固定は可能ですけれども)。まだまだ法人はWin7の天下が続くのかも知れない。

・余談
 再起動めっちゃ遅くなった……まあこれはスペックの問題だから致し方なし。

 私自身の利用シーンで気づいたのはそんなもの。
 それにしても3D関連の機能とか、あとゲーム関連の新機能が多過ぎる。うむむむ。今回のUpdateって完全に個人向けPCしか見てない感じ。少なくとも法人でWindowsPC使わざるを得なくなっているシステム担当者にとっては、やる意味がなさ過ぎて空虚な笑いが出る更新内容のような。

固定リンク / 2017.6.10


ジュリアがいるセサミストリート

 いいよねえ。この「日常感」が素晴らしい。

 セサミストリートに今年登場した新キャラクター「ジュリア」は自閉症の女の子です。声をやっている方は、実際に自閉症の子供を持つお母さんだそうで。
 登場エピソードがネット公開されているので備忘録兼ねて貼っておきます。

 エルモ・アビー(妖精の女の子)・ジュリアの3人が指でお絵描きして楽しんでいる所にビッグバードがやって来る。初対面のジュリアに挨拶をしようとするんですが、声をかけても無視されてしまう。でビッグバードは「嫌われてるのかな」とか落ち込み、エルモたちが事情を説明してくれます。

 エルモたちが声をかけるとジュリアは反応する。私が見ての判断だけれど、エルモたちは声をかけると同時にジュリアの視界に顔が入り込むように身をかがめたりしているんですよ。でもビッグバードは背が高いので当然上から、しかもジュリアの後ろから声をかけたから気づいてもらえなかった。後にジュリアは建物の上階から見下ろしてビッグバードを見つけ、つまり視覚で認知して、それからようやく仲良くなる(ように見える)。
 自閉症テーマにした本などでも描かれることがあるうちの1つですが、自閉症の方たちの中には、言葉より視覚の方が理解し易いタイプの方がいる。多分ジュリアもそうで、だから「判っている」周りの人は自分たちの顔をジュリアに見せることで「私はあなたに話している、あなたの返事を待っている」というのが視覚的にも伝わるような工夫を自然としているんじゃないかなと。映像からはそう感じました(つまりそういう風にマペットの動きの脚本を作っているのかなと。誤解だったらごめんなさいだ)。

 手をひらひらさせて駆け回るのが大好き、とか、サイレンのような大きな音が苦手、とか、絵が強烈にうまい(4才という設定ですが子供の絵じゃない! って感じた)、とか、ジュリアには色んな個性があります。それをエルモとアビーが凄く自然に受け入れているのがいいですねえ。彼女が大きな音に苦しんでいる時の「避難場所」をちゃんと決めてあって、周りの大人がすぐ対処してるのも素敵。
 特筆はやっぱりアビーの明るさとノリの良さかな。こちらのコスモポリタンの記事に動画まとまってるので興味ある方はどうぞ。アビーは本当にいいセンスを持ってるね。あと実はエルモがすげぇという話もよろしければ。

 日本で教育番組に自閉症(に限らず様々なchallengingな方々)が取り上げられると、その回だけ限定になりがちじゃないですか。たとえば道徳番組なんかで、エピソードの1つとして取り上げる。でもその1回切りなんだよね。
 あとは「バリバラ」とか「ストレッチマン」とか番組自体がchallengingにフォーカスして制作されていることもある。けど、逆に言うとそういう番組はそもそも興味がない人の目に入ることがない。クローズドな世界。
 だからこそ「セサミストリート(という日常)にジュリアが『常に』いる」っていう設定は大切なんじゃないかと感じるのです。
 共生とは、差別とは、って大人が生真面目に上段から語り掛けるより、「boing, boing, boing」って言いつつ手をひらひらさせながら一緒に駆け回る姿を見せる方が、少なくとも子供たちには伝わるのかなという気もする。
 自閉症にフォーカスはされているけど、ジュリアの存在は、あらゆる「個性的な子供たち」が、どうやったら本当に共生出来るのかってことを、眉をしかめて考えなくても判るやり方で伝えようとしているんじゃないかなーなんて思ったりする。
 (……この新しい挑戦が、差別大好き共生大嫌い大統領の政権時に始まったってのはちょっと皮肉ですな……というのは野暮ですね。ごめんなさいw)

固定リンク / 2017.6.2


通勤ノベルゲーム その46

鉄格子の逢瀬

 選択肢ありのショートノベルです。エンディングは5つ。
 お話は。
 戦争によって家族を殺され、故郷の村を焼かれてしまったノエルが主人公。旅の途中に雨宿りをさせてもらおうとしてある建物を訪ねますが、なんとそこは監獄。
 働く職員は看守長1人。現在収監されている囚人は1人、名はディートハルト。ノエルから家族と故郷を奪った隣国の兵士。話によれば敵味方構わず殺した戦犯だという。
 旅の行く先に迷っていたノエルに同情した看守長は、首都での働き口を紹介しようかと申し出てくれる。ただ、その代わり、ディートハルトの処刑の日までの5日間、自分の仕事を手伝って欲しいという。身寄りも行く当てもなかったノエルは承諾、5日間の臨時看守を務めることに。
 そして最後の日。彼の処刑を見届けるか、あるいは別の道を選ぶのか……選択を迫られる時がやって来ます。

 分量としてはショートノベルですが、物語としては必要充分! ですね。ノエルの心情変化にも違和感がなかったし。ハッピーエンドのルートも素敵ですが、バッドエンドのノエルの思いもぐっと来ます。良いのです。
 本当に無駄がなくて綺麗にまとまってる。ステキ。
 ええもの見つけた、という気分になったであります。

固定リンク / 2017.5.25


未だにジャンルが判らない

 コミックの。
 少年/少女/青年/女性って分かれてるけど、私はこのジャンル分けがさっぱり理解出来ない人です。書店でもマンガ喫茶でも、これが大分類になっていることがほとんどなので、棚から探そうとすると、そもそも目当ての作品に全く辿り着けなくていつも苦労する。

