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コミュニティなんか外注でいいじゃん

 という潔さがいいです。何って、lobiの話。
 とは言え、lobiって言っても知らない人の方が多い予感。ただ、「モンスターストライク」についてる、ゲーム実況動画撮影機能だ、と言えば「ああー」となる人はいるね。うん。多分、いる。
 lobiの面白さってそこにある。開発している当人たちにそんなつもりはないかもだけど、裏方にいつの間にかいる、って存在感の不思議さが何だかいいなあと。
 ちなみに今のlobiが提供する機能は、モンスターストライクも採用している実況動画撮影機能SDK、チャット機能SDK、ランキング機能SDK。……でいいんだよな、多分。

 ゲーム側で登録しているアカウントとlobiを連携すると、lobiアプリのチャット機能で、ゲーム内コミニュニティが作れる。
 mixi・GREE・モバゲーのように、コミュニティ機能を持つプラットフォームがある上にゲームを展開する、じゃなくて、ゲームが「主役」で、外部機能として後からコミュニティ機能をくっつけることが出来る。ゲームの開発者側は、コミュニティ管理とかに開発リソースを使う必要がなく、ゲームだけに専念出来るってのもいいね。ってのは、コミュニティ機能込みでかつてソーシャルゲーム作ってたから判る良さですね……ええ……本筋じゃない所に煩わされなくて済むっていいよねえ…(遠い目)。

 ちなみに私は、ブシモがコミュニティ機能を廃止してlobi連携だけ残す、というお知らせがあって初めてlobiに飛び込みました。ので、今持ってるlobiアカウントはlobi本体のアカウントと、ブシモとの連携アカウントの2つ。
 各アカウントにそれぞれプロフィール画面とかがあって、ブシモアカウントの方ではlobi内でもブシモのアバターが表示される。lobiアカウントはlobiアカウント用のプロフィールが別にある。ゲーム内でよくあるユーザー毎のプロフィールページ的な機能すらも開発しなくてよくなるのね。全部lobiに任せてしまえる。実際、ブシモは、ブシモ側(アプリ/webとも)のユーザープロフィールってアバター以外何もないみたいな状態になってる。本当にlobiに丸投げだなぁって感じです。
 で、ブシモlobiアカウントではブシモ用のチャットルームに入れる。lobi(本体)アカウントだとブシモのチャットルームは見えない。そういう仕組。

 モンストとかはまさに典型だけど、今やゲームのメイン市場はネイティブアプリに傾きつつあり、Webアプリはどんどん不利になってる印象です。先日もkiwiが、一部ネイティブアプリはKONAMIに移管するとかして残し、Webサイト上のサービス全閉鎖が発表されて、あーそんな時代なんだなあとしみじみしたり。アバターとかユーザープロフィールとかユーザーランキングとか、ゲーム本体以外のコミュニティを持続することがどんどん難しい時代になっているんだなぁ、という印象。
 何故なら、ま、ゲームやってて、詰まったりしたらコミュニティ機能で訊ねるなんて世界はもう過去の遺物だからだ。詰まったらそこでプレイを止められてしまう、のが今のゲームの世界。まあコンシューマは別ですけれど、スマホ用はね。コミュニティはコミュニティとして役に立つものではなくなりつつある。やり込みたい熱心プレイヤーは多分有志が作った攻略wikiに行くだろうし。

 でも、それでもコミュニティ機能を0には出来ない。最初から存在するプラットフォーム上で展開すれば楽は楽だけど、そのためのショバ代はかかる訳で。
 あと、プラットフォーム側の色んな都合にゲーム側が振り回されるウザさもあるし(経験談)。
 なので、ゲーム本体に影響せずにコミュニティ機能を後付け出来る、っていうこの発想は、スタンドアロンのネイティブアプリを作りやすくすると思う。面白いやり方。

 ちなみに、lobi(本体)アカウントにはいわゆる一般的な「IDとパスワード」というユーザー認証方法が存在しないのもちょっと独特。メールアカウント入れるとそのメールに対して、短時間だけ有効なログインページのURLが送られて来るのです。メールアカウントでユーザー識別はしているけどパスワードがなくて、メールアドレス認証1本だけでやってる。
 最近、パスワードリスト攻撃が随分一般的になって、二段階認証を推奨するサイトが増えて来ました。その「二段階目」は、大抵の場合、登録済のメールアカウントに対して確認コードのようなものを送ったりする形式。lobiはこの「二段階目」をメインの認証方法にしちゃってる、みたいな感じですかね。
 ネックはメールアドレス自体をハッキングされると手も足も出ないことか。微妙な不安はありますね。メールアドレス以外の文字列をログインIDとして使えれば、まだちょっとセキュアにはなりそうな気がするんだけど、めんどくさいかな。まあ金銭のやり取りの要素が皆無だし、そこまで神経質になる必要はないという判断なのかな。
 あと、使う端末が変わるたびにメールアドレス認証やり直しなのもちょっと手間ね。私はiOS/Android両刀なもので。それにプラスしてPCからも入るし。まあこれは些細なことだけど。
 というか、メインはモンストなりブシモなりのネイティブアプリで使用されているアカウントを連携して使うこと、という割り切りがあるのかも知れない。つまり自分みたいに何処からの連携でもない独立アカウントを取りたがるような人を想定していなかったのかも(笑)。

 独立したチャットアプリ、という感じではないから、LINEのようなアプリとの競合をしない立ち位置なのが素敵です。ありそうでなかった発想。
 ただあの。正直どうやって採算取ってるのか全く判らんのですがこれ。使う側に課金要素ないし。儲かる要素がなさ過ぎるねえ。SDKは無料を謳ってるけど実は開発側に従量制課金とかだったら怖いな(ユーザーが何かチャットするたびに請求が来るとか)。あるいは、ユーザープロフィールも丸投げされてる訳だし、そのうちアバターでもやるんですかねえ。

2015.1.18追記
 スタンプ売り始めた!(そっちか…)
 あと、一般的なパスワード認証方式に変わりました。まあ、カネ扱うようになったらそれは必要ですわね。メールアドレス認証だけでは弱過ぎる。

固定リンク / 2014.11.22


ついにMVNOデビュー

 Aterm MR03LNIIJmioのデータ通信SIM挿しました。もちろんミニマムスタートプラン。ここ何ヶ月かイーモバ(ワイモバ)での使用量が1GBに届いてないので、多分余裕だと思う。
 更新月見越してんのか、最近ワイモバからのセールス電話うざいうざい……ま、使用量に見合ってないからこいつ解約しそう、って思われてんだろうな。

