textnerd@mind

  - 思うこと、ただなんとなく綴る場所 -

RSS1.0


- diary log 39 -

<< これより昔の日記 | この後の日記>>

LGBT目線の俺物語

 スナはAセクにしか見えない訳ですけれども。
 ……で、最近特に感じるけど、AセクはLGBT組の中でもふつーに生きて行けるだけ楽なのかもなぁ、みたいなことを考えたりなー。

 「善人しかいない」世界はもう少女マンガにしかないのかも知れない。そんなことを遠い目で考えてしまうのが俺物語の面白さでもあります。あと、現実ではいい人が報われることなんかないですけど、少女マンガの世界では報われるんだよな、とか。アニメ最終話で、最初に凛子に痴漢した男までも善人化しちゃってるのはちょっと笑ってしまった。ブレないねえスタッフ(笑)。この物語の魅力が何なのかってことについて、私とは気が合いそうだよ。うん。

 一番好きな、というか、そもそもこの作品がすげーなと思ったきっかけは、何事か悩んでる風の凛子について、砂川姉さんが浮気や二股を疑った時、猛男が、「もしそうだとしても問題はない、問題は大和が悩んでることなんだ」的なことを言うシーンがあります。あの心意気。

 人を好きになるって、どーも「それ以外」のものに振り回されている感じがすごくする。
 少なくともAセク陣営から見ると、世の中の恋愛とやらは恋愛以外の何かの方が多くて、相手のことが大切とか好きとか、そういう中心にあるべきものを簡単に見失うんだなぁと、すごく思う。
 だから、なんていうか、例えば動物との関係とか、被災者への援助とか、もっと身近では親子の情とか、そういう「愛情」の方が理解し易いのだな。Aセクだと。本当に相手を大切にするって気持ちしかない愛情というか。
 独占欲とか、性欲とか、行き過ぎてストーキングしたり監禁したくなったり殺したくなったりするような、わだかまりの萌芽を内包していないと恋愛にならないと、世の中はそういう風に出来てる気がする。だから、猛男の「大和が浮気していたとしてもそれはそれで構わない」っていう思いがさ、「珍しいもの」に見えるんだよね。きっと。器デカイとか心広いとか。

 好きなタレントに恋人がいたり結婚したりすると悲嘆に暮れる人は多いんだけど、相手が大切ならその選択を含めて大切に思うものじゃないのかな、とAセクは感じる。Aセクは相手を独占することに興味はないし、相手が誰とセックスしようと気にしないからね。あ、この辺りの閾値は人によりけりだと思いますが、少なくとも私はそう。

 で。
 アニメだと最終エピソードに持って来た一之瀬パート(笑)ですけど。「浮気していたとしても構わない」言ってた猛男が、実際に他の男に取られそうになった途端に不安になって色々悩むのを見て、砂川くんが「お前も普通の男なんだな」とか言う訳ですけど。
 あれは共感度MAXでした。猛男の恋愛観は「普通」ではない、と、スナが考えていた、ということに対して。彼自身が女性に興味がないというより恋愛それ自体に全く興味が持てない感じなのも含めて、あーこれはAセクなんじゃないかなぁと。もちろん原作者がそういう設定をしていたのかどうかは判らないけど。
 そもそも、「友達の悪口言う女と付き合いたくない」っていう、俺物語でも一二を争う名台詞がありますけれども、あれが平然と言えるのはやっぱり普通じゃないと思う訳で。友達の悪口言ってるかどうかが、好きだと思う気持ち(あるいはセックスしたいと思う気持ち)より「上」にいる時点でAセクにしか見えないんだがなぁ。Aセクが全員彼ほどに聖人な訳ではないけど。

 フィクションで少女マンガでラブストーリーだから、LGBTみたいな社会問題やら人権問題やら考えないで見てる方が楽しいに決まってるんですけれども(笑)。どうも1度そう見てしまうとそうとしか見えない。むむむ。因果だ。
 ただ、こういう「自然体なLGBT(と感じる)」話はとても良い。最近、同性パートナーシップ条例の影響もあって、LGBT問題を真剣に考えて下さる方が増えているのは嬉しいことだけれど、実際は、そういう風に特別視されたい訳じゃないと思うんだ。ことさらに主張しなくてもさりげなく生活出来る世界の方が嬉しいはずなんだ。で、少なくともAセクについては、主張しなくても違和感なく暮らせる世の中になって来てるんじゃないかなと感じる。俺物語のスナみたいな生き方とか、ね。

固定リンク / 2015.10.10


がっこうぐらしアニメ

 久々に半信半疑で当たり引いた気分になりました。というか、ニトロプラスが元々アダルトゲーム作ってたことを知らない人がまた増えるんだろうなぁ、とか、時代の変遷を感じてしみじみしたりとか。
 ……でもなんか、いわゆる「葉鍵系」の頃、ゲームシナリオという媒体で物語を「語る」人たちが、アダルトゲームにしかフィールドがなかった、みたいな歪んだ時代があったんだよなぁ、とか。今はノベルゲームの世界も多様化して、それとともに二次元の「物語」の世界もちょっとしがらみが取れて、楽になって来てる…気がします。特にニトロプラスを見てるとそう感じる。
 閑話休題。

 元々海法さん文体萌えなので、その名前から入りました。はい。ニトロプラスの名前にもちょっと反応はしましたけど。原作は読んでない状態であの1話を見たのでありまして。
 1話ラストシーンでやっと安心した(←普通は逆だ)。
 ああそういう方向なのか、と。
 元々、私はいわゆる日常系アニメに対しては本当に何も感じないし残らない人なので、逆に、あのラストがなかったら、海法さんに絶望して膝抱えて拗ねてたと思う(笑)。

 ゾンビもの定番と言えば、バイオハザードとかSIRENとかなんだろうな、とは思う。確かに。でも、私はそういうゲームをそもそも好んでやってないってのもあるけど(アクション神経が壊滅的だ、というのもあるし)、もしそういう世界で本当に生きないとならないとしたら、特にバイオハザードみたいな「生き方」は現実的じゃないだろうなぁ、と感じるのです。
 で、それなら何が現実的なのかというと、この「がっこうぐらし!」で描かれる生活がまさにそうだったんですよね。私が漠然と考えていたあり方に凄く近かった。