 転職活動中、某コミックサイトで、無料本ランキングの上から縦断攻撃ってのを実はやってみた。今までもたまーに気が向くと無料コミック読んだりもしていたんですが、解説とか見て面白そうと思わなければ読まなかったんだけれど、せっかくある程度時間もあるし、と思って、とにかく「なんでもかんでも読んでみる」というのをやってみた。
 で。
 最初に話した「ジャンル分け」のあり方にますます疑問を抱く羽目になった。

 最初にして最大のきっかけはこれです。花小路ゆみ「女神たちの二重奏」。紙の雑誌で連載されていた時は単行本にならなかった。でも、電子書籍サイトが目をつけて掲載したら大人気になり単行本が出ることになった。経緯がITmediaのインタビュー記事に詳しいです。
 で、紙の連載時は多分青年誌ジャンルだったのだと思われます。裸多めだし(笑)。でも、内容的にはどー考えても女子が読んだ方が面白いに決まってるじゃんこれ、と茫然とした訳です。
 経緯に納得です。そりゃそうだ。これ女子が読まないと魅力に気づかないって。いやまあエロエロ成分は確かに高いんですけど、でもそれは掲載誌が求めるが故の部品みたいなものだし。屋台骨はそこじゃないもんなー、と。

 それで「とりあえず開いてみる」をやるようになって、自分にとって今まで全く圏外だった作品たちに面白さを感じることもある、って発見してちょっと愕然。でやっぱりジャンル分けって何なのよー! と大混乱。今ここ。

 圏外だったのに面白いと感じたものをいくつか。

〇倉科遼原作の女帝シリーズ

 いやあもう。この機会がなかったら一生読むことなかったと思う。女の子がのし上がる物語はなんだかんだかんだ言って痛快じゃないですか。うん。痛快。
 でも物語の内容的にイヤでも裸成分多くなるし、男性向け扱いされちゃうのは判らなくもないけど…
 でも…でもなー! こーいう「おんな一代物語」みたいなのって女子の皆様でも好きな人いそうだけどなー!
 ただ、うん、敬遠して損してたかも。こういう世界って自分には縁がないからこそフィクションで思いっきり楽しめるというのもあるからかもだけれど。
 しかしこの方すげー多作過ぎて検索して目まいが。ううう。その創作エネルギー何と羨ましい。ぐう。

〇お仕事モノ

 女帝シリーズもその一部ではあるけど、やっぱり知らない仕事のゲンバをコミックで覗くのは面白いですね。特に医者系は無条件に人間ドラマくっついて来るからやっぱり引き込まれる。
 女子のお仕事モノも好きです。忙しいOLさんの話もそれなりに楽しい。ふつーのOLという職業自体、私にとっては「知らない職業」の1つだし。…とはいえ恋愛絡むと途端にちょっとテンション下がるんだけど(それが見たい訳じゃないんだよなぁ… ※意見には個人差があります)。

〇地獄少女シリーズ

 なんで「なかよし」!?(茫然)
 だからなんで少女漫画!?(茫然)
 ジャンル分けで脳が混乱した一作。でも、あれだね、考えてみたら小学生女子はこっくりさんとか大好きなのだった、その辺にアプローチ出来そうと見込んだのかな。
 読んでみると、ああ…うん…なるほど少女漫画なのかぁ…と思わなくもないけど、でも絵柄とかエピソードとかを「そっち向け」に補正されてるだけなのかもと思わなくもないし。ストリーライン的には血みどろ描写満載な描き方だって出来ない話ではない訳だしね…。これ、もし青年誌で始まってたら「王様ゲーム」(のコミック版)みたいなテイストになったんじゃなかろかなんて思わなくもない。
 これがコミック世界の難しいところ。物語を作りたいと思った時に、作りたい在りようではなくて、掲載誌のジャンルに合わせて無理に色を書き換えられてやしないのかしらなんて思えてしまう。
 原案者様、今、作りたいもの作れてるのかな。大丈夫かな。
 …今に至るまでずーっとメディアミックスが続いているんだから問題ないのかな。原案者が辛かったら続いていないでしょうしね。
 アニメ4期がBS11で来る予定とのことなので見てみたい所存です。

〇食べ物ハートフルストーリー系

 変なくくりで申し訳ない。こういう分野(?)も私はレセプターあるって全く気付いてなかった。でも読んでみたらおもろい。と言うかぐっと来る。食べ物上手に描くの大変そうだけど。
 「いつかティファニーで朝食を」でちょっと頭殴られました。ほえー私こういうの面白いって思う人間だったのか、と。
 ただ、別に食べ物描写それ自体に惹かれてる訳ではないので、なんつーか、大食いバトル系とか、ひたすら蘊蓄系とかはちょっと受け付けないのですけれども。

〇妖怪と人間が共存する系

 これも変なくくりですみません。妖怪とか精霊とか異世界の人とかが人間界に降りて来て、ぶつかりつつほんわか日常送ってる系も、楽しく読める。
 バトル入って来ると敬遠したくなるけど、日常の小さな事件程度ならまあよし(基準が謎)。
 ……これはまあ、あれですね。基本的に「異物といかに共存するか」を探る話、というのが多分好きなんだよな。セクシャルマイノリティ陣営の性みたいなものだ。

 逆に圏外だったしやっぱり圏外かもと思ったもの。

●恋愛もの少女漫画全般は…

 やっぱり消化酵素ないっぽい!(ぐったり)
 クラスではモテモテだけど主人公女子にだけは何故か冷たかったり意地悪だったりする系男子がどーいう訳か主人公女子にからかってるついでみたいにコクってるとも取れる発言して主人公女子は「なんであんなことゆーのもーしんじらんない!」とか言いつつ「イヤなのにどうしてこんなに気になるんだろう」とか泣いて周り女子が「××クンにちょっかい出すのヤメテよ何様のつもり!?」とかいじめ発生しつつその××クンが「やめろこいつ俺のだから」的な感じで仲裁に入って来て主人公女子「どうしてかばってくれたんだろう」的大混乱さてどうなる続きは有料でどうぞみたいな話!(説明長いわ!!)