 で。auは基本+NET+auスマートパスで1736円、IIJmioが972円、2台持ちでも2708円(税込)。auのメールアドレス維持しながら、ガラケーでパケ定の頃より安くなっちゃってるという。
 ネットやらない人はもちろんガラケーの方が維持費安いけど、やる人はさっさとスマホ来るが吉ですよ。u-mobileやぷららが無制限プランも出してるし。私はそんなに(外では)使わないから無制限プランは興味ないけど、無制限の人でもガラケー並の維持費で行ける時代ですなぁ。
 ちなみにワイモバイルの「使い放題」(Pocket WiFiプラン+のキャンペーン)は嘘があるから注意だぜ。最大2年間だけだし、3日間で1GB到達すると通信制限かかる制約はなくなってないので、高速のまま使えるのはどんなに頑張っても10GB程度。
 本当の使い放題はMVNOにしかないんだぜ。ぷららLTEには1ヶ月で100GB使った猛者もいるそうですから。

 さて、今や2GB900円なんてどこのMVNOもやってる価格だけど、IIJmioに決めた理由は2つ。

(1) バンドルクーポン形式だから

 1ケ月2GBまで、じゃなくて、月額払うと翌月末まで有効の2GBのデータ量を「クーポン」としてもらえる、という契約。このクーポン形式やってるメジャーどころのMVNOは今のところIIJだけなんだよね。プリペイド式はあるけど、永続契約でやってるのはIIJだけじゃないかな。知らないだけだったらごめん。
 何が違うのかって、まず、「クーポン」だから、有効期限内ならいつ使ってもいいということ。つまり、自慢げに「繰越サービス始めました!」とか胸張ってるどこぞのキャリアと違って、最初から、いわば繰り越しありきなのねん。あと、件の「繰越」キャリアは、データ量の使用順序が、今月分を使い切った後に先月からの繰越分に手をつける、なのですが、IIJmioは古い方から使われてくので(クーポンだから)、無駄がないです。
 使用量が月によって一定してない自分みたいなのはぴったりだし、もしまた震災とか起きて、一時的にデータ量が増えたとしても、前月から積んである「クーポン」の残りを大切な連絡に使える、っていう安心感がある。まあ、ドコモのアンテナがブッ倒れなければ、だけど。

(2) 自分の意志で「低速」に落とすとクーポン消費がない

 つまり、仕事中とか、スマホいじってないで待ち受け状態の時は低速に切り替えておけば、バックグラウンドで勝手に動くアプリたちのせいで2GBのデータ量を食い潰される心配がない。
 これが大きいのさ。
 本当に大きいのさ。
 (切り替えは要るけど)待ち受け状態の時のパケットは無料、っていうのが出来るから。大手キャリアのガラケーでよくある、メールし放題系のプランと同じ感覚で使える。
 でこれもまた他のメジャーどころMVNOは何処もやってない…気がするんだ。
 いつ来るか判らないメールやら(LINEなんかもそうだね)、GooglePlayの更新通知なんかのためにさ、データ使用量ごりごり減らされてるなんてストレスでしょ。嫌じゃない?(笑) だから普段は常に低速にしておく。で、自分が操作する必要がある時だけクーポン消費のある高速モードをONにする。
 MVNOの情報色々調べてた時に、1GB900円だった頃から、この仕組みじゃなきゃヤダ、と思ってた。で、未だにIIJ以外誰もやらないのでIIJしか選びようがなかったという。私が知らないだけだったらごめんよ。
 私の場合、スマホの「怖さ」は、待ち受け状態で自分が預かり知らない所でデータが勝手に消費されることなんだよね。うん。だけど、その、「意図しない待ち受けデータ通信」が実質無料になる訳なのさ。だから万が一バックグラウンドでお行儀悪いアプリがいても金銭的被害を最小限に出来る。
 これ凄くいいんですけどね。後発MVNOがどうしてパクらないのか不思議だ。
 私はWi-Fiルータだからこの機能自体使わないけど(通信してない時はルータごと電源切るから)、スマホに直接挿す人でライトユーザーにとっては物凄く有用な仕組みだと思ってます。言うなれば「待ち受け0円スマホ」ですヨ。
 せりえみにはダメだけど、機種変更して、BluetoothのPANUプロファイル対応機種に変わった時は、BTテザリングでつなぎっぱなし+低速待ち受け運用をやってみるつもりでいます。
 ちなみにルータ側をこの機種にしたのはBTテザリングとリモート起動が主な理由。まあそもそも田舎で普通に買えるSIMフリーのLTEモバイルルータ自体少ないんですけどね…これか日本通信の黒タマゴか、2択なんだもん。

 あとこれはオマケだけど、大手キャリアの「2年縛り」みたいな、最低契約期間っていうのが、IIJmioの場合は2ケ月です。ただこれは私にとっては別に後押し材料にはならないけど。MNP弾のつもりで契約した訳じゃなく、電波状態とかよっぽどひどくなければずっとお世話になるつもりでいるし。
 ……いやまあ、ドコモだから広さに関してはぶっちゃけあんまり心配はしていないんですけどね。ただし、スピードは期待出来ない。混雑する昼休みの時間帯とか、LTEのクセに2Mも出ないというひっでえ低速回線です。ワイモバ(イーモバ)の3Gの方がまだ早いっつーのよ。…まあ田舎のドコモはこんなもんですけどね…。これからどのキャリアも3Gの帯域は削る方向だから、継続的にLTE掴み続けるだけヨシとしなければ。

 自宅の部屋の中でauがLTE入らないのはこの間書きましたが、今のところIIJmio、というかドコモ、は部屋の中でもLTEです。遅いけど。とりあえず第一関門突破、って感じかな。アンテナの物理的な場所はauよりドコモの方が遠いんだがねえ。
 auのLTEは実は会社でも、ギリギリ圏外にはなってない、みたいな、アンテナ1本状態をうろうろなんだよねー。なんかもう……フルLTEだのCAだの言ってる場合か。うちの会社、県庁とか市役所とか区役所とか、そういうお役所密集地帯のすぐ近くなんだぞ。そこでLTEそのものがこんな不安定なのどーなのよau。いくら田舎でもさ、普通こういうお役所近辺は優先的に電波増強するものじゃないの?? だから田舎はドコモ、って言われちゃうんだぞ。ぶー。