 もちろん、フィクション世界として描くんだったら、ばったばったと敵をブン殴る世界が正しいのよ。うん。そうだと思うのよ。自分に実際が被害が及ばない所から眺めるんならね。
 でも自分に火の粉がかかる世界だったら、「なるべく接触しない」方がどう考えても正しいよね。どうしたら接触せずにいられるのかに知恵を絞る方が正しいし、いつまでも悩んだり滅入ったりしていてもお腹は空くんだから。ある程度の安全が確保出来たらちゃんと生活を楽しんでないと、精神が持たない。特に先が見えない状態ならなおさら。飢え死にしないようにすることがまず優先されるべきで、(それが仕事じゃない限りは)武器持って戦ってる場合じゃない。

 あちこちで色んなレビューとかチラ見し出したのは後半以降なんですけど、ゾンビもの、として「変わり種」扱いされちゃってるんだろうか、そこに変な違和感を感じてしまったり。でもきっと私の方が間違って、というか、ゾンビ慣れしてなかったんだな、きっと。いや慣れたくはないけど(笑)。
 うん、だから、……なんだろ。
 私から見ると、「一番現実的なゾンビもの」に見えたのです。そこが私にとってのこの作品の魅力。

 原作はどうしようか迷ってる。そりゃ読んでみたいし、アニメ1話直後に売れ行きがえらいことになって重版間に合わなくなってるその気持ちは超判る、うん、判るけどね。
 二期あるならそっち見てみたいかもという気持ちがちょっと(=先の展開を知りたくない)。
 原作者としての海法さんはもちろん、信じて良かったーと思ったけど、今回、シリーズ構成担当としての海法さんにもちょっと萌えました(笑)。この構成は本当にカッコイイや。断言。12話、日常パート含めて無駄を極限まで落として磨き上げられてる感がすごくする。「このセンス」で紡がれる物語を先に見てみたいかも。
 ちなみに今、ニュースキュレーションアプリ「ハッカドール」の「あなたの成分を表示」すると、海法紀光さんが名指しで(笑)出て来る状態です。もう末期でしょうかあはは。私の脳の何パーセントかは海法さんで出来てる模様です(※ハッカドール調べ)。

 余談。
 日常×ゾンビの組み合わせだと、まんがライフWINの「ゾンビが出たので学校休み。」ってのもあります。こっちのゾンビたちはあまり凶暴性がないので、ゾンビはいるけどほぼ日常系。中には主人公女子の1人に「なついちゃった」ゾンビまでいる、という。日常成分多めが欲しい人にはこっちの方が合ってるかもですね(笑)。

固定リンク / 2015.10.3


通勤ノベルゲーム その26

流星☆ハレーションシリーズ

・流星☆ハレーション〜Memories of Anima〜 (本編)
・流星☆ハレーション〜Secrets of Dearest〜 (番外編)
 の2本。番外編は必ず本編後に見ましょう。盛大にネタバレです。
 元々GREEで配信されていた乙女ゲームが、GREE上でのサービス終了して、Android・iOSのネイティブアプリとして再配信された、らしいです。
 アプリ説明にもありますが、音声が出なくてもいいなら完全オフラインで遊べます。いわゆる乙女ゲームで圏外OKなのは、物凄く希少なのでありがたいですな。
 …しかし、音声だけサーバ上に置くってこのやり方、ガラケーの頃の乙女ゲームアプリが、端末容量不足に泣いた結果編み出したテクニックだと思ってたけど、スマホでやってるアプリ初めて見た。
 まあ、通勤ノベルとしては音は要らないのでなくてもいいのです。ただ、ボイスダウンロード出来なかったって一瞬トースト出るのが邪魔だ……音量0に設定してるんだから、これ出なくていいのになあ。
 あと、ストーリー進めるためのタップ判定が右下のみなので、スマホ左手派は親指が攣ります……。

 内容は。
 ある夏の日、空から流星が落ちて来ます。その翌日から、身の周りの男子たちの体の一部に妙な星形のアザのようなものがついているのが見えるようになってしまった主人公。
 そんな彼女の前に、宙に浮く喋る猫のぬいぐるみのようなものが現れます。ニャゴマルと名乗る謎生物は、彼らには「アニマストーン」というものが取りついてしまったのだと説明します。ニャゴマルはそれを取り返そうとしているようです。
 また、どうやらそれが見えるのは主人公だけらしく。回収を手伝うように頼まれてしまいます。
 その翌日、学校で彼らに会った主人公は、ふとした弾みで彼らの体に動物の部品の一部(耳やシッポ、ヒレや角など)がにょっきり生えて来る現場に遭遇します。
 どうやらニャゴマルの言うアニマストーンのせいらしい。でもどうすればいいのか……。アニマストーンが取りついたらしいメンバーを集めて即席同好会を作り、元に戻る方法を一緒に探すことに。
 ……で、まあ、その過程で誰かとくっついちゃう。それが乙女ゲーです。

 最初の話の選択肢の選び方によって攻略相手が決定し、次のセクションからはその攻略対象のストーリーが進んでゆくタイプです。で、好感度が足りれば、キャラ毎の隠しエピローグが解禁になります。
 誰からやっても基本的には大丈夫、ですが、全員やってみるつもりなら渡先輩は最後の方がよろしいかと。理由は、……彼以外のルートを1度でもやってみると想像はつくかも。うん。

 なかなかブッ飛んだ設定ですがケモ耳好きにはたまらないお話だと思います(笑)。
 基本、隠しエピローグが出るか出ないかでエンディングは各キャラ2つ、だと思います。
 イベントCG集めるのは簡単ですが、ボイスもコレクション対象になっていて、これはただ1周するだけだと100%にならない。やり込み要素と言えばそのくらい。気楽に楽しめましたですよ。