 っていうかなんでこう見事にみんなパターン一緒なのよ。疲れるわもう。いや需要あるのよねきっと。きっとみんなにとってはこういうのが「おいしいリンゴ」で、おいしいリンゴは何個全く同じモノがあっても気にならないんだな……
 でももーいいです。うんざり。少なくとも私はコレ系は苦痛なのだと理解した。

 …いわゆる恋愛モノが全部嫌いという訳ではないんですけどねえ。「俺物語」大好きだし。恋愛描写と言うよりキャラクター及びその関係性が画一的過ぎるのがつまらんのかなぁ。むう。

●愛と勇気とバトルと正義、そしてスポ根

 王道少年漫画っぽいものは相変わらず目が泳ぐ。これはもうレセプターなさ過ぎて話自体全く頭に入って来ない。ホントごめんなさいだ。昔からまるでダメなので予想通りではあったけれど。
 アニメ化しているようなド名作でも全く心が動かない。むーん。こればっかりは仕方ないね。
 …推理要素入ると「答えが気になる」からまだ読めるんですが、それ以外はダメっぽい。

 ……まあそんな感じでした。働き始めてからは全く読めてないけど、次にちょっと読んでみたいなと思った時は探索範囲をぐぐっと広げられそう。読んでみないと気づけないことってあるのだなぁ。

固定リンク / 2017.5.19


これi-dioの出番じゃないのかな

 地元の新聞で色麻町の地域WiMAXが頓挫しちゃった記事を見てちょっと呆気に取られた。
 地域WiMAXって導入事例いくらでもあるのに、どうしてここに限って失敗しちゃったのだろう…。というか、ううう? これぞサンクコストの悪しき実例違うのかな?
 さして大容量のリッチコンテンツの受信が必要な訳でもなさそうに見える。ラジオの延長かな。文字が表示出来るとしてもかつての「見えるラジオ」の世界に近いような気がする。

 ………で、タイトルの言葉が浮かんだ訳ですよ。これも素人考えですけど。
 i-dioについてはかつて書いたけど、このケースどっちかと言うとi-dioの出番だったりしないのか。どうだどうだ?
 VHF帯ならどう飛ぶかっていうのはもう実証データありまくりでしょ? かつてアナログテレビというインフラで使われていた電波なんだから、その地域の中でどう届くかっていう特性はもうご存知のはず。その情報を元に県域テレビ放送は中継局を建てたりしていた訳ですから。
 多分こういう電波塔って「何処に作るか」っていうのを検証するのもめっちゃ時間やお金かかるものだと思うのですよね。でもかつてのアナログテレビの電波という遺産を使うi-dioならその辺だいぶ省略出来そうな気がするのですよ。
 んでさ。あとは受信機ですヨ。
 このための受信機2000世帯に配ったそうですが、開発費含めてなのでしょうが、1台当たりにすると5万8千円もかかってる訳ですよ。
 コヴィアが作ったi-dioチューナー積んだスマホだったら、2万しなかったんですよ、1台当たり。受信機側負担約1/3ですよ、それだけで。
 今はもうi-dio Phoneは販売終了しちゃいましたけれど、民生品ならその程度の値段で調達出来るものが現にあった。この商品開発実績を持つコヴィアに相談したら、約6万なんて値段にならなかったんじゃないかって思える。しかも他に使い道のない専用受信機と違って、i-dio Phone地方自治体Ver的なもの(たとえばらくらくスマートフォンやキッズ向けスマートフォンみたいに、機能やアクセスメニューを限定したスマホ)に仕上げられたら、SIM配らなくても他にも使い道が見出せる。例えば交番にWi-Fiスポット設けて住人の皆様の安否確認手段に使うとか。街中のお店でBLEによるチェックイン機能で見守りに使うとか。それ持ってれば、能動的に本人が使わなくても安心・安全で街をくるむインフラとして活用出来る方法がある。後から考えて付け足すことも出来る。

 何よりもまず、災害時の情報受信用端末として考えるんだったら放送波の方が良かったんでは。地域WiMAXより。いや地域WiMAX自体はいいものですよ。使い道に合ってれば。でもこのケースの場合、ニュースなんか見る限り、住人側からの上り通信を重要視しないんなら……放送波の方が理に適ってるんじゃない? で今の段階で一番活用出来そうなのってi-dioじゃないかな?
 …まあぶっちゃけコミュニティFMでもいいんじゃなかろかと思わなくもないんだけど、i-dioはデータ通信も乗っかる仕様になっておりますしね。その点、誰かが喋り続けないとならないFMよりも情報周知手段としての使い勝手は工夫出来る余地がある気がしてさ。

 でさ。
 i-dioどしたの。足踏みしてるね。
 コンテンツ業者がやいのやいの言ってるようであれば、防災情報ブロードキャスト通信としても使えるメリットを前に出して自治体にアプローチする手はもしかしてあるかもだぞ。とつい考えてしまう。
 コンテンツは後回しでも。「足」たる電波整備がそこから進むとしても悪くないんじゃないかしらん。
 ……なんかもー。ケータイ各社頑張ってるから通信分野すっごい発展しているけど、やっぱり放送波で情報ブロードキャストって使い道はもっと活用されていい技術じゃないかなぁ。その意味もあって勝手にi-dioに期待してるんだけど。
 今のところ超片思いで終わってるなあ(笑)。いつになったらi-dio来るのかなあ。
 そして……i-dio来る頃にコヴィアさんはまたi-dio Phoneを作ってくれるのかな…(そっちはだいぶ不安だ)。いじりたかったのに(笑)。