 ま、それはそれとして。
 遅さに悶絶する以外はいい感じ。値段も値段だし、まあトレードオフですね。

固定リンク / 2014.11.15


ニッポンッテドンナクニナンデスカ? 的番組

でんぱジャック -World Wide Akihabara-

 BSの力は偉大だ…と驚愕してたら地上波にも枠が出来ていてちょっとビビってます。うわぁ。うわぁ。……うわー。
 もうアキバというカルチャーは「サブ」カルチャーじゃなくなって来ているんですかねえ。とふと。
 今やAKB48が全然アキバじゃなくなってると思うので(というか、今やAKBという略称が「アキバ」由来なのだということを知ってる人の方が少ないんじゃねーのか)、多分、今一番アキバらしさを体現しているアイドルはでんぱ組.incだと勝手に思ってます。
 カップヌードルの「現代のサムライ編」CM、私、えっらい好きでした。日本文化紹介シリーズ(?)の最初のやつ。続くシリーズも全部面白いけど。で、やっぱり、あーいうシーンで採用するとしたら今はでんぱ組.inc最強、なのだと感じる。
 そういう「アイコン」になってる気がするんだ。彼女たちは。
 あたしゃもう年寄りなものでぶっちゃけメンバー1人1人を認識出来てないです。でも、この立ち位置はしばらく続いて欲しいなぁと眺めて思うのです。
 で、だ。
 こういう番組作るとしても、今となってはでんぱ組.inc最強。うん。他はありえない。うん。と思うけど、この狭さはどうしてくれよ……う……ああ(くらくら)。
 これもしかして最初から短期決戦のつもりですかねえ……。とりあえずまだ1回目ですけど、この路線で行くとすると、あの……MAGネットの悪夢がチラついてならないです。
 公式サイトに来ている感想文とか見てると、若い人たちから見ると単にでんぱ組.incの看板番組でしかないんやろか。むー。そういう方向ならこういうノリだけでずっと続くんやろか。それはそれでタイトルに偽りありのような気もするけど。思わせぶりに英語字幕なんか出さないで欲しいんだけど!w
 うーん。なんだかなあ。しばらく番組の方向を静かに見守りますかねえ。嫌いな訳じゃないけど、続きそうにないなぁと感じてしまうのがちょっと切ない。

もしもしにっぽん

 逆に、NIPPON!ABCとか26回で1周しちゃうんじゃない!? とか思いつつも「続きそう」に見えるのがこっち。紹介する分野が広いし。
 元々世界展開のプラットフォームはNHK worldなのに、日本で放送波に乗せてるのは上に同じくフジテレビ系列ってのが(かつて存在したBSフジの方の公式より)、訳判らんね。でも変な抱え込み意識がないNHKがおおらか過ぎるのか、国家的クールジャパン戦略的なアレ(どれ?)なのか。
 日本人が日本を見直すという意味で見ていても結構楽しい番組です。きゃりーがMCやってるせいかトーンが全体的にミョーにKAWAII色が強過ぎるのがちょい眩しくはあるけれども。
 あれですね、日本人ほど自分の国の文化に無関心な民族っていないのかもね、とふと思わされたりすることも時々。しみじみ。
 東京オリンピックが近づいているせいか、外国人から見た日本を紹介する番組って増加傾向のように感じるんですが、「もしもしにっぽん」は自分の足元を見ようとする視点っていうのをちょっと感じます。興味深いです。
 ジャパコンTVは経済的視点に寄ってる上にサブカル色が強めだし(それはそれでいいのですけれども)、こういう「総合系」は割と貴重かも知れないですね。細く長く続いてくれるといいですな。

 ……う。しかしジャパコン含め全部フジテレビ系って何これ。今気づいた。回し者みたいだ……ステマのつもりはないんだがなあ。というか、フジテレビどうしたんでしょうね。そういう人材ばっかりたまたま集まっちゃってるんだろうか。経済産業省から変な袖の下貰ってるとかじゃないよね!? むしろあげてるとか!?(※あくまで個人の感想です)

固定リンク / 2014.11.8


iOS8やっと入れてみた

 もちろんiPod Touchに。
 某ソーシャンゲームが、iOS8「対応中、ブラウザクラッシュする場合あり」のままずーっと放置されてて、そのうちiOS8.1が出ちゃったので、もううんざりして入れちゃうことにした(笑)。今のところクラッシュには遭遇していないので、運営が周知をサボってるだけなのか、たまたま自分が運がいいのか、どっちなんだろう。

 そろそろ第6世代出ないものでしょうかApple様。いくつかのスマホ用ゲームでiPod Touchだとメモリ不足で落ちるという症状が聞かれるようになった今日この頃。……ますます重くなりました(遠い目)。いや覚悟はしていたのですけれども。
 今回はiOS7の時みたいに、特定のアプリのためとかじゃなくて、えーと、単なる興味でした(笑)。
 ただ、Siriが音楽データベースと連携して曲を聞かせると曲名教えてくれるようになったのはかなり面白いです。今のところ日本の曲は全滅っぽいけど。
 音楽検索はAndroidのコンシェルサービスでは見たことないから(それ専用アプリなら日本じゃガラケーの時からありますけどね)、特徴的ではある。ただ聞かせれば曲名判るってだけじゃなくて、Siriたんが会話の形で答えてくれるのがいいのだ。単なるデータベースじゃないところが。
 何曲か試したのですが、クラシック曲は指揮者や演奏しているオーケストラの名前まで当てやがってこの子は。あ、いや、単にCD化・レコード化されている音源と波長比べてるだけだからそうなるんでしょうけれども。長々答えてくれるSiriたんかわゆす。でもそこまでは言わなくていいと思う、って感じです。
 唯一の欠点は、既に音楽が流れていると、それをユーザーの発話として必死に聞き取ろうとしてしまうらしく、全然会話が始まらないことですね。Siriを使いこなしてるユーザーさんのSiriはユーザーの声とBGMと聞き分けたりしてくれるものなのかな。まだまだ好感度が足りませんか!?(※そういうアプリではありません)

 ヘルスケアとかPodcastとか増えたけどアンインストール出来ない(うんざり)。ああその文化やめて。もうどうしようもないけどさ。ただ、PodcastでEPUB配信出来ることに気づいてちょっと目の色変えたのは内緒だ。これはiOS8の新機能ではないと思うけれども。いいねえ。個人で雑誌が創刊出来るねえ(にまにま)。いや予定はないけど。
 ヘルスケアは本当に消したいんですけど(むっすり)。話題のウェアラブルデバイスもいつかは欲しいんだけど、ぶっちゃけ活動量計機能は必要ないから、こういうのは取捨選択させて欲しいなあ。むー。

