ワイルドストロベリーで幸せに! |
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学名 |
Fragaria vesca |
英語名 |
Wild strawberry(ワイルドストロベリー) |
フランス語名 |
Fraise de bois(フレーズデボア) |
和名(日本語名) |
蝦夷蛇苺(エゾヘビイチゴ、エゾノヘビイチゴ)、野いちご(野イチゴ、野苺、ノイチゴ)、山イチゴ |
分類 |
バラ科 多年草 |
原産地 |
ヨーロッパ、北アメリカ |
歴史 |
1640年にジョン・パーキンソンは、このハーブ(香草、薬草、植物)について次のように述べています。
「苺から蒸留された水は、精霊の乱れに起因する情欲により」と、200年以上も前から利用されていたようです。 |
特徴 |
バラ科の多年草で、草丈は10〜30cmです。
花も果実もよく香る、野生種本来の好品種です。
四季咲き性で、白い花をつけます。
赤みを帯びた小さく丸い果実をつけ、初夏に採取し、食べることもできます。
葉にも芳香があります。
ランナーによって広がります。
葉も茎も根も果実も利用(使用)できます。
葉、根、果実は、古くから薬用として利用(使用)され、家庭常備薬として愛用されていました。
このハーブ(香草、薬草、植物)は中世紀頃まではあまり利用(使用)されていませんでしたが、ニコラス・カルペッパーは1652年の書物の中でその薬効(効能、効果、効用、作用)を次のように記しています。
「果実は肝臓、血液と脾臓、または胃を冷やす特効薬である。葉及び根も歯が抜けるのを早め、歯茎の炎症に良い」とあります。
最近では研究も進み、食事療法などにも処方されています。
繁殖力が強く、株分けもしやすく、育てやすいハーブ(香草、薬草、植物)です。
親株からランナーが伸びて、すぐに根を張り、発芽するところから、幸せを呼び、家庭円満の象徴とされています。 |
成分 |
フラボノイド、タンニン、粘質物、糖類、サルテル酸メチル、ボルネオール、ミネラル、ビタミンB、C、E等。 |
効能(効果、効用、薬効、作用) |
収斂作用、創傷治癒、利尿作用、緩下作用、強肝、浄化等。
根、葉は、下痢や消化器の不調に穏やかな収斂薬として働き、リュウマチ、痛風、関節炎には浄化作用のある利尿薬として効能(効果、効用、薬効、作用)があります。
果実は、強肝作用があり、胃炎などにも良く、そのまま食用にします。軽い日焼けなどの皮膚の炎症に良いので、果実を潰して外用してみてください!
もちろん、ビタミンB、C、Eも豊富ですので、肌を白くしてくれます。シミ、そばかすにも良いので、美容液などを作ってみてはいかがでしょう。
ストロベリーティー(ハーブティー、ハーブ茶、お茶)としても、メドウスイート(メドゥスイート、メドースイート、セイヨウナツユキソウ、西洋夏雪草)やセントジョーンズワート(セントジョンズワート、セイヨウオトギリソウ、西洋弟切草、西洋オトギリ草)などとよく合うので、暑い時期、食欲不振のときにお試しください!
○葉は、消化器の不調に穏やかな収斂作用があります。また、血液を浄化し、神経を鎮める効能(効果、効用、薬効、作用)があります。
○根は、下痢などに効能(効果、効用、薬効、作用)があります。
○茎は、創傷の治癒に効能(効果、効用、薬効、作用)があります。
○果実は、美肌を作ります。シミ、そばかすなど、美容に良く、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンE、ミネラルを多く含みます。また、緩下作用もあります。 |
使い方(利用法、利用方法、活用法、食べ方) |
果実はワイルドベリージャム(野いちごジャム、野イチゴジャム)に、葉(リーフ)は乾燥させてストロベリーティー(ハーブティー、ハーブ茶、お茶)に利用(使用)します。 |
育て方(栽培方法、管理方法) |
日の当たる水はけのよい肥えた土地を好みます。表土が乾く前に十分水やりをします。追肥は株の周りにマグアンプKを数か月に一度施せば十分です。繁殖は、株分け、這行枝で増やします。四季咲き性で、繁殖力も強く、育てやすいのが特徴です。 |