固定リンク / 2017.5.12


転職してみた

 派遣だけど。久々に自分の経歴整理してたら(職務経歴書書くために)、…8回目らしい。そんなものか。まだ転々としているとまでは言えぬな。ぬははは。
 さてもうアラフィフ。前ほどには「苦労せずに」とは行かなかったけど決まったので結果オーライ。
 ……多分転職自体好きなんだな自分。悪く言えば飽きっぽい。

 初めて電話仕事にチャレンジしています。クレーム電話ぎゃーぎゃーみたいな恐ろしい仕事のイメージがあったのですが(実際に研修明けの初日にいきなりクレーム電話に当たってしまって胃が痛みましたが)、意外に平気だ、ということに気づきました。
 年齢が年齢だから細かいことはいちいち覚えてられないからかも。もちろん対応中に聞いたことをシステムに記録残すまでは記憶してますが。
 むしろ年寄りになってからの方がおばちゃん度が上がるというか、おせっかい度が上がるというか、そういう部分が自分にもあったんだなあと引き出された気分です。

 電話応対で、PCやスマホ/タブ、ネットの知識も必要、という感じの仕事です。だから今までさんざんいじくって来たガジェットやネットの世界の知識はそのまま役立っています。わいふぁいってなぁに? みたいな質問に答えることも必要で、その部分でおばちゃん度/おせっかい度が高さが有効。相手が判るまで手を変え品を変え比喩を変え説明しなきゃならないので。

 まあ何とかなってます。失敗することももちろんあるのですが。
 何より、電話仕事でも自分は行けるんだっていう自信だけはついた。今までむしろ避けて通っていたから。
 とは言え、これは年齢を重ねた今だからこそ行けた転職なのかなという気もしてます。言葉きつい方や判りにくい方ももちろん多いので、世の中色んな人がいるもんねーみたいな達観も必要になるのかなと。
 あと、さっきも書きましたが「適度な忘れっぽさ」も(笑)。若い頃に経験したイヤなことって、ずーっと引きずって忘れられなかったりするものだと思います。だからちょっと忘れっぽく、引きずらなくなってからぐらいの方がいいのかも、この仕事。

 あと、打算も1つあって。
 仙台って震災復興兼ねて、ネットサービスのコールセンターがどかすか集まっちゃってるのだ。例えばAmazonの問い合わせ拠点とかメルカリのコールセンターとか。あと楽天関係のサービスはもう当然(球団がお膝元だしね)。テレマ仕事探すと、3歩歩くと楽天に当たる感じ(※あくまで個人の感想です)。
 だから、この街でコールセンター仕事の経験があると、多少年行っても、いわゆる「つぶしが効く」ってやつです。なので、今回はちと狙って電話仕事ばっかり意図的に探しました。
 元々社内サポート系の仕事はしたことがあるので、IT系の知識はまあ、他の人よりはあるつもりでいる(過信かもだけど)。問題は喋りのスキルだなと思ってた。ので、いい経験になるといいなー。いつかAmazonとかメルカリとか殴り込んでみたいかも知れない。もちろん楽天も(笑)。

 久々に土日祝休みじゃなくなったので、平日休みも楽しんでいます。何処に行っても空いてるし銀行や郵便局の窓口が開いてるの久し振りだ。あと2日3日働いたらすぐ休みが来る(最長4連勤)というのも私にとってはすごく、すごーく嬉しい。元々水曜日祝日とか大好きだったので。
 デメリットは、まあ、残業ですね。お客様対応仕事なので、ややこしい人にぶつかると時間内では終われない。とは言え、それは想定内。月80時間越えみたいな極端な残業ではないし。

 しばらくは喋りまくります。うん。……喉は一層大切にせねば。つぶしが効くおばちゃんオペレータを目指してみることにするだよ。

固定リンク / 2017.5.5


通勤ノベルゲーム その45

 iOSです。

佐倉ユウナの上京

 アプリは上下に分かれて2本。春と夏が上、秋と冬が下。
 主人公・鷹司は東京で1人暮らしの大学生。ある春の日、落とした財布を探している途中で地元の「後輩」のユウナと再会する。
 ユウナは幼馴染だが、体があまり丈夫ではなく、高校の段階で留年してしまい、同年齢なのに「後輩」になってしまう。同じ学校で天文部でともに活動した(ちなみに部員2人)仲間。ユウナは大学受験のため、寮つきの予備校に通うために上京して来たと話す。
 彼女は、主人公と同じ難関大学を志望校に決め、他の滑り止めを受けずに挑んで失敗していた。それでもどうしてもそこに行きたいと両親に頼み込み、1年限定で予備校生になることを許してもらえた。
 ユウナの入る女子寮は、なんと鷹司のアパートの真向い。喜んだユウナは、勉強漬けの生活の「息抜き」に付き合って欲しいと鷹司に頼んで来る。月に2回ほど、日曜日に、2人は「息抜き」と称して鷹司の部屋で過ごしたり、一緒に出掛けたりするようになる。
 そんな2人が過ごす1年の出来事を、丁寧に描いている物語。

 恋愛モノではありません。なんて言うか…むしろ…勉強もの?(笑) これ、受験生の皆様の「息抜き」に是非使って欲しいかも。レビューでも書いている人がいましたが、「勉強する」ことに対して前向きに考えさせる物語になっている気がします。受験生のユウナはもちろんですが、鷹司もまた、彼女にいい意味で影響を受けて、学ぶということの意味が変化してゆくので。
 タイトルに登場するのはユウナだけど、語り手は鷹司。彼女の上京というのが、なんていうか、1つの転換期になった、そんな感じなんだろうなぁ。
 マジメか! と突っ込みたくなるかも知れません。マジメです。でもこのマジメさは、温かいですよ。うん。