 今のところ不具合らしい不具合は……文字入力してるとカーソルぶっ飛ぶことですかね。多分マルチバイト言語だけの問題のような気がします(いわゆる半角文字だけ使ってる分にはぶっ飛ばないので)。キーボード変えられるようになった弊害なんだろうかとちょっと思う。内部的にカーソル位置(描画位置と言うべきか)の計算間違えてる感。これキーボード変えて解決するんだろうか、ATOK使いさんは飛ばないのかしらん。
 ただ、入力されている文字自体が間違う訳ではないので(入力中のみ見た目がすっごく違和感あるというだけで)、とりあえず放置してます。

 あとこれは不具合じゃないんですが、標準キーボードの変換候補が出て来る際、候補と候補の間の仕切りがなくなってるのが地味に辛いです(苦笑)。ただこれ、他のアプリとかでも、iOS8向けアップデートではメニュー系の仕切りがことごとくなくなってるので、iOS8のデザインコンセプトの1つなのかも知れません。何がそんなに嫌なのか全く理解出来ませんけどねえ、仕切り。

固定リンク / 2014.11.1


通勤ノベルゲーム その15

●偽りのパトロネージ / 偽りのリレーション

 パトロネージが前半、リレーションが後半。完全続き物なのでいきなりリレーション遊んでも意味が判りません。
 売りの1つは高画質。恐らく大画面スマホでやるとその違いが判るのかもだけど、小さい画面派の自分にはその恩恵はあまりなくて、動作が遅くて切ないくらいしか実感がありませんで…あはは。
 ノベルゲームでデュアルコア推奨ってだけでもう。ノベルがスペック要求するっていうのが既に悩ましいところなのですが、高画質だし、まばたきするし(立ち絵だけじゃなくてイベントCGも全部まばたきするんだよ!)、いやーもう、そこにパワー使うのか! みたいな。
 でも時代だわね。こういう技術の使い方があってもそりゃ悪いことじゃないですわね。賛否は分かれるところでしょうけれども。私は…それ方向にあまり価値を見出さない方なので…起動とロードで一駅過ぎてしまうスピードは通勤向けじゃないなーみたいな。くすん。

 物語は。作者さんいわく、パトロネージが「最新いじめゲー」でリレーションが「最新不条理ゲー」。……うん。なるほど(納得)。
 仲間たちとの楽しい日常に、殺人事件が暗い影を落とす。最初は被害者は見知らぬ誰かだったのですが、じわじわと主人公の身の周りに事件が迫って来ます。そしてどうやらそれは過去の「いじめ」に何か関係があるらしい…というのが前半パトロネージの内容。この前半でも一応、ある一定の区切りはつくのだけれど、過去のいじめとか、それにまつわるあれやこれやの根本原因は解明しません。
 それは後半のリレーションで判明します。綺麗に、判明します。伏線の回収がとても綺麗。確かに理不尽ではあるけど、人間のココロなんてたいてい理不尽なものですから。はい。
 物語としては収まりはいいのですが、強烈に不条理です。ただ、オカルト系じゃなくて人間がやっていることな訳で、現実に、起こそうと思えば起こせる不条理なのが苦しいですね。サイコホラーというか、一種の犯罪小説というか。
 直接のスプラッタ描写はないですが(…というか、あんなものまでモザイクかけないとGoogle Playで審査落ちるの? ……年齢制限かかるのかな……)、胸苦しさはどろっどろに残る作品です。考えさせられる系。

 ただ、ひとつ。字が小っさ。高解像度故の弊害……なんだろうけど……。通勤時間程度ならそう辛くはないかもだけど、集中して長時間になると目がしばしばしそうですね…。

固定リンク / 2014.10.25


今のままじゃ使わない

 Syn.、発想は面白いとは思うのですが。まず発音がやだよな、「しんどっと」。なんか死んでそうだもん(笑)。

 ええと。ぶっちゃけサイドメニューで広告ってどうですか、っていうだけだよね、これ。
 としか見えなくてちょっと微妙に戸惑い気味。アライアンスの各サービスに飛ぶSyn.menuってさ、結局、1つの企業グループが自社の別サービスへのメニューをオススメとして掲載するのと何が違うのさ、としか思えない訳ですけれども。
 結局、たとえば楽天とかgooみたいなポータルサイトが自社サービスへのリンクを大量に配置してるのと発想一緒じゃん。同じ企業グループじゃないところが並んでるってだけで。
 連合組んで共通サイドメニュー作って、各ユーザーそれぞれ紹介しあいっこしませんか、ってだけで、なんというか……使う側のメリットが全く見えて来ないんだよな。企業、というかサービス提供側(及びad側)のメリットは大変よく判るんだけど。他サービスから自社に誘導出来る導線が作れるんだね、へー、ってことで。
 あと、Syn.notificationってRSSリーダーで良くない!?(笑) 自分が必要としていないサービスの新着まで常に読み込まれるって明らかにパケット無駄使いに見えるんですが。スマホは今やデータ使用量に制限のあるプランが大多数なんだから(大手キャリアもMVNOも)、不要なデータを勝手に押し付けられるって、改悪でしかないんじゃないか…?

 何よりも、コレ、1ジャンルに対して1社しか多分、参加出来ないよね。それと、いくら共通サイドメニューとは言っても無限に増やすと使い勝手は確実に悪くなるので、ある一定数以上には参加企業を増やせないと思うんだけど。
 始まった時から既に限界が「決められてしまっている」サービスってどうなのかな。ある一定数で飽和して、そのままだらだら天井に貼り付いて現状維持を細々と続けるしかないって、そんな未来しか見えないのですけれども。いいの? それで。「スマートフォン史上最大級のユーザー接触数」とかのたまってるけど、そのユーザー数、ある特定の数から増やせませんってことでもあるよね…。

