|
ソースネクストの「0秒読書」のサービス紹介を見た時、…まあ目的は「AIに読ませる」ことであって人間が読むためのものじゃないってーのは判ったんですけど、でも、既に「電子」の状態になっている本をわざわざPCでスクショしてPDF化してOCRでテキストつける、という、……いやなんで「電子」書籍なのにわざわざ「自炊」してんの!? みたいなことを考えてしまったんですよね……。
と言いますか、そもそも、確かに、現代の「電子書籍」は色んな意味で「不便」が過ぎる。我が街の電子図書館で、借りた本をオフラインで読めないことは以前ちらっと書いたんですけど、電子書籍の販売サイトだって完全に書籍を自分の所有物に出来る訳ではないのは既に周知だと思う。だからこそ電子書籍サイトがなくなったりするたびに、「購入した」はずの本が手元からなくなる危機にさらされることがいつもいつも問題視される。
サービス終了のタイミングではなくても、PCやスマホを買い替えるたびにダウンロードしたはずの書籍は手元からなくなる訳で。再度ダウンロードし直すタイミングで何かの事情で配信が終わってしまっていれば二度と読むことが叶わなくなったりもする。
それに加えて、様々な権利問題があって、電子書籍なのにメタデータとしてのテキストを取り出すことは大体において不可能な訳で。……だから「0秒読書」みたいな発想、電子書籍なのにわざわざ画面をスキャンして自炊するという、馬鹿らしくも遠回りなことをしなければならなくなってしまっている。
電子書籍って何なんですかね…って一瞬遠い目になると共に、そこに目をつけたというか、そーいう発想に至ったソースネクストの開発者誰ですか(勝手に心の中で握手)、って気分になったりも。
権利侵害とのいたちごっことはいえ、電子書籍というメディア、当初想定された「便利さ」とはどんどん遠ざかってる感じがちょっとする。それを解消する手段は結局、こんなアナログな力技しかないんだなぁと。
固定リンク / 2026.5.7
|