固定リンク / 2017.4.28


マストドン始めてみたぞな

 絶滅動物でもロックバンドでもありません、分散型SNSです。ああわくわくする。分散型と聞くだけでうっとり(重症)。

 最近一極集中型のSNSばっかりで、分散型は久々のような気がします。NetNewsとかIRCとか、コミュニケイションサービスと言えば以前は複数サーバが立っててどれかに接続するっていうのから始まってるイメージなので(だいぶ年寄り…)、どっちかと言うと昔に戻った感がある。
 様々なサービスの趨勢を眺めて来ているせいか、サービス自体の息の長さは集中型より分散型の方が長そう、とぼんやり考える。1つのサーバが潰れてもサービス終了にはならないし(NetNewsはもうほとんどアクセス手段がなくなってしまったけど)。

 ただ今の状況だと疑似的に一極集中になりつつありますね。まあ過渡期だからかな。「mstdn.jp」は個人でやってるらしい。凄いなあ。
 色々こなれて来たらそれぞれのインスタンス毎に住み分けがされてゆくでしょう。あと別インスタンスにお引越しする機能なんかもどうやらあるようですし。

 知らん人のためにちらっと紹介しておくと。
 インスタンスと呼ばれる「拠点」みたいなものが複数あります。リストがこちらにあります。このインスタンスのどれかにユーザー登録して、アカウントを作ります。私はmstdn.jpに作りました。
 あとはtwitterのようにユーザーをフォローしたりされたりしてコミュニケーションを楽しみます。
 「ツイート」に当たる用語は「トゥート」。ラッパや笛が鳴るとか、動物が吠えるとか、そんな意味。トレードマークもアレだし、「ぱおーん」みたいな感じだと思います。既に「パオる」というネットスラングも一部で使われてます。
 フォローについては、他所のインスタンスのユーザーでもフォロー出来ます。で、フォローした人が所属する他所のインスタンスは「連合」と呼ばれます。
 「ローカルタイムライン」で、自分と同じインスタンスのユーザーが「トゥート」した内容が表示出来ます。
 「連合タイムライン」で、自分が所属するインスタンス+「連合」になっている他所のインスタンスの、全ユーザーの「トゥート」が表示出来ます。
 自分が所属するインスタンスで誰か1人でも他所のインスタンスの人をフォローすれば「連合」になるので、mstdn.jpのようにユーザー数の多いインスタンスの連合タイムラインは、タイムラインというよりほぼ滝です……読むのは無理ですw

 twitterと比べてみると。
 文字制限は500文字です。
 「ネタバレ」機能があります(最初は途中まで表示させて、続きを表示したければクリック/タップする)。また、続きを表示する際に警告文を設定する機能もあります(例えば「この先、虫の画像あり」とか)。
 「Unlisted」という公開モードがあります(自分のページでは誰でも見られるよう公開されるけど、タイムラインには載せない)
 ……などなど。
 久々に本来の意味での「ミニブログ」という感じですね。使い勝手はtwitterより旧来ブログサービスに近いかも。

 以下ちょっとした留意事項。

 登録前にそのインスタンスのルールはきちんと確認しましょう。登録前なら「このインスタンスについて」でルールを表示出来ます。
 特定趣味の集まりだったり、企業・組織のメンバーのためのものだったりするものもあります。テーマのあるインスタンスに無関係なアカウントを作るのは迷惑がかかります。

 インスタンスは誰でも作れます(サーバ用意してインストールする技術は要りますが)。
 逆に言うと、悪意のある人が作ることも充分にあり得るので、始めたい場合は情報を集めて、変なインスタンスに登録しないようご注意下さい。その意味ではユーザーの多いインスタンスはある程度信用が置けるとも言えますね。
 また、パスワード管理はより一層慎重に。他と同じパスワードを利用しない、可能なら二段階認証を設定するなど、自衛策を講じましょー。

 余談。私のプロフィールページURLはコンタクトページに載せてあります。

固定リンク / 2017.4.22


宅配便の皆様のお仕事を減らす試み

 以前、タワレコの「取り置き」システムで在庫を確認してから店に行く話を書いたことありますが、今のタワレコで一番のご不満はオンラインショップで注文したものを店舗で受け取る(で、その場で支払う)という仕組みが存在しないことなのですよ。
 ちなみにヨドバシカメラ(のオンラインサイト)で時々ポチることありますが、自分で運べる小物であれば店舗受け取りを選択してます。行こうとしている店に在庫がなくても他店から回してもらえるので、それを買う。
 音楽ソフトなんてロングテイル商品で儲けてナンボなんじゃないのかなあといつも思う。思うだけにもったいない。どうして欲しがってる人がいる所に店舗同士で融通する仕組みがないんだろうか。
 と同時に、リアル店舗とオンライン販売をどちらもやっている企業は、すべからく店舗受け取りもチャンネルとして用意した方がいいんじゃなかろか。
 ……と、宅配業界の窮地を見ているとしみじみ思うのれす。

 昔は通販で買ったものが届くまでに1週間かかるとかごく当たり前だったのに、いつからこうなったんだろうね。
 夜22時にポチって翌日に届いた時にはむしろやめてくれと思った。心の準備も設置するスペース開ける作業もする前に届きやがって実はちょっと迷惑だったですよ…。なので「急いでない」って言える仕組みはあるべきだ。うん。いや違うな、デフォルトは「急がない」で本当に急ぐ人だけのオプション化すべきなんだ。

 そもそもそんなに早い配達を通販に求めている人が本当はどのくらいいるのかというのをちゃんと調べたことがあるんだろうかムムム。
 あとヤマトが夜8時から9時の時間指定配達を7時から9時という時間に再配分したっていうニュースを見て、恐らく、現場のドライバーさんも思うであろう不安を一斉に共有しましたですよ。それ再配達をさらに増やして終わりなんじゃね?(でしょお? ヤマトのドライバーの皆様あ…)

 さて、現実的な解として何をすればいいんだろうか。
 実現するかどうかは別として色々思いつくまま書いてみよう。まあ、全部素人の考えることなんで、期待はせんといて下さい。