 最初にこの構想を知った時、実は、auスマートパスサイトでのこの「サイドメニュー」の動きの悪さを思い出してうんざりした、ってのも大きい(笑)。
 スマートパスがリニューアルした時、今回のSyn.でも使われているサイドメニュー専用ボタンが出来たんです。そこからしか行けないメニューってのも多い、のですが、Chromeだとこのボタンが機能しないことが多々ある。
 帯域制御活用してるので今はほぼChromeだけの自分にとっては、タップしても無反応のことが多くて、ぶっちゃけ邪魔な物体に成り下がってました。いわゆる標準ブラウザだと反応するので、そのためにわざわざ標準ブラウザに切り替えるのがわずらわしいったらありゃしません。うんざりします。
 他のサービスのメニューも全部コレと同じ仕組みとなると。
 ……ぶっちゃけ逆に使いたくなくなる訳ですが……。
 どーしてくれよう……(苦笑)。
 ……みたいな時にさ、責任の所在がはっきりしないのもどうなの、と思うんですよ。「中心のないポータル」っていやー聞こえはいいが、こういう「不具合」のある時、今見ているサービスの提供元に苦情言ってもきっとSyn.にたらい回されるんでしょ。
 でも、共通サイドメニューのSyn.エリア以外は自分のサービスのメニューだから、多分、そっちはSyn.に何か言っても各社にたらい回される。
 しかも困ったことに、それをメニュー画面にしているサービスはメニュー開けないと問い合わせ先さえ探し出せない。手も足も出ません……みたいな。
 ユーザーから見ると物凄く判りにくくありませんか、これ。昔書いた、情報の公開範囲が曖昧になる問題がさらに加速されてWebにまで進出するのかー、みたいな危惧もあるし。
 どっちにしてもユーザーメリットが見えないサービスとしか思えないなぁ。これが嬉しいのは開発者側の発想だと思う。まあ、……auらしいって言えばauらしいのよね、大手3キャリアの中で一番geekなのはやっぱりauだと思うので(褒め言葉ヨ、もちろん)。

 ただあの。
 既にサービスインしているサイトはともかくとして、これから参加するサービスの、「つながりの作り方」次第では凄く面白い、そして本当に「便利な」サービスになる気がするの。
 今はアライアンスに参加している13のサービスが互いにリンクしている状態だけど、これを、こんな無関係なバラっバラサービスをつなぐものじゃなくて、ちゃんとあるコンセプトを基にして「つながる」ようにする、つまり、この仕組みを使ったいくつものグループが並列的に同時に存在するようになったら、ちょっと面白いかもと思わなくもないの。

 現在のSyn.がどういう契約形態で成り立っているのかはサイトからは見えて来ないんだけど、たとえば、2020年に向けて「enjoy tokyo.」グループみたいなのを作るの。Syn.の仕組みで。で、外国人観光客が東京を訪れた時に便利なサイトをこのサイドメニューシステムでつなぐの。
 どこのサイトが入り口になっても、他の(東京滞在に便利な)サイトへのアクセスを可能にする。weatherやnewsはもちろんだけど、というかそんなのはポータルサイトで当たり前に手に入るので、otakuとかfashionとかtraditionとかのメニューを用意して、……たとえばotakuはTokyo Otaku Modeとかさ。スマホのサイドメニューでも日本を、tokyoを知ってもらえるきっかけとして活用する、みたいな。
 地域の、日本人向けの観光でも利用の仕方はありますね。京都Syn.とか福岡Syn.とか仙台Syn.とか。今の1つだけつながってる状態では全然面白くない、というか無駄過ぎる気がするんだけど、「コンセプトSyn.」みたいなものが出来ないものかな、auさん。ちょっと面白くなりそな気がするけど。
 服とか雑貨とか、商品点数の多い分野で、特定のコンセプト持ったサービスがつながると便利になりそう……なりそう〜……「大きいサイズの服とか靴ばっかりのSyn.」とかあったらきっとくるくる巡回する……徒党組んでリンク先ころころ日替わりとかでも良さげ……だって数打たないと着られる服/履ける靴が見つからないんだもん……(しょんぼり)。

2018.9.14追記 サービス終了のためリンク削除

固定リンク / 2014.10.18


共通ポイント乱舞の時代か

 ポイントカードと言えば、始まりは店ごとのものでした。自分の店のリピーターになって欲しいとか、マーケティングに利用するデータ取るいう思惑で。
 でも、今は一転して、共通ポイントカードの時代になって来ているのだなあと。
 独自ポイントの店ももちろん残ってるけど、ユーザー側は独自でも共通でも、(ポイントが使える)その店に通う、という感じ方はあんまり変わらないので、これからはむしろ共通ポイントの方が優位に立つ時代が来るのかなあ。

 私が今使ってるのは。

Tポイント

 言わずと知れた、日本においては元祖、とも言えるサービスですね。
 私は某ネットレンタルサービスが提携していたので貯まるようになって、実は、使わないまま貯まり続けている(笑)。物理カードを持ってなくて、ネット上だけだったので、使い道がなかったのですよね…。
 今度ファミマかツタヤで物理カードゲットして連携させた後、ファミマでぱーっと散財でもしようかなと思ってたり。
 Yahoo!(そしてソフトバンク)と提携された時にはちょっとびっくりした。携帯電話会社が自社ポイントを共通ポイントサービスにしちゃうなんてありえるのか、と。ただ、使い道(と貯め方)が一気に広がるという意味では、これはこれでアリなのかなあと感心はしたけれど。
 しかし携帯電話に進出されると、CCCにライフログ握られる抵抗感はあるねえ…(苦笑)。まあどこのポイントカードもそれは一緒なんだけど。

Ponta

 元は無料Wi-Fi目当てで作った訳ですが、会社がオフィス移転して立ち寄れる場所にローソンあるので有効活用させていただいています。ほとんどローソン。あとサイトでポイント当たるゲームに参加してみたり。
 こっちは貯めてないです。300ポイントくらい貯まるとすぐ使っちゃう感じで。あ、ちなみに支払いはほぼEdyなのでポイント二重取りです。うひひ。

Rポイントカード

 先日の予告(?)通り、サークルKサンクスでゲットして来た。ちょっと早かったので、10/1前の事前登録に参加した形になってもーたよ。意識してなかったけど。
 今時のポイントカードはコンビニが鍵、と言われているので、ファミマのTポイント、ローソンのPontaと比べると、サークルKサンクスは数で見劣りしてしまうことは確かでしょうねえ。
 ただ、私の周りでは、「一番近い」ではないところがもったいないんだけど、ちょっと街を歩き回るとサークルKサンクスに当たる、ってくらい多い印象。それなりに活用のしようはありそうです。
 ただぶっちゃけ無料Wi-Fiがないのがネックなのよね。あればもーっと立ち寄るのに(それはミニストップにも言えるのだがな)。
 (2014.12.23追記 : Wi2 300の10分間おためし無料のやり方判ったので、まあ10分だけですけど、無料Wi-Fi使えます。やり方は以前の記事に追記。)
 ちなみにやっぱり支払いはほぼEdyなのでポイント二重取りやっほーい。

 最後発のRポイントカードは意外にダークホースな気がするんだよな。
 TポイントもPontaも、実店舗の、しかも少額決済を中心に展開して来たサービスだけど、楽天スーパーポイントって、ネットサービス使ってると貯まる人にはすぐ貯まるサービスのような気がするのですよね(私個人は、前述したような理由で楽天の一部サービスに少しだけ不信感があるので全然貯まってないですけど)。
 うっかり貯まってる人にとっては、現実で使える通貨になるっていうのは強みになり得るのかも知れません。