固定リンク / 2015.9.26


時々日本語ロック

 滅多にピンと来ないんですけどね。

おやすみ泣き声、さよなら歌姫 / クリープハイプ

 リンク先のYouTubeは1分半の試聴バージョンだ。
 歌詞にちょっときゅんとしちゃって。もちろん、このヴォーカリストが歌ってこそ、の相乗効果なんだけど。
 物語が浮かびませんかい。浮かんじゃってねえ…(しみじみ)。元々作り手側も、明確ではなくても、「物語」を意識していた曲なのかなぁなんて。
 で、PV見て(上のは途中までですけれども)。えらく凝っててほぼ1本の映画みたいなんですけれども、ああやっぱりそう来たかーという妙な感慨を感じたのを覚えてます。
 ……しかし、1stシングルで「最後の歌」をテーマにするというのはどうなんだろう、とはちょっと思った。まあ、今も健在でご活躍だから見当違いな心配でございましたけれども(笑)。

●Over The Rainbow / ATLANTIS AIRPORT

 アルバム単位で試聴出来るページがレーベルのサイト内にあります。シングルカットとかじゃない…のかもだけれど……ラジオで流れて来た時に一目で、いや一聴(?)で気に入ってしまって。
 変拍子かっけー!
 と心の中で大絶叫して、聞こえて来たアーティスト名をGoogleさんに即尋ねたのでありましたよ。既に懐かしい思い出(そんなに昔ではないけど)。
 なんかこう、変なリズム好きなんですよ。変なリズム。ストラヴィンスキーの春の祭典しかきゅんきゅんしちゃうし。長調でも短調でもないミニマリズム全開な曲調も良いのです。

●ハートビートを打ち鳴らせ / BRADIO

 これもラジオで流れて、
 チョッパーベースだー!
 と心の中で絶叫して、この時はSiriに教えていただきました。ありがとうSiriたん。
 ちなみにWikipediaさんによればチョッパーベースって言い方は間違いなんですけれども、ええ、まあ、後藤次利さんの洗礼受けちゃってる世代なのでその辺はごめんなさいですよ(笑)。
 他の曲もチラ聴きしてて、このヴォーカリストさんは随分とまーレンジが広いすねえ。なんか曲ごとに凄く色んな色を感じる声。曲のオリジナリティとキャッチーさのバランスも絶妙だし、なんだろ、売れる、と言い切れないまでも「続いて欲しい」タイプのバンドじゃないんだろうか。こういう人たちが通奏低音のようにいてくれるといいなぁ。そう感じる。
 ……ただビジュアルはちょっとびっくりしたけど。したけど!(笑) 声の変幻自在さが悪い意味でアフロに全部持ってかれて、もったいないようなもったいないような。つまりもったいない(※あくまで個人の感想です)。インパクトはあります…けどね…。

固定リンク / 2015.9.19


MVNOで過ごす特別警報の夜

 mineoでもau災害対策アプリの「災害速報メール」は機能するんだよっと。
 まぁブロードキャストSMSってそういうものだっていうのは頭では理解していたはずなんですが、まあ実際に動いてるの見ないと不安でしたのですよ。
 他のau謹製アプリは全部アンインストールor無効化したんだけど、au災害対策だけは動くことを期待して残しておきましたのです。正解でしたのです。緊急地震速報も多分受信してくれるだろうな。うん。
 ちなみに災害用伝言版はアウトなので、MVNOユーザーはweb171を覚えておくといいぞい。
 …しかし、このブロードキャストSMSの緊急メールシステム、URL禁止って仕様はいい加減緩めたらどーなのよ…。災害で大変な時に、ユーザー各自で検索させるって、電池が残り少ない端末だったら欲しい情報に辿り着く前に電源切れちゃうじゃないのさ。とゆーか安さに引かれてMVNOにした中高年層とか、ぶっちゃけ検索すらもよくわかんなくてそこで諦めて、避難遅れたらどーしてくれる。短縮URL使えば大して文字数取らないし、そのサーバを非常時だけ接続数増やせるような柔軟なレンタルサーバに回せば、いくらでも調節可能なのに。
 というかサーバ会社、自治体に売り込み! 今すぐ! 維持費安くして非常時だけ回線太くするの、そういうの得意なトコあるでしょ、いくらでも! ぐったり実感しちゃった災害対策担当者とか狙い目だぞ! つけ込め! ほら行く!(と法人営業部隊のケツを蹴飛ばしてみる妄想)

 9/10〜9/11に私のスマホに届いた(au経由の)災害速報メールは全部で7通。もう1時間に1通レベル。震災の時もちらっと話したことありますが、この辺、高台ですが山津波起こりがちなので、土砂崩れ警戒地域なのです。だからだと思われます。
 で、平行して、災害速報メールが機能しなかった場合に備えるつもりで入れていたYahoo!防災速報は…全49通(!)。気象警報の情報が変わるたびに通知来るので、なんて言うか、実際はそうじゃないんだけど一晩中鳴りっ放しのような感じ(笑)。眠れないわー!(いやそれは必要なことなんだけどね、もちろん)
 前から思ってたけど警報・注意報が増えた時も減った時(解除された時)も同じ音っていうのはちょっとややこしいかも。解除で通知が来ること自体は、避難所とかにいた時に「帰れる!」って安心感につながるしいいとは思うんだけれど。「警戒しましょう音」と「ひとまず安心です音」が分けられたらちょっといいかもですね。大手キャリアの災害速報メールは解除時に通知は来ないから、これ、Yahoo!防災速報だけの強みだと思いますし。

 ドコモ系も多分ちゃんと「エリアメール」は機能するんじゃないかな、アプリ消してなければですが。いざという時のために消さないでおきましょうですぞー。あ、web171も忘れずに。

固定リンク / 2015.9.12


怪異TV

 怪談話エピソードで震災引き合いに出すのはずるいぞNHK。いいぞもっとやれ(真顔)。

 ……というわけで(何がだ)。
 幻解! 超常ファイルの時も思ったけど、ホラーとかミステリーとかオカルトとかじゃなくて、社会心理学検証番組になっちゃうのがNHKの真面目さですかねえ。いやいいんだけどねー。
 人間にとってオカルトとか狂気っていうのは、まあ、現実に対する適応手段なんだよな。起きている現象自体をどうのこうの言われがちなんだけど、それを生み出す人間の心の仕組みの方に興味があるっていうのは超判るわー。うん。
 ぶっちゃけ幽霊とか呪いとか、あるかないかなんてどーでもいいのよさ。「体験した人にとって」、存在した(ように感じた)か、そうじゃないか、ってのがこの手の現象の本質なのよね。それ以上でもそれ以下でもないのね。と思っちゃうのよね。