 でかいビルの配達については宅配業者何社かの荷物をまとめて1社が代表して配って回る。やろうとしているみたいですね。いいんじゃないでしょーか。
 ただ、それが大都会のビルに限定されてしまっていることに違和感がある。
 私は大学生の頃、とある大手運送会社の配送拠点で伝票のバーコードをひたすら読み取るバイトをやっていたことがあります。その会社は個人宅配よりは今でいうBtoB、企業間貨物の方が圧倒的に多かったのですが、その配送センターには自社以外の様々な運送会社のトラックが入り乱れてました。配達地域ごとにあちこちに委託してたんですよね。扱っていた伝票の色やフォーマットもバラバラで様々だった(色んな会社から入っても来るので)。だから伝票を機械に任せられなくて、バイト雇ってた。
 自社のドライバーさんより他社のドライバーさんの方が顔なじみになっちゃうくらい多かったのですw 今でも、東北各地を拠点としている運送会社の名前、色々記憶に残ってます。
 だから、ビル単位で複数の業者の荷物をまとめるという配達方法について、調整が必要で難しいみたいにぐずぐずしてるのがむしろ信じられない。田舎ではもう何十年も前からやってることなのに。まあビルじゃなくて地域ごとですけど。多分、東北以外でも、たとえば九州でも、なんでそんな部分で手間取ってんだこいつら、って鼻で笑っちゃってる業者さんはきっといる。うん。
 だって田舎なんて、配達する拠点の密度が低いから、そこを全部一社で回るなんて燃料と(人の拘束)時間の無駄遣いだもん。アホらしい。
 物流委託のノウハウなんて田舎じゃありふれてるぞな。調整難しいとかうっとおしいこと言ってる暇あったら東北見に来やがれってんだコンチクショーメ。都会で机にかじりついてるから見えてねーだけなんじゃないのかベラボーメ(※東京の皆様向けなので江戸っ子になってみたつもりらしい)。

 あと、最初に私が知ったのは佐川でしたが、宅配の末端を昼間自宅にいらっしゃる皆様に委託しちゃうっていう策がありますよね。1個配達するといくらっていう歩合制で。確か佐川だと思って今Webサイト見たけど情報探しきれなかった。ヤマトの求人ページはそれらしいのが出てる。1個150円から、ってのがたぶんそれですよね。
 この制度も、会社単位でそれぞれでやったりしないで、配達やってもいいワっていう人がいたら、個人宅配やってる会社がみんな彼/彼女に委託できるような、会社横断しての仕組みっていうのも作ってみたらどーかなんて考える。全社で出資して人材登録会社的なもの作って。配達やろうかって人はそこに登録して、どの会社の荷物とか関係なく請け負えるよーにするの。配達担当する人も稼げるし、ドライバーさんも助かるし。特に東北みたいな田舎の町内会は、震災以降、ご近所助け合いが最強の美徳になってるから、さほどトラブルもなく回ると思うんですけどねー。

 もひとつ。宅配ボックス。
 自分では外に出て配達して回れないという方のお家を宅配ボックス化するというのはどやろ。管理人常駐してない集合住宅でも有効かもと思う。
 玄関先にちょっとスペースある人が、配達出来なかった荷物預かる。ドライバーさんは、不在配達伝票に102号室のXXさんに預けましたって書いて終わり。というか、これ、30年前には普通にやってたことだよね!? でしょ!? いつの間になくなったの!? どーして最近は全部再配達なの!? おかしくない!? お隣に届いたお歳暮預かってたのに子供が間違って開けちゃったとか、あるあるだったじゃん、ね!?
 ……ただ、ご近所の良心だけに頼ってると、それこそ誤開封トラブルとか、起きた時の責任がってなっちゃうんだろうから(今時は)、たとえ1つ何十円とかでもいいからきちんと「契約化」すればトラブルも防げるんじゃないでしょうか。おカネが絡んでれば預かる側の心構えが違うはずですし。で、上の配達と同じく、各社バラバラじゃなく全社横断で同じご家庭が預かれるようにする。
 ……というかあれですよ。生協の共同購入からノウハウ盗めるんじゃないかしらん。ね。ご近所をある程度グループ化して、そのグループ代表者に預けるようなイメージさ。
 コンビニだけじゃなく地元の小さい商店とかでも預かれるようにすれば、コンビニ受け取りの延長でやれるように思いますし。小さい商店がご近所の物流ハブになるというのは、そのお店にとっても悪い話ではないはず。

 あと、それと発想は一緒なんだけど移動販売車受け取りも。買い物難民を救う目的で週1くらいで移動販売しているお店については情報を集めてネットワーク化して、やっぱり物流ハブになってもらう。もちろん、移動販売業者自体が「御用聞き」化してもいいと思う(前の週に欲しいものをオーダーして、翌週の販売時に持って来るような)けど、通販業界もそこに乗っかってついでに持ってって貰う。もちろん、腐るようなもの以外限定ですけどね。
 というかアマゾンあたり、移動販売業者にタブレット押し付けて「御用聞き」してもらうとかどーよ? セブンイレブンは店員にタブレット預けて店頭で「オムニ7」(通販サイト)の注文を受け付けるっていうサービスやってるっしょ。auも確か似たようなことしてますよね。
 そもそも物流やお店が存在していないからこそ移動販売業者が回る訳で、その移動するガソリン代にプラスアルファの価値をつけられる策になるんじゃないかしらん。それ自体は黒字にならないボランティア精神でやってることが多い移動販売業者さんも、微々たるものでしょうけど、そこで委託料を多少上乗せれば稼げるから足しになるし。どうせ通販はそもそも送料かかるものですから。で宅配屋さんは行きづらい場所の荷を減らせる。

 まあ所詮は素人考えですネ。あと、田舎だから性善説がそれなりにまかり通っているっていうのもあるかも。
 ……でも、そんな「性善説」にもう少し頼ってみてもいいんじゃないかなー。真面目に働く人たちがすり減らされる、そんな状態を「普通」にしちゃいけないと思うんだけれども。