 WAONやnanacoもある意味共通ポイントで私も使ってはいるんですが、ほぼグループ会社のみなのでここでは入れてません。あと、ポイント二重取り出来ない組ってことですね。Edy使っちゃうと貯まらないので。むー。出来ることが当然になってしまうと、出来ないことが損のように見える不思議。

固定リンク / 2014.10.11


受け継ぐための1つの方法

 Eテレのフックブックローを見るとハッチポッチステーションを思い出してしまうのは、ある一定より上の年代には仕方がないことです。たぶん。

 Eテレの…なんて言ったらいいのか、この、パペット+人間バラエティ枠(?)は、世代を超えるのがキーワードなんでしょうかねえ。
 ハッチポッチステーションは、グッチ裕三さんが歌う、昔の名曲風にアレンジされた童謡の数々が衝撃で衝撃で。思わずCD買っちゃうくらい衝撃で(笑)。今でもキッズソングを流すラジオ番組とかでたまに流れるとやっぱりそのたびに嬉しくなってしまう。今はとっくに廃盤ですけどね。はい。

 フックブックローはそれほど凝ったことはしていませんが、流れる音楽の中のカバー曲比率がえらく高くて、しかも、時代が物凄く幅広い。パイナップルプリンセスやコーヒールンバみたいな完全懐メロ分野の名曲から、与作みたいな演歌、そしてスキマスイッチやバンプ・オブ・チキンなどの現役アーティストのカバーもある。親子で楽しめる、とか書いてますけど、多分、3世代を視野に入れてる気がするんだ。うん。
 子供番組は親を巻き込まないと見てもらえないものだとはいえ、それにしてもちょっと幅が広過ぎる。でも、それが「幅広い」と理解出来てしまうこっちも幅広いんだよな……考えてみれば。あはは。

 以前、何かのラジオ番組で、ハッチポッチステーションを子供の頃に見て、様々な洋楽に触れるきっかけになった、というメッセージが読まれているのを聞いたことがあります。
 私自身も、その曲がヒットしていた時点では生まれてすらいなかったはずの名曲たちを後から知って、今や名曲として認知する、というのは珍しくはない。私の場合はまだ子供の頃はマスコミが絶大な権利を握っていた時代だったから、たぶんきっかけはラジオだった(以前書いたけど、昔はラジオっ子だったのですよ)。

 でも、今時の子供たちは多分、テレビやラジオに対する接し方もかなり変わってしまってるんですよね。特に、「広く浅く」がなくなっている時代なんだと思う。だから、私だって、今に子供時代を過ごしていたら、たとえば「Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka-Dot Bikini」(1960年、もちろん生まれてない)のような曲は知る機会がないんじゃないかと思ったりする。

 今の時代にそれをやっているのが、もしかしたら子供番組なのかも知れません。フックブックローは特に。親世代の郷愁を取り込む、というのももちろんあるんでしょうけど、こういう形でも歌が受け継がれてゆくというのは、ありなのかなあと。子供たちの心に、歌は残ってゆけるのかなあ、と。

固定リンク / 2014.10.4


通勤ノベルゲーム その14

●鬼ノ城からの呼び声
●荒神狩り 鬼の王の復活
●最上稲荷での約束
●荒神狩り 霊孤の女王

 まとめて4本。作者はShowGamesさん。
 先日紹介した、現代の桃太郎と現代の金太郎か活躍するサウンドノベル。どれも超短編で、小1時間もあれば読めるボリュームです。

 「鬼ノ城」と「鬼の王の復活」がセットで、1つの事件の表裏を描いています。童話・桃太郎のモデルとされる温羅伝説に登場する温羅という鬼の王が、あるきっかけで現代に甦ってしまい、とある一般女性が巻き込まれてしまう…というのが「鬼ノ城」、その事件の裏で、彼女が知らないうちに、彼女を助けるべく活躍して事件を解決に導く桃太郎の末裔が主人公の「鬼の王の復活」。

 後半2本、「最上稲荷」と「霊孤の女王」も同じパターンでセットの物語。好きな男の子のために魅力的な女性になりたいと願うあまり、うっかり九尾の狐の封印を解いて取り憑かれることになってしまった少女の話が「最上稲荷」、その狐を退治すべく金太郎の末裔が活躍する、事件解決の裏話を描くのが「霊孤の女王」。

 さすが地元の作者さんだけあって、いろんな伝説の要素をちょこちょこうまく組み立てていてなかなか面白い設定に仕上がってます。
 現在の桃太郎こと渡辺くんは、同じく桃太郎の中の犬・猿・雉のモチーフになったと言われる、吉備津彦命のお仲間の子孫たちとのチームプレイで温羅を鎮めます。鎮めるであって殺すではない(物語でも桃太郎は鬼から宝を奪い返すだけで殺しませんでしたよね)。翻って現代の金太郎の坂田くんは、クマ連れてますがほぼソロプレイヤー。ブチ殺す気満々の雰囲気で登場します(笑)。
 桃太郎(吉備津彦命)側は血統をすごく大切にしていて直系以外は桃太郎になれない、坂田家は逆に血筋より実力で、当代の金太郎も先代たちと全く血のつながりがない、とか。
 桃太郎さんは1クールごとに嫁が変わりアニメショップでよく目撃されるオタク青年(でも強い)とか、金太郎はオーダーメイドスーツに革靴で斧かついで戦ってて、家訓で見た目に気を遣わなければならないらしく、女にはモテ過ぎて逆に女嫌い(でも強い)、とか。
 ……もちろんフィクションなんだけど、でもキャラ立て面白い。今まで彼らの仕事が続いていたらそういう可能性はあったのかも、という想像が広がります。

 ノベル内では人間サイドに立ち絵はなくて、かまいたち式のカラー影絵で表現されます。主人公サイドも絵は一切出ません。なので上記のような人物像も全部言葉だけで説明されます。鬼とか妖怪とか怨霊とかゾンビとか霊孤とか観音様とかは絵がありますが、背景は全部実写で、物語のモデルとなった場所(だと思う)の写真をそのまま使ってあります。
 選択肢はありますが、外せば即バッドエンド系で難易度は皆無。さくさく読めます。
 余裕あったら誤字脱字は直して欲しい気がするけど(笑)、致命的なものはないから、まあいいです。まだまだノベルゲーム開発は続けるみたいなので、機会があればまた読ませていただきますー。