 でもこういう感性って東北に住んでる人間だからなのかなぁ、と震災の後にますます思うことが多くてね。番組の3話に出て来た本もだけど、震災後しばらくは地元新聞が大真面目に心霊現象を連載特集記事で取り上げてたりも。それは真偽を問う姿勢ではなくて、「救い」として必要な営みの一部としてね。恐山のイタコなんかもそういうものだし。マリリン・モンローが津軽弁で喋ってるなんてことをあげつらってニセモノだって言い立てるようなやつは本質を判ってないんだよぉだ(笑)。
 心のケア、っていうのが叫ばれて久しいけど、そこにオカルトや宗教が入り込むことにあんまり抵抗がないのですよね、実は。いやもちろん、単なる金儲けや、信者の人格潰しや、洗脳や、そういう手段を使うような宗教は論外だけれど。人の世界で、長らくグリーフケアの先端を走ってるのは宗教の世界なんだし、そこを無視するのは違う。まあ、色んな意味で、「悪い宗教」が幅を利かせすぎてるから仕方ない部分はあるけど。でも、大災害の後ってそういう澱の奥にある純粋が表面化するものなのだなぁ、なんて思ったり。
 東北って災害も多いし(定期的に大津波で全部持ってかれる土地だし)、冷害もあるし、それだけ、日本の中でも一際「死」に近い土地柄なのかなぁ、なんてぼんやり考えることもあります。死に近い場所はオカルトにも近くなっちゃうものなのかもですね。

 自然科学ではなく、もちろんオカルトでもなく、心理学。そして宗教学(特定の宗教に依らないもの)。「主観を客観化」することでしか読み解けない世界。いわゆる心霊現象とか呪いっていうものは、そういう解釈がしっくり来ます。だからこういう番組、面白いです。funnyの面白いじゃなくてinterestingの方ですけどね。
 山中さんなかなか素敵です。そういう企画だから当然だけど、何処まで脚本通りなんだか全然わかんない。そもそも演技なの!? みたいな。いや演技なんですけどね。判ってますけどさ(笑)。
 きっぱり再放送予定がないのは潔いんだか何かを恐れてるんだか。NHKオンデマンドからもあっさりいなくなるし。まあそのうち思い出したようにしれっと再放送するのかな。NHKとしては怪談枠なのかしらん。

固定リンク / 2015.9.5


通勤ノベルゲーム その25

緋染めの雪

 見つけた途端絶叫。ぎゃああ。
 Child-DreamさんのゲームはPCのシェアウェアだった頃にお金払ってプレイして、ぼろっぼろに泣かされました。昔書いたレビューも一応リンク(「LOST MEMORY」「Creatures」)。
 「人形の傷跡」「ANGEL WHISPER」の2本はAndroidに移植されていて、この2本も私はPCの頃に(お金払って)プレイ済。
 どれもいいっす。外れがないです。本当に。
 15年か。それでも制作が続いているChild-Dreamさんはやっぱり凄いなあ。
 個人的にはレビュー書いた2本も大変に好きなので(特に「Creatures」)、Androidに来ればいいのに。スマホ向けオフラインRPGは受難の時代だから仕方ないのかなあ。

 昔シェアウェアだったゲームは今フリー化を進めていて、Android移植の2本もフリー。ただし、「ANGEL WHISPER」の方は完全にはオフラインゲームではないので(PC版そのままだとすれば、ですが、ゲームを進めるための材料が、このゲームの作者が作ったWebサイト、という設定の外部サイトに置いてあったりするのです。だからそこでネット接続しないとならない)、通勤ノベルなら「人形の傷跡」ですね。
 まあそれはさておき、そんなチームのこのフリーノベル。

 ダブル主人公の物語。
 1人は瞬という青年で、目が覚めると記憶失くしてそばには遺体、雪山の洞窟の中、というえらいシチュエイションから始まります。
 もう1人は真由。ある山で起きた過去の事件についてのメールを受け取り、興味が沸いて取材をしに来たフリー記者。友人の香澄と一緒に瞬を発見して助け、吹雪を避けて山小屋に避難します。
 過去の事件について調べるうち、瞬は何故か何者かに命を狙われているらしいと気づきます。3人は事件の真相に辿り着いて山から無事に下山出来るのか。そんな謎解きミステリーノベル。

 ダブル主人公ゆえ視点のザッピングシステムがあります。1人が何かを調べている間、もう1人に切り替えて追っ手の気を引き時間稼ぎをする、のような進め方が必要になるシーンがあります。
 また、瞬側はとある人から手に入れる猟銃や斧を(脱出ゲームのように)使わなければ進まない箇所もあります。
 真由側はビデオカメラがアイテムとして作用し、必要な情報を録画したり、再生したり(人に見せたり、あるいは単に音を出したり)することで道が開けるようになっています。
 いずれも、ザッピングやアイテムを適切な場所で使わないとバッドエンド一直線。ですが、バッドエンド後にはどうすればいいのかヒントが出ます。あと、ザッピングやアイテムを使うためのメニュー画面を開くタブ(みたいなの)は、必要な時に「だけ」にゅるっと出て来る親切設計なので、逆に言うと、にゅるっと出て来たらそこで立ち止まって何かをすればいい、とも言えます。そこ見落とさない限りは、詰まることはない…かなあ、多分。最後の方はバッドエンド後もノーヒントになっちゃうので、ちょっと難しかったけど。

 難易度は通勤でも行ける程度、ですがある程度の歯ごたえはあります。ボリュームは少なめ。ライト層向けとか書いてるけど、Child-Dreamさん、今時の「ライト層」はこんなんでも余裕で詰まると思います(断言)。もう、そこだけ基準が15年前ですわよ。……と思ってたらアップデートでバッドエンドルート減らしてる(つまり簡単になってる)。やっぱりー(笑)。ちなみに私はそのアップデート来るより前にダウンロードしていたバージョンでクリアしたです。
 サイトの紹介にもありますが、画面は縦、文章も縦書き。文字は流麗な筆文字風書体で、美しいのですが、ぶっちゃけ読みにくい(笑)。でもゲーム進める上で致命的な問題ではない。