 おまけ。
 目的は違いますが、日本郵政が「郵便局やコンビニで受け取るとポイント付加」ってトライアルをやるみたいですね。これもまたいい取り組み。
 これトライアルで終わらせちゃうのか…。手続きがめちゃめんどくさそうだけど、コンビニレジと連携とかして、荷物受け取った時にポイントカード読み取ったら1pt付与みたいに簡単に出来るようになって常設化するといいセン行くような気がするけどなー。
 うまく動くといいですね。このトライアルは始まったら参加しようと思ってます。今から、何か通販で買えるものがないか物色中。

固定リンク / 2017.4.15


ドライブレコーダーが事件の目撃者になった

 映像だけじゃなくて正確なGPS情報、時刻までもきちんと記録されるようになれば、今まで監視カメラの死角だった場所がドライブレコーダーによって監視される時代が来るのかも知れない。
 で、そうなると、こういう悲しい事件はそもそも減らせるかも知れないし、起きてしまったとしても解決を早めることが出来るかも知れない。

 5G通信の使い道の「目玉」の1つは、自動車がネットワークにつながることだと思います。各社、自動運転を始めとして、自動車をオンライン化することに情熱を注いでいる。
 自動車自体のコントロールもいいけど、こうなるとドライブレコーダーも新たな役割が与えられる時代が来るのかもって思う。
 事故が起きた時の原因究明や、レコーダーに搭載されるカメラやセンサーがもたらす自動運転に必要な情報。
 のみならず。自動車の「外」で起こる日常の出来事も観察する。

 5Gの時代になるともしかして「レコーダー」ではなくなるかも知れない。大容量・低遅延の通信なら、記録したデータをわざわざ「レコード」しておく必要なんかなくて、むしろ車の周囲で起こっているデータを全部リアルタイムに何処かに転送し続ける。
 そしてそれが蓄積されていれば、今回みたいな事件で、警察はサーバーから地域を指定してその辺を当時走っていた車からの情報をがさっとビッグデータとして手に入れることが出来る、なんて時代になるのかな。

 正直、5Gなんて新規格の通信が出て来たとしても、「そこまでの高速・低遅延通信が本当に必要なんだろうか」って考えてしまうこともあった。けど、今回の事件でドライブレコーダーが果たした役割でちょっと認識を変えさせられた。
 ただまあ、5Gほどの大容量・低遅延は自動運転とか、もっとクリティカルな部分に利用して、クリティカル以外の日常記録については、たとえば屋外Wi-Fiによるメッシュネットワークを電柱に作ってそこにオフロードでもいいかもとは思います。車から電柱へ。電柱から電線へ。あとは光ファイバーに接続、みたいな。
 あれですね。昭和時代の妄想では空にチューブが張り巡らされて車がその中を走ってましたけど、現実では車は相変わらず地べたを走り続け、でも走ったデータと、周りで起こったことについてのあらゆるデータは、電線という名のチューブを通って空中をひゆんひゆんと飛び回る時代が来るのですね。うん。全部のデータを一極集中でどっかのクラウドに溜め込むのも危険だからブロックチェーン的なあれ(どれ?)で認証だけじゃなくデータ自体も分散保管とかそういう技術もゆんゆんと進めるといいのかも。ゆんゆん。

 ただいずれにせよ、ドライブレコーダーが単なる運転記録だけではなく、街を見守る目にもなる。その実用性が証明された最初の事件になる、のかも知れません。
 …これきっかけに「車の監視カメラ化」が進むんじゃないかしらん。屋外Wi-Fiメッシュネットワークがうまくつながれば、日本中の電柱や街灯が監視カメラになる日も近いのかも(「目」とネットワークだけをそこに置いておくようなタイプね)。
 ピースサインから指紋認証を抜くとか、スマホ撮影の写真の被害者の瞳に映った像で犯人特定とか、カメラ自体の性能と言うのも、あまり騒がれはしないけど恐ろしく高度化してるし、今のドライブレコーダーの映像は荒いけど、あっと言う間に高精度化されるでしょうね。それが監視カメラになる時代が来たら……私は公道では撮られて困るようなことはしてないので気にしないけど、悪いことが出来ない時代になりますなぁ。いっひひひ。

固定リンク / 2017.4.8


2017冬アニメー

●クラシカロイド(1期)

 NHKどうかしてるな…(褒めてる)。

 クラシックって学校で音楽の授業でやる分には全く面白くもなんともないけど、大人になってから少しずつ好きになる人も多い。その原因の1つに、音楽だけじゃなくてその周辺要素が付加情報として増えてゆくからだ、というのもある気がするんですよ。
 モーツアルトが下ネタ好きでバカなことばっかやるヤツだっていうのは、学校では絶対教えない。けど映画「アマデウス」を始めとして、人間としてのモーツアルトを語る時に彼の下品さは絶対出て来るものだし、まさに「キャラ」な訳で。だからアニメの「モツ」がこう(性格的なものも含めて)キャラデザされたのは大人の方が納得がゆく。ベトの偏屈さもそうだし(ちなみにコーヒー豆60粒も実際に語り継がれていエピソードの1つ)。シューさんのベトに対する尊敬と軽蔑の両極端な振れ方もある意味「本人」のエピソードに則ったんだろうって思えますし。

 …なのにこんなんですよ!(どんなんだw)

 アニメとしては、NHKが藤田監督に期待した通り(と思われる)ハジけたものに仕上がりましたけど、細かい部分がいちいち「教育的」なのが本当にもう。NHKどうかしてる(再)。
 子供たちがこれで、あんまり深いことは理解しなくてもゲラゲラ笑って楽しんでくれるのはいいんじゃないでしょうか。そんなことを入口にするのもこれはこれで悪くない。うん。そんな気はした。

 それにしても、声優といい、各音楽のアレンジに起用されたミュージシャンたちといい、おっそろしく豪華過ぎてなー。これはなんつーか……NHKじゃないと出来ないレベルだとしみじみ思う。民放ではこのレベルの人たちを集めるのもー絶対無理っしょ。しかもこの手のギャグアニメで。
 しかも2期制作決定とか……