固定リンク / 2014.9.27


おとぎ話二次創作が流行中なのか

 ワンス・アポン・ア・タイム2期もNHKで来るんですね。1期も見てはいたんだけど、思いの他ディズニー色が強くて(7人のこびとの名前とか、魔法の鏡のあれとか、全部ディズニー由来やんけー)、いやまあ確かに出自がそうだからなー、とは思ったんですが、ちょっと今イチ。ハマるまでは行きませんでした。唯一、ルビー(赤ずきんちゃん)の設定はちょっときゅんと来たけど。
 2期は…まあ見てはみるけど…んー。BGM程度に。オーラロ姫とかマレフィセントとか、情報見るだけでも、相変わらず2期もディズニーまみれだなあ…(遠い目)。いや別に悪いことじゃないですけどね…(遠い目)。

 以前、どうしてだか忘れたんですが、同じくおとぎ話インスパイアのアメリカドラマ「グリム」のパイロット版を見たことがあって、時期的にワンス・アポン・ア・タイムのNHK BS放送とかぶってたので(あくまで私の見た時期が、だから、たまたまなんだけど)つい比べちゃったというかなんというか。まだパイロット版のみですがたぶん、グリムの方が私は好きかも知れない。
 主人公は刑事で、現実の殺人事件とかを解決するために奔走するのですが、実はいくつか事件の裏には「ヴェッセン」と呼ばれる魔物の存在があります。普段は普通の人間として暮らしている人々の中は、本性としてヴェッセンを持つ者たちがいて、グリムの末裔である主人公には彼らが見えるのです(画面では、半透明になった人間の皮の下にオオカミのような姿の別の生き物が一瞬オーバーラップする、みたいな演出)。人狼みたいなものですね。
 刑事として動きつつ、一族の使命であるモンスターハンターとしての仕事もする、そういうダークファンタジー。
 時間取れるようになったら続き見てみたいと思いつつまだ見てない…そのうちに。

 アナ雪にせよマレフィセントにせよ、最近、おとぎ話二次創作が多過ぎないかと思ったり。
 映画やドラマなど、ヒットしたものの続編とか、手堅いものじゃないと手を出しにくいという時代には確かになっているのでしょうけど、最近のこの傾向もそれと同じなんですかね。ヒットの続編には限りがあるけど、おとぎ話の翻案は著作権系の問題もなくて作りやすい上に、下地があるから、ヒット作の続きのような効果を観客にもたらすことも出来るのでしょうし。

 あと日本。
 そのうち「通勤ノベルゲーム」でも紹介する気でいますが、桃太郎の元になったと言われる説の1つ、温羅伝説に登場する吉備津彦命と、金太郎の元になったと言われる坂田金時の「子孫」とされる人々を描くノベルゲームがあって、小品だけどなかなか面白かったです。
 読んだ後あちこちチラ見して思ったけど、日本のこの手の物語って、創作童話よりも古来の伝説とか、本当にあったこととされる言い伝えなんかがデフォルメして出来上がってるものが多い。つまり、あれだ、日本人のそういう昔話が既に、何らかの史実(だと思っている物語)に対する二次創作なんだなと。
 日本人の精神性が出てるような気がしてなんだか面白い。そんな頃から連綿と、今のサブカルチャーとしての同人誌につながる芽があったんじゃないかって気がして(笑)。

固定リンク / 2014.9.20


Edy単体って意外と見つからない

 実は某家電店で以前うっかり(?)クレジットカード作って、Edyがついていたので、クレジットカードは全く使わないのですがEdyだけ使ってました。
 けど。昨今いろいろあってクレジットカード減らしたい病にかかって(笑)、使わないまま放置されていたクレジットカードの退会フェスティバルを開催。で最後まで残っていたのがEdyつきのだった。
 代わりにEdy単体カードを探してた。ちょっと前まではサークルKサンクスのカルワザクラブが最有力だったのですが、終わっちゃったし。プロント行かないしなあ(周りに店舗がない)。飛行機乗らないしなぁ(ANAマイレージクラブね)。
 みたいな状態。
 ただ、以前はもっと、店のポイントカードやメンバーズカードがEdyつきって多かったように思うのですが、どーしてこんなに減っちゃったんでしょうね。楽天が筆頭になってから減っちゃってるような気がするのは誤解かしら…(笑)。

 で、まー、選択肢がなくなっちゃったので、初のおサイフケータイ導入。Felicaあんまり使いたくなかったんだけどなあ。ポイントはau WALLET連動にしました。今までポイント連動ってしたことなかったので、ぶっちゃけ何でも良かったんだけど。

 ただ、スマホなくても使えるようにはしておきたくて、とりあえずなくならずに済みそうってことで楽天本体から買っちゃうことにした。5年以上楽天にログインしてなかったからいろいろ忘れてて、大昔のメールボックスひーひー言いながら探し回ってしまったでありますよ…。
 ちなみについでに前から懸案だったことだし、プリペイドクレジットカードデビューもしてみた。楽天の会員情報に登録しているカードは既に10年近く前に有効期限が切れていたりする。あはは。
 結局eさいふに口座作りました。以前も書いたけど、とりあえず年1回は何かすれば維持管理費取られない、というのは私のペースには一番合ってるので。
 au WALLETも電子マネーと宣伝しつつ実体はプリペイドクレジットなんですけど、情報漏洩で番号抜かれた時にカード番号を簡単に変えられないのがネックなので、オンラインで使いにくい。eさいふは口座は不変だけど、カード番号はいざとなれば簡単に消せる。というわけで、今、ネットの一時決済系は全部eさいふ使ってます。月額とかで定期的に払うものには使えないので、そっちはまだポストペイの他カードですが。
 eさいふへのチャージはポストペイカードだったり、たまにコンビニで買ったり。ただ、近辺のコンビニは圧倒的にバニラVisaが強くて、eさいふなかなか見つかりませんけどね。

2018.12.13追記 eさいふサービス終了告知が…後継どうしようかちと悩み中。

 多分10年くらいずっと0のままだった楽天スーバーポイント、久し振りに復活。ただ、全く使い道ないです。
 球団は地元だけど、優勝セールの時の二重価格問題以降、楽天からモノを買うのはぶっちゃけ不安なのだよ。提示されてる値段を信じらんなくなっちゃったし。
 それにまあ、昔っから、やたらとでかい字で縦に長過ぎる独特の商品ページが死ぬほどウザくて大嫌いで、同じ商品が他ショップにあるなら高くても他店行きます。
 別に楽天という企業の全部を嫌ってる訳じゃないし、市場方式が小さな物販企業にとって凄く重要なチャンネルだということは評価してますけどね。うん。
 まあそんな訳で、もしポイント入ったら、10月以降にサークルKサンクスあたりでRポイントカードゲットしてそっちに回そうかなと計画中。…出来るんだよねそーいうこと。スーパーポイント口座共通っぽいし。多分。