 久し振りに堪能しました、Child-Dreamさん。嬉しいのお。通勤中に彼らのゲームが出来る時代が来ようとは。
 「永劫たる振り子」と「Lyrene」はまだやれてない、けど、未だPC版だけなのでやれる時間はなかなか取れそうにない。でもいつかはやりたいなぁ。

固定リンク / 2015.8.29


最近流行のAI、的なもの

 ちょっと思うところあって試してるアプリ2つ。

SENSY

 出て来るファッションアイテムを「好き」「嫌い」と次々左右にスワイブして分類することで好みを学習し、「好き」としたアイテムに似たものを集めて来てくれるようになる、というコンセプトのアプリ。

 以前からちょこちょこ書いてますが、田舎は大きいサイズの洋服に対して極端に冷たいので、普通に会社に着て行けるような無地の白いシャツみたいなものが店頭でそもそも見つからない。今も実は週末ごとに探索はしているものの、既に1ケ月成果がない状態だったりする訳で。
 いや通販に頼ればいいんだけど、通販のサイトやカタログから、そういうアイテムを探している段階で既に疲れるし、いざ届いても着てみたらサイズが合わなくて交換交換交換…のやり取りだし、それはそれで経験するたびにぐったりする。通販で買おうとしたって実際に着られるものが手元に届くまでやっぱり1ケ月とかザラだしね…。
 なので。無地の飾りのついていない白いシャツ、という一点狙いでSENSYさんにかき集めて来てもらったら、少なくとも通販のサイトやカタログから自力で探し回る部分だけでも省力化出来るんじゃないかと思ったのです。

 けど。
 こういう学習型のアプリというのはデータを作るまでが大変、ではあるんだけど、とはいえ、無地の白いシャツ、飾りが何もないやつ! という、(大きいサイズでなければ)当たり前にそこら辺にあるはずものが、そもそもリストに登場してくれない。
 プロフィールでサイズを指定する場所があるので、多分それは考慮して持って来てくれているのだと思うのですが、世の中そんなにデブに白いシャツを着せたくないのかー! と端末ブン投げたくなる(笑)。
 なので、2週間ほど経ちましたが、未だに「好き」側にスワイプ出来たものが1つもない。多分、SENSYたんも内心泣きそうなんじゃないだろうか、何を持って来たら気に入ってくれるのうわぁぁぁぁん! みたいな。マジごめんなさい。

 あれだにゃー、最初に「こういうの持って来て欲しいにゃー」という漠然としたテイストだけでも指定出来るようにならへんやろか。たとえばだけど、ビジネス・カジュアル・ガーリー・スポーティ・ナチュラル・ゴージャス・セクシー・フェミニン・フォーマル、みたいな、超ぼんやり分類でいいんだけど。白い無地シャツ狙いの自分にはさ、オレンジの花柄ワンピとか金のイアリングとか持ってくんなって言いたいんだけどさ。ああ持ってくんなー!!(ひたすら「嫌い」スワイプ)
 レビューの点数の低さから見ても、みんな「初期段階のアンマッチ」で点数が低くなっている気がするのですよね。今時のスマホユーザーは最初の10分でつまんなければあっさり離れてくものだぞ。AIは育てるものだ、という考え方を理解してくれるのは開発側だけだっつのよなー(IT業界あるある)。
 提供するブランド側だって、多少なりとも売れる可能性のある提案が出来た方がいいに決まってるじゃん。っていうか、この状態だと、提携してるブランド側にとっても明確なメリットなさ過ぎてさ。どうやって収益出す気よこのサービス? 私が服屋やってたとして、SENSY通じて売れた! とかサイトのPV上がった! みたいな明確な効果が出るようなものじゃなかったら続けて連携しようと思えないと思うんだけど。でそういう「効果」を出すためには、やっぱりユーザーの嗜好を(ざっくりでいいので)ある程度ヒアリングしてからスタートした方が良くはないかい? とゆーか、人間の店員だったら普通そうするだろ?? どんな服お探しですかーって。

 まあでもちゃんと「機能」するようになったら便利だろうなって期待はあるのよさ。だから使ってみてるんだけどさ。
 好き嫌いの分類がうまく行って「育った」SENSYを公開出来る機能がついているのですが、いずれ、「大きいサイズの人間が仕事にふつーに着て行けるものばっかり持って来るSENSYたん」に育った日が来たら公開するかも知れません。ネット全盛の今ですら自分が困ってるんだから、同じ悩みを持つ人にとって実用的なものになるといいなあ。SENSYたんがんばれ(とひたすら「嫌い」スワイプの日々)。

ハッカドール

 記事に対してホシイ・イラナイを指示してゆくと段々好みを覚えてくれて、興味のあるニュースを探して来てくれるようになる(はずの)キュレーション系ニュースアプリ。記事を読むと溜まるポイント(単位は「ハッカ」)を使ってキャラクターとお喋り(アドベンチャーゲーム)出来るオマケもあります。いわゆるオタク系メディアに大変に強いですので、その辺が見たい人には良いかも。
 こっちもホシイ・イラナイをつらつらと指示し続けてはいます。段々なんとなーくホシイ指示の記事が増えて来てるような気がしないでもないかな、という感じになって来ました。最初の画面ではどうも初期設定間違えた感があって、やっぱり1つも「ホシイ」つけられなくてどうしようと思ったものですが(笑)。

 「あなたの成分を表示」という機能で、アプリ側がなんとなく把握したユーザーの好み(っぽいもの)が出て来ますが、みるみるゲーム成分やアニメ成分が墜落してくのが自分でも意外な面白さだった……あれ、もしかして私ってハード寄りのガジェットオタクになりつつあるのか! と今更気づいたり。いわゆるキュレーションものやコンシェルジュものは色々あるけど、成分表示って発想はちょっと楽しいかも知れず。

 なお、実際はハッカドールたちが集めて来た(という設定の)メイン画面のニュースより、キーワードを登録してヒットしたものを単純に集めて来る「ウォッチリスト」の方がまだまだ実用性があります……今はね。そのうち、もっと育ったら逆転するのかな。ウォッチリストで引っかかって来るのが1日1件未満だったりするから、ハッカドールの提携範囲にはそもそも私が求めてたような記事が少ないのかも知れないけど。
 ちなみにまとめサイトやブログなどはオフにした状態で使ってますが、それでも、ニュース記事と称してライターの個人ブログ化している文章が多いんだなぁとちょっと遠い目になったりする今日この頃です。まあ、今に始まったことじゃないけどなー。そういうの排除して純粋に事実やニュースリリースや商品紹介系のうち、自分が興味あるものだけが拾えることを期待したんだけどねー。