 NHKどうかしっ放しだよ!!(褒めてる)

●四畳半神話大系(再)

 かつて1度見てる。でもやっぱり見ちゃう。うわーん。
 どーしてオープニングとエンディング差し替えてしまわれたのだろう…。やくしまるえつこさんのエンディングがまたたまらんかったのですよ、砂原良徳さんの作った曲。なのでエンディングが変わったことがちょっとだけ、ほんのちょっとだけ残念。
 中身はまるっきり変わってないので相変わらず大好き過ぎて、心がきゅるきゅるしながら見ておりました。

 湯浅監督今年はえらく忙しいことになってますね。「夜は短し歩けよ乙女」と「夜明け告げるルーのうた」2本立て、こんな短期間に一気に…大丈夫なんでしょうか…。
 アニメーションという表現はだいぶ「汎用化」されて来てる気がしますが、湯浅さんの映像の独特さは今の所誰も追いついてない気がひしひしとするので、無理なさらずちゃんとこの存在感であり続けて欲しいのです。うん。

●けものフレンズ

 放送されてないちほーのフレンズなんだよ!
 だから公的にはニコ動無料配信の1話しか見てないことになってるフレンズなんだよ!
 ………というか配信がdアニメストアだけとか何の陰謀なんだろ。GYAOとかニコ動とかで最新話一定期間無料策やってくれても良かったんじゃないだろうか。
 あとまおゆうの時みたいにAT-Xリピ放送の一番遅いやつだけスクランブル解除とか。まおゆうのあれはANIMAXだったか。AT-Xはそこまで太っ腹じゃないフレンズなのかな。むむむ。
 dアニに罪はないけど公式の配信情報がdアニしかないとか蹴っ飛ばしたくなるフレンズなんだよ……まあオンデマンドレンタルで1話毎に課金されるよりはdアニを契約して頑張って1ケ月以内に制覇して即解約する方が確かに安いんだけどさ。
 でもこれ明らかに(ある程度)放送オンタイムに見てた方が面白い類だわさ。ねえ。でしょ。地方住まいの不利を久々に実感。
 閑話休題。

 元々のアプリゲームやコミックがアニメが盛り上がるより前に収束してしまったこと自体はそんなに驚かない。というのも、アニメがここまで暴発したのはやっぱりディストピア世界観を前面に押し出して来たアニメオリジナル展開の力が大きいと思うからです。アプリやコミックは、続いていたとしても、アニメで生まれた熱量を受け止める器ではなかったんじゃないか、と感じる。いえアプリはプレイしていないんですけどね。今ある遺産を見る限りでは。

 ゼロ年代以降の日本アニメファン(の一部)って、こういう、一見のほほんとした日常に爆弾設定抱えてる系、めっちゃ大好物になりましたよね。
 なんつーか、ラノベやアニメの世界で定義が曖昧なんだけどそれでも1つの雲を形成している、という雰囲気が「セカイ系」の成立(?)と似通った空気を感じる。
 ダーク寄りに突き詰めれば虚淵メソッド(※そんな用語はありません今造った)になるけど、表立って内臓ぶちまけないままネットバイラル設定班を突っつくのがうまかった。それがけものフレンズの面白い所でしたね。ツチノコやハシビロコウを始め、一言だけチラつかせるなんてあざとい。うん。あざとい。でも多分、今時のSNS拡散狙いにとってこういうやり方が効果的なのも確か。乗せられすぎ。自分含めて(笑)。

 新作来るっぽいですねえ。終わり方も「次」につなげられるようにしてあるし。ここまで来たらコンテンツ手放す方が野暮というものでしょう。次もテレビシリーズだとしたら、ちほーのフレンズでも(せいぜい1週間遅れ程度で)リアルタイムに追いつけるといいなー。まおゆうの時みたいに、AT-X最遅リピのスクランブル解除でもいいよー。

固定リンク / 2017.4.1


通勤ノベルゲーム その44

 iOSです。

ボツネタ通りのキミとボク

 文芸部所属の主人公くんは、1度ヘタに小説で賞とか取ってしまって、周りからのプレッシャーに少々押しつぶされ気味の高校生。書けなくて悩んでいたその時、道端で1冊のノートを拾う。
 持ち主のヒントを求めて中をチラ見してみると、妙に薄い文字で書かれていたのは、小説を書こうとしている誰かのネタ帳らしきものだった。
 途端、小学生くらいの少女が目の前に現れて、逃げてゆく。ノートの持ち主かも知れないとそのまま追いかけているうちに、いつの間にやら見知らぬ広場に辿り着く。そこには地方の商店街によくあるようなアーチのかかった道があり、看板には「ボツネタ通り」と書かれている。
 女の子いわく。拾ったそのノートに綴られたネタたちは、作者から見捨てられたボツネタであるという。そして、突然頼んで来るのだ。「この世界を救って欲しい」と。
 そして主人公くんは、女の子に導かれて、ノートに書かれた物語の世界を巡る旅に出ることになる。

 公式サイトの記述を見てると、ひょっとしてここに登場する「ボツネタ」は超水道さんたちの実際のボツネタだったりするのだろうか(笑)。ボツネタを集めて、その上にも1つ世界をかぶせて、別の作品に仕立てた…んだとすれば、なんか手法として面白いねえ。
 どの世界観も、人物たちも、なかなかにクセがあります。そしてボツネタ同士の中で軽くスターシステムめいたものもあったりして、ちょっとクスッとしたりして。
 登場人物紹介的に途中途中で挟まるコミックモード(?)もよいインパクト。細かい演出もなかなか楽しい。
 で、ラストは……「そう来たかー!」って感じ。詳しくはネタバレなのでこれ以上は言いません……が、想像してなかったー、という印象でした。

固定リンク / 2017.3.25


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