固定リンク / 2014.9.13


久し振りに青空文庫で雪の女王

 しばらく「青空読手」一択だったのですが、せりえみにではフォントの問題なのか何なのかえらくガタガタな表示になってしまったので、リーダーを色々物色。
 「読書家」+「青空プロバイダ」に落ち着きました。一番表示がまっすぐに近かったのが「読書家」だったので。というか何なんだろう、他アプリの変なガタガタは。Arrows・ウォークマン・IS06ではこんな変な表示にはならなかったのですが。

 この手の青空文庫アプリにはたいていランキングがついて来ていますが、以前は全くランクインしていなかった作品が今は上位にいます。アンデルセンの「雪の女王」です。言わずもがな、アナ雪効果ですね。さすがだ。
 でうっかり動作テスト用に使ってしまったじゃないのさ。釣られた(笑)。小さい頃、子供向け絵本のようなもので読んで以来です。

 雪の女王では男がてんで頼りになりません。というか、むしろ助けを待ってるだけな訳で。で女の子が助けに行く冒険物語な訳で。女の子を途中で助けてくれるのも、動物または植物または女性であって、男性はほとんど登場しません。
 それを「原作」通りにするどころか、王子がむしろヒール(悪役)ってところが、男子としては何だかもやもやするらしいです、アナ雪。見た周りの人、特に男子からよく聞くことですが。
 でも、かと言ってあんたら囚われのお姫様助けに行く勇気あるんかい、と問えば、胸張って「ある」と答える男子がどれだけいるというのか。ねえ。大人しく助け待ってなさいってんですよ。ねえ(笑)。

 某新聞で、アナ雪がここまで日本でだけ売れまくったのは、物語の中核が「男を必要としない人生」だからだ、という論評を見たことあって。そう、あの都議会のセクハラ野次問題とか持ち出して。つまり日本の女子は男子にうんざりしているのだな。むしろ男なんざ要らんわ、ということだな。
 それはアナ雪だけじゃなくて、原作がまあ既にその傾向があるのですよね。それと、誰かを助けるのに力押し一辺倒である必要もない、みたいな。
 150年前以上に書かれた物語が持つ現代性、面白いですな。アンデルセンがそんなこと意識していたかどうかは不明だけれど。

 でずにーさんがこういう形の翻案を許した、というのもちょっと象徴的な気はします。Wikipedia等によれば、元々アイデアはあったものの長いこと棚上げされ続けていた作品らしいので。
 というか、マレフィセントも、王子のキスなんかではお姫様の呪いは解けませんでしたって話だし(←物凄い意訳)、でずにーさんは王道を捨てようとしているのかもですね。彼らが殻を破ってくれるのは、いいことです、もちろん。

固定リンク / 2014.9.6


通勤ノベルゲーム その13

黒の令達(コマンドメント)

 がauスマートパスに来たー!(再び)
 例によってすっかり浮かれてダウンロードした人がここにいますよ。えっへっへ。
 ケムコのデスゲームシリーズ(?)。ライターさんは別人だけど協力としてトガビト、鈍色、DMLCのライターさんがクレジットされています。で、シナリオ自体はどれの続きでもないけど、世界観はトガビト、鈍色の延長線上に存在します。

 高校生たちがタンカー船に「研修旅行」として乗り込むのですが、途中から船は洋上に停泊して動かなくなり、脱出の手段を封じられたまま、失敗すれば死が待っているデスゲームをさせられることになります。
 今回のゲームは名づけてブラックメール。誰か1人がランダムに「指令者」として選ばれ、彼(彼女)は他のメンバーのうち何人か(1人でも全員でも、何人かでもいい)「受理者」を選んで「指令」を出します。指令者が誰なのかは、指令者以外には判りません。
 その「指令」をこなせなければ「受理者」へのペナルティとして死が課せられる。
 「受理者」の全員が課題をクリアする間に、「指令者」が誰なのかを告発し、正解なら指令者は敗北し、当然殺されて、ゲームセット。不正解なら告発者が死ぬことになる。
 指令者を探してゲームを終わらせるか、自分が死なないために指令にただ従うか。何度も二者択一を迫られます。
 誰も脱落せず「受理者」が指令をクリア出来れば、次の指令者が選択されて、ゲームは続きます。
 ……ですが、このゲーム、指令が1日に1つ、みたいな制限は存在しないので、1日に何人も脱落者が出たりするのもあり、なので、かなりゲーム進行が早いです。
 また、今回のメンバーたちの中にはちょっと不穏分子が混ざっていて、幾人かはゲームのルールによってではなく、その人の私怨によってふつーに殺されたりしてしまいます。ゲームのルール上に殺人をしてはいけないというのはないので、ゲームマスターは黙認です。
 あと今回は、ゲームマスター側の思惑が割とはっきり出て来ます。そして、コレがトガビト、鈍色からの延長線である所以なのですが、それまで何度かこの手のデスゲームが開催されている、ということが見え隠れしていたり……そしてまたそれに……これ以上はネタバレだからやめておこう!

 ゲーム自体は選択肢ありますが、間違えると即バッドエンド系なので難しくはないです。セーブしてやり直せばいいだけ。一応、どうしてそれがバッドなのか、という解説をしてくれたりもするけど、そんなヒントは必要ではないですね。全部二択なので。
 これは、ねえ。ケムコさん。一大シリーズに仕立てて欲しいわー(笑)。まだまだやれることあると思う、これ。物語内のデスゲームのゲームシステム考えるのちょっと大変そうな気はしないでもないけど、ゲーム自体のほころびにもまた意味がある、みたいな「隙」もまた面白いです。ゲーム的には。今回の場合はその隙もまた「必要性がある」んだもんな。いやーねー(にやり)。

 以下は腐女子の皆様に。
 鍋島くんの態度に色々引きずられるなよ(妄想力を)。ってか絶対狙ってるだろこいつ……ああもう。あーもう!(じたばたじたばた)
 ……いけませんね。もう。あからさま過ぎて。そういう方向にしなくてもいいんじゃないかと思いますけどねえこのシリーズ……。
 …………あーもう!(じたばたじたばた・再)
 ちなみに別に腐女子方面センサーじゃなくても、こーいう、理詰めで破綻するキャラ好きですけどね。うーふーふー。
 ………………(無言でじたばた)。

固定リンク / 2014.8.30


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