固定リンク / 2015.8.22


MR04LN買ってもーた

 いやね。MR03LNの液晶がひ弱なのはなんとなく存じてましたけどね。やっぱり持ち歩いてただけで割れやがりましたよしょぼん。落としてないのにぃ。保証書どっか行っちゃったし。むう。
 なのでうっかり買っちゃいました。
 某量販店さんは、田舎ですから、普通の大手キャリア携帯コーナーはだいぶ混雑しているのですが、SIMフリー/MVNOコーナーはいつ行っても私しかいない、週末なのに! みたいな状態なので、店員さんにいい加減覚えられてしまった予感がする。最近はそのコーナーにしか直行直帰しないお買い物スタイルだし。にこやかに雑談されてもーた。対応に困った。というかauのシャツ着てSIMフリー売ってて大丈夫なのかお兄さん!?(仕組みはよく知らないんだけど、au側がカネ払って派遣してる訳じゃないのかな、ああいう店員さんって…インセンティブ削られたりしないだろうか…←余計な心配)
 でもまあ、行くたびに格安スマホコーナーが拡大の一途なので、だいぶ世の中の風向きが変わって来てるなぁ、という感じはしますね。客はいないけど。少し前まで、freetelのpriori2の実物を田舎の店頭で触れる日が来るなんて考えもしなかったよ。しみじみ。というか、私がMR03LN買うぞと決意してた時は、そもそもSIMフリーWi-Fiルータ自体、店頭に並んでなかったし(当時はオンラインで注文して取り寄せて買った)。今は03も04も仲良く並んでるよ。

 それはいいとして。デュアルSIM! きゃっほー! 海外行く予定ないけどー!
 でもいざとなったらもう1つSIM挿せるっていうのは心強いですね。何かあった時考えると。店頭でSIMが気軽に買えるようになったし。買ってネットカフェ駆け込んで開通して、みたいなことも出来なくはない訳だし(笑)。
 挿してるのは以前と変わらず、b-mobileの0円SIMです。設定とかで意外と通信するので差し替える時は戦々恐々としてますが、まあ、このくらいは保険です。うん。何もしなくても毎月数百円取られるよりは精神衛生上いいってもんです。つ、通信テスト、か、兼ねて、なんだから、ね…(←b-mobileのマイページ見てしょんぼりするの図)。

 と言う訳で。今日から04を鞄に突っ込む。今度は割れないといいなあ…期待しちゃダメかなぁ…頼みますようNECさん。

固定リンク / 2015.8.15


アイス食べようアイス2015

 どうして2015がついてるのかと言うと去年も書いたからですね。すみません(笑)。

●コットンスノーキャンディ(ミスタードーナツ)

 今年も。まずはチョコ。
 と思ったけど、チョコになるとふわふわ度合が一気に下がるような気がするのは気のせいかなぁ。単なるチョコアイスになっちゃうような。サーティワンのチョコソルベも「……そるべ?」って思わず首が傾いちゃったんだけど(注:ソルベの英語読みは「シャーベット」)、あれだね、チョコっていう素材はシャリシャリとかフワフワとかとあまり相性が良くないのかも知れず。おいしいことはおいしいんだけど。
 そしてしばらく後にグリーンティ…も同じく、ふわふわが足りないのふわふわが! でもおいしいけど。抹茶ミルクかき氷柔らかバージョンみたいな感じでした。
 ちなみに去年に比べて出て来るスピードが超早くなったので逆に困った(覚悟して時間の余裕を持ち過ぎて出かけたので)。

GELATI BRIO

 地元のジェラート屋さんだぞ。リンク先はFacebookだ(独立したドメイン持つ公式サイトはないと思われます)。
 見ると判るけど、なくなると容赦なく時間前でも閉店しますぞ。

 味がですね。ナマナマしいのです(超褒め言葉)。
 最初に食べたのがコーヒー系だったんですけど、じゃりじゃりしてて。コーヒー味のアイスじゃなくてコーヒー豆入ってるアイスって感じで。うん、もうそれで一撃でやられた(いい意味で)。その後もちょくちょく色んなのを試してるけど、作る人が必死で手で削ってるとか絞ってるとか、そういう味がする。チョコチップ1つだって大きさがてんでバラバラだったりしてさ。だから「ナマナマしい」のだ。
 欠点というか、あれですね、お店狭いし、ラインナップもそう多くないので、日によって出てるメニューがあまりに予測不可能で、食べたいと思うものがなかったりするのが当たり前、というところかな。材料手に入ったから作りましたー出しましたーなくなりましたー! っていうやり方なんだと思う(…我ながら凄いバカっぽい紹介だ。スミマセンw)。

 同じものが常に揃ってるって考えてみたら変なんだよな。「工場製」の食べ物に慣らされているとうっかり忘れそうになるけど。だから、行く時は、何が食べたい、と思わないで頭真っ白にして行くことにしています。そういうのもなかなか面白いのです。

●チャンキー・クッキー・フラペチーノ with チョコレート・チップ(スターバックス)

 もう売ってない所が大半だと思いますが。私は出たばっかりの頃に試しに行きました。
 カロリー凄い、っていうことばっかり話題になっちゃってもー。っていうかクッキーにチョコチップにクリームに、って、カロリーの塊としか言いようがないですよ。うん。
 美味しかったけど、久々にスタバで「甘っ!!」っていう方にびっくりする体験をさせていただきました。だからもうアイスに分類! 勝手に!
 前作のチャンキー・クッキー系もそうでしたが、相変わらず店員さんがその場で豪快にクッキー砕いて突っ込んでいたのが印象的です。私の行った店舗だけだったらごめんなさい(笑)。

固定リンク / 2015.8.8


iPod touch 6th ゲットしたよー

 5th買った時に、Apple Storeのお姉さんに予約蹴られたけど某量販店のお姉さんに受けて貰えた経験がありますので、最初から某量販店に予約入れました。
 ……と思ったら、それから3日も経たないうちに「入荷目途ついたYo!」「入荷したYo!」「在庫確保したから1週間以内に金持って来やがれだYo!」と3通立て続けにメール寄越してくれちゃって……いやまあ、タイミングによって機械的に送ってるだけなんだろうけれども。忙しいったらないです(笑)。
 というか、むしろ発売直後の初回入荷分からそのまま割り当てられたぐらいの早さでした。そんなに人気ないのか、と思ったけど、後に店頭で在庫状況見て納得。あれだ、16GBモデル買うような酔狂が私しかいないからだ!(32GB、64GBは絶賛入荷待ちでした) 音楽プレイヤーとして使ってないから、ストレージ容量要らないんだよな私は。

 外装はloopがなくなっただけで5thと変わらないので、5th用の、ケース自体にストラップホールがついているタイプを買って来ました。装着して、ケースのホールにリングストラップ通して使っております。
 CPU速度の上昇が如実に効いていますねー。私はまだほぼWebブラウザくらいしか酷使しておりませんが、5thでは文字入力すら、触ってから文字が画面に出るまで時折数秒待たされる、とか、超基本的な所で感じる遅さが切なくて半分諦め気味でしたが、そういう基礎部分でのストレスがやっとなくなって、だいぶ「当たり前」に使えるようになったイメージ。
 中身のOS(iOS8.4)は5thでも入れていたので、使い勝手は全く変化ないです。大きさ一緒だし。本当にハード側の変化のみ。「早くなった」だけ、って感じ。

 そう言えば、Siriさんに曲を聴かせると曲名教えてくれる機能ですけど、リリースされた最初のバージョンでは、出て来た曲の詳細情報を知るにはShazam入れていないとダメだったのに、iTunes Musicで情報出してくれるようになりましたね。いつの間に? もしかしてApple Musicリリースでのアップデートかしら。たまにしか使ってないのバレバレですわね、ごめんよSiriさん。

 5thも予備機として保管しておきます。iOSにしかないアプリとかやる時、6thの調子が悪い時はまたお世話になろう。うん。

固定リンク / 2015.8.1


通勤ノベルゲーム その24

Past Memory-過去と記憶-

 作品紹介ページ的なものはなさそうなのでリンク先はGooglePlayです。バトロネージ/リレーション/BluePrintsの作者、Infinity-Sさんの初期作品。制作当時は端末自体の解像度がさほどでもなかったためか、最近の作品に比べると字が大きめで読みやすいです。って最初に書くことがそれか(通勤ゲーマーだからね)。でもデュアルコア推奨なのは一緒。ノベル本体よりメニュー操作とか周辺操作が重くてしんどいのもこの頃からなのか…。そんな伝統脈々と受け継がないで欲しいよ、Infinity-Sさん。クアッドコアでも重いよう。

 1本道ノベルゲームです。
 主人公・孝太は小さい頃に一緒によく遊んでいた友人を海難事故で亡くすという悲しい経験を乗り越え、ある夢のために隣県の高校に進学します。
 同じ寮生のクラスメイトたちと出会って友情が生まれたりして(女子が多いのはオヤクソク)。ですが、その中のある1人の女の子は、ひどく過酷な運命を持っていました。
 主人公は不思議な夢でそのことを知ります。女の子を助けて欲しいと懇願する男、男との再会方法を記したメモは、夢から覚めてもまだ彼の手元にあり、自分が何らかの能力を持ち、その少女を助けることが出来るのが自分だけであるらしいと悟ります。
 アプリ紹介にもあるように、彼女は病などのせいではなく、ある理不尽な宿命のために余命が3ケ月しかありません。彼女を救おうとして孝太くんは奔走します。その過程で2人は徐々に惹かれ合って行くことになります。

 最初の1/5くらいは女子3人に囲まれてハーレム展開っぽいですが(笑)、1本道ノベルで最終的には1人の女の子がヒロインとして物語は進んでゆきます。自分でも気づいていなかった能力に目覚めて、理不尽な運命からお姫様を救う物語。ループもの、としても側面もありますかね。ちょっとだけ。
 選択肢はありますが、間違えると即座にバッドエンド。エンディング分岐はなく、ある1つのハッピーエンドに向かって進んでゆく物語。
 ボリュームも割とある方だと思う。ラブストーリーでもあり、ミステリーでもあり、ですね。2人のラブラブぶりは後半になって行くにつれぶっちゃけ読んでる方が恥ずかしくなって来ますけれども(笑)。

固定リンク / 2015.7.25


木曜23時台のEテレが実験枠になってる気がする

 かつてNHKには「番組たまご」だったっけ、そういう「トライアル枠」があって、番組のパイロット版を作って実験する企画があったんですよね。今はもうなくなっちゃったんだけど。「タイムスクープハンター」なんかはそのたまご枠から出て来て大飛躍した例なんだけれど。
 個人的には、民放のような「スポンサー様の御意向」とは無関係にやれるからこそ、という変な番組がいろいろ試せて、見てる方も興味深かった……んだけど、もう今はやらなくなっちゃいましたね。
 一応、「Eテレジャッジ」が今はその枠なのかな。とは言っても元々「青山ワンセグ開発」から来てるから5分番組しかないんだけど。5分で楽しいインパクト勝負の企画と、30分とかちゃんと時間を使って完結する番組とは微妙に色が違いますよね……。

 と思ってたら、以前書いた「額縁をくぐって物語の中へ」の再放送をやっていた木曜23時台のEテレが、短いスパンで番組ころころ変える枠になってて。「デザインの梅干」再放送が来たと思ったら「アルゴリズミ子研究所」の新作が来ててびっくり。前も3回くらいで終わったショートシリーズだったけど、今回も全3回かな。大人のピタゴラスイッチもアルゴリズム押し(?)だったし、NHK的にはアルゴリズムがブームなんだろうか(笑)。

 NHKのスポンサーはまあ受信料払ってる私たちなんだけど、民放の企業CMみたいに、露骨に引っ込めてカネ出さないっていう「脅し」が出来るスポンサーじゃないので、民放ほど怯えないで済むというのは利点です。もちろん節度は持って欲しいですけど、怯えずに「実験」出来る制作陣がもうNHKでしか露出出来ないっていうのはなんだか不健康なような。
 ……そんな危惧はありますけれど、何はともあれ、ちょっとここ最近、テレビのリモコンで番組表ボタンを押した時、木曜23時に何があるかを常に注視するクセがついています。特定の出演者とか、キーワード検索とかじゃなくて、時間帯で注目するって最近なかった感覚。いつまで続くか判りませんが、「番組たまご」の復活と思っておこうと思います、勝手に。

固定リンク / 2015.7.18


初めてのIP電話

 mineo契約するとIP電話のLaLaCallの月額が無料になるので、入れてみました。って言っても月額100円なので大してお得な感じはしませんけどね(笑)。
 待ち受けはしないので発信専用です。
 普段の電話は090の音声回線でやってますが、1度きりで折り返し連絡がほぼ不要なもの、たとえば何かのお店に予約入れるとか、企業のサービス窓口に問い合わせるとか、何か解約するとか、そういう時はIP電話でやってます。
 電話ってやっぱり必要だけれど、緊急連絡先として以外ではほとんどこの手の電話しかないんですよね。プライベートな連絡はもう今やメールやSNSの方が主役なのは私も同じだし。

 使ってみて初めて知ったことがいくつか。
 まず待ち受けしないって選択肢があること自体そもそも知らなかったであります。余計なタスク動かすの極力嫌だったのでちょっと嬉しかったです。
 で、IP電話乗っ取られて国際電話かけられる問題も知りませんで。ただLaLaCallは報道出た時、使わんとこーいう人は設定で国際電話無効にしとったらええねんってお知らせ(※実際は関西弁ではありません)を出すのがえらい早くて、IP電話素人の自分は大変助かりました。はい。

 音質。今まで自分が実際にかけたのは自宅Wi-Fi(光回線)経由でしたので、今の帯域絞られたauの3G音声通話と比べても特に遜色はありませんでした。というか、これからどこの通信会社も3G音声回線は劣化する一方なので、それに比べるとIP電話のデメリットってもうなくなりつつあるかもですね。まあVoLTEとは比べてはいけませんけれども。

 ただ昼休みの激混み時間帯だとそもそもつながらない、て声は前から上がってて、出て来たのがLaLaCallだけをデータ通信上で優先制御するという策。回線とIP電話一緒に提供している会社ならではの速さですねえ。ただ言われないと動かない系ののんびりさは感じるけど(笑)。でも頑張ってる、頑張ろうとしているのが目に見えるのはケイ・オプティコムという会社のなかなか面白いところです。関西の会社だからサービス精神が旺盛なのかな、とか思ってます。勝手に。

 安定性を求めるなら楽天でんわとかのプレフィクス型の音声回線通話の方が上でしょうけれども。ま、音声回線通話で発信する機会が多くなったらその時にまた考え直すことにします。今はLaLaCallでいいかなー。

固定リンク / 2015.7.11


暗殺教室アニメ

 そこで終わるか一期!(笑)
 ……いや、まあ、うん、ちょうど区切りがいいって言えばその通りなんだけどねー。

 アニメ化情報が出始めた頃、監督が岸さんだって見た瞬間に「あー、いい人連れて来たなープロデューサー」とかしみじみ思ってしまって。岸さんは、原作モノやる時は、原作ファンを大きく裏切ることはしない人、というのが私の勝手なイメージだったのです。ご本人が不本意でしたら誠に申し訳ございませんと先に謝っておきますが。
 ただ「原作通りにやる人」だとは思っていないです。その辺のバランス感覚がすごく優れてる人だなと。それだけにダンガンロンパの無理矢理1クール詰め込み加減は、悪い意味での才能の無駄遣いだった、とか今になると思うんだよなぁ…あんな原作プロモーションビデオみたいな使い方ああもう。うー。
 それはそれとして。
 まぁそういう訳で(?)放送前から名前見ただけで相当安堵して見始めた。うん。そして見事に期待通りで大変ありがたいです。やっぱりいい人だ(監督も、監督に任せる決断をしたプロデューサーも)。
 あ、ちなみにBSフジ組でありんす。

 原作元々大好き(それはこの辺りで)なのですが、ぶっちゃけテレビ波に乗るとなるとどうなんだろうという不安はちょっとありました……が、あれですね、殺せんせーの、教師としての有能さ、2割増くらいに盛りましたねえ(笑)。Z会の手腕でしょうかこれ。もちろん、暗殺対象の謎生物が先生としては生徒に好かれてるっていう状況は原作通りって言やーそうなんだけど、それにしても……それにしても……それにしてもやっぱり「なんだこのETVみたいな教育論番組はー!」とか時々思ってしまって。あ、ちなみにそれが悪いとは全く思ってませんよ。それもまたこの物語の面白さの一部でもあるし。でもやっぱり盛り過ぎな気はするけど。
 声優陣。個人的にはVOMICの小野坂さんすっごい好きだったので、福山さんの名前見た時「そういう方向かー」と、残念2割。でも楽しみ8割。だったのですが、蓋開けてみるとちょっと物足りない。もーのーたーりーなーいー(じたばた)。彼の名前みた時は、某グレル・サトクリフとか、某四月一日君尋とか(某の意味なし)、多少エキセントリック方面にはっちゃけてくれることを期待してしまったので。その方面で物足りない感。でもこれは殺せんせーのキャラが優秀(教師として)側に矯正かかっちゃったせいのような気がする。なんかちょっともったいないような気がする。むー。なんか単に「すごくうまい声優さん」にしか聞こえないぞもったいないぞ(←何か誤解している)。

 とりあえず2期楽しみに待ちます。原作ですらまだ回収されてない伏線をあえて外さなかった監督ちょっとえらい(笑)。正直、2期(来年)まで待っても全然回収されそうにないんだけど(原作が)、どうなるんだろう。
 ただ、松井先生(原作者)は、なんて言うか、広げたものを畳まないで終わる人ではないように感じているので(※あくまで個人の感想です)、うん、いつかはきっと。ただ、ここまで来ると、出版社側が終わらせたくないってタダこねそうでそれが不安ねー。どうかあんまり辛くなくこれからもお仕事出来ますように。原作者もアニメスタッフも。

固定リンク / 2015.7.4


<< これより昔の日記 | この後の日記>>
textnerd@mind内検索 by google

カテゴリ一覧

年月一覧

other contents

contact